ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

セレッソ大阪-ジュビロ磐田 @ キンチョウスタジアム / Four Tet @ 鰻谷Sunsui






エントリとしても10日ぶりになってしまいましたが、最終節で大阪に来ています。この10日間は仕事上のストレスで割と精神的にも身体的にもぶっ壊れていたけど、偉い人に申し訳無いぐらい励まされ、フォローしてもらい、なんとか解放に向かっての大阪遠征。先週末は友人の結婚パーティーで、元々の知り合い(音楽仲間?花見仲間?)や、フェス仲間、サッカー仲間(ジェフサポ)と会えて楽しかった。日曜はフットサル仲間とはしゃいだ。こんな風に東京都内を走ることはもう無いかも。そんな風にリフレッシュしても精神的にガタガタになってたけど、立ち直れてよかった。あっという間の一週間。いや、言ってしまえば昨年の最終節の神戸遠征からあっという間の一年間でした。ほんと仕事とサッカーの遠征とフェスのことしか考えてなかったな…ってのは例年通りだけど、前二者(いや、前一者)の割合が高かった一年だった気がする。遠征こそ多い一年だったけど、日常の中であんまり趣味のことを考えることが無かった…。…そうか、もう12月かあ。早いなあ(笑)

金曜は20時半頃退社。のぞみで新大阪へ。9月に初のぞみだったのに、10月にも2度乗って…新鮮味がなくなってきた。というかこのペースで新幹線に乗っていると単純にお金が。来年は遠征減らそう…と少し思っている。関東甲信越と東北、福岡ってところかなあ。あと年始帰省する時も新幹線じゃなくて今年も18きっぷでいいや、と考えたり。今回の宿は日本橋環状線が遅れていて、乗換えが上手くいかず。結局二つ隣の駅から歩いて着いたのは1時前。土曜の夜Four Tetのライヴを見たいがために心斎橋に近いエリアで2泊。ネット出来るホテルを取ったつもりだったのに、部屋に行ったら回線がなく…!でもこれは僕の認識違いでもあったので仕方無し…。こんな時頼りになるのは携帯で、元々行こうと思っていたレンタサイクル屋の場所も長居までの距離も携帯で調べた。でもちょっとiPhoneっていうかiPadが欲しいなあと思った。いずれスマホも買うだろうけど、忘れないうちに色々なことを書き残したい人間だからノートPC的なるものは今後も持参し続けると思うのだ。












土曜は昼前に起床。なんば→松屋町でレンタサイクル→大阪城公園→京橋→梅田〜福島→あとはひたすら南下、なんば・日本橋天王寺動物園阿倍野あたりを経由して(偶然通天閣にも)、試合開始ギリギリ頃に長居・キンチョウスタジアムに到着。J1第34節、セレッソ大阪-ジュビロ磐田キンチョウスタジアムジュビロを見るのは後半しか見れなかった10日前の鹿島戦以来セレッソを見るのは3月に味スタで見て以来。その時のセレッソはまだ香川も居たけど、チームとしての印象はあまり無かったというのが正直なところ。個々は上手いんだけど噛み合っていないな、って。しかしこの時点になってみるとセレッソは立派に上位争いをしているわけで、ジュビロナビスコ優勝後も不安定、相変わらず下位。夏の直接対決でもセレッソには惨敗していたはず。こちらは前田の得点王が掛かっているとは言え、セレッソACL出場の可能性を残している。簡単な試合ではない。前田が初のハットを決めたのはセレッソ戦だったので(大雨のヤマスタ)、その再現を半ば期待しつつ。

