ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006 1日目 @ 国営ひたちなか海浜公園

ロッキンオン主宰の野外ロックフェス、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006の1日目へ行ってきました。当初は行く予定では全く無かったのですが(選択肢にすら入っていないなんてぐらい)、7月にap bank fesで地元に帰った時に友人が「チケット1枚余っている、行く人はまだ決めていないし行くか迷っている」的なことを言っていたので「んじゃもし行くんであれば僕行くよ〜」なんて言って、結局行くことになったと。8月4日金曜日の1日のみ。このフェスへ行くのは2004年の3日目以来、2度目です。

前日仕事終えたのが遅くなってしまって、渋谷の郵便局でお金おろしたりしていたら帰る時間が遅くなってしまい。眠ったのが3時過ぎ。当初は出来れば6時50分とかの電車で吉祥寺を出て常磐線普通列車で勝田まで…と言う気持ちでいたのですが、起きたのがそれぐらいの時間。それでも睡眠時間は長くなかったから眠かったけど、今回は友人がチケットを持っていて、当日渡してもらう感じで。友人がトップバッターのウルフルズが結構重要で「10時には勝田に着くから」ってことだったので、遅れることは許されない。その為には7時48分の中央線に乗らなければならないのだけれど、上記の起床時間ではこれすら結構ギリギリ。

今回は全く準備せず眠ってしまったので、本当に超急ぎで焦って準備をして駅までも自転車で有料の駐輪場止めて。電車が遅延しないかハラハラしつつ、神田では3分、上野では4分の乗換も何とかこなし、8時半のフレッシュひたちにギリッギリ間に合う。駐輪代掛かるわ、特急代掛かるわで…早起きは三文の得とはこういうことだなあ。特急は座席に座れずに、通路の…ドアの手前に荷物を置いてそこに寄り掛かって座っていた。土浦以降はあんまり記憶が無く、座りながら眠っていたようだ(乗車口も全部たまたま反対側だったようだ)。

9時57分、眠い目をこすって勝田駅到着。友人と合流し、シャトルバスで会場まで。前回来た時は何かもう全然開演には間に合わないや〜って時間だったからかシャトルバスもすぐに乗れたんだけれど、今回は結構並びました。30分ぐらいは並んだのかな。今日はもうこの時点から物凄い暑くて…。この時点でもう結構焼けてしまったんじゃないかなあ。バスで15分程で会場着。友人は急いでGLASS STAGEのウルフルズへ。僕は荷物を預かって、とりあえず入り口からすぐのLAKE STAGEのRhymester。到着からいきなりゲストでScoobie Doが登場!

最初はコヤマシュウ以外の3人が登場し、3人の演奏でRhymesterが自分たちの曲をやるような感じ。2曲ぐらいやった後、コヤマシュウが登場し"やっぱり音楽は素晴らしい"。Scoobie Doのバージョンとは楽曲の展開と歌詞が違った。宇多丸Mummy-Dが「このバンドがROCK IN JAPANにまだ出たことがないと言うのがおかしいと思って今回自分達が呼びました、Scoobie Do!」みたいな紹介をしていたんだけれど、本当にそう(出ていないのがおかしい)だよな〜。他のフェスだってそうだ。本当になんでだろう?まぁRhymesterのステージだからか、コヤマシュウはいつもより大人しかったと思うけど(笑)

7人でもう1曲、Rhymesterの曲?の「Scoobie Do Version!」と言うのをやってました。Rhymesterはこれで終わり。その後、Sound Of ForestのDEPAPEPEの音を聴きながらGLASS STAGE方面へ。今回はさほど動き回るつもりもなくゆっくり過ごそうと思って、せっかくあるものだしテントを持ってきた。暑くて日陰に張りたかったからテントの森にしようかと思ったんだけど…GLASS STAGE方面の方が見たい(聴きたい)アーティストも多いなあと思っていたから、GLASS STAGEの後方のテントゾーンに張りました。

日陰じゃなく直射日光の当たる場所でビジョンが見える位置だったので、荷物置場ぐらいにしか出来なかったけど。日陰の後ろの方(何も見えない)に張っても荷物置場になったんだから、どっちでも良かったと言えばどちらでもいいのか。しっかしすっかり一人でテントを張って片付けてーってのにも慣れてきてしまったな(笑)テント張りながらウルフルズの"サムライソウル" "バカサバイバー" "ええねん" "バンザイ" "いい女"を聴く。"いい女"でウルフルズは終わり。

ウルフルズの後、友人と合流しテントの場所を案内。僕のテントは一人用だから複数人で中に座るには結構無理があり、結局これは主に鍵付きの荷物置場として使用し、主に後ろの方の白いテントでくつろいでいた。ウルフルズの後は僕はDJ OZMAを見に前の方へ。まだ結構スペースがあったから、スタンディングエリアの結構前の方(でも横の方のスペースがあるところだけど)まで行きました。最初のビールが半分ぐらい泡。それにしてもとにかく暑い!

