ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

清水エスパルス-ジュビロ磐田 @ アウトソーシングスタジアム日本平 / 〜頂〜日本平大音楽祭 @ 日本平ホテル野外庭園 とBEAT CRUSADERS解散 とか




結局行ってしまった、静岡ダービーと頂。先週ぐらいに「ハシゴ出来ないかな?」なんて書いてて、でも「とても歩ける距離じゃなさそう」と書いた時点ではしないつもりだった。まして先週、フジで苗プリ泊めてもらうことになったので、日帰りで静岡なんてお金の遣い方するべきじゃないと自分に少し言い聞かせたところもあった。しかも静岡ダービーはFootnikでやるところまで確認していた。先週、すごくスペアザが急に見たい気持ちになって揺れて、でもそれはもう一度言い聞かせてやめた。んだけど、土曜になって気が変わった。ここで試合見なきゃもう再開以後までジュビロ見れないぞ!と…。そういう理由と、あとは日曜東京に居たところであまり面白そうなことがなかったから、じゃあ面白そうな方に行くべきだと。それぞれギリギリに前売り買って、野音の前に立寄った新橋で安くきっぷも仕入れる。

片道は安く上げたいなぁという意図の元、新幹線の静岡-東京が1枚、小田急の優待券が1枚。13時から試合、その後に移動して頂というスケジュールで、頂の会場からのシャトルバスは同じ日本平でも東静岡行き。アウスタのシャトルバスは清水からが一番安いので、行きは鈍行、帰りに新幹線という予定を前日の時点では立てた。けれどやっぱ前日の踊り疲れで起きれず…。予定を変えて行きは新幹線、帰りは鈍行ということにする。帰り新幹線でもトリの渋さは頭ぐらいしか見れないだろうな、なんて思ってたんだけど、帰り鈍行に決めた時点で渋さは見れないこと確定。仕方無し。10時半に吉祥寺を出て、品川からひかりで12時05分ぐらいに静岡着。鈍行で行く時は普通に清水で降りればよかったんだけど、結果的に西から向かうことになったのでバスは清水からじゃなくてもいいか、と何故か思ってしまう。

何かで「静岡駅⇒東静岡駅⇒会場のバス有り」なんて見た気がして…何故か東静岡で降りたんだけど、該当のバス乗り場無し。頂のお客さんに紛れる。間違えたー。ていうかそんなら東静岡に来る必要性も無くて静岡駅から乗ればよかったものを。結局清水駅まで行ってバスに乗ったんだけど、だいぶ時間をロスして試合開始には間に合わなかった(まだバスがあっただけ救いか)。次回以降の教訓としたいところ、って日本平は豊スタと並んで最寄のアウェーなんだけれど、来たのは初めてだったのです。清水来たのも2年ぶり。なんで来なかったか考えると、「バスに乗らなきゃ行けないスタジアムは悪いスタジアム」みたいな気持ちが、今もあるけど以前はもっとあった。「ジュビロもそうじゃん」って話なんだけど、それを解消してくれたのはレンタサイクル(とか原チャリとか自転車で行ってたしね、ホームだから)。

ヤマハも駅から遠いけど日本平はもっと遠い。ヤマハは歩いて35分ぐらいだけど、日本平はそれで済まなさそう。行きはともかく、帰りのバスの並びってものが嫌いなのだ。これはサッカーに限ったことじゃないけど。だからフェスとかだったら気持ち早く帰ろうとなるべく心掛けているんだけれど、サッカーは最後の挨拶まで見たいからなー。てな具合に、徒歩20分だろうが歩ける豊スタは行ってたけど、日本平には来たことがなかった。実家に居る時は微妙に遠いし、今たとえば実家に帰る途中に寄るとしても、やっぱ微妙に遠い。だから、今回行ってみようと思ったのはなんだかんだで頂の存在があったからです。まあ遠い遠い言ったものの、スタジアムへ向かうまでの道や周辺の風景、そこに急に見えるスタジアムっていうのが、なんかこれはサッカーの街・清水だから成り立つのかもなあ、という気にもなった。

ビジター2階席で観戦。ビジター2階席は仕切りこそあれ、その他ホームエリアとのチケットチェックが一切無いのが、先週の埼スタや味スタと違ってピースフルなところだよなあ…と思った。こんなゆるくていいのか…。エスパルスを見るのは先週以来ジュビロを見るのは5月頭のマリノス戦以来マリノス戦はひどい試合だったけど、現在公式戦3連勝中。そういう期待で動かされた部分もあった。今年の清水が強そうなのは先週試合を見てわかったけれど、でも久々にナビスコの決勝トーナメントに進んでほしい!という期待。メンバーは大体いつもの感じで、ジウシーニョを復帰以後僕は初めて見るのと、FWは荒田がスタメンだけど、ベンチには韓国代表から漏れたイグノの名前も(残念だけれど、今年のスランプを考えると仕方無いかなと…)。清水もほぼ先週と同じ、岩下がボスナーに変わったぐらいかな?