今日のジュビロは大体いつものメンツで、いつもと違うのはGKが八田(川口は控え。テストだったのかなあ?)、ボランチに成岡。菅沼が2列目でスタメン、そしてアジア杯でも大活躍の山崎がスタメン。セレッソはキム、酒本、茂庭、上本、丸橋、アマラウ、乾、清武、家長、アドリアーノ、小松。マルチネスが居ない。乾、清武、家長の3人が2列目という形とはちょっと違ったのかな。さて前半。相手も今日のジュビロは前田に点を取らせる為にボールを集めることが分かっていたと思うので、徹底的に前田を潰される。だから前半のジュビロの最初の数本のシュートは西や成岡や2列目の選手だったと思う。セレッソは上位なだけあって、守備での寄せが早い。ジュビロは後ろでしかボールが繋げず、対するセレッソは個々も上手くてなかなかジュビロはボールを奪えない。脩斗のサイドでボールを持てる機会が多くて、押し込むことも多くCKも得るものの、普段蹴ってる選手が居ないからか…康裕がふんわりしたボールを蹴ったりして、なかなかチャンスを活かすことが出来ない。

そうこうしているうちに、セレッソに崩されあっという間にアドリアーノに2点決められる。1点目は引いているところを崩され、2点目は裏へのボールをピンポイントで当てられ…だったかな。あまりのなす術なさに、柳下は前半で交代カードを切る。菅沼→ジウシーニョ。てか、先週も前半でカード切ってたよね。なんでそんな采配外しまくってるの?(山崎や菅沼をスタメン起用したのはテスト的な要素もあったんだろうけど。)今日はジウシーニョの頼り甲斐をすごい感じた。前半は2-0で終了。今日は自転車で走りまくった割に長居に来るまで殆ど何も食べていなかったので、オムライスとホルモン焼きを食べる。後半。開始すぐに成岡のゴールで1点差!成岡は今年色んなポジションで試された。キャンプではボランチから始まり、スタメン落ちして、イグノが抜けた後にFWやって、んでまたスタメン落ちして、2列目やって…。んで最終節はボランチ(笑)でも今日は(前田や山崎が抑えられていたのもあって)積極的に前に出てシュート打っていたし、こうして点も決めた。

結果的にチームがボロ負けしてるんで「ボランチ成岡」の評価は難しいところだけど(笑)、まあでもどのポジションでも点を取れるようになればね…そろそろスタメン定着して欲しいから。成岡のゴールで詰め寄ったものの、アドリアーノにあっさり裏を取られ、ハットトリック。柏サポの同僚が「古賀ちゃんは裏に弱いから期待しないで」と言うんだけど、ああこういうこと…とすごく思った(笑)しかしその直後、西か誰かのシュートのこぼれ球が前田のところに転がり、GKとの1対1を決めて1点差!前半でケネディが点を取っていたから得点王には1点取らなければいけなかった前田のゴールに、ジュビロサポ熱狂。しかしもんのすごいオフサイドっぽかった気もする…(笑)この得点の後、脩斗を下げて上田を投入。上田がボランチに入って、那須が左SBに入る。おそらくアドリアーノに裏を取られまくっていたことに対策を講じたつもりだったんだろうけど、これが完全に裏目に。直後、那須の裏を起点にアドリアーノが4点目。おいおい、アドリアーノはあと何点で得点王だ!?

この後もジュビロは前田に点を取らせるべく攻め立てはするもののなかなか決められず。逆に終了間際にアマラウに5点目、締めに播戸に見事に裏を取られ6点目。播戸、ユニを脱いで喜んでイエロー(笑)そして試合終了。笑ってしまうほどの惨敗。8年間勝てなかった鹿島に勝ったと思ったらこれだ。セレッソはこの勝利でACL出場を掴む程のチームとはいえ(アドリアーノや家長放出してる場合じゃないぞ!)、でもJ2から昇格したばかりのチーム。昇格クラブに2年続けて2-6(笑)第1節と最終節の違いこそあれ…。ナビスコカップ王者の面影無し。大きな課題を残したのは来季に向けては良かったのかな。川口でなくて八田だったのがダメだったのか、いや八田を攻めるには酷な程DF陣が裏取られまくっていた。成岡上田のWボランチなんてのも自殺行為だったのかもしれないし、康裕と那須の真ん中が本職の二人のサイドバックも機能していない。山崎もチャンスこそ作っていたけどまだ物足りない。ほんと全体的なレベルアップが必要だと突きつけられた試合だった。