DJ OZMAは元々見るつもりで居て、それは今回見ないともう見る機会は無いと思っていたから。ちゃんとPV見て予習までして(笑)"アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士"でもああいうフリを少ししつつ踊って、"純情〜スンジョン"もタオルマフラーをブンブン振り回しました。ああそうだ、今回もジュビロのユニを持っていたのですが、キャリーカートに括り付けておいたらどっかで解けたらしく、落としてしまって…。会場までの普段着として先週買った2006年のフジロックTシャツを着ていたので、DJ OZMAでも勿論そのTシャツで踊っていた。

DJ OZMA(その他の歌、ダンスのメンバー含め)に関しては本当によく出来たキャラだなあ、と。MCも普通にあははははって笑えるキャラで、一番今回楽しんだのはDJ OZMAかもしれないなー(笑)今回はCDに入っていない新曲も数曲やっていたのですが(アルバム出るのか?)、90年代前半のディスコ・ポップと言う方向性で統一されていて、微熱DANJIで出来なかった部分をDJ OZMAとして表現しているのかな、とか考えたりしつつ。

2曲目に"アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士"、6曲目ぐらいに"スンジョン"を披露した以外は皆も全部知らない曲なのだけれど(あ、C/Wの曲はあったと思うけど)、最後と言って"DISCO KING"と言う曲を披露したかと思うと、最後の最後にもう一回"アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士"。La'sの"There She Goes"じゃないんだから(笑)一番盛り上がる曲だから全然アリだけれどね。知らない曲でも振り付けが分かり易かったから皆乗りやすいと言えばそうだったかもしれない。

僕は"スンジョン"が終わったところで場を離れ、お腹が空いたのでHUNGRY FIELDへ。森の中をぶらぶら歩いていると後ろから「○○ちゃ〜ん」の呼び声。ハッと後ろを振り返ると、会社の方!フジの時にも僕を発見してくださった方で、2名でごくつろぎ中でした。今週もか、と言う感じで…本当にこの人にはよく発見される(会社の人とこういう場で会えるのは嬉しいけど)。「どのバンドの時に○○ちゃんも居るかな、なんて話していたらふらふらっと見たことある人が来たから(笑)」とか。

雑談した後、二人はKREVAへ。僕は飯を買って友人と一緒にくつろいだ後(KREVAは"国民的行事" "今夜はブギーバック" "一人じゃないのよ (feat. SONOMI)"などをやっていました。やっぱりこの間のap bank fesとは全然違ったねー)、DJ BOOTHの超新塾ザブングルを見る。超新塾昨年のサマソニの時も見ているし書いていたかもしれないけれど、結構好きなのです。2年前のRIJFでもお笑いのライブを見ているのですが、別にお笑い好きってわけではなくて…こういう機会じゃないとお笑いのライブって見ないからと言うのがある。

超新塾新塾マンモスが途中ポカリスウェットの一気飲みをし、その紙コップを客席に投げて…それが正に僕の目の前に飛んできて。つい、直接キャッチしてしまった(落とさなかった)。こういうの、初めて取ったんだけど……あまり嬉しくなく微妙な気分(笑)まあそういうこともありつつ、お笑いライブは普通に堪能。そう言えば始まる前に少しTAICHI MASTERも見たんだ。ダイノジも少し見た。友人は15時からはGLASSに残りm-flo、僕はbonobosに備えてLAKE STAGE方面へ。

さて落としたジュビロのレプリカユニですが、もうほぼ諦めていて(古いやつだし、新しいの買うきっかけにすればいいかなーとか)。「落としたんですよ〜」なんて会社の人と話したら「インフォメーションで落し物について聞けば?」と言われて、一応確認しようかなと思って。一旦入り口まで戻り、インフォメーションのところで落し物を見せてもらうと…ああ!あった!ネスレと胸に刻まれた水色のシャツが!(笑)嬉しいー。助かった。bonobos前にこれに着替える(これがいいのか悪いのか)。

