ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

北陸旅行(1)。カターレ富山-ジュビロ磐田 @ 富山総合運動公園陸上競技場 / ミュゼふくおかカメラ館 / 富山環水公園のスタバと富山の町並み~高岡の古い町並み(金屋町、山町筋)~氷見の町並み

GWの愛媛旅行に続いての(あんまり参考にならない)アウェー旅行記です。前段として幾つか。今回は「北陸フリーきっぷ」というきっぷを利用しました。都区内から北陸フリーエリアまで往復1万円で行けて(新幹線特急も別途特急券購入で乗車可)、フリーエリア内は乗り放題。富山は普通の乗車券だけで片道7000円ぐらいはするのでそれだけでお得(まあ夜行バスはもっと安いので夜行バス対策的な価格設定なんだろうけど)。3泊4日にしたのはこのきっぷの期限が4日間だったからでもある。

んで今季は日曜開催が多いので、大体旅行を計画する時は旅の最後に試合が来るように計画を立てる。けど今回は土曜日のポール・マッカートニー@国立競技場に行きたかったから、日曜の試合が最初に来るように計画をしていた――ものの、ご存知の通りまずその公演が月曜日に延期に。なので急遽1泊2日に予定を変更(そして21世紀美術館レアンドロ・エルリッヒ展にも行きたかったから、北陸でまず最初に行ったのは金沢)。そんでまさに試合中に、18、19日の公演も中止が決定し――3泊4日に戻り。だから足を運んだ順は金沢→富山→高岡→輪島→金沢→加賀温泉→富山→高岡→氷見→富山…みたいな感じでぐちゃぐちゃしているので、普段は時系列で書くんだけど今回は土地ごとに書きます。まずは試合の話と富山編。

初富山アウェー。カターレ富山-ジュビロ磐田 @ 富山総合運動公園陸上競技




立山連峰をのぞめる富山総合運動公園は、路駐がすごかった

↑に書いた通り、スタジアム来た段階ではまだ1泊2日のつもりだったので、この日は朝一のMaxとき~はくたかで11時頃に金沢に着き(早起きには良い季節になりました)、金沢観光をした後、富山駅へ。富山アウェーは初だけど、カターレのグラウンドで練習試合を見に来たことはあり(この時)、富山も3月に高山本線の旅で降り立っている。なので全く初めての土地みたいな感覚でもないので、とりあえずスタジアムへ。10km近く離れている割には意外と早く着いた。

スタジアムに近付くにつれ、あちこちに路駐されている自家用車。今まで色んなスタジアムに行っているけど、ここまで路駐が多いスタジアムは初めてだと思う(笑)お客さんが入ったからなのか、駐車場のキャパシティの問題なのか…。スタンドからの立山連峰の景色が良い感じ。1階席芝生で、2階席があるっていう構造は珍しいスタジアムだけど、バクスタ1階の芝生席ならではのまったり感はそれはそれでまた良いもので、こういうスタジアムも有りなんじゃないかなあ~と思う。まあ1階は見辛いから僕は上で見るけど。

下位富山相手に八田のビッグセーブで薄氷の勝利。

試合の話。カターレ富山-ジュビロ磐田@富山総合運動公園陸上競技場。ジュビロを見るのは愛媛戦以来カターレを見るのは2年半前に味スタで見て以来。愛媛や北九州の時と比べるとジュビロサポ多め。同じ中部だしな。この日、W杯日本代表に選ばれた伊野波は温存されて木下がスタメン復帰。終盤で駒野も下げて、怪我から復帰の宮崎を投入し、櫻内を(本職の)右に移す采配があったけれど、これは駒野と伊野波が出られない次節松本山雅戦を想定した布陣だったと思うので、そういうことも試しながら最終的に1-0の完封勝利を果たしたのは良かったなと。

前半終了間際、小林祐希のゴールで先制。普段見慣れない喜び方をする選手、オレンジのスパイクで右足って松井?と思ったら祐希。なんかジュビロであんなきれいに崩したゴール、物凄く久々に見た気がする(逆に言うと、なぜあの時だけあんなにきれいにパスアンドゴーが連続したのか?というのが不思議ではある(笑))。すぐ前半終了のホイッスルで、ゴール裏に応える祐希。良いシーンだった!

