ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

Summer Sonic'12 @ 千葉マリンスタジアム・幕張メッセ / Foster The People @ SHIBUYA-AX とライヴの撮影に関して思ったこととか

まだいくつか補完できてないダイアリーがあるのだけど、溜まっちゃう前に最新のエントリ。3年ぶりにサマソニに行ってきました。3年前のはエントリが無いので(多分TFCとか見たんだけど)、2日間行ったのは4年前以来でこの辺



1日目

SBTRKT→Passion Pit→GOTYEをちら見してDeath Cab For CutieSKA SKA CLUB→ハイエイタスをちら見してGreen Dayを少しだけ→Sigur Ros

元々「パッションピットとデスキャブとシガロスで元取れるわ」と思ってたけど、もうむしろ明日大阪まで追いかけて行きたいレベルだった!(行かないけど。)でも…昔は「目的じゃないものをいかに楽しむか」がフェスだと思ってたのに、フジといい完全に省エネモードだ、最近。早い時間に見たいのもあったけど、家に居る間に雷雨だった段階で向かうことすら頑張れないというか…。

Passion Pit

SBTRKT見てる時からどんどん人が流れているのは感じたけど、マウンテンステージが人で一杯!(というかマウンテンがこういう横長構造になったんだ!)次単独でやる時はもう大きなとこかな。“The Reeling”の頃から見始め。“ゴッサマー”まだ聴いてないけど、“Manners”は一時期すごい聴いてたアルバムだったので、楽しかった。ボーカルの精神状態により来日すら危ぶまれていたけど、もう、そんなこと感じさせない、パワフルなパフォーマンスだった!

Death Cab For Cutie

4年ぶりサマソニ登場のデスキャブ。今までのソニックから一つ大きなステージに昇格も、Passion Pitと比べると人少なめ。そんなもんかなあ(フランツの裏ってのもあったのかもしれないけど、でも日本ではあまりプロモーションされていない感じがするので…)。色んなアルバムから満遍ないセトリ。最新作は実は聞いていないので、旧譜の曲名ばかりだけど…“I Will Possess Your Heart”“Crooked Teeth”から始まっていって、なんだかんだで“Photobooth”や“The New Year”、“Soul Meets Body”“A Movie Script Ending”みたいな曲にテンションが上がり(“For What Reason”や“Why You’d Want to Live Here”もやったかと思ってたんだけど、勘違いっぽい)。

やっぱこの日の中ではデスキャブが一番好きだから一番良かった!ラストは“Transatlanticism”じゃなかったけど、セッションみたくなった“We Looked Like Giants”での終わりもかっこよかった。コースト以来の東京での単独も待たれます。

SKA SKA CLUB

デスキャブ後に合流した友達(元キッズ)と「ちょっと様子見に行ってみよう」と思って行ったスカスカクラブ。懐かしい。決してすごい集客ではなかったけど、久々に純粋なスカパンク見て、かつてのキッズ魂に火がつきました。数年ぶりのサークル作ってのスカダンス、楽しい…!なんかこういう大所帯スカバンドとか見るの久々過ぎる。オイスカとかも最近見てないので。割と新曲やってた。しかも良い曲。そして“SANTA MONICA”で大合唱!11月のAX行きたいなーー。ここで汗だく。楽しかった!

Sigur Ros

マリンで少しだけGreen Dayを見た後、早々とシガロス待機。“Svefn-g-englar”の美しさに引き込まれ、“Saeglopur”の時にジュビロ逆転勝利の報を知って二重にテンション上がる。“残響”の序盤のようなあまり明るい曲はやらなかった。少し明るい時間帯があるとしたら“festival”の時ぐらいか。それにしても映像がかっこよすぎ。ああいうの予めエフェクトは作ってあるんだろうけど、スイッチは現場なのかな…。

2日目

友人のはからいで夕方から急遽行くことに。Foster The People→ラスヴェガスももいろクローバーZNew Order→CALVIN HARRIS。

Foster The People

最近洋楽聴かなくなってきて、ちゃんと聴いているアルバムも1年で1、2枚なんだけど、昨年がパッションピット“マナーズ”だとしたら今年はこのバンドの“Torches”。なのですごく良かった!2日目来るとしたらフォスター目的だなってぐらいだったので、だいぶ満足…したけど、翌日の単独に欲を残しておきたくて最後(“Pumped Up Kicks”)の曲で離脱。

