ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

地域決勝 奈良クラブ-サウルコス福井 @ ゼットエーオリプリスタジアムと昇格っていいなって話 / 天皇杯準決勝 ガンバ大阪-清水エスパルス @ 味の素スタジアム

11/24 地域決勝 奈良クラブ-サウルコス福井ゼットエーオリプリスタジアム

全国地域サッカーリーグ決勝大会」の第3節、奈良クラブ-サウルコス福井ゼットエーオリプリスタジアムを見に行きました。JFLはちょくちょく見に行っている人間ですが、(学生を除くと)それ以下のカテゴリの試合を見に行くのは初めてかもしれない。なので今や色んなJリーグのクラブが通ってきた地域決勝を見るのも初めてでした。それもこれも市原臨海という比較的近い場所だったからこそ。実は市原臨海行くのも初めてでした。駅から遠い小規模の陸上競技場で、J2っぽいなーって感じですがここでJ1をやっていたというのだから考えさせられる。(まして当時はバクスタも小さかったわけだし…)

奈良クラブは前日の勝利で2位以内が確定しJFL昇格が内定。なのでおそらくそうした緊張感からは解き放たれた中での試合。この日も最終的には5-1の大差での勝利(サウルコスも試合の入りは悪くなかっただけに、前半での一発退場+PKがなければなあ。よく見えなかったんだけどその判定になるってことはゴールになりそうなシュートをハンドで防いだってことかな)。奈良クラブを見るのは天皇杯ジュビロ戦以来だったんだけど、確かあの試合以降、今日のこの日まで負けていないんだっけ。「あの試合があったから」的なこと選手が言ったこともあるらしい?ので、まあ嬉しいよね(他人のことを言っている場合じゃないけど)。順番逆だけど(笑)、来年Honda FCや横河と戦うのは楽しみ。

この試合を見て思ったのは、やっぱ昇格っていいもんだなと思って――サッカーにほぼ興味が無かった友人が最近縁あって奈良クラブとお仕事をしたとかで、今回初めてスタジアムに足を運んで(市原臨海まで二日も!コアなサッカーファンならともかく、超ライトな人が!)。そうしたらすっかりハマったようで「ソシオに入りたい」と言って(笑)これは結構ビックリなのですよ。スポーツ観戦はする人だからそういう下地はあれど、多分日本代表とかJリーグとかも「情報としては知っていたけど、好きではない」みたいな印象だったのに。サポーターが増えるとか増えないとかで一喜一憂している我々Jリーグファンですが、へええ!こういう風にサポーターって増えるのか!と目から鱗じゃないけどそういう感じ。

でもやっぱ――別にプロじゃなくても、ああいう緊張感のある90分には、こんな風に人の気持ちに訴えるものがあるんだよね!って思う。ただ「サッカー」というスポーツなだけではない。仕事や友人やそういった人や地域が紡ぐ「縁」があってあの時間と空間があるんだよね(この日はなんかそういう「縁」を感じたなー。元横河の選手の活躍にしても、試合後のJ-RAPの話にしてもだし、元奈良クラブの選手が浜松のうなぎ屋さんをやっていることとか――色々)。そう、別にサッカーに詳しいとか選手に詳しいとかそんな必要なんかない。ただなんとなく「頑張ってる人たちに惹きつけられて」そのクラブを応援したく、後押ししたく、背中を押したくなる。だからゴールが入った時、勝った時、自分も嬉しくなってしまう。

なんかそういうことなんだよなー。それが結実するのが「昇格」という瞬間――だとすると、今のジュビロ磐田はどうだ?と思う部分は少なからずある。そんな風に、自分の好きなクラブに対する気持ちとか結構真面目に色々なことをこの試合を見て思った。とりあえずプレーオフに向けて気持ち切り替った。予定も空けた!「うまくいかないかもしれない」緊張感があるから、楽しくもある。行くっきゃない。あと、この試合を見ていて、改めて奈良クラブの中川政七商店のデザインワークが気になった。ユニもそうだけどエンブレムもかわいいよねえ。サポーターの作った古都 奈良のビッグフラッグもかっこいい。

斬新なユニフォームに温かいサポーターが話題に。Jリーグを目指す『奈良クラブ』ってどんなクラブ?
http://myvaio.sony.jp/sonyselect/weeklymagazine/141127/

11/26 天皇杯準決勝 ガンバ大阪-清水エスパルス味の素スタジアム

水曜日は天皇杯準決勝、ガンバ大阪-清水エスパルス味の素スタジアムを見に行った。生憎の雨で、そして結構降ってたけど意外と入ったなって感じ(6000人)。来年のアジアカップの準備の為に今年は準々決勝以降を平日にやらなければいけないタイトな日程になった――のは分かるけどでも多くの人の言う通り、こっちのカードを長居で、逆のカード(ジェフ対モンテディオ)を味スタでやればよかったという多くの人が言ったであろう意見には全くの同意だ。ま、J1同士のカードが見られて嬉しかったけど。ガンバを見るのは昨年J2を万博で見て以来エスパルスを見るのは5月に同じく味スタで見て以来でした。

お互いリーグ戦でも重要な試合が残っているけど、三冠の可能性があるガンバはほぼレギュラーで遠藤とか今野とか宇佐美とかパトリックらが出場、残留争い真っ只中のエスパルスはほぼBチームで背番号が大きい選手が数選手。前半早々に宇佐美のミドルシュートを櫛引がファンブルして1-0、そしてパトリックが強さを見せたヘディングで2-0…とガンバの圧勝ムード漂ったけど、ここから若いエスパルスが頑張って加賀美と高木弟のゴールで同点。中でも高木弟ゴールの時の崩しは良かった。それ以降も若いエスパルスの守備時の出足、攻撃への切替が速く、こりゃわかんないなと思った矢先に、サイドからのクロスに櫛引が中途半端に飛び出し、パトリックのヘッドががら空きのゴールへ。3-2。パトリックと櫛引ヤバイ(逆の意味で)。

後半もエスパルスは悪くなくて、ポストだったかバーに嫌われたシーンもあったり。まだ一点差の時に大前が準備して追撃体制に入ろうとした――ところに、櫛引の飛び出しを見ていた宇佐美が冷静にループシュートを狙って4-2。これで試合は決した。あの1点の前に試合が切れて大前が入っていたらなあ。最後はリンスがカウンターから決めて5-2。最終的には大差になったけど、ガンバはガンバで攻撃的なサッカーが見られたし、エスパルスは落としたメンバーで若い選手が良く頑張ったと思うし。打ち合いの面白い試合だった。エスパルス長沢駿が怪我から復帰したのも明るい話題。しっかし村田は速いし運動量もあるし良い選手だな。ああいう走る姿勢はジュビロの選手も見習ってほしいお…。

そしてもう一つの準決勝は山形が勝利(なんと!)。初の決勝進出――というより、この勢いでプレーオフ来られるとまあきつい。試合を挟んで残るダメージもあると思うけど、生半可なモチベーションでは来ないでしょう。でも日曜はほんっと勝ちぬけられますように。天皇杯決勝は山形寄りで見たい。(でも自由席も2階を解放してくれないのなら横国行きたくない)