ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

bonobos @ 渋谷AX

ボノボの今年最後のワンマン、「いま、そこにいくよくるよツアー」の東京公演へ行って来ました。ボノボ見るのは今年5度目かな?9月のScoobie Doのイベントの時以来。おそらくもう僕の人生史上一番多くライブを見ているボノボだと思うけれど、12度目?のうち、ワンマンは昨年の1月名古屋、7月名古屋に次いでまだ3度目でそれ以来(今年初!)。東京へ来てからリキッドと野音が見れなかったからね…。ついでに言うと、会場のSHIBUYA-AXも何気に昨年東京へ来て以降では初めて。トータルでは何度か来ていたハコなだけにちょっと意外(あとちょくちょく通り掛っているから)。昨年3月の(ボノボが半ば目当てだった)Japan Circuit以来かな。

今回のライヴは取材枠として行かさせて頂きました。つっても元々チケット買ってあったのだけれど、「書きたいからそちらの枠で!チケットは誰かに譲ります」なんつって。ま、結局譲れなかったので(一応友人に打診はしてたが、最終的に×)、一枚無駄になっちゃったんだけどね。100円とかでヤフオクに出そうかと思ってたけどなんかすっかり忘れていたな。元々は会社の他の人が行く予定だったようなのだけれど、その人が他の仕事入っていたとか、僕がボノボ大好きってのを結構アピールしていたので(笑)、行かせてもらうことに。

いつもの如く会社からチャリを(ギリギリだったので必死になって)漕いで、代々木公園方面より19時05分ぐらいには到着。「間もなく開演になりまーす!」の声を聴きながらとりあえず飲み物だけ買って、フロアへ。右側の入り口から入ってちょっと後ろに行ったようなそんな位置。程無くして客電が落ちて開演。なんかカーテンが閉まってる?と思っていたけれど、なんか公式サイトのトップページのFLASHを思わせる(?)登場の仕方でした。ポーズ決めてて。それにしても松井氏の前髪が…。以下、今日が最終日なのでセットリスト。(って、「今日」とか言ってもこの文章を書いてるのはもう月も変わって1月だったりするのだけれど。)

01. Massive Flood
02. 未来は明るい
03. 運命の人
04. あの言葉、あの光
05. Asian Lullaby
06. 衛星
07. on and on
08. Hover Hover
09. Floating
10. 優しい重力
11. Standing There〜いま、そこに行くよ〜
12. もうじき冬が来る
13. ライフ
14. 光のブルース
15. Thank You For The Music

[Encole]
16. Beautiful
17. 愛してるぜ
18. Mighty Shine, Mighty Rhythm

このイントロは、って思ってたら1曲目が"Massive Flood"でビックリ。これライヴで聴くのって昨年1月に初めて見た時以来かな?一気にもっていかれたように思ったし、これかっこいいんだからもっとライヴでやってほしいなぁ。"運命の人"で会場は一気にボノボワールドへ。といった感じだったと思う。"あの言葉〜"が序盤に披露されたのは意外。"Asian Lullaby"はアレンジがCDや"電子行脚"で披露されたのとは全然違って、生音でサンバアレンジという感じ。驚き。

何かのMCの時に2階席に居た子供が「なっちゃーん」って言ってて、なんか良い雰囲気。MC系は思い出すの面倒なので省略。でも結構長いよね(笑)喋るのあんまり得意そうではないんだけど。蔡くんが何か喋って、振られたコジロウが流すスタイルは徐々に確立されてきているのか。辻さんは良いキャラだし、あとなんか一度なっちゃんが振られたシーンで、かわいかったのが印象的。

中盤。"衛星"は相変わらず凶暴。"Hover Hover"が久々に聴けたのが嬉しく、"Hover Hover"〜"Floating"の夜をイメージさせる感じもよかったのですが、でも最初の頃あれだけライヴで演ってほしかった"Hover Hover"は…もうあんまりいいかも、と思った。なんつーかね、Fishmansなんだよね(笑)だから僕が最初bonobos見た時も「Polarisよりもbonobosの方がFishmansっぽい(から良い)」的なことを書いていたと思うんだけれど、この1年半で完全にbonobosbonobosの音とスタイルを確立して来ているわけなので、なんかあんまり…影響をはっきりと感じさせる音の曲はやらなくていいのかもなあ、って思った。かっこいいんだけど。

"Standing There"は…僕は本編最後にやって欲しいと思っていた(それに相応しい曲だと思うし、今回はそのツアーなわけだし)ので、ここで演奏されたのはちょっと残念だったかなー。頭上にきらきら輝くミラーボールはきれいだったけれども。そうだ、でもまあ「Standing Thereのツアー」って言っても、その1曲だけでC/Wも無いわけだから、多分色んな曲、意外な曲もやるんじゃないかなとは思っていた。だから実際今回のライヴは色んな曲聴けてすごいよかったです。

「最初なんて10人ぐらいしか入らんようなとこで演奏してたのに、1,500人も入るところで演奏させてもらって、本当にありがとうございます」とか、車での遠征の話とか、昔話をした後"もうじき冬が来る"。これもライヴでは結構久々に聴いたような気がするなー。そして"ライフ"で盛り上がり、"光のブルース"で更に盛り上がり、"Thank You For The Music"で終了。隣の大学生ぐらいの男の子が「やっぱこの曲が最後かよ」的なことを言っていたのを聞き逃さず(笑)んー、やっぱ今回ぐらい"Standing There"最後が良かったかなあ。