ももいろクローバーZ

ももクロは見るの2度目。昨年の仙台アウェーの日、たまたま仙台でフリーライヴをやっていたのを見て以来2度目。あの時はZepp Sendaiが割と埋まっていなかったし、しかも熱狂的なファンが後ろ、ライトファンが前…というブロック割の為にすごく近くで見れたのだけど、その時と違ってすっごい人…(その時がどれだけ貴重だったことかと)。RAINBOW STAGEパンパン、この広さで言うと1万人強は集まっていたんだと思う。ていうか皆(普通のフェス客ぽい人も)サイリウム!すっごい。フェスセトリで“ミライボウル”が一発目とは意外。“BIONIC CHERRY”の映像面白かった。

New Order

昔のフジロックでは最前に行ったというのに、今回はももクロを見て遅れて行くという体たらく。だけどいざ見始めたら“Ceremony”と“Here To Stay”でもってかれた!(“Regret”には間に合わなかった!)“Krafty”はまさか日本語歌うとはなあ(あのフジの時もそうだったよね)。というわけで一時期はそれぐらいNO好きだったのでベスト選曲はすんごい楽しかったし、語られ尽くされていると思うけど、アンコールのLWTUAでの映像…FOREVER JOY DIVISIONって言葉を軸とした演出はぐっときたけど、中でもJoy Division4人の写真にぐっときた。何故あの写真が一番かと言うと、フッキーも映ってるから。仲違いして5年か。月日は早い。ももクロの時に使われたと思われる緑のサイリウムが一部で投げられていたのにうけた。(ももクロから結構人流れて来てたよね。皆そのはしごをするのがすごい)

サカユニ的サマソニと余談

サマソニで見たJリーグのユニ。レッズ(一番多かった)、カマタマーレ(もしやフジでも居た方?)、ロアッソ(TLでその人っぽい人を見たような)、水戸ちゃん、あとシガロス前にジュビロの18番。ちょっと地方のフェスと比べるとサカユニ自体が少なかった印象(サマソニは3年ぶりだったけど、それでも以前来てた頃と比べると海外のユニも少ないなあって印象でした。メッセにこもっていたからかな…)。僕も着てないけど…。

多かったのは千葉ロッテマリーンズユニ!ホームだからそりゃそうなんだけど前来た頃はこんな多くなかった。ジェフやレイソルも頑張ってほしいっす!あと今日は18番の前田…だけどカープの方のユニを見かけた。

ところで今年のサマソニ、ビン・カンと並んで持ち込み禁止だったのが「うちわ」。初日はただ「なんでだろ」と思っただけだったけど(持ってこないし)、2日目にちょうど入場時に前の人が「うちわは持ち込み禁止でして…」「ダメなのぉ?」と引っかかってる女性がいた。グンちゃん対策…?

ももクロちゃんサイリウムは没収されないし、うちわもそのファン同士では一つの文化なのだとしたらうちわが視界を遮るとしてもそのジャンルのファン同士でのことなんだから、と少し思いました。これがキッズだけなら「うちわも投げたら痛いから!」という発想もできるんだけど(笑)扇子ならいいのかとかね。もっと先に持ち込みチェックすべきものあるような気がする。(と思っていたけど、韓流のライヴでは最近うちわが禁止だとの指摘あり。それに順じたという意味では良い運営だったってことなのかな。)

ライヴの撮影について考えさせられる

今回のサマソニで気になったのは、ライヴ中にステージを向けて撮影する人が多いこと。こんなの別にサマソニに限らずどこのフェスでもそうなのだろうけど、多分僕自身が今回ステージ近くまで行って見ることが多かったから目についたのかも。ズームしたところでたかが知れているし、絶対照明で飛ぶのに。「まあ、ゆってもフェスだしなあ…」とは思うけど、ここから入って、ワンマンでも撮る人が多くなってしまうのは嫌だな。