あまりに暑いのでお昼過ぎからアイスクリーム食べたり飲み物がぶがぶ飲んだりしてたら、bonobos前に飲んでいたカシスビールでちょっと気持ち悪くなり。大丈夫かなあとちょっと思ってたのですが、bonobosが始まったら忘れました。コジロウ側の前の横の方のスペースがあるところで見ていた。15時50分、bonobos開始。昨年は7度見たbonobosもまだ今年ようやく2度目。5月のRock On The Rock'06以来。"衛星" "Sunshine In The New Life" "Standing There" "Beautiful" "光のブルース" "Thank You For The Music"のはず。7曲やった記憶もなくもない…("Beautiful"と"光のブルース"の間)。

噂には聞いていた新曲"Standing There"ですが、超良い曲じゃないですか!個人的には最初"Thank You For The Music"をライブで聴いた時と同じような感覚で…シングルになるのかな?でも同じしっとり系のシングルでも"Beautiful"より全然良い曲だと個人的には感じたし…"Thank You For The Music"以前、以後ともまた違う、正統派ダブポップのバラードであり好き嫌いは出るかもしれないけど、でも良い曲には変わりが無いと思う。

今回"Thank You〜"以外は全部今年発表の曲。新しく出来てきている楽曲に自信を持っていると言うことなんだろうし、実際"Sunshine〜"なんて今回初めてまともに聴いたぐらいだった(笑。アルバムちゃんと聴いてなかった)んだけど、なんてかっこいいんだって思ったし。やはりbonobosのライブはかっこいいし、素晴らしい。まぁ勿論最後の"Thank You For The Music"のフリはやっぱ嫌だなあって思っちゃってすぐステージから離れたんだけど(笑)

なんでせっかくここまで今年発表の曲で固めてるのに、最後の最後に予定調和のこの楽曲なのだ、とか。この楽曲だけ目当ての人がそら来たと言うかのように前へ走り出す(これ、物凄い数だった)。"Standing There"がもしこの曲より評価が得られないのなら、こういう人たちの人気を得られないのなら、結局この辺の人たちも自分の意思として「音楽が好き」と言うよりは、皆が良いと言っているものを良いと思い込んでいるだけだよー!とか言ってみる(笑)

でもステージが見えない位置で寝転がりながら聴いた"Thank You For The Music"はここ最近の中で個人的には一番よく聴こえて、この曲の今後の楽しみ方はこれだなと思った。Sound Of Forestの入口の近くの芝生の斜面で…結局このまま30分ぐらい眠っていたんじゃないかな。気持ちよかった。この後WING TENTを少し見に行って(構造だけ。Comeback My Daughtersで入場規制掛かってたのだから狭いのかな。)、GLASS STAGE方面へ戻る。

最初はHIFANAを見たいなって思っていたんだけれど、一度テントに戻ったらまた少し眠り込んでしまった。Dragon Ashを聴きながら。あ、その前にDragon Ashも一度スタンディングゾーンまで行った。98年に"陽はまたのぼり〜"で知って、今回初Dragon Ash。僕ももう8歳も年を取ったんだなあ。"Life Goes On" "Ivory" "Fantasista"などをやっていて、最後"Viva La Revolution"だったかな?"Viva La〜"のイントロが鳴った瞬間―――何か、あの頃聴いていた楽曲が実際生で鳴ると、ついつい感動してしまうなあ。って思ったよ。画像はDAの時にGLASS STAGEに向けて撮ったもの。手の紙コップは超新塾の時にキャッチしたもの。一応記念撮影と言うことで…。手首には今年も各フェスのリストバンドが(笑)

