ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ナビスコカップ決勝 浦和レッズ-鹿島アントラーズ @ 国立霞ヶ丘競技場 / ドラゴンクエスト展 @ 森アーツセンターギャラリー / “アーヴィング・ペンと三宅一生”展 @ 21_21 DESIGN SIGHT / DESIGNTIDE TOKYO 2011・MIDTOWN DESIGN TOUCH 2011・GOOD DESIGN EXHIBITION 2011 -適正- @ 東京ミッドタウン

前日というより今朝6時まで部屋の片付けをしていたので、起きれるか不安だったけど、最終日に注文したAIR JAMのグッズ!が届いたおかげで起きれた。そしてナビスコカップ決勝当日。どんな対戦カードであれ、一年に二度しかない日本のトップリーグのファイナルのうちの一つであり、そして気持ちいい秋晴れの日であることであることが多いナビスコ決勝の日は、一年でもっとも好きな日のひとつ。自然と気持ちも高ぶる。

この日が好きなのは何も決勝ばかりでなく、表題のような秋のデザインイベントがあることや、それ以外にも色々なイベントがこの10月最終週末〜11月第1週末にかけてあるからで。今日なんかは本当は決勝行く前に代々木競技場でのFood Relation Network(ap bankの新しいフェス飯プロジェクト)にも立ち寄りたかったのだけど、そんなに余裕持っては起きられなかった。秋晴れの井の頭公園は昼にももう人がいっぱい。吉祥寺駅でドーナツ買っていざ千駄ヶ谷

ナビスコカップ決勝 浦和レッズ-鹿島アントラーズ国立霞ヶ丘競技場


試合開始に間に合う時間には駅に着いていたのだけど、フレッシュネスで抹茶ラテ買ったら出来上がりまでに異常に時間がかかって…KOに間に合わず。でも指定席だから?安心。ナビスコカップ決勝、浦和レッズ-鹿島アントラーズ国立霞ヶ丘競技場。レッズを見るのは7月のエコパ以来。鹿島を見るのは7月のレイソル戦以来でした。両チームの今年の不調については散々語り尽くされているのでおいておくとして、だから今年このカードになるのは意外だったし――昨日の日記にも書いたけど、ジュビロサポとしてはどっちに勝ってほしいというのが持ちにくいカードなので(笑)ほんとごく第三者の目線で観戦。2002年の頃はまだタイトル数的に今程大きく差が無かったから鹿島に勝ってほしくなかったけど、今となってはもうねえ…。

バックスタンド上段の指定席(パノラマシート)の鹿島寄りだったのだけど、そこでも鹿島ユニと浦和ユニが半々ぐらい。アウェーって席種だけど結構皆堂々とユニ着るし旗も振るんだなあ。終盤になったらどうなるんだこれ(笑)と思いつつ観戦。しかし前列の浦和ユニの二人組が、梅崎のイエローで拍手したり、鹿島の歌に合わせて手拍子したりしていて、どっちだ!と思ったり。どっち目線というのが無いつもりだったけど、やはり格下のチームや若いチームの目線に自然となってしまうので、ちょっと浦和目線で物事を考え始める。山田直輝、良いプレイヤーだなあ(ジュビロの試合にはあんまり出てきていない気がするので、初めて?見た気がする)。なんか俊哉みたい。パスも上手いし判断も早いのだけど、自分でボールを引き出せるしシュートも狙っている。エスクデロ、梅崎、原口の個人技も上手さや怖さがあるのだけど、それでも浦和のサッカーを作っているのは、山田と柏木のあのW司令塔なのだと感じた。

しかし後半開始早々、そんな浦和のサッカーは崩れる。山田が2枚のイエローをもらい退場。この時目を離していて見ていなかったんだけど…浦和の選手側がそんなに荒れた感じになってなかったから、イエローとしては妥当だったのかな。→そして映像で見たけど、2枚目のイエローは妥当。1枚目は「1枚目としてはアリ」なんだろうなあ。山田以外にもこういうファールでカードもらっていた選手は居たし(梅崎や青木の1枚目がそうだった?)。前から追う姿勢は非常に素晴らしいのだけど、1枚もらっている選手としては軽率で勿体無いプレーだった、としか言いようがないか。浦和は10人になっても基本陣形は変わらず。4-1-3-1。相手が10人になってから鹿島は新井場が飛び出すシーンが増える。なるほどなあ。サイドバックが両方とも高い位置を取るシーンが目立つ。小笠原と柴崎のボール供給力が半端ない。鹿島は早々にMF遠藤に替え田代を投入し3トップのような形にしたり、左SBのアレックスに替え、本職MFのフェリペ・ガブリエルを投入し、先制点を狙いにいく。

