ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

Date Course Pentagon Royal Garden @ 京都KBSホール / あいちトリエンナーレ2010 都市の祝祭 / ぼくらが旅に出る理由は大体【名古屋散歩〜京都・時代祭りと嵐山〜岡山編】



前回と同じこと書くかもしれないけど、今回の旅行の主な目的は一つが瀬戸内国際芸術祭。もう一つが表題のDCPRGのライブ。元々前者に行きたくて、有給取るならこの週だなあと考えていた。でも少し迷った時期があった。そこまで行きたいかなーって。だからそんなに本気で段取ってなかった。そんでその後、僕は朝霧JAMで行けなかったDCPRGの復活ライブのことを書いた友人の日記を読んで…ああ、見たい!と思って。じゃあ両方西日本だし(←ざっくりしてる)、行こうと決断したのが1週間前ぐらい。結構急だ。行くことこそ決めたけど具体的な計画は全く考えてなかったし、お得なきっぷがある期間でもないから交通費がガッツリ掛かる。そこでまた迷ってなーんか色々考えたんだけど、結局事前に全ては決められず、木曜の夜の最終のひかりで名古屋まで、名古屋を少し歩いて金曜は京都とライブ。そしてその日のうちに新幹線で岡山まで移動して、土曜は高松…というのが決まっていること。そして岡山に着いてから色々考えて、土曜の夜は姫路にホテルをとった。

まず今週の話。とにかく忙しかった実感。火曜日に山があったのだけれど、それ以外の日も結局何かに追われるように集中しっ放し。週の最初はまだTeenage Fanclubのライブ行きたいな…とか思っていられたけど、それどころじゃなかった。おかげで余計なことは考えずに済んだとも言えるけど、今回の旅行のことも考える余裕が無くて、準備や予約に手をつけ始めたのが水曜の夜というか木曜の朝方。そして木曜の夜、最終の新幹線で最初の目的地、名古屋に到着。最初の目的地を名古屋にしたのも一番大きな理由は「最終の新幹線(ひかり)で行けるところまで」。のぞみの為に会社を3、40分早く出られる自信が全く無かった。会社は無事出られたものの、新幹線の中に仕事を持ち込む。良くないし、この為に旅行中自分のノートPCを持ち歩いているわけではない。しかも途中で酔っちゃって結局ホテルで仕事。3時頃睡眠。とりあえず安心したけど…。普段乗ってるひかりで、普段降りる浜松で降りないのも新鮮。名古屋を平日のこんな時間に歩くのも初めてだったから新鮮。

金曜の朝。伏見近くのホテルをチェックアウトして、歩いて白川公園名古屋市美術館へ。先月のあいちトリエンナーレで唯一立寄れていなかった会場。チケットも有効なのでせっかくだから立寄った。ついでに栄付近を少し散歩して、トリエンナーレのメイン会場にも少し立寄った。長者町会場ももう一回行きたかったけど、そこは抑えた…京都で過ごせる時間が減るし。在来線で名古屋を出て、米原から京都だけ新幹線。足すと3,250円(普通ののぞみだと5,000円)。お得感があるかどうかは何とも言えない。14時過ぎに京都に到着。こちらは1年半ぶり。早めに行こうとは思っていたけど特にプランがあったわけではない。せっかくの秋の京都。嵐山とか行ってみたいな、とかは思っていたけど、嵐山の位置関係がわからない。前みたいにレンタサイクルしようってことを考えていたから、自転車で頑張れる範囲なら行こうとか。とりあえず観光インフォメーションに行くと、ちょうど今日のたった今、時代祭りというのが行われているそうな。14時半に平安神宮。これ行こう!






14時半頃にレンタサイクルをして、東本願寺渉成園河原町祇園、八坂神社あたりを通りながら、平安神宮の参道(?)に着いた頃には多分15時頃。もう終わっているかなあと少し思っていたんだけど、全然そんなことなくパレードの真っ最中。例年と比べて人が多いのか少ないのかはわからないけど、外国人の方の姿が目立つ。結局平安神宮の前まで行って、終わるまで見届けた。んー面白かった。その間、地図を見ながら次の予定を考える。全体マップに嵐山も載っている。駅から平安神宮金閣寺までの距離関係を見ながら、行けるんじゃないかな…?と思ったので、平安神宮から丸太町通りをひたすら西へ。平安神宮を出たのが15時45分頃、お腹が空いたので牛丼をさっと食べた時間も挟んで、嵯峨嵐山駅着が16時40分。なんだかんだで遠かった(今調べたら10km近くあった…)。せっかくレンタサイクルしたんだから沢山走らなきゃ勿体無い、という貧乏根性が働いたのもあり…。大覚寺天龍寺はもう入園出来なかったけど清涼寺は見れた。あとトロッコ列車も見れず。






