ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

J1昇格プレーオフ準決勝 ジュビロ磐田-モンテディオ山形 @ ヤマハスタジアムと、今年一年のジュビロを振り返って思うこと / 伊豆・修禅寺庭園と修善寺の町並み

11/30 J1昇格プレーオフ準決勝 ジュビロ磐田-モンテディオ山形ヤマハスタジアム

先週までと違って、ジュビロは良かった。山岸を称えるしかない、まさかの結末。

(この記事まとめているの、もう半月後なので記憶が色々あいまいですが。)J1昇格プレーオフジュビロ磐田-モンテディオ山形ヤマハスタジアムへ行きました。ジュビロを見るのは前週の札幌戦以来モンテディオを見るのはその前の週の同じくヤマハでの試合以来。前々週の試合の後のジュビロマラソンで、普段ジュビロを見に行かない地元の友人が「こんなに選手が近くで見れるのなら見てみたい」と言い出したので、今回は普段行かない地元の友人2人を連れて(そして隣で見ていた時々一緒に見る友人も、その隣に普段スタへ行かない彼女を連れて)。

スタジアムへ着くとしっぺいも駆けつけていた(試合がある日には初めて見た気がする!)。2週前の山形戦の時は8,000人強という観客数だったけど、この日は1万1千人を越えて、スタジアムも応援の雰囲気も良かった。ジュビロのスタメンは八田、駒野、伊野波、藤田、岡田、田中、宮崎、松井、山崎、祐希、前田。前節までパフォーマンスが悪化していた松浦が外れて山崎がスタメン。そしてリーグ戦にもあまり出ていない裕人がスタメンに抜擢。この名波の思いつき采配が吉と出るか凶と出るか――ってところだったけど、まあ裕人も良かったし、それ以外の選手も良かったし、名波は最終的に松井→松浦とか、山崎→ペクとか、守りに入るカードよりは攻め同士の交代カードを切っていったわけだけど、それが悪かったとも思わない。そこで、カウンターで追加点を奪えるチームが強いチームなんだろうが――。

前半、八田のクリアミスを拾われたところからディエゴに先制点を許す。残念な失点だったけど、ここから2週間前ほぼ為す術なく破れた山形相手に良い内容のサッカーが出来た、それぐらいジュビロに火がついたのは、早々と追いかける展開になったからでもあると思う。藤田に対する祐希の叱咤激励は――まあ善し悪しあると思うけど、あれ含めてチームに火がついたんだと思うし。山崎の同点ゴールは本当に大きかったし、久々にジュビロにしては決定機の多い試合だった――。

後半も皆よく走って守備して、いつもより攻守の切替も早くて、気持ちを感じられて――「こんな試合が毎試合できれば」と湘南戦でも山雅戦でも思った。でもそれが続かない。それが続けばせめて最後4位転落もしなかった。そういう意味では、「今季らしい」試合だったのかもしれない。キレキレだった山崎も最後は足をつってた。上にも書いたけど、攻撃の選手同士の交代や時間稼ぎが間違いだったと思わない。最後八田の飛び出しが危うかったとはいえ、正直このままいけると思った。終盤のセットプレーでGKが上がることってあるけどさ、実際にヘディングが決まったことなんて見たことある?無かったよ。それが決まっちゃった。すげーきれいに。なんかもう、唖然としたし仕方ないとしか思いようがない。



1-2で敗退しジュビロ磐田の2014シーズンが終了し、来季もJ2で戦うことになった。ここ数戦を思えば今日は気持ちを感じられた試合だった。悔しいけど仕方ないよ、また来年頑張るしかないよ。サッカーは怖い、だが面白い…。号泣した山崎を見て、山崎はJ1からもオファーあったりするだろうな、もしかしたらこれが最後なのかもな、と思ったりして。一年でJ1復帰するつもりだから残った選手も多いはず。来年は誰が残るか。サポーターもだけど、選手やスタッフは眠れない人も居るだろうな。入替戦から6年。対戦したベガルタは悔しさをバネに翌年J2をセレッソと共に独走してやがてACLへ辿り着いた。活かすも殺すも自分自身。「仕方ない」と思いながらも、引きずるというか、忘れないことも時には大事なのかもしれない。

でも、シーズン終えてみると結局最後まで「J2なめてた」んじゃないかと感じる。時間が経ってから山形ゴール裏の喜んでいる動画を色々見たんだけど、なんかやっぱサポーターも選手も集中力も思い入れも気持ちもテンションも差がある。やはり、このクラブには勝てないよ。山雅に対してだってそう。湘南はまたちょっと違うかもしれないけど、健全な危機感とモチベーションがあるクラブなんだと思うんだよな。結局ジュビロにはおごりがあった。今年に限らずずーっとそう。驕る平家はなんとやら――来季に向けて意識改革が出来るか。選手サポーター関係者の皆様、お疲れ様でした。また来季スタジアムで。

昨年の降格は徐々に首を絞められていったようなものだから、決定した鳥栖戦含めて「決定的にショック受けた」試合があったわけではなかった。それと比べると、(先々週負けてたしそう簡単とは思ってなかったけど)今日の負けというか――山岸のゴールは暫く頭にこびりつきそうだしダメージでかい。これで今シーズンも終わりかと思うとほんとぽっかり穴が空いた感じ。今までで一番ジュビロを見に行った年だったというのもそうだけど、アウェーが多かった分ジュビロ(というか旅費)に一番金遣ったのは今年だろうし。淋しいー…この心の穴を埋めるには、やっぱ旅行しかない(笑)ので年内にもう一つどこか行こ。