本編終わる時に「またすぐ戻ります」って蔡くんが言ってて笑った。アンコールもまぁシングルと盛り上がる曲とやってくれたので、良かったと思います。"Mighty〜"の時、今回も辻松井の二人によって生声の「なーなー」やってたけど、屋内ってこともあって野音の時よりも良い感じに響き渡っていたのではないか。最後グッズとして売られているパーカーまで投げ込んでいた蔡くん。太っ腹。うーんなんか他にも色々あったけれどライヴはそんな感じ。やっぱボノボのライヴは楽しいし、本当に良いバンドだなって、「見ていて」そう感じさせてくれる!

…という感じで今回は普通に存分にライヴを楽しんでしまった(笑)ので、翌日取材分としての文章を書く時に、なかなかまとまらなくって無駄に時間を食ってしまった。ちゃんと書き終えたものの、ボリュームとまとまりのバランスはあまりよくなかったかも…。構成はある程度考えておくとか、見ながらある程度考えながら見ないと、いざ書く時に書きたいことがあり過ぎたり、大事な部分を思い出せなかったり、文章がまとまらなくって苦しむなって思った。

夏以降これで10本目ぐらい…これで今年最後は最後かな、書かさせて頂いたのだけれど、とても勉強・良い経験になりましたし、もっと良くなっていければなーと。来年もまた機会があれば。でも、「自分にとってそれが楽しいだけじゃなく」とか思ったんだけれど、でもやっぱ、その会場の楽しい雰囲気を分かり易くダイレクトに伝わるような文章を書けたら一番良いと僕は思ってるんだろうな。僕は文章は作品としては書けないから。そんな文才は無い(笑)

ライヴ後。今回入場(関係者入口)時に「ライヴ終了後に簡単な打上げがございますので、お時間許すようであれば是非残ってくださればと」的なことを言われていたので…せっかくの機会なので残りました。打上げって言われ方なので今までとはちょっと違うのかな。まぁでもミキちゃんの時程浮き足立つ状況にはならないだろう。とか考えたりして。待っていると、隣にスクービーのMOBYさんが居てビックリ(←多分、こういう驚き方が素人さんなんだよ(笑))。会社で同じ部署だった人が同級生で一緒にバンドをやっていたらしいので、それをカードとして話し掛けようと思ったんだけれど…タイミング逃して話せなかった…。残念。

でもなんだろうやっぱ一人で右も左もあんまりわからない状況で待つのはドキドキした(笑)やー、やっぱ場違いかなー。知り合いとか居ないしなー。とか(多分、以前お会いしたことがある方とか居たとは思うんですが、やっぱそういう繋がりが強いわけじゃないし…)。待ってたところは、AXのいつものロビー。そこにテーブル置いて、紙コップで一杯もらって、みたいな感じでした。PotshotのラストライヴのDVDで見た時のあの光景みたいな感じ。うわーすごい。

暫く待って、メンバーが表れて、メンバーの挨拶と関係者の重要な方の挨拶などと乾杯がありました。その場に居られただけで、「すげぇなぁ」っていう達成感もあったし、大人しく帰る…という選択肢も大きかったんだけれど、でももうこういう機会はもう無い可能性が存分に高い!ってことで、もうちょっと残って。メンバーが皆さんに挨拶させて頂くので…って言って動き始めたので、近くに来て目があった辻さんと、あとは蔡さんとも話をさせて頂きました。

とりあえずなんか「普通にファンでした」的なことを言っていたんだけれど(笑)辻さん良い人過ぎる。微妙に話し込んでしまった(ごめんなさい)。以前、ここに辻さんがコメントしてきてくれたことがあるのだけれど、そのこととかなんか色々。乾杯も何度かしてしまうような。蔡さんはやっぱ浜松でラジオやってた(その頃僕も浜松に居た)わけだから、話さないまま帰れないだろうと思って(笑)握手してもらいました(←やっぱ普通にファンですね…)。

…あとは…なっちゃんも目があったんですが、なんか…逸らしてしまった…(笑)その後はタイミングと場所が合わなくてねー。話せなかった。ひーとみーそらーさなーいでー。少々後悔…けど仕方なし。心の準備が…(笑)あ、でもなっちゃんってこんな背が高いんだ。って思った(笑。僕より全然高かった)この間のミキちゃんとは逆な感じだ。なんかそんな感じで、一本締めまでして、コップ返して会場を出る。

帰りながら思ったのは、「何かいいことないかなあ」ってっつったって、何かいいことなくても、それも余りあるぐらい、有り得なかったはずの出来事、場所、人と話す機会があるんだった。と。今のこの会社に入って丁度1年弱。「この場に来ていながら、どれかと言うと普通の素人さんなんですが…(笑)」と言ったりしていたりもしたんだけれど…でもその通り、普通にただただ好きであった人たちに、こういう場所で話すことが出来るなんて…今年は本当に夢のような出来事と言っても過言ではないことが、幾つもあったんじゃないかと思うし、それで十分過ぎるぐらいではないかな。本当にありがとうございました。としか言えないよなぁ。いやほんとうに。色んな方々に感謝しなければ。ありがとうございました!