ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

THE NOVEMBERS @ 下北沢GARAGE

昨日、歯に違和感が走った。夏頃から「抜いた方が良い」と言われていた親知らずがいよいよ痛み出したかもしれない。年末年始に持ち込みたくないので、今週抜くことを決意。今週の平日は厳しそうだったので、土曜日に予約を取った。ただの歯の治療なら慣れたものだけれど、歯を抜くとなると別だ。小学校の頃、一度歯を抜いたことがあるけれど、とんでもなく痛かった記憶があり…血が止まらなくて。思い出すと正直「うわー、こえー。」って思わずに居られない。多分抜いた痛みで数時間は使い物にならない気がするってのも、平日でなく土曜にしたところで…仙台及び埼スタは断念。ので、FACTORYは画像だけ保存したけど、行く気が起きるかなあ。

さて、やらなければいけないことが思ったより片付いていなくて焦り気味の感がありつつ、いつもながら取材と称して本日はTHE NOVEMBERSのライヴへ。ガレージは何気に来るの初めてで。ローソンまで行けば大体わかるか。なんて思っていたけど分からずに焦りました。どうにか間に合ったけれど…。NOVEMBERSを見るのは10月のUNIT以来2度目。あのライヴの後、「かっこいいなー」と思ってそこそこ聴くようになったので、この初ワンマンは是非とも見るべきだと思って足を運んだ。

この日のチケットはSOLD OUT。ガレージの構造のせいでもあるけど(構造良くないよね?入り口すぐの柱が悪いと思う。絶対奥側は相当余裕があったのではないかと。)入り口でキュウキュウになり、どうにか押し込まれてフロアに入場。尚後から入ってくる人が居たので徐々に中央まで流れていったのだけれど、ギュウギュウと中に入っていったおかげで常に体勢が変でライヴが終わった頃には久々に腰が痛くなった…。運動量は全く無いのに、手前側がギュウギュウで人と密着してたせいで身体も暖まってしまった(=ライヴの後の外が寒い!)。

前回見た時も書いているんだけれど、「この辺の若いバンドから離れていたし、今も決して多く聴いているわけではないから、他と比較しての評価は出来ない」のだけれど。でもやっぱしこのバンドかなりかっこいいと思う。ぶっちゃけ、見た目やライヴ中のアクションは9mm Parabellum Bulletとかぶっている気がするけど(ハードな音も割と近しいところがあるのか?)、でもNOVEMBERSの方が個人的に好きなのは、なんだろ…91年頃のUS〜UKの匂いがするからではないかな。

どれかと言うとダイナソーピクシーズジザメリなんだけれど、それが二回りした感じ。なので、その二つと言うよりは、以前「メンツが良過ぎた、どれも素晴らしかった」と書いた、2000年の日本のピクシーズ・トリビュート。あそこから一回りした感じ。そして同じく2000年のGrapevineの"想うということ"とか。彼らがどの辺の影響を受けてきたかと言うより、「あの辺の音が大好きだった僕なんだから、このバンドは大好きなはずだ!」と。決して目新しくないのかもしれないし、だから正直ART-SCHOOLとかがやっている音楽と近しいのかもしれないし(←もうこの間のライヴで予習したことも忘れつつあるのでわかんないけれど(笑))。

それなので、「この辺の若いバンドから離れていたし――」に戻ってしまうんだけれど。ともあれ、(この間も書いた)同年代が裏に夢を書いたテストで紙飛行機作って飛ばしてた頃に(笑)、君と居るのが好きであとは殆ど嫌いで周りの色に馴染まない出来損ないのカメレオンなんて歌や、体に空いた穴数えて息を止めたなんて歌を聴いていた僕個人としては、なんか投影し易い世界観の音楽をやっているバンドだなと思う、NOVEMBERSは。暗くてスロウでギターかき鳴らし系の音楽が大好きだってのはまだ根底に残っているってことで。後は聴いた時期の問題かな。

全14曲、1時間弱。彼らはクアトロぐらいまではトントン拍子でいったりしないかなあ、と思うのは結局のところ他と比べての評価をすることの出来ない僕の戯言なのだが。帰りは入場時に入り口だったUKPの人と一緒に駅まで。こうやってレーベルの方とお話出来るのは改めて嬉しいことなのだけれど。「元々はどこにいらしたんですか?」と聞かれ、「えーと…元々はシステムの人間なんです」みたいな話をしたら不思議な反応をされて。まあやっぱ面白いよね、そういう反応されるの(笑)

