ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ヴィッセル神戸-ジュビロ磐田 @ ホームズスタジアム神戸 と神戸観光〜神戸ルミナリエ








前後してしまうけど神戸旅行初日の話を記します。朝10時に最寄駅を出て、浜松駅で10時半頃のひかりに乗る。今日中山の最後の姿を見に行くジュビロサポ結構居るんじゃないかなあ、早めに行かないと座れないかもなあ…と思っていたけど全然そんなことなかった。割とあっさり座れて、眠りながら新大阪へ。新神戸で地下鉄に乗り換えるのと新大阪で在来線に乗り換えるのとで三ノ宮到着の時間は殆ど変わらなかったので、特急券分が安く上がる新大阪乗換を選択。春の旅行の時は新大阪は通過だったので、懐かしいなーと思った。前々職で出張で来て以来、5年ぶりぐらいかな。三ノ宮到着が確か12時40分ぐらい。新幹線の中で途中目が覚めた時には悪い天気のところもあったけど、こちらは着いてみると全くの良い天気。コインロッカーに荷物を詰めて駅前でレンタサイクルしていざゆかん。

自転車を借りた時点では別に自転車でスタジアム行こうとも思っていなくて。そもそも神戸の地理も分かっていないので、とりあえず地図を見ながら…晴れて暖かいうちに移動が楽な自転車で走って、どこに何があるかを把握しようと。結果的に駅前の大きな道を走ってたらそこが夜にはルミナリエ会場になるところだったり、そんでその周辺が旧居留地で、駅方面に戻ったら商店街+中華街+元町駅、また戻って海の方へ向かったらメリケンパークでポートタワーでハーバーランドで…という。ハーバーランドのプレスリー像に着いたあたりで14時半ぐらい(試合開始1時間前)だったかな。うねうね走りながらなのでとてもそんな三宮から遠くへ来ている感じはしなかったし、そこの最寄のJR神戸駅から一つ隣の兵庫駅に自転車で行くぐらい、なんてことはないだろう。ってことで自転車でスタジアムへ行くことを決める。

ハーバーランド辺りからスタジアムまではそこまでと比べて距離を感じたけど、でも試合20分前ぐらいにはスタジアム到着。ホムスタへ来るのは初めてですが、外観も良いスタジアムだなあ。来る人は殆ど電車のようだけど、自転車で来るにも良いスタジアムだと思った。屋台でチャーハンやら明石焼きやら食べ物を買った後、入場。中も球技専用なので狭くていい感じだし、バックスタンドは傾斜もあって見易かった。バックスタンドに直射日光が当たる感じだったので、12月で寒いどころかむしろ暑いぐらい。この日発表された観客数は15,000人だったけど、もっと入っているように見えたなー(有料のみで招待客はカウントされていないんだろうか?)。いや、でもむしろもっと入らなきゃダメだよ。こんな良い街でこんな良いスタジアムなんだから!ほんと神戸は超良い街だなあ、とここまで自転車で走って思った。








J1最終節、ヴィッセル神戸-ジュビロ磐田ホームズスタジアム神戸ジュビロ先々週以来だけど、神戸は見るの自体がすごく久々な気がする。このカード自体も見るのは…それこそまだシジクレイとかが居た頃以来かな?この日のジュビロの中盤のスタメンは成岡、岡田、上田、船谷。契約終了になる選手のことを引きずっても仕方が無いので、僕はこの若くて期待されていたはずの選手たちに未来を感じたい。あとは松浦や康裕だって居るしさ。それこそ岡田以外の3選手は若いうちから結構出場機会があったけど、伸びきれていないのは…監督交代ごとに起用方法やサッカー自体がコロコロ変わり続けてきたせいだと思う。鹿島との差はそこだ。

んで、未来は感じたいけど…今日に関しては…まだまだだった。西の不在がこれほど大きいとは思わなかった。ってぐらい、前へボールが運べなかった。これは中盤だけじゃなくDFラインの影響もあるかもしれない。大久保、茂木という早い選手がどんどん裏へ飛び出すことによって、那須・大井がラインを上げられなかった。大井のDFラインでの組み立てもまだまだ。那須からフィードが前線に入っても中盤のフォローがまだまだ。そんな課題ばかりでした。守備も点は1点しか入れられなかったけど(大久保の得点は大久保を褒めるしかないようなシュートだったけど)、でも神戸にあんなに中盤で回されるようじゃな…。なんかねえ、走っていないわけじゃないんだよね。それこそ山本時代、内山時代のように選手が走れずにボールを回されているわけじゃない。走っているんだけど、連動し切れていないのかなー。

松浦が入って多少流れは変わったけど、でも松浦ももうちょっとJ1相手にもドリブルで勝負出来るようになってほしい。今年は怪我が多かったから仕方ないにせよ。やっぱ1人ぐらいこういう選手が居ないと停滞する。イグノのどんぴしゃヘッドで同点にこそ追いついたけど、でも本当にそれだけだったなあ。遅い時間に前田が右サイドの深い位置まで下がって受けに行ったシーンがあったけど、あんなシーンあんまり見ないもん。それぐらい組み立てられなかった。そんな正直言って緊張感もそれなりの停滞した試合だったから、後半20分を過ぎた頃からは内心中山の登場を期待していた。前田の得点への期待と違って、これはジュビロサポだけじゃなく、スタジアム中がそうだっただろう。それは、試合開始前の中山の選手紹介に対してスタジアム全体から既に拍手があったところから、そういう雰囲気は出来ていたのだ。

