ガーデン・シティ・ライフ・ログ

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ぼくらが旅に出る理由は大体百個ぐらいあって【仙台〜平泉編】/ 東北楽天ゴールデンイーグルス-オリックスバファローズ @ クリネックススタジアム宮城



仙台3日目は平泉へ。今はそうでもないけど、子供の頃すっごく日本史が好きだった。得意だったっていうか好きだった。そういう本を読むのが。だから自然に得意になったし、他の教科は置いておいて(大学にも行ってないような人間だから)、日本史だけは県内でも上位に来るような点数を取ったことがあるのが勉強に関する僕の唯一の良い思い出(笑)今回の仙台旅行も、東北へ行くのはいいけど、何か仙台以外に行きたい場所ってのが最初あったわけではなかった。だから「仙台に来てまで見るものか?」と思わないでもないU-19代表の試合や、ライブハウスでのライブを見ているぐらいだし(どっちも僕らしいといえば僕らしい予定の立て方だけれども)、全部の日が予定通りの行動になったとはいえ、何かのガイドマップを見れば全然違う予定になっていたんだろうなって思うし、3泊全て仙台で取るというようなこともしなかったと思う。そんな中、何かの拍子で平泉や中尊寺のことが思い浮かんで、その歴史好きだった心に火がついて?是非行こう!と思ったのだった。

朝10時40分の東北本線・一ノ関行きで仙台を出る。当初はもう1つ前の平泉に辿り着く電車(9時42分発)に乗りたかったんだけど、眠くて次の電車でいいやと思って…。更にこの次でも乗り継ぎが上手くいけばそっちにしそうなぐらい眠かったけど、更にその次になると乗り継ぎがひどかったので、ギリギリに起きながら必死で駅まで走った…。ただ電車に乗ってしまうと景色が面白くて平泉の到着まで一睡もしなかった。小出田で気仙沼線が分かれていくのや、一ノ関で大船渡線が分かれていくのにも少なからず興奮を覚える。正直、乗り鉄の資質があるんじゃないかと思った今回の旅でした…。一ノ関で乗換えて平泉到着が12時31分(こっちもそのまま乗っていれば盛岡まで行けた…)。快晴!予定通りレンタサイクル。着くのが遅かったから無いことだけが心配だったけど、無事あったし、思った以上に借りる人が居たというか。他にも若い人も居たし、外国人さんも並んでいた。その人たちは達谷窟に行く、と伝えている。なにそれ?知らないけど良い場所なのかな。






まず義経最後の地・高館義経堂に立寄って、中尊寺へ。中尊寺の参道は思ったより急で、若い僕でも登っていてしんどいほど。大多数の年配の方は休み休み登っていた。途中の弁慶堂にはリラックマとのコラボ絵馬が。ほっこり。更に登って本堂へ。建物も神々しいけど、この高台にあるというところがまたすごい。その後、金色堂も見る。この時点で14時半ぐらい。もう2時間経過。中尊寺に思った以上に長い時間を要してしまった。あと毛越寺の庭園と厳美渓(片道8km)へ行きたいことを考えると、当初乗りたかった16時26分の電車まで2時間というのはギリギリ。とりあえず先に厳美渓へ行くことに。「厳美渓まで行く人はなかなか居ないよ…達谷窟の後に坂があるから。でも君は若いから行けるかもね」と言われたので、じゃあチャレンジしようと(笑)道自体は1本なので迷うことなく。途中で噂の達谷窟毘沙門堂に立寄る。これまたすごい!事前に知らなかった通りこの景色自体生身で見るのが初だったけど、岸壁の迫力がすごい上にこの建物。これは来たいと思うよなー。