浦和の課題は、奪ってからの攻撃の形が無いこと。おそらくこれはエコパで見た時の印象とあまり変わっていなくって、柏木と山田の組み立て頼みか、エスクデロ、梅崎、原口の個人技頼みか。それでしか無かったのか、と思う程。ペドロヴィッチ時代に崩壊した部分で、さすがにまだ立て直せていないところ。山田が退場になったことにより、組み立てられる選手を失ったと同時に、必然的に柏木が守備をする時間が増えて前線に絡めなくなったことによって、それ以降浦和にはエスクデロと原口の個人での突破以外の攻撃パターンが無くなってしまった。惜しいシーンもあったし、個人技によって相手も一人減ったわけだけど、それでも――それ以上に「個人でいって、止められることのストレス」の方が多く蓄積されていたのではないか(特にエスクデロ)。奪った後に、意図の無いパスで相手に戻してしまうシーンがあまりに多かった。これでは苦しい。

主審の東城さんは――昔はてんでダメな印象があったのだけど、一時期から流し目のジャッジが多くなって結構安心出来る試合が増えてきていて、僕個人はそんなに苦手な主審ではない。今日もそんなに荒れた試合では無かったと思うし、東城さんの基準はさほどぶれていなかったのではないか。青木の2枚目は――ちょっと雰囲気で出された感じがしてかわいそうだったけど(笑)エスクデロはすごくイライラしていたけど――それがワントップと3トップの一角の違いじゃねえかなあ、って思う。タックルがボールにいっているか/いっていないか――どちらに見えたのか、というのは遠くの僕にはわからない。まあ「流せばいいのにな」ってシーンは幾つかあったけど。ただお互い良い突破や激しい当たりが多かった分、カードが多かったのは難しいな。個々のジャッジがそんなに間違っていたとは思わないのだけど、決勝で両チームに退場者が出るというゲームマネジメントはいただけないと言えばいただけないし、残念なこと。

鹿島も一人減ってCBどうすんだと思ったけど、見た限り新井場がCB、柴崎が右SBにスライド。スタジアムの雰囲気は「これでレッズが盛り返す!」という風になったのではないかと思うけれど、そうはならなかった。それは前述の通り、(数が同じでは)浦和に攻撃の形が無い上では有利に働かなかったこと、そして鹿島もサッカーを変えなかったこと。センターバックの筈の新井場が時折サイドを上がってくるシーンがあって、その時は完全に中田のワンバック状態だった。10人になってもやることが変わらない。さすが。浦和もそこを突けない。試合の流れは鹿島のまま――後半終了、延長戦へ。スタンドが西日とあいまってマジで真っ赤。


延長から両チームとも選手交代。小笠原→増田、鈴木啓太→小島(まだ18歳の新人!)とワンボランチ同士の交代。延長前半終了間際、ついに鹿島に先制点。興梠→田代→興梠→フリーで走り込んだ大迫がゴール!完全にこの3人で崩したゴールだった。特に田代の胸トラップ→パスで決まった感があったな。ここまで頑張っていた浦和守備陣もついにこじ開けられる。この後、浦和も長身DFの濱田を前線に上げるも(デスポトビッチを投入しなかったのが意外だったなあ)追いつけず。1-0で試合終了し、鹿島が2002年以来のナビスコカップ優勝。


鹿島ばっかりタイトルが増えているのはやっぱなんだかしゃくだけど…(笑)鹿島サポのかたおめでとうございます。10人になっても雰囲気に飲まれず、同じサッカーを続けられるのがさすが。元旦の時も思ったけど、やっぱ叩き込まれてるサッカーの質が違うよ。それに、いくら大型ルーキーとは言え、高卒新人の柴崎がもうここまで「試合の中で相手にとって嫌な選手」になっているのがすごい。延長後半でバーに当たったシュートは、まず10人同士で延長後半なのに、あそこで上がってくる判断がすごいよ(あのシーン以外にもサイドバックの位置から相手サイドバック平川の裏をフリーランで突こうとするシーンが延長に何回かあった)。先週のジュビロのクソサッカーみたいなものとの差を見せ付けられると――そりゃ山村も鹿島行くわな。って思う。

表彰式で浦和サポ、審判団にブーイング。山田が早く退場になり、それによって勝敗が左右されたのは確かだと思うけど――審判がそんなに相手に片寄っていたとは思わないので(数的に同じになっても攻め手が無かったのは、別に審判のせいではない)、ちょっとどうかなあと思った。そういう意味でも、退場になったのがよりによって山田だったと――そしてそのせいで山田は3日の試合は出場停止?…良い選手だと思っただけに、ジュビロサポ的には大きいぞ、これ(笑)

“アーヴィング・ペンと三宅一生”展 @ 21_21 DESIGN SIGHT / DESIGNTIDE 2011・MIDTOWN DESIGN TOUCH 2011 @ 東京ミッドタウン / GOOD DESIGN EXHIBITION 2011 -適正- @ デザインハブ




