ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ap bank fes'10 @ 静岡県ヤマハリゾートつま恋






今年もap bank fesへ。昨年は日記を書いていないのでミスチルGood Dog Happy Menを見たこと以外は憶えていないんだけど、前週の金曜に渋谷の金券ショップでかなり安くチケットを手に入れたぐらいだったので、Bank Bandのゲストもあまり豪華じゃなかったのかもしれない…?昨年までは後ろのブロック、EブロックやDブロックのチケットは目に見えて当日に近付くにつれ余るし安くなる状況だったのだけれど、今年からブロック制は撤廃。今年は行けるかわからなくてハナからとろうとすらしていなかったから、行けそうになって金曜ぐらいから東京の金券ショップで探したりしてみたけど…今年はチケットの値が全然下がらなくて、かつ買えなくて。Band Actこそ増えたけど特別メンツが良いかというとそう思わないし(他のフェスでも見れるし、ミスチルファン層に合うかも…)、そう思うとやっぱりブロック制じゃなくなったことが大きい気がする。いつどのチケットを買っても、ミスチルに近づける権利が同じだっていう。中がどんな雰囲気だったのかは気になる。

昨年2日目に行ったのはGood Dog Happy Menが居たからだとか、その前the pillowsだとか、その前くるりだとか…大体目的があるんだけど、今年は日程的なものだけ。メンツ的には最終日が一番ひかれるんだけど…でもせっかく行くのならゴーイングは聴きたいなー、と思ってたけど、結局起きれなくてつま恋到着はミスチルの途中。半分ぐらいしかたぶん聴いていないけど、ap bank fesでのミスチルの“I'll be”率はすごく高い気がする。2年に1回ぐらいやっている。名波繋がりかわからないけど、でも11年経っているとは思えない名曲。あと“es”は僕はライブで初めて聴いた気がする!この選曲すごいなあ。ミスチルが一番素でライブしてるのがこのap bank fesなんだって毎年思う。ライジングとか含めて夕方〜夜のミスチルしか見たことがないから、真昼間のミスチルって一体どうだったんだろうな?

つま恋は相変わらず芝生と風が気持ちいい会場で、チケットなくて会場に聴きに来ている…という人が今年は今までで一番多かったんじゃないか?とミスチル聴きながら思った。pihaの丘に昨年はあんなブランコはあったかな。新しいフードエリアも出来たし…そして駅からもバスで10分というのは他の大きなフェスと比べて圧倒的に良い条件だし、これだけの顧客満足度があれば、フェス不況なんてどこ吹く風でしょう。逆に、フェス不況のあおりを食らっているフェスはそれ相応の落とし穴があると思うんだよね。各地の歴史のあるフェスはともかく、新しいフェスがそういったフェスと同じメンバーを豪華にブッキングしてもさあ…既存のフェスファンにも財布ってもんがあるんだよ(笑)交通費が馬鹿にならない。ap bank fesは顧客が…かぶっていないこともないけど、あんまりかぶっていないからなあ。北行っても南行ってもエレカシフラカンBAWDIES、じゃなくて…もっと他ジャンルやチャート勢と融合して新たな顧客開拓しなきゃ、そりゃあ頭打ちになるさって思う。

一応仕事でそういったものに関わっていないこともない自分としては色々考えさせられるフェスが、ある種そういう道を進むきっかけにもなったこのフェスなのだと思う。天気も良くてビールも進むも、フラカンの途中で眠る。“深夜高速”が聴こえたのは憶えている…。フラカンの時は完全に休憩タイムだったけど、一体どれだけの人が残っていたのだろう…?その後のBank Bandの間も完全に眠っていて…真心の“サマーヌード”で目覚める。“どかーん”“空にまいあがれ”“スピード”、あと何やったかな。思ったよりあっさり終わってしまった…。その後のBank Bandはあんまり曲わからず(新しいのまだ聴いていないので)。“若者のすべて”が今年のこのフェスのハイライト…なんだと思うんだけど、でもその割には…結構帰り出している人が多かった。まあでもラストがミスチルじゃないことによって早く帰る人が多くなるのなら…帰りの混雑が分散される意味では良いことなんだと思う。でもそういえば今年は花火がなかったな。てっきりそういう流れかと思っていたのに。

フジフジ富士Qへは行けなかったけど、“若者のすべて”を聴きながら改めてフジファブリックや志村のことを考える。この曲はフジっぽくない曲だと当時は思っていたけど、こうカバーされたものを聴くと…“最後の花火に今年もなったな 何年経っても思い出してしまうな”ってサビの2フレーズを毎サビで繰り返すのって、ミスチルでは殆ど無いソングライティングの手法だと思うんだよね(逆に「2番目のサビの歌詞にこだわる」と桜井はこの間佐野元春の番組で言っていた)。“まいったな まいったな”なんてフレーズをはめ込むところが、何より志村正彦という人間臭さを感じるのが“若者のすべて”で…Bank Bandの“若者のすべて”は…「フジっぽくない」この曲を桜井が歌うことによって「ミスチルのような」味が出てそれも好きなのだけど、同じミスチルもフジも好きな友人の「志村のあの弱弱しい声で歌われるこの曲だから、歌詞の世界観が生きる」というのもすごく同意だったのだ。どちらの方が良い、という議論は無意味だ。…そういえばもうすぐアベフトシの命日だよ。







Bank Band終了後、東田トモヒロまで見る。たぶんいつぞやのアースデイ以来の東田トモヒロ。昨年までのこの時間のGood Dog Happy MenSUIKAはあまり人が居なかったのに(それはそれで良い雰囲気だったんだけど)、この日はすごい人の数!ライブも盛り上がる。ライブの後、更に前に人が集まり始めたから、其の後のナオト・インティライミ効果だったのだろうか。昨年まではここまで見ればもっと帰りの道は空いていた気がするんだけど、今年はあんまりそんなことなかった。ap bank fesも徐々に人の行動パターンが変わってきているんだなあ、ということを感じる。10年続いた頃にはどうなっているんだろう?最初を見たフェスだから、10年間見続けてみたいな。22時過ぎ、実家着。暑さなのか日々の蓄積された疲労なのか、帰りはどうにも疲れてダメだった。こんなんで大丈夫なのか苗場は…。

年齢によるものなのかなあ。と、今日一緒に行動してフジにも行く友人と話していた。今日は行きの電車で、10年前の夏の日の今日をふと思い出して。たしか浜松のタワレコピクシーズのトリビュートを買いに行ったり、そんな日の頃。まだインディーの頃のビークルモーサムや惑星が参加していた作品です。あれから10年かあ…衝撃的だ(笑)最近、久々にこの作品を聴いている。思えば当時はすでにNapsterっていう素敵な利器が存在していたけれど、それでも今なんかより当時の方がCDを買っていたなあ。今のほうがお金もあるのにな…。11年前の夏はthe pillowsの“CARNIVAL”。12年前はゆず。5年前はまさにこのフェスにボランティアで参加した年、そしてフジとサマソニに初めて行った年でもある。そんなことを夏の訪れとともに思い出す。あれからもう5年だとか10年かあ。と思うと本当に今は僕は夢みたいな日々を過ごしている気がするんだけれど、でもそれ以上に心身ともに疲労感がピーク…。明日は朝には浜松を出て横浜へ。次の帰省は秋かな?