ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

Summer Sonic'07 2日目 @ 千葉マリンスタジアムとか幕張メッセの辺り

金曜のフットサルによる筋肉痛なのか、慣れない砂浜を歩いたせいなのか。足の張りが日曜になって来た。目覚めるのは早かったんだけれどそんなこんなで身体が重かったため部屋を出るのは遅くなり昨日と同じぐらい。トライセラどころかAPOGEEにも間に合わなかったサマソニ2日目。この日も結局誰とも会えなかったんだけれど(連絡取っていた人とも)、誰かと会えるとしたらさほど多くの人が集まらなさそう(でも僕の知っている人は好きそう)なAPOGEEだったのかなと言う気がする。なのでやっぱ間に合わなかったのは残念。

昨日に引き続き今日もチケット無しなのでタダで見れるステージのみ。駅からの道もそんなにチケット譲って下さいな人が居なかったな。今日も暑い(朝は昨日よりはマシかなぁと思ったんだけれどね)。Beach StageでKahimi Karie、River Side Gardenで高田漣おおはた雄一を見る。カヒミは以前菊地成孔クインテット・ライヴ・ダブを見た時以来、2年ぶりぐらいおおはた雄一5月に見て以来です。カヒミ、MCでDCPRGの名前出してなかった?聞き間違いかなぁ。

昨日と比べると、意味無く?Beachへ流れる人が多かった気がするなぁ。皆そんなカヒミ見たいわけでもなかったように思えたのは、来てすぐ出て行っちゃっうから。思わず流れに乗ってしまったんだろうか。Sea Side Villageも昨日と比べると集まっている人がかなり多かったような気がするし、全体的に今日の方が昨日と比べて人の動きが多い気がした。マリン/メッセ間を移動する人数とか。今日の方がそういうお客さんを集め易いメンツだったってことかな。

おおはたさんがやっぱオリジナル曲は"南洋航路"のみ。メインは高田漣さん。二人でカヴァーとかもやってて、やっぱおおはたさんは良い声してんなぁと。MetallicaやらMotorheadのフレーズの弾き真似を度々していて「おおはたくんそういうの結構好きだよね」なんて高田漣さんに言われていた。途中(終わり近く)から前方の割と埋まっているスペースに来てシャボン玉吹いていた二人を見て、RIJFであったと聞いた「水鉄砲やシャボン玉は、やっている本人ほど周りは喜んでいません。」という注意書きを思い出した。この注意書き自体は僕もどうかと思うけれど(笑)、とは言え最初からそこに居て吹いているのならともかく、途中からあれだけ中で吹き出すのは、ちょっと違うかなとも思ったのだ。シャボン玉吹いてりゃピースフルってもんでもないし許されるもんじゃないのではないかなあと。

この後はもう一度マリン方面へ戻りBeach StageでThe Holloways。暑いから帰りたいかなとも思ってたんだけれど(笑)せっかく来たんだからもうちょい頑張ることにした。暑い中ロックなサウンドでタフな状況ではあったけれど、前方は盛り上がっていたなぁ。最近出てきたUKのバンドだったと記憶しているんだけれど、最後から2曲目の"Generator"って曲が今んところの代表曲なのかな。myspace。相当盛り上がっていたし、でもこれはかっこよかったし踊るにもってこいの曲だったと思う。前日の冷やしトマトも美味しかったけどきゅうりも美味しかった。皆食べている理由がわかったよ。普段こういう野菜もなかなか食べれんし…。

マリン近くのお店でドリンクを買った時に今マリンでやっているバンドは何かって聞かれたんだけれど、その時はThe Fratellisだったんだよね。なんか沢山人が入って行ってたってことだったんで、そんなに人気あるんだなって思った。でも僕は外で座りながらLegend Of Rockのステージを眺めて、メッセ経由で駅に戻り15時40分には海浜幕張を出ました。今日も駅までの道は「リストバンド買うよ?」って何度も言われた(笑)はー、本当に暑くて疲れた。でもやっぱ人と会えなかったのと、メッセの中で行動を出来なかったのは悔やまれます。あ、あと駅前でやってた大道芸の人はフジで見た人ではなかったか?