まあでも後半は相変わらず「格下相手にヌルっと勝った」て感じ。チャンスもあったけど(前田の1対1、あれは決めなきゃダメだよ…シュートすらいけないとはなあ)、最後の方は押し込まれるシーンもあったし、なんと言っても最後の1対1のピンチとセットプレー。両方防いだ八田様様!あれで追いつかれてたら完全に昨年のジュビロに逆戻り…。カターレも成績の割に悪いサッカーはしていない感じがしたし、白崎君も中島君も良い選手だったけど、それでもここまで成績が上がってこないと安間監督の去就も心配ではある…(Honda FCが強かった頃の監督なので。頑張ってほしいんだけどねえ)。

ジュビロは前節のトリニータ戦で連勝がストップしていた。まあそれまで数戦の完封勝利での連勝も「相手のクオリティに助けられてた」のもあり、内容が良かったわけではなかったから、点をとられてしまえばこんなもんなんだろうなあと言う感じだったんですが。裏でやってたベルマーレの試合見てて。ベルマーレの選手はプレーの選択も早いし、勝負するし、クロスが上がったら3~4人中に居る。前田の出来云々もあるにせよ、でも前田しかPA中に居ないことが多々あるのも事実。MFにもっと得点の匂いが必要なんだとも思った。だからボランチであり、若い祐希の得点によって勝ったというのは大きい。

試合後はジュビロサポ友人を連れて、4月に富山に転勤したばかりの友人夫妻と飲む。初めて富山まで来た知人だったようで喜んでくれて良かった。んで、スタジアムで小川のレプリカの子を見掛けて「レアだなあ」と覚えてたんだけど、飲み終わって下に降りたらその子がユニのまま飲んでた!その彼氏と小林祐希チャントを歌う富山の夜。あ、でも一緒に飲んでた旦那はレッズサポでした。

伊野波、W杯日本代表に選出。

ついでにW杯のメンバー選出についてもちょっと書いておこうと思います。ジュビロは所詮J2なんで3人とも五分五分かなあと思っていたけど、まず伊野波おめでとう。なんだかんだ「ジュビロ磐田」という文字があるのは嬉しい。どっかのジュビサポの「伊野波ぶっちゃけそんな良くない」ってのが沢山リツイートされてたけど、ちょっとふざけんなって思う。(所詮J2とはいえ)今季どれだけJ2では別格で頼りになっているか。どうせロクにスタに足運んでないんだろ。伊野波叩けば面白いみたいな流れ、ありきたりすぎて面白くねえよ。奇しくもJ2代表ということになるわけだから、ほんともし出場機会あったら頑張ってほしい。伊野波、山雅戦から出られなくなるんだろうし、もし仮にGL敗退してもベルマーレ戦にはまだ帰ってこれてないんだろうと思うと、冷静に考えると無茶苦茶痛いなあ…(笑)

前田、駒野は残念。前田のキャリアハイはやっぱ2010年だったよなあ…。ザックの会見の「同じ実力なら若い選手を選んだ」というのを聞いて、W酒井と駒野の差はそこもあったのかなと感じた。あとは…なんだかんだザックジャパンにおいて一番1トップをこなしていたのって(質量ともに)前田だと思うんだけど、もはやメディアの当落線上予想にすら入ってこない。昨今の出来じゃまぁ無いかなあとは思っていたけど、やっぱ一番選ばれてほしかったのは前田だったかなあ。あとは…細貝は山口に枠取られたって感じで、遠藤のバックアップとして青山。ジョーカーとして、学>乾、大久保>工藤、CFとして大迫>豊田みたいな感じだったのかなーと。まあザックジャパンってなんだかんだ当初のレギュラーから替わってるのは前田のところだけかと思うと、ザックのチーム作りすごいなあと思う。

