ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

Deerhoof @ 浜松LUCREZIA / 掛川花鳥園〜ねむの木村・ねむの木こども美術館どんぐり とか






日曜からの話。日曜、フットサル。いつもの銀座deフットサルだったのだけれど、ジュビロのポスターが数箇所に貼ってあったよ。果たして効果はあるのやら。と思いながら、帰りにガンバ戦と湘南戦のチケットを買った。あとThe Radio Dept.のチケットも買ったんだけど、整理番号もうすぐ300番。もう売り切れるじゃん。危ない危ない。レーベルのサイトに「これを逃したらもう何年後かわからない!」とか書かれていたけど、そんなこと言わず夏フェスとかで再来日してよ、と思う。そういえばスターレッツのBiff Smithの単独来日が決まっていた!!!のだけれど…残念ながらこの日程では行けないのだな…。せっかくの休みも歩き回ったりフットサルで走り回ったりで、日曜は疲れてすぐ眠ったものの、月曜は仕事で早起き。朝5時。土曜朝6時に仕事に帰ってきた上、月曜もこんな時間でのある意味始業。

朝は「早起きっていいもんだなー」とか思ってたけど、さすがに昼過ぎから疲労感一杯で熱っぽくなった。早く帰ろうと思って…まあ帰れなかったんだけど…ただとりあえず本当に身体に疲れがきてるんだなあ、と。んで、フットサルの時に続き、この日の帰りにもすごくお世話になってきた人の幸せなお話が!すっごく僕も嬉しくなってしまったんだけど、そういう感情であるべきなのかよくわからない。もうちょっと悲しいとか悔しい気持ちがあってもいいものなのか?とはいえ無いとして本当に嬉しくなっているのに、何かそれはすごく他人事のようなのか、と考えてしまったり、一体自分は何やってんだかなあ、と思ってしまったり。疲れている時は弱気になる。色々考えたけどでもこのことは何度考えても何度考えても堂々巡り(自分の中で)。難しい。とか、この辺までは月曜か火曜に書いていたこと。

31日、ゆらゆら帝国の解散や、会社の歓送迎会。週末に続き中目黒、目黒川沿い。二次会は別部署の人たちと合流し朝4時まで。楽しかったし、何度も何度も泣いている同期の子の純粋さがすごいなあ、と思った。本当に一年間はあっという間に過ぎ去ってしまったな。一年後どうなってんだろ、ってすごく想像する。6時間後の10時には新期。ウコンの力すごいわー、全然残らなかった。そしてバッタバッタしながら木、金と過ぎ去った。いやなんかほんと時間が過ぎるのが早い…。しっかしかなり疲労感があるのは確かなので、このタイミングの帰省で良かったかも。1泊だし予定も詰まっているからそんなにゆっくり出来るような帰省でもないけど。

土曜の朝にも軽く仕事の対応があった後、吉祥寺⇒東京⇒熱海⇒沼津で30分程途中下車⇒清水ってな感じで乗換えて(ダイヤ改正の影響か武蔵小杉のせいか、湘南新宿ライン使うより東京からの東海道線の方が早いというような結果が出る傾向が。)、14時47分に掛川着。沼津でほんの少し途中下車したのは3月に「もうちょっと歩きたいなー」と思ったからだけど、30分で満足出来るようなところでもなかったし(笑)、そんなら三島で降りて楽寿園歩けばよかったなーと思った。3月も来た掛川だけど、今回の目的はねむの木こども美術館。駅から約8km。距離だけなら全然自転車で行ける距離(味スタまでチャリで行く程度の距離)。路線バスで25分なのだけれど、掛川城付近も歩きたいし前に行った花鳥園にも行きたいし、そんな小回りをしたいから今回はレンタサイクルをすることに決めていた。