しかしまだ僕の中のサマソニは終わっていません。この時間に幕張を離れたのは、昨日Summer Sonicに出演したアーティストさんへのインタビューの為です。今回はフジの時よりも直前で決定したもので、レーベルさん経由。ライターさんへの依頼をする期間がなかった為、僕で良ければ受けますがなんて言って決まったんだけれど…一回やったとは言え僕も簡単に受け過ぎじゃないか?自由と責任は背中合わせで、自由に決めてしまうのはいいけれど、どこまで責任感あるの?等、向かう電車の中でも結構そんなことも考えていたし、不安でもあった。

当然やるからには覚悟は出来ていたし、資料も質問も用意して目を通して準備は頑張ってしたつもりだけど…でもこの準備の仕方が正しいのかがわかんないから(笑)元々大好きなアーティストで知識もそれなりにはあるつもりだったから受けたわけだし。まぁでも後ろ向きなことを考えたのはやる前よりも、やった後かな。やる前はもうやっぱやるしかなかったから。やった後に、こんなんでいいのかな、大丈夫だったのかな。ってすごく思ったんだよ。決して手応えは悪かったわけじゃないんだけれど…そもそも、結構大御所さんなので(笑)近年日本の大型野外フェスティバルでもヘッドライナーを飾っているバンドの方です。

場所が急遽渋谷の某一流ホテルに変更になり、そこのカフェにて遂行(この某タワーも何気に初めて来たなぁ)。ドリンクの桁が一桁違ってびびる。インタビューは30分程。前回よりは落ち着いて出来たと思うけれど、僕も特定のワードは出さなかったものの当然向こうは勘付くわけで、でもどんどん喋ってくれるので(笑)、僕も自分でやっといて冷や冷やしているところはありーの、レーベルさんも冷や冷やしているところはあったと思う。申し訳無いところです…(「でも彼はそこまで気にするような人間じゃないですから大丈夫ですよ。」とは通訳さん。)。

握手もしたし、タイミングがタイミングだったけれど良い表情を見せてくれていたから…だから手応えは悪くなかったと思うんだけれど、でも本当にびびるよ。普通インタビューするまでってどんな場数を踏むものなんだろう?国内の小さなとか、そこそこのバンドからやるようなものなんじゃないかなって思うんだけれど。なんでいきなりこんな洋楽の、しかも海外でもヘッドライナー級の(?)、2つのアーティストのインタビューをしてるんだろう(笑)しかも別に外国語が得意ではないわけだし。今日もThank you very much!としか言えなかったもんな…。Nice to meet youって言われて言葉が出てこなくて、宜しくお願いしますって言っちゃったもん。ひどい(笑)ほんと勉強しなきゃ駄目だ。明日教えてもらおう…。

振って頂くからには、こんなこときっと二度とないし僕にとって大きなチャンス・経験で財産になるのは間違いないから是非やりたいって思うんだけれど。本当に、いいのだろうか(笑)「許されるのだろうか?」にも近い感覚。前述した自由と責任は背中合わせ。進むスピードが速過ぎて、責任の重さまで頭が回っていない部分は少なからずあるし…逆に言えばそういう責任を考えちゃうと絶対受けられないから、覚悟持って割り切って、その為の準備をして臨んでいる部分もあるわけだけれど。でもさぁ、刺激になるって言っても、刺激的が強すぎるよ(笑)

そもそも…僕が無職だった頃に特に良く聴いていたバンドの方で(笑)、そのヘッドライナー飾った時ってのも僕は前の方で見ていたしさ。一体どれだけの運を使っているんだろう?どれだけ寿命が縮んでるんだろう(笑)ほんと、交通事故とかに遭わないように気を付けないと…。ここまでのことが出来たら、「思い残すことは何も無い」って言えてもおかしくないんだけれど…でも今は思い残すこと沢山あるから(笑)音楽はともかく、技術屋としてやり残していることが多過ぎるし、何よりこのまま新しい恋愛が出来ないままではね(笑)ボードウォークを誰かと手を繋いで歩くまでは死ねんよ(笑)とか言って多分来年も叶ってない気がする…。

スピードが速く感じるということは大抵足元がちゃんと見えていないということ。いつ転ぶか、いつ失敗するか本当に怖い。怖いと思えているから、慎重になれている部分もあるのだろうけれど。ま、深く考え過ぎる余裕も無いところが今なんだよね(笑)不安も生まれても新しい記憶にポンと弾かれたりしている。なるようにしかならない、って思っているから楽なんだけれど、でもやっぱ全部「良かれ悪かれ」なんだよね。少しずつ、良いものだと確信を持って動けるようにならないと。