他の試合では名古屋はケネディが1点で打ち止め、そしてエジミウソンは浦和がなんと神戸に0-4という惨敗を喫しノーゴール。前田は2年連続得点王!めでた…くないのはこの惨敗のせいだよね。前田も全然嬉しくないだろうな(そういう人だから…)。でも最後に姿を現してくれて嬉しかったし、ジュビロサポはきっと全員がこの2年連続得点王という初の快挙は心の底から嬉しいと思っている筈。しかもこの2年続けてJ1下位の弱小クラブ(笑)での2年連続得点王なんて快挙中の快挙で、今後こんな日本人FWそう出てこないと思うんだよ!…昨年も前田が点とっても点とっても点をとられるチームで、前田が移籍しないか本気で不安になったものだけど、この終わり方では今年も同じ心配しそうだよ…。でも前田、本当におめでとう!!!さて他の試合では、FC東京が京都に負けて…逆転で神戸が残留。まさかの展開。条件以上に、相手を考えても(勝ち点20にも満たない京都が相手の)FC東京が有利だと思っていた。来年は神戸行けないな、ぐらい思っていたのに、ビックリ…。

9月のレッズとの試合後に「来季はJ2で東京ダービー」という野次があって軽く問題になったなんてことがあったけど、正直大熊体制になった後のFC東京は立ち直ったように思った。特に格下の湘南や格上のガンバに対する戦いぶりを見ていれば、こんなにあっさりサンガに負けるとは…。なんとなく僕の中のFC東京は、調子が良い時上位とやってもそのハナを折られるんだけど、格下相手にはちゃんと試合を支配して、仮に先制されても引っくり返す地力があるクラブだと思っていた。ただ一つ言えるとしたら、今年のFC東京にはアマラオ、トゥットも、ケリーもルーカスも、カボレも居なかった。J1昇格して以来初めて日本人FWを軸に据えようとした1年だったんじゃないだろうか。あと初めて藤山も浅利も居なかった年でもある。若さ特有の勢いって時にこういう脆さがある、ということだと思う。これで2年続けて「前年度のナビスコカップ王者の降格」。こんな大敗をしているようではうちにとっても他人事ではない。神戸とFC東京の涙は明日の自分たちの可能性は十分に有り得る。

いやでもだってジュビロもつい2年前に流してんじゃん、涙。最後の入替戦があったものの、今の制度だったらすでに降格していたわけだよね。あの入替戦は本当に苦しかった。前田も今でこそ2年連続得点王だけど、2008年は怪我で出遅れてパフォーマンスもなかなか上がらなかった。1戦目も完全に仙台に押し込まれてた。本当に、松浦のゴールだけだった。というか2戦通じて元気だったのは松浦だけだった。他の選手は全員身体が重そうだった。もし2戦目のロスタイム、仙台のゴールが決まっていたら…。あれからまだ2年も経っていない。あの苦しさは忘れてはいけない。組み合わせの妙もあってタイトルこそ取れたけど(すごいことだけどね。セレッソも川崎もこんなに強いのに、タイトルは手に出来ずに居るのだから…)、来季は上位争いなんて言って身分不相応のサッカーして足元がおぼつかなくならないように。だから、この大敗は良かったと思いたい(変に調子に乗らず来季へ向かえる)。来年以降は、前田にあんな顔とコメント(今日の会見)させちゃいけない。