しかしこのライヴ中写真撮る人が多くなったということ。アーティストの人気とか客のマナーとかイベントの質とはまた違う新しい部分、「ソーシャルメディア」の存在のせいじゃね?てことを思ったので、以下に書いていきたいと思います。

「ズームじゃ知れているし絶対照明で飛ぶ。」⇒アーティストの写真が目当てなら、絶対後から出るオフィシャル写真を保存した方が良い。すなわち逆に言えば、主催者側がアーティストの写真を即日でウェブに出す(更に言うとそれをユーザーに個別に送る。Twitterやメルマガで)のをサービス化してしまえばライヴ中の撮影をある程度抑制できるのではというのが一案。

サービスの詳細については色々あるけど、有料でなく無料がベスト。HostessのClub Weekenderというイベントでは、先行特典で実際そういうのがあるっぽい。あと母親の話だと(笑)、スピッツのファンクラブイベントでは撮影OKなコーナーってのがあるらしいんです。最近何かのバンドでもあったな。(とはいえ、フェスでコーナーを設けるのは難しそうだ。)

場合によっては写真の拡散というのはプロモーションや人気のバロメーターになる。けど、もしいざライヴ、フェスが撮影OKになったら、最前列がカメラを構えた人だらけになってしまうかもしれない(洋楽はともかく、メンツによっては)。ゆるくても「撮影禁止」を謳ってるから抑制力がきいているのかもしれない。

いやしかし。もしかしたら多くの人は「ズームじゃたかが知れているし、照明で飛ぶ」ことを理解しながらステージに向けてカメラを構えているのでは。でなければデジカメでなくiPhoneは構えない。「思い出を残す」のとはまたちょっと違う、「そこに居ること」の証明を残したいんじゃないか。そう、ステージにカメラを向けている多くは実はアーティストの写真が撮りたいんじゃなく、Facebookやインスタグラムに載せる写真、ソーシャル受けする、沢山いいね!される写真を撮りたいのでは。だから良い写真でなくても良い、雰囲気が伝われば。そうなると…先のサービスでは抑制できない。

だからそこを逆手にとって「ソーシャルで拡散される、雰囲気をプロデュース」するのが今後のライヴパフォーマンスなのかなあって思うし、そういう権利云々でユーザーが動かされているわけではないと思えば、そことマナーがどう共存するかっつーか、うーん、上手くまとまらないけど。言い換えれば、たかがスナップショットに「いいね!」をつけられるだけで、数あるライヴで培った行動様式を(マナー違反と知りながらも)変えてしまえるFBやインスタグラム。これはウェブサービスとしてはやっぱすごいことだと思う。それでまたコンテンツの価値が変わっていく。ルールやマナーも大事だけど、新たな流れを感じ取ることも大事だよな、と。

Foster The People @ SHIBUYA-AX

そしてサマソニ2日目にも見たフォスター・ザ・ピープルの単独。ワンマンライヴを見るのが4月のキセル以来実に4ヶ月ぶり(あの時も旅先でたまたま感はあったけど)。サマソニ行かずに単独があるならそっちでいいやぐらいのつもりでしたが、やっぱ本国での人気がすごいからか外国人のファンの人の盛り上がりがすごかった。

アルバム1枚しか出てないから曲数は決して多くないけど、演奏がしっかりしているから、どの曲も歌じゃないパートが比較的長かった。そしてどの曲も盛り上がる。一番人気はリードトラックである“Pumped Up Kicks”なんだけど、それがリードトラックだと知らなかった僕みたいな人間にとっては、「その曲でもってるバンドじゃないと思うけどなあ」とか思うんだけど。“Don't Stop”はライヴ映えするなあ!