まぁデフォルトで慎重で臆病な僕としては、ちょっとぐらい(←?)勢いで押されるのは良いんだと思うけど。押されてもすごい踏ん張ってストップ掛けようとしているというか、同じスピードで左右確認して更に手を上げているというか。怖い怖い言っている間は調子に乗って足元が見えなくなることもないかなと…。うん、でもほんといつしっぺ返しが来るか、怖いですよ。上げるだけ上がって、いつ落とされるか…。だって、厄年なんだから(笑)とりあえず今一番怖いのが、インタビューが上手くとれていなかったとか…そういうことかな(笑)

ほんとねえ。すぐにパチンと音がして弾けてしまう幻ぐらいのもんなんだろうから、まだ手が暖かいと感じられる為に怖いもの知らずで時代をはしゃぎ回っているのが今だと思う。どうせ歴史には価値の無い化石の一つになる程度だと思うんだけれど、でも君と出会えてよかったと思えたらいいなと思うし今は僕にとってはそんなことばかり。もう2度とはないので、だから飛び乗るし、もう2度と来ないので存分に進もうと思っている。不安でもあるしFUNでもあるみたいな、そういう…。

インタビューはそんな感じで…やる前よりやった後の方が色んな事考えまくった(笑)何が何に繋がるか、何がチャンスかって…本当にわかんない…。とは言え、英語も当然だけど知識も勉強不足や自分の浅さを痛感したし、何もかももっと一回りも二回りも大きくならなきゃ駄目だと。んー、また肩に力が入っているぞ(笑)でもほんと今は良い経験させてもらっているし、きっと財産になる。RSRよりジュビロ見る為にフクアリだね、なんて言ってる人間がさ…。

そういや、インタビューの待ち合わせ前にこのホテルのトイレへ行ったら、そこに(ジュビロの)西にすっごく似ている人が居て。背は…175よりは低く見えたけど。「西クラスならこんな良いホテルに居ても何ら不思議ではないけれど、でも昨日神戸だったしなぁ」なんて思ったりして…でも奥や福西、金沢辺りと仲良いはずだし、恋人も女優さんの娘さんで東京在住だとか週刊誌で報道されたんだっけ…?まぁ関東にはクラブも沢山あるし…居てもおかしくはないよなあ…とは思ったんだけれど…「ジュビロの西選手ですか?」…まさかね、そんなこと言えない。なので今之浦のABCに居たとかそういう目撃談があったらちょっとホッとします。

それにしてもレーベルの人は本当に休みなしのよう。こんな暑いのに朝は早くて夜は遅い、ほんと僕なんか楽なもんなんだと思う。なんだかんだで僕は楽しようとしていると思うし、もっと頑張らなきゃなーって思うよ。もっと頑張れるだろ。なんて言って肩に力を入れ過ぎないことなんだけど。まぁ、インタビューの後は暫く自分の中で余韻は冷めやらず…そしてサッカーの話に続く。そう、でもまだ僕のサマソニは終わっていないのですよ。これはまた後日、か?

なでしこジャパン-タイ女子代表

f:id:airgyan:20070813015435j:imageインタビューが終わったのが17時半過ぎ。ヤノカミ間に合うなーなんて思いつつもさすがにもう幕張まで戻る気力も無かったので…渋谷をぶらぶらしつつ、インタビューの余韻が大き過ぎたから気分を変えようと思ってとりあえずサッカー見に行くことにする。J1を見る為に恵比寿か下北のサッカーバーに行きつつ街を歩くか、西が丘にJ2を見に行くか、国立へなでしこジャパンの試合を見に行くか幾つか選択肢があって。西が丘は(スタは好きなんだけど)当日券高かった気がするので真っ先に却下。サッカーバーでJ1も…悪くないんだけど…なんか足が徐々に北側へ向いていたので、このまま国立まで歩くことにした。セール期間中にあんまり服屋さん行けなかった気がするのでそれも兼ねつつ。

北京五輪女子サッカーアジア最終予選なでしこジャパン-タイ女子代表@国立霞ヶ丘競技場。全然間に合うかと思ってたけど結局色々寄ってたら遅れてしまった(結局何も買わなかったけど。すごく良かったのにSサイズでも予想以上にぶかぶかで切なかった服が一点…)。なでしこジャパン見るのは初めてです(J's Goalだともうこの名称が正式呼称みたくなってるんですね)。女子サッカーを見るのは2005年の元旦の天皇杯決勝の前座試合以来かな?