さて。セレッソとの試合をアウェーで見るのは初めてだったから、長居にも来たことないしキンチョウも勿論初。メインスタンドが大きくって、傾斜が高い視点が好きな僕としては次回来る時はメインスタンドのアウェー寄りを買いたいなと思った。今日は客入りこそ1万5千って数字だったけど、実際はホームゴール裏は勿論、メインスタンドもバックスタンドもほぼ一杯。ゴールの度に沸き起こる「イエー!」の声とガッツポーズは実際はスタジアム全体で起こっているような感覚で、この中でプレー出来たら選手は燃えるよなあ。強くなるよなあ。という気がした。あのメインスタンドは迫力あるわ。試合終了後はACL出場権を獲得したこともあって、選手もサポーターも「ACL!」コールで場内大盛り上がり。試合終了後は最終戦のセレモニーもあった。せっかくなので見ていたんだけど(寒空の中1時間。プレゼントとか暖かい日のファン感でやろうぜー)、乾とか家長とか関西出身の選手はすっごくあっさりしていて、逆に松井(元ジュビロ)とか茂庭が場内を盛り上げていた。

松井ってあんな面白かったのか…(もうジュビロサポ居なかったけど…)。セレッソサポ的にはどうなんだろ?茂庭は相変わらずだけど、FC東京降格は複雑な気分だろうな。来季味スタでJ1の試合が無いというのは不思議な感じだ。でもJ2の色んなクラブを見る機会があると思えば面白そうなのと、あとはやっぱりなんだかんだで東京ダービーは楽しみだったりします。FC東京、どれぐらいの選手が残るだろう。今野も責任は感じているだろうけど、J2でやる選手ではない。守備ボロボロなうちに来ないかなあ…。石川も他が放っておかないだろうしJ1でやるべき。日本代表だけど権田はユース出身だし残る気がする。梶山なんかも。大黒は横浜がオファー出してるって言うし、J1を選ぶ気がする。全く読めないのが平山。神戸とか大宮がオファー出すかな?なんかもうそういうイメージ(笑)FC東京はまだ天皇杯もある。サンフレッチェ天皇杯勝ち上がって結果的に主力が殆ど残ったということがあった。

セレモニーを途中まで見て、帰りもまた自転車で。しばらく北上して、せっかくなので夜の通天閣にも立寄る。天王寺を抜けて日本橋〜なんば〜心斎橋辺りを抜けて松屋町。レンタサイクルはして正解だった。大阪は何度か目だけど正直地図や路線図を意識して来たことがなかったから、地図を見ながら自転車であれこれ走ってようやく地理や土地の名前を理解した。「御堂筋」とか「筋」ってそういう意味なのかあ…とか。次回来た時はぜひまたレンタサイクルしたい。その後は心斎橋からなんばまで歩いて、無線の飛んでるカフェでネット。閉店時間まで居て、その後ホテルに戻る前に四ツ橋の元取引先のビルに行ってみたりなんかして(5年以上前、地元の企業に勤めていた頃の取引先)、少し懐かしくなったりして。ホテルで色んなスポーツニュースをはしご見して。1時から鰻谷Sunsuiへ行ってFour Tetを見る。もう眠くて迷ったけど、この為にこの場所のホテルにしたのだと思い直し。

大阪でライブを見たのは初めてだと思う、そういえば。鰻谷Sunsuiはよくインディー系のライブスケジュールで見るハコで、今度オーウェン・パレットなんかも来るとか。フォーテットは2006、7年にFRIDGEとして出た朝霧JAMで見て以来かな?フォーテットとしては2004年の朝霧以来。当時は「Radioheadのリミックスとかもしている人らしいぜ」「へえ」みたいな感じだったんだっけな。1時からの出番と読んだけど、外れて2時から。もう人がかなり多くって、一番後ろ辺りに居たけどでもギュウギュウ。2時から75分間。音が気持ちよかった。しかし後半はもうかなり眠かったので、これぐらいの尺で良かった…。終わってすぐにホテルに戻って就寝。「旅先でオールのイベントとか行くのもどうなんすかね」なんて、会社のフォーテット好きな人と話していたんだけど、東京に居たら居たでオールのイベントなんて行かない(新木場とか麻布とか遠いので)。だから逆に旅先で見られてよかった。近い以上に12時チェックアウトのホテルで良かった、と思う。翌日の日記へ続く。