国立から移動。毎年思っているようで――いや実はそんなことなく今年思ったこと。すごく特別な2・3時間が、徐々に日常が解けていく寂しさ。なんで今まであまりはっきりと感じなかったのかな。今年はナビスコカップとTOKYO DESIGNERS WEEKの神宮外苑開催とかぶっていなかったからかな?キックオフ時間が早かったからかな?(例年14時じゃなかったか。)でも隣の神宮球場では18時からのクライマックスシリーズに合わせ、こちらは人が増えていく過程。こうしてイベントの多い日は続く。ベルコモンズでレンタサイクルしてミッドタウンへ移動。CIBONE等の店舗ではTDWやDESIGNTIDEのサテライト展が始まっていた。

そしてミッドタウンへ移動して例年のようにMIDTOWN DESIGN TOUCH、GOOD DESIGN EXHIBITIONと例年見ているイベントや、21_21 DESIGN SIGHTで“アーヴィング・ペンと三宅一生”展を見る。ミッドタウン内の展示で"hand" exhibitionというのをやっていて(これ)、田中貴志さんの作品は――通りがかった人が思い思いにアルファベットの書かれた紙を持っていっていたのだけど、それにしても皆思ったよりがっつくなあ。持って帰って何に使うって別に無くないか…音楽聴いてて言葉聞いていなかったんだけど、観光中の別の国のかたがただったのかもしれない。GOOD DESIGN EXHIBITIONで見た中でMUJIノートブックは「本気で近未来のノートはこんな風になっていくのかもな」と思わせられる機能性と操作性。“アーヴィング・ペンと三宅一生”展は、これはもうファッションなのかアートなのかなんなのか。異様なものを、そう思えるように撮るって、やっぱ技術や感性のものなんだなあ。そしてそれをすることで、ファッションがアートになっていく様が面白かった。












そしてDESIGNTIDEへも。今年から入場料が500円値上がりしました。今年の装飾のせいかもしれないけど狭くなったように感じた。直島に関する資料ゾーンが今年あって、「瀬戸内海と私――なぜ、私は直島に現代アートを持ち込んだのか」というベネッセの福武会長の冊子があったのでもらってきた。また読む。本当に僕は年始の西日本旅行でまた直島に行けるのだろうか。あとJ1の昇格争いで「徳島上がって来れば“四国初のJ1”って盛り上がれるじゃん!」みたいな風に思っているのは、何かそういう理由があれば四国に行けるから――それで瀬戸内海の島に行く理由になるから。みたいなところは非常にある。天皇杯カマタマーレの善戦とかもそうだけど。

六本木ヒルズへ移動する前に、AXISギャラリーで“POST 3.11 これからデザインにできること”という展示も見た。来週からは乃木坂のギャラリー・間でも3.11関連の展示が始まるので――それも足を運びたいと思っていて。年内にもう一回ぐらい六本木に行こうと。タイの洪水やトルコの地震も大変で、募金するけど、それでもやっぱ自分の目で見て“まだ何も終わっていないし、始まってもいない”と感じた――同じ日本の東北のことを思えば、一番お金落とすべきはやっぱそこなんじゃないかって思ったりはしている。

ドラゴンクエスト展 @ 森アーツセンターギャラリー


六本木ヒルズへ移動して、ドラゴンクエスト展!「天空の城」という設定からいちいち面白いし、スタッフさんの発する言葉もいちいちドラクエでほんと楽しかった(面白いだけにネタバレは避けたいけど、冒険の書の後半の戦闘。ちなみに僕は僧侶を選択。青だから)。自分で――作品の中に出てくる作品名とかアイテム名を言う場面は多少照れたけど(笑)作品ダイジェストも、企画書や原画も、いちいち「ああ、懐かしい!」って気持ちにさせられる。年齢や個人を超えるよねえ、ドラクエやり込んだ記憶って…。音楽が鳴るといちいちテンションが上がる!!ドラクエ以上のメディア芸術は無いんじゃないか。と思ってしまう程。(FFはなんかまた違うんだよなあ。)

モンスターがあらわれた!






最後に現れたのがゴーレム。足元にメタルスライムが…。それにしてもゴーレムデカい。

ちなみに今、ドラクエ7をやりかけ中。もう1、2ヶ月ぐらいはやっていないけど、3月の…震災の後、早く帰れた時期からやり始めて(そのタイミングとか動機もどうかと思うけど)、DISC2に入ったところぐらい。出た当時一度クリアはしてるんだけど、今回もちゃんとクリアまでやりたいなー。あとDS持ってないのでまだ9はやってません。やりたいけどその為にDS買おうとは思わない(し、悪いことに手を出そうとも思わない)。でもやりたいなあ…。

自転車で渋谷に戻ってきて、出社したりした後、終電で帰宅。終電前の――ハロウィンの渋谷はカオスだった。渋谷が職場は3年目、渋谷で乗り換えてた期間含めれば6年目ぐらいになると思うんだけど、ハロウィンの夜の渋谷がこんな風になっているとは知らなかった。ただ歩いて見ている分には面白いけど、でもルフィとか絶対寒いよ…。そういえば六本木もそういう雰囲気だったな。そんな感じで、明日は東京ダービー