試合は、前半にセットプレーから清水が先制、後半にコーナーキックから清水が追加点、そのまま0-2で終了という感じ。流れの中から崩されるシーンこそないものの、2失点とも完全にヨンセンやボスナーに競り負けてそこからの失点だからなー。そりゃ確かにうちのメンバーじゃ上背が足りないけれども…。そして先制された後にはやっぱ攻める術が無い。試合を通じて惜しかったのは前半の荒田ぐらいだったなー。途中投入のイ・グノはまだ傷心気味なのか…全然ダメだった(荒田の方が前線で走ってプレスしてくれていてよかったんじゃないかな?)。ジウが戻ってきてようやくうちのサッカーに個人技というか自分で勝負する姿勢を持つ選手が加わった感じがして、サッカー自体はよくなっている気はしたんだけど、3連勝したと言っても結局“先制できたから”でしか無いんだなということがわかった。

開幕戦や5月8日の神戸戦もそうだったけど、先制されて相手が少し引いて、バックラインのプレッシャーが弱くなると、那須が横パスシンドロームに陥る(笑)そうすると全然前線にボールが入らなくて、時間だけが延々と過ぎる。まだ前に出せばさ、相手のクリアミスでセカンドボールこっちが拾えたりするかもしれないんだよ。現に今日もそういうシーンあったしさ。なのに何故あんな生産性の無いパス回し、横パスを連続するんだろう?引いた相手を崩す方が難しいのに、引かせる時間を作るのはなんなんだ。パク・チュホの退場とかもあったけど、扇谷じゃあれは2枚目出て仕方無し。そもそも自陣での拙いパス回しからのパスミスが招いたシーン。それが勿体無い。ジュビロのパス回しって全部足元だから…それじゃ崩せるわけがないよね。崩せない為の無駄なパス回しを何故するんだろう?先週も書いたけど、日本サッカーのパスサッカーへの美徳って一体何なんだろう?別にパスサッカー掲げてないのにコートジボワールのパス回しの方が遥かに早くて正確で面白かったぞ。

だから結局それって日本サッカーは皆足元足元のパス回しで、ボールの無いところの動きが少ないってことなんだろうなー。今のジュビロは確実にそう。あんまり古い選手の名前出したくはないけど、でもやっぱ中山や俊哉、あとは吉彰みたいな、攻撃時に無駄走り、フリーラン出来る選手が今居ない。居ないっていうか、しない。皆足元で繋ごうとするし、多分そういうコンセプトの練習をしているんだろうね。はあー。ガッカリな試合を見せられたけど、でも初の日本平スタジアムはなんだかんだで良いスタジアムで、雰囲気も良くて面白かった(もつカレーとししゃもを食べた)。これでもまだ1位2位は静岡勢だったりするのかな?なんとか9日に良い結果出して決勝トーナメント行きを決めてほしい…。しかし多分こんなうちでも今季は昨年よりマシな順位になったりするんだよ多分。停滞してんよ、Jリーグ







アウスタを出て次は頂へ。最初はスタジアムからタクシー乗れたらそうしたかったんだけど、アウスタにはタクシー乗り場がないと。徒歩10分ぐらい掛かると。なんかじゃあいいや…と思って、歩くことにする。道と距離を聞いたら苦い顔をされたけど、本当に苦い顔をしたくなる道のりだった(笑)歩道はなく、でも車がじゃんじゃん通る、そして横は斜面なのにガードレールが無い場所もある、うねうねとした上り坂。登ること40分…きれいな売店と案内板が!最初は気が遠くなりかけたけど、安田記念見ながら登ってたら思ったよりも早く着いてよかった(登りながら途中から音も聞こえてきたし)。良いウォーキング運動になったと思いながら…でももしまた今後同じシチュエーションになったとしてもその時はタクシーを選ぶ。これはもう二度としない(笑)頂のイベント自体は昨年の藤枝の時以来になります。

着いたところでSpinna B-ILL。今日の中で目当てはスペアザとZAZEN。正直週末に朝早く起きて遠くの13時開始の試合に行くのはしんどかったけど、これが14時からだったらスペアザに間に合うか微妙だったわけで、逆に2組の出番が早かったらそれはそれで微妙だったところで。歩こうと思えたのも、そもそも来ようと思ったのも、やっぱこういうタイムテーブルだったからだ。本当は渋さも並んで目当てと言いたいんだけれど、まあでも“はしご”“日帰り”が今回のテーマだから仕方無し。会場はホテルの庭園だけあって、広い芝生が本当に気持ち良い!裸足で安心して歩ける程。会場探索の後、SPECIAL OTHERS。始まりを待っているところで友人とバッタリ。1年強前に名古屋で会った時以来で連絡もしてなかったから、来ていると思っていなかったしまさか会えるとも思っていなかったので嬉しかった。