さて。ライブの感想とはまた別に、お客をステージに上げる曲があったんです(“Call It What You Want”だったかなあ?)。サマソニでもやろうとして止められてたんだけど、今回は実現。で、これはユアソンも前にやっていた記憶のある、「ステージ上で踊れー!」って演出だったと思うんだけど、今回のフォスターでは、選ばれた人のうちの数人が、演奏中ずーーっとステージ上をうろちょろして、演奏中のメンバーと肩組んで写真撮ったり、とにかく写真を撮り続けて…。

アーティスト自身ファンに優しいとはあっても、演奏中のメンバーにちょっかい出すのはコンサートの常識を逸してないか…?って思うし、当然ライヴは撮影禁止。2階席ではカメラ構えた人を頑張ってスタッフがまめに気付いては制止してたのに(笑)、あのステージ上で散々撮影されたカメラは没収しないとかっこつかないだろう。でもそうは思っても、きっとあれらの写真は沢山いいねされるんだろうな(笑)。ちなみに頻繁に制止されていた外国人のモデルさんみたいな女性、携帯がBlackBerryで。かっちょいい!と思った。やっぱ外国人は使っている人が多いんかなー。

フォスターの単独の感想までが撮影の一連の流れなのですが、うーん、上手くまとまらなかった…。すぐ何か結論や方向性が出るテーマでは無いと思うんですけど、今後どういう風になっているのか気にしてみたい。

越後妻有に行く(今度こそ)

こんな暑い中自転車で坂登りまくるとか無理だわー、とか今週思ってたので越後妻有は9月にしようと思っていたのだけど、9月のその週末に別イベントに誘われたのでやっぱ今週末行く。柏戦後に高崎のホテルおさえた。月曜休まないけど日曜夜も湯沢あたりで一泊したい。帰りルートはあれこれ考え中…。

まつだいから「最後の教室」までの距離は調べたら10kmちょい。距離は問題じゃないんだけど、そのうちどれぐらいが上り坂かが問題。多いに影響を受けているブログ( http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20090807/1249868846 )を見るとまあやっぱある程度は登ると思うけど…。良い運動と思って。うーん楽しみ。

越後妻有行きを決めたのでヒルサイドテラスのインフォメーションセンターでパスポート買った。そこに、大地の芸術祭特集のトランヴェールが(6月号。457月は新幹線乗ったのになあ)。飯山線の旅情報なんてのもあって、すごく面白かったので余りをもらった…!飯山線ルートで帰ってきたいな。


 

その他あれこれ考えていること

  • その他、今後は9/8の週末は天皇杯見に帰る選択肢も消えたけど、なんかもうエアジャムの追加先行は無さそうな雰囲気からすると、9/15週末は神戸アウェー旅行かな。そうすれば(乗り越しになるけど)浜松までの新幹線きっぷも消化できる。ナイターだから映画館中継も見れないのは残念…!
  • 神戸で試合見た後は西日本を旅行するつもりなのだけど、JR西には北海道東日本パスみたいなの無いかな。できれば今回の旅は九州まで行きたい。9/1週は仮に広島戦見に帰っても日曜早めに東京戻ってこよう。タワレコリラックマ見に行きたいし(忘れそう)。XLANDは当選するか次第で。
  • 来年の年始は実家でだらだらしようと思ってたけど、カーサブルータス最新号のせいでまた瀬戸内海の島に行きたくなっている。責任とってほしい。でも来年は1/5-6が土日だから、今年みたく空いてそうな時に狙って…というわけにはいかなさそう。ていうかもしや普通は今年の年末年始休みって長い…?
  • 年末の3連休に友人の結婚式で実家帰る予定なので人にはそこで会えるといいな。問題は例年そこは仕事でテンパってるぐらい。あとは今年こそ天皇杯勝ち進んだ上で丸亀か長崎とかに飛ばされたい! / 朝霧、場内外れてグリンパ確保。でも今年は地元の友人はふもとっぱら派が多いのかも。どうすっかな。
  • お盆の日本代表-ベネズエラ戦。つけ麺屋で店員のおばちゃんにからまれながら観戦。あの展開で本田1トップかあ。ザックって時々わざと「勝ちに行きづらい」采配をして選手を苦しい場面に立たせて…刺激を与えるよな、なんて言い方は買い被りすぎでっしゃろか。ひとまず相変わらずジュビロ勢が信頼されていてホッ。

これ以外にもアートの展示はちょくちょく行ってるんだけど、別エントリにて…あげられたらいいなー。