到着した時点で2-0に。やはりまず相手とはフィジカルに差があったようにも思ったし、日本の方が圧倒的に走れていたので…前半で4-0は妥当な差だったんだろう。でも前後半とも決定的なチャンスで外したシーンが多過ぎる。後半は1点のみの追加で、試合は5-0で終了。なでしこジャパンは男子代表と比べれば格下相手にも相手を舐めずによく走れていたし、見ていて退屈しなかった。悪いサッカーだったわけじゃないけど、でもこれだけ決定機を外すと、同格や格上に対してはどうなの?って思ったりすることは出来るし。だから今日の試合も反省すべきところは反省して伸びていってほしいということだと思う。

…と、なんかやけに簡単な試合感想になってしまったけれど、でも女子代表からこそ「日本人の特長を活かした“走る”サッカー」が見えてくるような気はした。今日だって夜とは言え暑かったから走り易い条件だったかと言うとそうではないと思うし。まあ相手とのそもそもの実力差もあったわけだから、当日券1,500円に見合ったかはわかんないけど、というより、ヤノカミ見る為にまた片道550円ぐらいを払うのとどっちが良かったかはわかんないけれど。…いや、国立からの方が帰りが楽だったから十分こっちで良かったですよ(笑)

そうそう、でもさ。男子五輪代表の試合ももらった紙に書いてあったんだけれど、最終予選ってカテ4が3,000円なんだね(香港戦やシリア戦もそうだったっけ?)。はっきり言って、高い。A代表も人気が落ちてきていて、U-22も春までの予選が(寒かったとは言え)あの程度の入りだったということを考えれば、最終予選だからってお客さんが入ってくれると思ったら間違いだって気がしません?逆に言えば、ベトナム代表にそんな金払おうとも思わないというか。ゴール裏で3,000円も払う価値のある程良いサッカーはU-22はしていないでしょ。浦和のゴール裏ですら2,000円なんだから、どれだけこの3,000円って金額はバブリーなものかと言える。

しかし平山が高校生でWYでブラジル相手にゴール決めてからそろそろ4年なのかねー。昨日は試合に出ていたみたいだけれど、彼はあの頃から一体どこかどれだけ成長してるのだろうか…。僕もなんだかんだでイラン戦?でゴール決めた辺りでは平山に期待してたと思うんだよなあ。一体彼はどうやって育てられたら日本にとっての財産になったのだろうか?今ではいつJ2に出されても不思議ではない扱い。

平山がこのままフェードアウトしていくようであれば、これは決してFC東京だけの責任ではなく、むしろ大学行かせたりオランダ行かせたりJに戻ってきたり自由奔放にやらせて管理をし切れなかった、(どう育てれば平山が日本の財産となったのかという)一貫した育成を出来なかった日本サッカー協会の育成プロジェクト(技術委員会)に大きな責任があると言えるんじゃないでしょうか。

森本、伊藤翔と次いで海外へ出て行ったけれど…日本代表が世界に通用する為には、どんなサッカーをするべきで、その為にはどのようなFWが必要なのか、FWは何を求められて、何を伸ばすべきか。日本人が育ち難いポジションなのなら尚更もっと本気で一貫した育成へ手を掛けていくべきなのではないだろうか。高原も育てたのはサッカー協会ではなく、中山でありあの当時のジュビロのプレッシャーであり、本人なんじゃないか。(なんでもそうだと思うんだけれど、)勝手に育つのを期待したら駄目だと思う。勝手に育つような国と日本とは個々に培われているハングリー精神(と、その土壌・環境)がまず違うわけだから。育成環境も違う。

なんていうかそんな感じかな。チケ代が高いとは言いつつも、8月22日は20時半とキックオフがちょっと遅いし国立へ行く予定。相手が相手だから…多分試合の内容について良いことをどれだけ書けるかはわかんないんだけれど、U-20世代にはお金を払って見たい気持ちもあるんだよねー。あとはやっぱ基本的に国立へは足を運びたいのだ。その日、一昨年の朝霧JAMで来日し今年のメタモに出演するSound Tribe Sector 9のインストアライヴが渋谷のTOWERであるんだよね。これが19時だったか19時半からだったので、それと国立をはしご出来ないものかと目論み中。そして今日からは朝霧の主催者先行。ここで取れたらいいな…。