Dragon Ashが終わってから、暗くなる前にテントの撤収。手馴れたものですよ。今回必要だったかどうかは微妙かも。クロークに預ければよかったのか、どうなのか…。さて、友人はくるりを前で見たいと言っていたので、片付けた後は友人の荷物も持ってシートゾーンへ。くるりの登場はap bank fesと同じで、"モルダウ"に合わせて、黒いマントで。"?"(知ってる曲ではあった。なんだっけなー) "東京" "ロックンロール" "ベランダ" "ばらの花" "ナイトライダー" "Ring! Ring! Ring!" "ワンダーフォーゲル" "虹" "街"。

ap bank fesで披露した5曲は今回も全部やっていました。最後のMCで岸田が「風邪をひいてしまいまして、医者からシャウトはやめた方がいいと言われましたので、しっとりとしたバラードを歌います」なんて言って"虹"をやったんだけれど、その次が"街"。思いっきりシャウトするじゃん(笑)声が出ないのがもどかしかったのか、そういうテンションだったのか、この楽曲での岸田のパフォーマンスには鬼気迫るものがあって物凄くかっこよかった。最後ギターを投げ捨てて、「この街は僕のもの」と叫び、終わり。アンコールはどうだろうと思ったが、大きな花火が続けて上がり、きれいだなあーと思いいい感じに終演。

RIJFも会場は携帯が繋がりにくく、最後友人とはDJ BOOTHのステージ裏で待ち合わせる。友人が来るの遅いなあと思ってたら「くるりは5列目まで行った」とのこと。すごー。20時に終演し、バス乗るまでが30分、駅到着までが30分(帰りは混んでいたのか結構遅れていた)と言う感じで21時頃に駅到着。早く座りたかった為21時14分の各駅停車土浦行きで勝田を出て、土浦でこの後すぐに来たフレッシュひたちに乗換。上野、東京で乗換えて吉祥寺到着は24時頃。僕はまだ案外余裕だったのですが、普段車で歩かない友人は相当お疲れの模様でした。

当初は友人はそのまま新幹線で帰るとか言っていたのですが、再度調べ直したらくるりを最後まで見てそれと言うのは無理っぽいと分かったのか、僕の部屋に泊まることにしたそう。今日急いで準備し部屋を出たが為に部屋がぐっちゃぐちゃ。帰ってから片付け。日本代表のメンツを見たり、天気予報を改めて見てみたり…35度も出ていたのか、どうりで暑かったわけだ。2時頃就寝。

「2週続けて野外フェス行ってさ、やっぱ野外フェスってかわいい子多いと改めて思ったわ。客層は違うしファッションも違うけど、どっちも良い」なんて会話をしていたら、友人が「でも肩毛処理してない子がすっげえ多くて。かわいい子が肩毛ボーボーなのに肩晒してる子が多くて複雑だった」なんてことを言っていた。って言うか、肩毛ってなんだ(笑)よく見ているなあ。猛暑ながらゴミはやはり少なく、緑が多くて過ごし易かったし。それなりに日陰もあるしね。

やはりフェス慣れしていない人には過ごし易いフェスだと思うので、アクセスがもうちょっと良ければ(西側ならば)、他の友人もこのフェスに誘ってみたいところだが。フジと違い雨の心配もしていなかったので今回は普通にスニーカー。バスの並びは今回長かったな。遅れて行った前と違って時間が時間だったので仕方ないんだろうけど、ap bank fesのシャトルバスの流れが非常に良かったので…シャトルバスの並びって意外と改善されない部分なんだけど、2度目のap bankがあっさり改善してきていただけに、何でだろう?とちょっと今回思った。フジも同様。

あと今回思ったのは、RIJFはROCK IN JAPAN自体(新しいのも古いのも)やそれ絡み(CDJ)のTシャツを着ている人がものっすごく多い(あとは出るアーティスト)。前回はもうちょっとバリエーションがあった気がするんだけど…。他のフェス、出そうにもないアーティスト、面白いTシャツとか、そういうのを着ている人が全然居なかったと思う。あとは仲間で同じTシャツを着た人たちも多く、やっぱ皆と同じで居たい人が比較的このフェスには多いのかなあ。そういうところが、僕はフジの方が性に合うと思う部分かな?

さて、今回会場で知り合いに3日券のチケットを急遽譲って頂きました。「こっちも急遽手に入ったんだけど、もう売りたくても売れないし…」ってことで。そもそもメンツを見直すと、2日目3日目の方が好きだなあと思っていたので…うわー、行きたい。行きたいけど土曜は体力無くて無理。日曜どうするか考え中。続くかどうか。とか書いていましたが、結局日曜は行きませんでした。日曜日も猛暑。体力的に無理だと判断。もう少し涼しいかまたは曽我部恵一BANDグループ魂がもう少し時間が後ろならば良かったんだけど…。今年のRIJFはこんな感じでした。来週はサマソニです。フジロックの話も書かないとなー。それではまた。