ガーデン・シティ・ライフ・ログ

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FIFAクラブワールドカップ オークランド・シティー-全北現代

クラブワールドカップ(CWC)の5位決定戦、オークランド・シティーFC(オセアニア代表/ニュージーランド)-全北現代モーターズ(アジア代表/韓国)@国立霞ヶ丘競技場へ行ってきました。2年連続で5位決定戦観戦。チケット代安い、国立開催でFIFA公式の試合が見れるだけで十分価値が僕の中ではある。カズの居た去年の5位決定戦と比べると話題性に欠けるけど、それでも1回戦と同じように意外と入っていて、カテ4は結構な入りだった。23,000人はそれでもちょっと多い気はするけど…まぁ18,500人ぐらいかな(笑)

今回は金券屋でカテ4を1,600円とかそれぐらいで買ってあったんだけれど、日が近付いたらカテ2で1,000円とかがあったんだよね。もっと待っても良かったかな。どうせ来年以降も無料招待とか結構あるんだろうし…。なんか、オークランドが格下と言うのが分かっているからこの間と比べて「行くぞー!」ってテンションでもなく、普通に会社出るのが遅くなってたので後半から。チケットあったからとりあえず行こう、と言う感覚(試合終わってまた仕事に戻ったけど)。

今日はホーム側のゴール裏(27入口)。試合は(前半は会社でワンセグ携帯横に置いて見ていたけれど)既に2-0で全北がリード。この間はクラブアメリカに力の差を見せ付けられていた全北が今日は圧倒的に主導権を握る展開。まぁ、これぐらいはやるだろうと思っていたし…PKで1点追加して3-0となりこれが最終スコアとなったけれど、もっと差がついてもおかしくなかった力の差があったと思う。

今日のこの試合で引退を表明している岩本輝雄が準備する模様がスクリーンに映り出した辺りから、会場が沸き上がり始める。テルが登場してからは、もう一気にオークランドのホーム(笑)僕も出来れば活躍してほしいなあって思ってたから、惜しいシュートとかには「うおお」って思ったけど。でもまさか、こんなテルファンが居るとは…いや、別にテルファンじゃないと思うんだけど(笑)

昨年のカズはさすがに特別だと思ったけど(そういえば昨年はカテ3の席割がおかしかったんだっけ。昨年と比べると、今年はゴール裏はほぼ全部カテ4だったし、違和感の無い入りだったと思う)、テルでもこれだけの歓声が上がるもんなんだなー。この間の1回戦でこれだけまとまった歓声が上がることはなかったから、それと比べて「日本人が居るだけでこんな雰囲気が違うものか」と。

歓声が完全にオークランドについていたので、全北にとってはすごいアウェーの雰囲気だったと思うんだけれど(PKの時とかもブーイング起こっていたし)、4年前ならともかく今や今年のこの大会に向けてはそんな嫌韓のようなものはなかったと思うので、その辺はあんまり後ろ向きに受取ってほしくないな、と思った。別に全北にテルが居たとしてもこういう雰囲気だっただろうしね。そういう意味では、来年以降会場を自分達のホームにしたければ、積極的に日本人選手を補強しに行くべきではないかな…そんな大会もどうかと思うけど(笑)

いやでも日本人選手が出る/出ないだけでこんな違うのはねえ、面白かった。でもこういう大会戦うのって面白いんじゃないかなって思うんだよね。5位決定戦でも、オセアニア代表からしてみればアジア代表って決して弱い相手じゃなかっただろうし。名波とか俊哉とかにちょっとチャレンジして欲しい。ベストはJのクラブが出てくることだとは思うんだけれど…。全北は今日の相手じゃ評価が難しいな。試合内容にはJ1上位とJFL上位の違いぐらいはあったんじゃないか。

テルも…翌日のスポーツ新聞なんかでは「結構やれた」みたいに書かれていた気がするけれど、まぁ正直そんなことなかったと思う。スポナビで宇都宮さんが書いていた通りなんだけれど、積極的に前線から守備も出来ないし、スペースに走り込んだり作れるわけでもないし、キープ出来るわけでもない。

惜しいシュートは一つあったけれど、プレースキックは威力・精度共にさほど…やはり仙台時代には程遠いものがあったのではないかな。もう一つぐらい惜しいシーンがあったら、と思いながら見ていたけれどそれは叶わず。しっかし、オークランドは中国、韓国クラブもまっつぁおのハードタックルの応酬。これがちょっと相手が日本クラブだと思うとちょっとゾッとするぐらい。

でもオークランドもここに出てくるようなチームなのだから、向こうの大会ではギリギリの部分で競り勝って来ていると思うんだよね。だからギリギリのプレーになるが、このレベルでは届かない。やはりレベルの違いがそのまま結果に出てしまっているところが、(オーストラリアの抜けた)オセアニア枠って難しくなってくるなと感じた。そもそも5・6位決定戦の意義自体がどうなのよ、って部分はあるんだけれど、1試合で帰すのも勿体無いし。思い出作りの意味はあると思うんだよね。

開催国枠はきっと設けるんだろうけど、7チームはバランスが悪い。かと言って(前年度優勝チーム辺りを加えて)8チームで欧州クラブに1回戦から参加を促すのも、向こうは嫌がると思う。となると、今と同じで6チームで…アジア・オセアニア枠は1つにしてしまって(プレーオフやらせる)、開催国枠を1つ加えて6チーム。ってのがいいのかなとか勝手に妄想。(これ書いてるのが日曜なので→)それでも3・4位決定戦は見応えあったし、レベル的にもすごい近いものがあって面白かったと思う。日本(東アジア)のクラブはまず世界3位を目指せるように…。