掛川にレンタサイクルがあるってことは以前から知っていたつもりだったけど、掛川駅や花鳥園へ行くぐらいなら別に必要無い。で、有料のしか無いと思って掛川グランドホテルに行ったら「うちには無いので掛川駅北口に行って下さい」と。そうなのか。案内された駐輪場に行って必要書類を書くと、何と普通の自転車を無料で貸してくれた。そうなんだ…ラッキー。まず南下しこの時以来の花鳥園へ。ちょうどフクロウと写真を撮ったりペンギンに餌をやれたりする時間だった。フクロウと写真を撮る。十三さんと言われていた。小さい。ファンダンゴ。そうこうした後、自転車で再び北上。掛川城と桜のコントラストに見とれる。この時15時50分頃。美術館の最終入館は16時30分(開館17時まで)。8kmという距離は普段なら大体35分。結構ギリギリだ(ちょっとゆっくりし過ぎたか…)。急いでチャリで北上。

若干の向かい風ながら途中までは至って順調。しかし残り6kmの標識を過ぎて道を西側に曲がったところから、上り坂。予想以上に早くきやがった、山が…。しかも結構きつい。なめてた。坂を上って下ってを繰り返すこと2回。上り坂の時点で「もう間に合わないかも…」と思ったけど、そこを越えたところでようやく平坦な田んぼ道。残り4kmの標識。20分でいけるか。ひたすら自転車をこぐ。途中、自転車をこぎながら片足がつりそうになって、そっちをかばっていたらもう片足もつりそうになる。自転車こいでてつりそうになること自体が初(笑)残り1kmのところでカラフルな案内板。もうすぐだ!でもまた上り坂!ううう。でも平坦で頑張ったおかげでまだ大丈夫っぽい。左へカーブを曲がると、光る海は見えてこないものの途中の斜面一杯に広がる桜並木。うわあ、これはすごい。見とれる余裕が少しはあった。

ねむの木村入り口へ着いたのが16時20分頃(頑張ったなあ)。バス停に座っているのは若い美大生風男子。その後もそんな風の男女とすれ違ったりと、やっぱこの村の雰囲気を目的に来ている若い人って居るんだなあ、と。ねむの木村に着いたのはいいけど、目的のこども美術館は村の奥。奥ってどれぐらいだ!見当がつかないけど急がないと!更に自転車で奥へ。細い坂道をひたすら登る。山道、左手は軽い渓谷。自転車の前をたぬきが横切る。「今日は少し寒いかなー」と思って中に着ていたヒートテックの下は汗だく。おそらく時間ギリギリ頃に、ねむの木こども美術館に到着!つ、疲れたー…。でもその建物が視界に飛び込んだ瞬間、来てよかったー!と思った。建物の雰囲気、きれいな芝生、緑、周辺の桜の景色、少し傾いて射す光。疲れが吹っ飛んだというと言い過ぎだけど、ほんと来た甲斐があると思った。

通称“どんぐり”というねむの木こども美術館は外観が…どんぐりのような屋根。藤森照信によるもの。いつぞや帰省した時にフリーペーパーでこの外観を見たのが、最初行きたいと思ったきっかけ。具体的に行こうと思ったのは今年の年初に帰省して退屈だった時かな?休館の時期で行かなかったんだけど。入口の記名簿をふとぱらぱらとめくると、思っていた以上に県外の人が多い。同じタイミングで駆け込み入場していた人が3人居て…その人たちも、1人バイク+一眼レフの人が東京、もう1組の男女が三重。この為にわざわざ県外から掛川なんて来てるんだなって思うけど、でも絶対それぐらい面白い建物だと思う。建物やその周辺の外観は勿論だけど、建物の中や作品もすんばらしかった。発想もクオリティもすごくて、エモーショナルで…上手く言えないんだけど、掛川が日本に誇れる美術館なんじゃないかと。

絶対どこの人が来ても面白いと思えると思う。すっごく面白かった。としか言えないのですが、また行きたいなあ。今回はタイムアウトでその奥の美術館はさすがに行けなかったけど、十分満足。来た道をゆっくり下りながら、色んな建物を見ながら。どの建物もおしゃれでかっこいい。閉店時間が早いのかもうどのお店もやっていなかったけれど。僕は現段階では正直「ハンデを持つ人を支援云々…」みたいなことに興味を示したことが無いし、そういう高尚な気持ちはない。ねむの木村を知ったのもそういうきっかけではないし。けど、そういうことを越えてこの美術館やこのねむの木村の建物、村全体の雰囲気や色づかいは面白かったし素敵だった。そしてこの付近の大きな池が“桜木池”と言うとおり、桜の木が多くて景色がきれいなエリアでした。学校の開いている時間帯に来たらどんな雰囲気なんだろうなー。