ということでここから旅行話。あんまり参考にならない富山巡り。

富山市内を自転車でめぐる。世界一美しい?スタバとか富山東遊郭跡とか

世界一美しい?富岩運河環水公園のスタバ



富山県人自慢の富岩環水公園のスタバ。日本で唯一の公園内にあるスタバ…みたいな話を富山出身の先輩から聞いていたんだけど(正確に言うと、「初めて公共の公園内にできたスタバ」だそうです)、「環水公園 スタバ」でググると「世界一美しいスタバ」とかいう記事が色々出てくる。言い過ぎじゃない?「言い過ぎじゃない?」と思うのは、「美しい」とか「美しすぎる」というキャッチコピーが量産されるのにうんざりしてるのと、隣に居た人が「これが世界一美しいねえ…」とかぼやいてんだもん(笑)期待値上げすぎでしょ。まあでも、このスタバ富山環水公園店は、(この周辺の環境にしては遅めの)22時半までやってるみたいなので、夜来たらきれいなのかもなあ。あと雪の中であえて来るとか。

富山の町並み。富山東遊郭跡など



富山の中心街のあたりは3年前に走っているので城跡とかは今回は行かず。上の方に書いた富山に転勤してきた友人が「お店閉まるのが早いよ~」と嘆いていたんだけど、3日目の夜(3泊目)は呉羽山というところにある観光ホテルに泊まって、そこまで行くのに…高山線の西富山とか路面電車の大学前が最寄だったっぽいんだけど、まあ呉羽という駅から歩いていったんです。そしたらバイパス沿いに出て。駅前なんか20時ぐらいで暗くなっちゃいそうな感じなのに、こっちは22時前でも食べ物屋さんも幾らでもあるし、スーパーもやってる。浜松と同じく、やっぱ国道沿いの方が発達してるんだなあ。そりゃそうだよねえ。

ちなみに、地方のスーパーが大好きな人間なので、そこで氷見港から来たお刺身とか地元の牛乳や納豆が買えて楽しかった(そして安かった)。ホテルも値段の割にすごいおもてなし感がある観光ホテルでよかった!桜をモチーフにした館だったようで、ポイントポイントにいちいち桜が。



高岡の古い町並み。金屋町、山町筋、国宝・瑞龍寺



高岡も3年前に(城端線に乗るために)下車して少し歩いたことがあるので、それ以来。冒頭は高岡駅前にある「ドラえもんの散歩道」。高岡はこういう藤子不二雄ものを始めとする漫画推しなところや、重要伝統的建造物群保存地区金屋町、山町筋と古い町並みも残っているし、国宝の瑞龍寺も迫力あったし、歩き甲斐はあった。大仏はよくわからんけど。

金屋町の町並み

山町筋の町並み


国宝・瑞龍寺

それ以外。高岡古城公園や高岡市美術館




氷見の町並みと忍者ハットリくん列車




氷見線城端線を走る「忍者ハットリくん列車」。幾つか車両の種類があって、白いラッピングのが一番好きな感じのイラスト。車内での(ご当地に関する)アナウンスもハットリくんで面白かった。ニンニン。氷見への滞在は30分ぐらいだったんだけど、レンタサイクルして1時間ぐらい走っても楽しかったかもなあ…。境港水木しげる一色ほどではなかったけど、「まんがロード」なるものがあったり、藤子不二雄キャラの像も街にちりばめられていたので。うん、もっと歩いてみたかったな。

中井精也写真展“1日1鉄!”@ ミュゼふくおかカメラ館



高岡から2駅の「福岡駅」にある、安藤忠雄建築のミュゼふくおかカメラ館。月曜休館だし列車の本数も多くないし意外とスケジュールに組み込みづらかったけど最終日の朝に。こういう丸みを帯びた建物って、安藤建築で珍しくないですか。開催中の企画展「鉄道写真家・中井精也写真展 1日1鉄!」、あまり存じ上げていない方の写真展だけど、タイトルから連想するただの鉄道写真展――ではまったくなくって、この方の、人と風景と鉄道と瞬間とカメラ、それぞれへの愛が伝わってくる、無茶苦茶面白い展示だった!

まさにそう思います。金沢、加賀温泉編に続きます