嵐山に来て何が出来たというわけじゃなかったけど、でもかろうじて明るいと言える時間に着けたので、あの景色は堪能。17時半にはもう暗くなってしまったので、京都駅方面へ戻る。京都のレンタサイクルは19時までだったからそれをフルで借りたんだけど(でも1日の価格帯しかないのでちょっと損した気分ではある)、大体他の町のレンタサイクルって17時台までが多い。だから久々に暗い中あまり知らない町を走ったので気をつけながら…。通り道に丁度西京極陸上競技場。照明がついていたから何かやってるのかな?と思って近付いたら、同じ公園内の球場で「女子プロ野球」をやっていた。ちなみに最終戦だったそうな。そのまま東へ。四条烏丸?の金券ショップできっぷを買って、京都駅に自転車を返却に。思ったより京都タワーの姿が遠くて焦った。まだ京都の町を掴みきれていない。碁盤目上で整理されているのが逆に僕は馴染めなくて迷う(笑)他の旅行ではまめに名勝に立寄っているけど、今回はスルーしまくり(古い建物も)。本能寺とか近く通ってるのになあ。


まあ京都は今後も普通に生きていれば何度も訪れると思うから徐々にね。そしてようやくボロフェスタ2010大前夜祭、Date Course Pentagon Royal GardenKBSホール。本当は19時からときめき☆ジャンボジャンボも出ていたんだけど、自転車で走り過ぎて結構疲れ果てて(笑)急ぐ気になれなかった…。DCPRGを好きになったのが大体5年前ぐらいで、2005、6年頃に最も好きだったバンド。出会いは2004年、初めて行った朝霧JAM。その後のワンマンライブにも何度か行ったけど、2007年4月の新作レコ発ライブを以って菊地成孔が活動終了を宣言。事前に何の告知もなくそのライブでの宣言。「先に言えば行ったのに!」とどれだけ思ったことか…。僕のリスナー遍歴としてDCPRGが与えていた影響は大きかったけど、それがいきなりなくなったおかげで、(当時の仕事柄でもあるけど)徐々にロックに戻っていった。でも、正直DCPRG程のクオリティを持ったアーティストには出会えなかった。(生半可な知識やテクで出来るもんじゃないからそう現れるはずがないのだ)そして今年、活動再開を宣言。復活ライブは10月9日野音…って朝霧JAMの日じゃん!まあまた東京でもやるだろ…って気持ちやさすがに朝霧を蹴ってまでとは思わなかったからそれは断念したものの、冒頭の理由で見に来た、3年半ぶりのDCPRG

ちょうどDCPRG開演の頃に到着して、あの妖しいキーボードの音色が聴こえて、ああ、DCPRGだ。って実感。けだるいベースラインの“ジャングル・クルーズにうってつけの日”からライブはスタート。“PLAYMATE AT HANOI”のイントロが鳴って、歓声が上がる。今回直前が忙しかったから今回の為にMP3プレイヤーの曲の入替とかしてなくて…DCPRGの曲も“構造I”しか入ってなくて…ハノイも随分聴いてなかったもんだから結構展開を忘れてた(笑)けど、あのポリリズムに合う踊りは身体が覚えている。次いで“構造II”〜“構造VI”。“構造II”のギターソロパートで、今回ギターとして参加しているジュディマリのTAKUYAが隣のステージ(ボロフェスタは2ステージ制で、その使っていない方のステージ)。笑えたんだけど、津上さん、ステージ上で大笑い(笑)

以下途中までしか書けなくて、もう覚えていないメモ。

そして、あのイントロが、電流が走るように鳴り響く。“Circle/Line〜Hard Core Peace”!/メンバーも多く。「軽く踊ってね」と言って、アンコールは“Mirror Balls”。/ほおー、こういう演出まで隠されているとは…!DCPRG、そして“Mirror Balls”というのがうってつけだったんだなあ。/今回メンバーに菊地さんの生徒が3人居た。特に、DCPRGで一番途切れないのってベースだから、ベースの子は大変だと思うし、ちょっと栗原さんのすごさを感じた。/京都まで来てよかったと、後悔は全く無い。旅行をしたときにライブを見ることはあったけど、ライブの為に旅行したというのは初めてだと思うんだよなあ多分。そういう意味では結構思い切ったことした気がしている(笑)/また東京で見れたらなあ。