ねむの木村の坂を下りながら、ずっと携帯が圏外の地域に居たことに気付く。自転車の返却は18時、この時17時20分くらい。帰りも結構ギリだ。けど、帰りはほぼ下り坂。来た時に「登って下って…」だった道を避け、その十字路を南下すると、若干登りがあったもののその後はずーっと緩やかな下り坂。来る時もこっちにすればだいぶラクだったのに…!自転車で行って小回りはきいたけど…でも自転車で行くような場所じゃなかった(笑)僕自身はともかく、人に薦められる選択肢ではない…。追い風も見方して17時40分頃には駅前に到着。あっちゅーま。もう一度掛川城に行って自転車引いてたら、階段に猫がわーっと集まってきた。かわいすぎるけど、これが全て捨て猫なのかなと思うと切なくなる。自転車を返却し掛川を出て浜松へ。今回の目的も果たせたし美術館は本当に大満足。このレンタサイクルは便利なのでまた使いたいな。ap fesの時にでも…と思ったけど18時返却だから無理か。次回掛川へ行くのはその時。メンツ発表が待ち遠しい。

浜松へ戻って今回の帰省の目的のひとつ、Deerhoof in 浜松!昨年のフジロックで知り合ったジュビロサポの方に教えてもらい「ガンバ戦見るのとちょうど良い!」ってことで今回帰ったわけだけど、まさか翌日のガンバ戦であんな試合を見られるとは思ってなかったのである意味こちらの方が目的とも言えたかも。フジならWHITE STAGE、東京ならリキッドを埋めてしまうDeerhoofなのでチケットは当然SOLD OUT。浜松も最近は良いライブが多くなったけど(ちなみに同日、窓枠ではSCANDALのライブもあった。「ハシゴ出来たかもね、…する人居ないと思うけど」なんて言いながら(笑))、Johnny Foreignerと言い洋楽のバンドが来るのはその更に貴重なことだと。最初のアーティストは一緒に行ってくれた方の同僚で、バキバキしたレイハラカミみたいでかっこよかった。浜松でもこういう人居るんだなあ。

もう1バンド挟んで、Deerhoof!会場のLUCREZIAへは3年前にN.G.THREEを見に来た時以来で、ステージが無いこともぼんやりと憶えていたので、転換時に前の方に行く。しかし開演直前に会社の人からの電話があり仕事的な対応をしたため、結局後ろの方で見ることに。サトミさんほぼ見えず。振りをやる曲(“Basket Ball Get You Groove Back”とか)では姿が見えて、なんでだろ?と思っていたんだけど、終演後に椅子に乗っていたことがわかった。なるほどー。2週間前のことなのでセットリストはもう殆ど憶えていないですが、“O'Malley Former Underdog”が聴けて嬉しかった。あと“Eaguru Guru”はやったかな。Deerhoofの出番は1時間ぐらい、グレッグの日本語MCもちょこちょこあったけど長いわけじゃないので曲はたっぷり聴けた。19時半から始まったライブも22時頃終了。

機材を見ようと最後前に行ってたらサトミさんとの撮影会に。僕も撮ったり撮られたり。サトミさんに気の利いたことを言えなかったのが後悔。その後小沢健二のチケット代金を一緒に行った方に支払ったりしたのだけれど、ほんとお世話になりっぱなしです。その後、昨秋に結婚した友人の家へ。長い体調不良で正月は会えなくて心配だったけれど元気そうでよかった。式もなく報告だけの結婚だったから実感沸かなかったけど、嫁さんを見て「なるほどなあ」と。小学生からの友人なだけにすごく変な感じ。お互い変わっているのか変わっていないのか。実家に帰るつもりだったけど結果的に泊まることに。朝方、腹痛で目覚める。そもそもお腹の不調は沼津辺りから感じていたのだけれど、まだ胃腸炎になるという実感は無かった。しかし、疲労性だとしたって実はあれだけ本気で自転車で走ったのが決定打な気も…。