現状「どっちつかずになっていないか」というのだけが心配で、両立出来ないなんて書いたのも自信の無さの現われではあるんだけれども。でも、どっちかに偏ってしまうのもそれは僕ではないというか、絶対つまんない。両方やろうとしてこそ僕なのかなとも思うのだ。やっぱ自分で手を動かせるって良いなって思うんだよ。だって、やりたいことに幾らでも手を伸ばせる。だから時間が欲しくて週末も会社に出たりしてしまうんだなという気はします。逆に言うと、自分で手を動かせないのにWebで成功しようとしても無理かなとは思う、正直。で、以下セットリスト。

01. こわれる
02. ブルックリン
03. アマレット
04. chernobyl
05. marble
06. ewe
07. 僕らの悲鳴
08. Exit
09. she lab luck
10. ア_-オ
11. バースデイ
12. 最近あなたの暮らしはどう
13. 白痴
14. holy

ライヴを見て思ったのは青い記憶であり、そして朝起きてから思っていたことは全く別のことであるのだけれど、繋がっていて。と言うより、ライヴを見ていて思ったのは、普段は「前向きに考えましょうよ」なんて言いつつ、でもやっぱこういう暗くて引きずってて後ろ向きな世界観は大好きだっていう(笑)とは言え、やっぱし普段はポジティヴな発言をしたいなと思うのは、大人になったからなんだろうけど。先週、そして今日も沈んでいた人に対してはやはりそう言いたくなるし。

でも、「上司に言われたくない、決断を迫られているようで。」って言葉には、「でもそれは皆思っていることで、気を遣って言わないで居ることじゃ…」とは…言えないけれど。だってさ、僕だったら上司より女子に言われる方がきっついよ、と思うもの(笑)だから多分女の子がそう言ってあげないと変わらないのかもしれないけど(いや、それでも「こうしてしまった会社が悪い」みたく摩り替えられるかもだけど)。だからやっぱそういうことなんだよね…自分に後ろめたさがある状況では恋愛なんてしたって幸せじゃないみたいな考えが僕にはずっとあるからなあ。

引きずっているそのものがそう思うようになったきっかけであり、多分それは今でも解決し難いのだけれど(高校出てから何してたの?と言われたら、逃げ道を探さざるを得ないので(笑))。だから人から見られて、自分で後ろめたさが薄い状況までいきたいな、って思っているし、だから正社員になれて一つはようやく後ろめたさがなくなったなってのはあるし。7年で恋愛したけりゃ出来たタイミングは幾つかはあったけれど、その時々でずっと後ろめたさがあったからなあ。言い訳だとしてもね。

何の為に自分が頑張れているかって言うと――当然自分自身がしたいことがそこにあるからなんだけれど、当面の目標はやっぱし来年の「来年のフジロックで(以下略)」である気もして(笑)何故それが理由になるかと言えば、誰も見ていなくても、誰もわかってくれなくても、今自分のしていることにはそれなりに自信があるからじゃないか。だから頑張れば頑張るだけ自信になっていくと思っている。結果は出ないかもしれないけど、でもきっとそれなりの結果は付いてくると思っているし。

そういう結果を以って、そして自分の努力を以って。そのフジの時にどれだけ自分が自信を持っていられるか、堂々とその場に居られるか。ってのに繋がってくるんじゃないかと。結局のところこのままその時まで恋愛しなくてもだな(したいけど)、その時に自分に(人から見た上で、客観的に)後ろめたさがなく、自信があれば、誰かしらに依頼出来るんじゃないかと…依頼って表現もおかしいな(笑)多分、自信を持ってそういうことも言えるんじゃないかと思う。

ま、仕事に入れ込んで白髪が増えている状況は宜しいとは言えないのですが…(笑)嫌だなあ、来年のフジには更に白髪が増えてたら(笑)んー、でも「誰も見ていなくても、誰もわかってくれなくても」と書きつつも、そんなはずはなくって。元会社の人が辞める前によく「絶対に自分のしている様は見られているから。」と言うようなことを言っていて。その通りだとも思うので。その時見られていなくても、その次に見られた時に、見られていなかった時の事柄が繋がるかもしれない。

まあ…ここだって、誰にも見られていないつもりで書いていようが、結局のところ誰かしらに見られているわけで…誰に見られているかなんて知らない/関係ないけれど(大前提)、僕の知らないところで何かが連鎖していっているのかもしれないし。そうそう、今日のライヴで「僕らはメッセージ・ソングなんて書かないのですが…でもどうこうそういったことは伝われば云々」みたいなことをボーカルの子が言ってて。誰が見ているか知らなくても、もしもある日冬のある日この歌を聴いたら、想い出してこれはぼくからのメッセージ。が、このブログの最初の日記に書いたフレーズでもあるので。もしどこかで見ていたら、いいなあ。というのが、このブログを続ける何割かの理由であったりなかったり。そんな感じで明日はリキッドです。