スペアザも昨年の藤枝以来。“Laurentech”も“BEN”も“AIMS”も無かったけど、45分があっという間の充実した内容でした。序盤の“IDOL”も良かった。昨日ユアソンを見ていて…やっぱなんか東京来る前、浜松に居た頃…2005年頃にハマっていたアーティストのライブは…気持ちを特別リフレッシュさせてくれる(bonobosとかもきっとそうだから最近すごく見たいんだけど、ライブ予定が無くて…)。そしてその次がZAZEN BOYS。この1ヶ月で3度目のZAZEN!セットリストは先週ともまた違った(先週は“I Don't Wanna Be With You”“Si.Ge.Ki”は無かった)。途中で照明が落ちるアクシデント。「焚き火でも焚きましょうかね」と向井(笑)でも暗いZAZENもまた映える。全体的な盛り上がりは先週程では無かったかも…。Sense of Wonderと頂は、メンツも客層も似ているようで全然似ていないのかも。Sense of Wonderはインテリ寄りで、頂はもっとレゲエとかオーガニック寄り?前者は多分今週はTAICOCLUBへ行っているんだろうなあ。

ZAZENが終わる頃から少し雨がぱらつき始める。栗コーダーカルテットを見ながらフードだけ食べて、早めに会場を出る。キャンドルもきれいだったけど小雨のせいかすぐ消えてしまって大変そう。でも栗コーダーの音との組合せは素敵の一言。乗りたい電車は20時07分発熱海行き。会場から駅までバスで30分…だけど、「渋滞したりすると45分ぐらい掛かるかも」と言われたので、19時20分のバスには乗りたいと思って早めにバス並びに。雨の影響もあったか、結構もうバス並びの列は長かった(けど待機していた次のバスには乗れてよかった)。そして会場から駅までも20分ぐらいで着いてしまった。1本早い三島行きに乗ったけど、三島で元の電車を待つことになったのでその後のルートは同じ。熱海、小田原、下北で乗換えて、吉祥寺着は23時半、やべっちFCに間に合うように帰宅。長いけどあっという間の1日だった。忙しい日々だけに週末ぐらいこんな風に非日常空間に行ったっていいよね…。試合は残念だったけど、頂が楽しくってよかったな。

これでしばらくジュビロは見れないし、正直今日の内容じゃ7月の再開初戦の日本平も負けを見に行くようなもの…な気がする。中断期間でどんな風に変われるだろ?山形は清水よりは楽な相手かもしれないけど…何せ相性が悪い。気を抜いたら絶対足元をすくわれて決勝トーナメント行きも手からこぼれてしまうんだろうな。気を引き締めてやってほしい。ちなみに上の方で「1位2位は静岡勢?」とか書いてるけど、ジュビロは今回の負けで3位。同勝ち点で得失点差上位で2位なのが最終戦で対戦する山形。勝つしか突破する道は無い。うーん、なんとか。頑張って欲しいけれど。あと…日本平でも頂でも、当たり前だけど静岡弁が飛び交っていたのが、なんか癒された(笑)三方原…っていう単語とかね。なんとか再来週の帰省、ゆっくり帰れないかな。いつまでこんな風にサッカーと音楽に揺られる日々を過ごしていられるだろう?と帰りの小田急線で考える。でもとりあえず仕事が充実して、こんな風に行きたい場所、欲が沸くということが、まだなんか安心した気持ちになれる。

そして最後に。BEAT CRUSADERS解散。静岡からの帰りの途中、小田急線の中で知る。ビックリと言わずしてなんと言う。キャラと裏腹にヒダカが活動の方向性での迷いがあるのはベスト・アルバム以後のインタビューを読んでいて感じてはいたけど、でもそこで方向性を見失う程若くもないし、引き出しも少ないわけではない。って僕は勝手に思っていて、今後も続いてくれると信じ切っていた。ビークルは…たとえばCDを全て揃える!っていうような好きの種類でも無かったし、ライブを(他の思い入れ深いバンドと比べて)特別多く見ているわけではない。けど…なんか書きたいことが多過ぎるし…何より思い出すことが多過ぎるのだ!!それこそ16の頃の“FIRESTARTER”から、ラストラムに電話したことも、ヒダカの手売りで“NEVER POP ENOUGH”を買ったことも、そんな浜松メスカリンドライブも、間はしょって、東京に出てきてからのビークルに関する色んなことも。色々あるからまたエントリ立てて書く。ああ夏フェスどっか行かなきゃ。しかしこんなにしんみりが似合わないバンドも無いよ(KemuriPOTSHOTの時と比べても…)。だからこそ、終わりが想像出来ないのだ。分解は想像出来ても解散は想像出来なかった…。

土曜日の話はまた追って補完予定。