しかし、そんな期待もむなしく、試合は終了。両チーム交代枠を1つ残して。交代枠を1つ残す程、緊張感のある試合だっただろうか?花試合にしない程、価値のある試合だっただろうか?サッカーに対しての不満は今年は我慢すると決めてるんだけど、今日中山をこの展開(試合自体はぐだぐだ、でも流れは変えたい。勝とうが負けようが何も変わらない)で使わなかった柳下はプロじゃないと思った。それっぐらいガッカリした。ヴィッセル側の試合前の拍手聞いてたか?アウェーでも、そのアウェーサポも待ってたんだよ。テレビ局をはじめとするメディアもだ。変な言い方すると、最後に全国のメディアに対してプロモーションで使える機会をみすみす逃した。一体どれだけの広告宣伝費に値すると思う?それに加えて、楽しくない試合を楽しませられなかったわけだ。そんなの全然プロフェッショナルじゃないよ。

プロである以上、エンターテイメント要素って確実にあるでしょう?プロの監督、マネージャーってそういったところの計算も出来なきゃダメだと思う。一体何の意地があってこの試合で交代枠を使い切らなかったのか、結果勝てていないのだから。ターボ意味無し。本当にガッカリした…。だから、試合後の(ジュビロ側だけじゃなく)ヴィッセル側…いやスタジアム全体の拍手や中山コールは、起こるだろうと思っていたけど感動したし、反対側のゴール裏まで走って挨拶へ行く中山はやっぱプロフェッショナルだよ。お金を払っている観客を楽しませられる、満足させられる。そう、観客はサッカーを見るだけじゃなく、絶対雰囲気にお金を払っているんだよ。

それは柳下は分かっていたのだろうか…?ヴィッセルのコールにも応えて、中山一人が最後までピッチを走り、踊った。その間、映像もいちいちアウェーの1選手である中山を抜いてくれて、スタジアムのアナウンスも中山が去るまで、待っていた。わざわざそんな風に演出してくれたのだ。もうそういう細かい気配りにすっごく感動した。みんな空気読んでくれたんだよ。読めなかったのは柳下だけじゃないか?そんな怒りの気持ちがあったから、ヴィッセル、スタジアムの暖かい演出に本当に感動しました。来てよかったよ、ありがとうございました。そんなヴィッセルのシーズン終了のセレモニーも最後まで見た。おお、三木谷だ。退団選手が胴上げされたりコールされたりしていた。良い光景だったなー。そして…前田の得点王も本当におめでとう!1点取って、本気で喜ぶ姿を共有したかったけどね。でも本当に嬉しい。

スタジアムを出て、自転車で再び北上。来た時とは違う道…兵庫駅がどんな駅か見たりとか、神戸駅の近くを走って3月にこの駅で降りたなあと思ったりとか、元町の商店街を一番隅から歩いたりだとか。そういう風に三宮方面に戻っていると、元町駅の交差点から人・人・人。試合後のセレモニー見終わったのが18時ぐらいで自転車で右往左往しながら戻ってきたのでたぶんこの頃19時頃。どんどん人が集まってきている。ルミナリエは22時まで。まだこれからが混み合うピークなんだろうなーと思ったので、引き続き三宮方面へ向かいつつ、道を覚えて…自転車を返したのが19時半ぐらい。この後も街を歩きながら、一度ルミナリエの入口になる元町方面まで行ったんだけど…混雑込みで会場までえ60分掛かるという提示。時間をずらせばもうちょい空くかな…ってことでごはんを食べて時間を潰すことにする。

安いお店を探してステーキを食べた。それでも3,000円ぐらいだったかな。お腹いっぱい。そしてルミナリエ。読み通りさっきまでと比べると空いている。けど、それでもまだまだ人・人・人。ゴールの公園まで着くのには2、30分掛かったし、着いてすぐ10時になっちゃって灯りも消えちゃったけど…でもその道中はやっぱり面白かった。この雰囲気はこの町並みを有する神戸だから成立するんだろうな。皆が皆あんなに写メやデジカメで写真を撮らなかった頃はもうちょっと混雑は緩和されたんだろうか?なんか、こんな遠くから撮っても絶対ちゃんと写らないって!ってところから結構皆撮り出している気がする。ともあれ、こういう街のお祭りのような雰囲気は楽しい。「きれいだなあ…」って、これほど「一人で行って虚しくない?」と言われて否定出来ないことはないな、と思ったけど(笑)でももう慣れっこ。

22時きっかりでライトアップも終わってしまったので、後は駅に向けて戻るだけ。ホテルにチェックインしたのが23時ぐらいだったかな。さすがに1日だけでかなり色々動いたので疲れたけど、レンタサイクルして大正解だった。神戸は町並みや建物がお洒落だから走っていて楽し過ぎた。もうつくづく僕は田舎者だと思った(笑)町並みがお洒落だと人もお洒落な人ばかりに見える。いや実際そうなんじゃないか。でもそういえば僕の周りには神戸出身の人は居ないな…(兵庫県出身者は居るけど)。実際のとこどうなんだろう?今年は色々なところに遠征へ行ってこれが今年最後だけれど、最後に「この時期に来てよかった!」という街に来られてよかった。関西のテレビ局事情はよくわからないながら、各スポーツ番組を見て鹿島の優勝のVTRを見届けて、午前2時頃に眠る。旅行記は翌日翌々日へ続く。