さらに道を進む。坂は覚悟した程の坂じゃなく(ねむの木美術館の時と比べれば…)、半分以上は下るだけだったので厳美渓にはあっさり到着。今年いくつめの名勝だ。こちらも多くの観光客。今回の旅は岩物が多い。厳美渓を出たのが15時45分頃。帰りは追い風とゆるやかな下り坂。このままもう自転車返しにいっちゃえば電車間に合うな、って気もしたけど…ここまで来て毛越寺に寄らないなんて無いだろうと思ったので、毛越寺。こちらも国指定名勝です。しかしなんかパンフレット見ると、今の季節より冬の雪の庭園が良いのかなあ…。
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17時の期限に間に合うように自転車を返却。次の電車は17時27分(大体1時間に1本)。駅前の軽食屋でおそばを食べて時間を潰す。平泉はさすが歴史ある街で、若い観光客も思った以上に多かった。一ノ関では目の前に大船渡線の乗り継ぎが止まっていた。即座に駅探で検索して、これに乗って気仙沼まで行ってもその日のうちに仙台に帰ってこれるなあ…と思ったけど(笑)、暗い時間に乗っても意味無いかなと思い直しやめる。



途中眠りながら19時33分に仙台到着。思えば自転車をなくしてからすっかり乗っていなかったので、普通に走るのと全然違う筋肉を使うなあって思った。特に腿。あんなに平気にいくらでもこげていたのに今回すっごく違和感があった…。さて仙台に戻って。ちょうど今日からプロ野球楽天のホーム)も開催。調べたら19時半以降安くなるチケットがあったので行こうかなと。仙石線の各駅がもう数十分後…という感じだったのでタクシーでスタジアムまで(初乗りで行けた)。この時が20時ちょい過ぎ。さて、チケット買おうかなーと思って窓口に近付くと、窓口に並ぶ人々。スタッフの人に聞くと20時半からフライデーナイトチケットという全席500円になるチケットを販売すると。なにー。じゃあそれを待とう…。しかしその間、試合があっさり進んでいく。楽天もうちょっと頑張れ…。バックネット裏の「ゴールデンチケット」は列が長かったから別の席でいいやって思ってたけど、ゴールデンチケットの列の方が早くはけたので、じゃあゴールデンチケットでいいや。購入。

ということで、東北楽天ゴールデンイーグルス-オリックスバファローズクリネックススタジアム宮城プロ野球来るのは2、3年前に神宮でオープン戦を見て以来かな。一応何度かプロ野球もスタジアムで見ているけど(元野球少年)、このスタジアムの雰囲気は今まで見た雰囲気とは全然違って、なんかすっごくほっこりしていて良かった。すごく身近で“ホーム”感があるというか。首都圏のチームのような、どこか首都圏=全国区であるべき…というような敷居の高さを感じない。スタジアムにはベガルタの看板もあったし、チケット並んでいる時にチケットホルダーはベガルタのものって人も居たりして、なんかこの街だったら自然とプロスポーツが共存出来るわけだよなあ…って思った。他の地方都市がどうかはわからないけど…(特に札幌あたり)。試合は時すでに8回裏。楽天が最下位なのはフジロックで同部屋だった人の話でなんとなく知っていたんだけど、メンバー見てもピンと来るの山崎(と代打で出てきたノリ)ぐらいしか居ないや。鉄平とか高須とかが居ない。

8回の裏で楽天が山崎のタイムリーで1点を返すものの、その後の宮出(ヤクルトに居た宮出?)があっさり三球三振。全部同じ外角のワンバウンドするぐらいのボール球を空振り。そりゃダメなわけだ。オリックスはまだ名前が分かる選手が居るなあ。田口とか北川とかカブレラとか(もうすっかり知識薄い…)。9回裏も三者凡退で終了。50分ぐらいで試合が終わってしまった。もうちょい粘れ楽天…。でも、前述した通り、このスタジアムの雰囲気は良い。入口からの外観もかっこよいけど(でも外野とかは色々古いのかな)、負けても負けても見に行こうという気持ちにさせるような何かはある気がする。土曜のチケットはほぼ完売みたいでした。帰りは電車で宮城野駅からあおば通り駅まで。今回の最後の18きっぷ利用(笑)そんな感じで仙台の3日目も終わり。平泉も行ってよかったし、スタジアムも行ってよかった。