今年一年のジュビロを振り返って思うこと。「自分たちのサッカー」病の是非など。

J2 H・A・後半戦成績 最終版 - Gliderの休日一発勝負
http://ameblo.jp/solidream/image-11957110447-13140867202.html

名波監督はいつまでも「自分たちのサッカーを」と繰り返すけど、そもそもジュビロってそんな強いのか?それ自体が驕りなんじゃないか?ということで、今季後半の失速(=現状の実力)を考える。前半戦は2位だったけど、上の記事によると後半戦の勝ち点24は順位にするとJ2で16位。その現実を見つめずにジュビロは「自分たちのサッカー」を明日も志すんだろうか。それ以外にもこのグラフをもう少し眺めていて、ジュビロは今季後期の失点数がワースト2位。まず目を向けなきゃいけないのは「シュート精度」とかじゃなく守備意識なのでは――結局最後も2失点したわけで――名波就任以後の9戦、2勝した相手は後期成績で同勝ち点以下で、それ以上のクラブに勝てなかった。実力通りと思うとわかりやすい。

<成長なき1年>(上) 屈指の戦力、不協和音 問われるプロの資質
http://www.at-s.com/sports/detail/1174146601.html
<成長なき1年>(中) 窮地フロントの苦悩 遅すぎた監督交代
http://www.at-s.com/sports/detail/1174146905.html
<成長なき1年>(下) 観客と再び一体感を 目立つ空席消えた凱歌
http://www.at-s.com/sports/detail/1174147210.html
J2磐田、DF駒野は5日から契約交渉へ/静岡直行便コラム
http://www.sanspo.com/soccer/news/20141204/jle14120420390012-n1.html

昨年もそうだったけど、基本的には地元紙である静岡新聞の分析が一番手厳しいので好きだ。“「クラブのためにという思いが足りなかった」とまとまりの無さを指摘”“不協和音はおさまることなくチームは崩壊寸前”“「あれでもプロなのか。プロ集団とは思えない」”。とまあ、散々じゃないか(その現状で移籍発表がまず駿哉って、それもなんかなあ…)。で、その現状を立て直す為に白羽の矢が立ったのが名波監督なわけだけど――でも名波になってから「各駅停車」病が再発していることには違いないと思うんですよ。期間が短いのはそうだけど、でも――レジェンドであるが故に変に擁護されるようになってしまったら未来は無い。“名波監督も「来季もいまの戦力でいきたい。(略)」と戦力の維持に期待を高める”――ともあれ、戦力が変わらなければより名波の手腕がはっきりと現れるはず。

検証 関塚ジュビロ<上> 「各駅停車」脱却できず
http://www.at-s.com/sports/detail/872135858.html

この一年前の関塚磐田の記事内にある「自分たちのサッカー?自分たちのサッカーって何なのか…。今はよく分からない」という藤田の台詞。今季も、今もそうじゃないのか本当は。

あと「勝利は続くよ~」をやらなくなった経緯。そんな理由なのかー。でも選手の態度もなにも、昨年はホームで3勝しかしてないし――最終節でやったのか知らないけど、そりゃやりたがらない選手も出るわ。それを指摘するのもあれだなあと思うし、それ以上に萎縮するクラブがなにそれって感じ。態度の悪さを見て減るファンよりも、サポーターと選手の距離を近づけた方が圧倒的にクラブにプラスだと思うんだけど。んで、「昨年は弱かったから選手がやりたがらないのはしょんねえ」とは思うけど、とはいえ選手側が嫌がるってのは――プロ意識低すぎるよって話。J1行く資格無いわ。プロは結果が一番だけど、それだけじゃないでしょう?最近、祐希が試合後さっさと帰りすぎなんだよなー。彼自身は熱いしサポーター煽ったりするヤツだからサポ嫌いってわけじゃないと思うんだけど。気になる。






まさにそう。ジュビロが省みるべきところは「J2で失速し4位になった成績」なのに、最後に割と内容の良い試合をしてしまって、そして劇的過ぎる負け方をしてしまったがゆえに、本来の課題と実力(現在地)を見失うことが怖い。ともあれ…早く開幕しないかな。

ついでに個人的な今季観戦振り返り。

ついでに今季の観戦振り返り。ジュビロの公式戦は26試合観戦(+鹿児島キャンプで1試合)。うちアウェーが17試合(丸亀、栃木、北九州、愛媛、富山、松本、岐阜、山形、京都、博多の森、平塚、長居、長崎、水戸、フクアリ、群馬、札幌)。昨年が全20試合/アウェー15試合だから、今年は東京出てきた以降では過去最多の観戦数でした。来年は…両方減ると思う(減らしたい)けど、今年行けなかったor行ったことない岡山、熊本、徳島、金沢アウェーは行きたいし、東日本圏(札幌含む)と関西圏(京都と長居。フォルラン残って!)のアウェーは行きたい。その他、四国・九州のアウェーは日程次第、ホームもカードとタイミング次第ってところかな。なんだかんだ結構行く気がする。キャンプは今のところ行かない予定…。

昇格出来なかった以上ベストゲームというのは選べないけれど、ベストゴールは6/21H湘南戦フェルジナンドのミドルと、8/10A福岡戦の森下のダイレクトで合わせたやつ。あとはやっぱ今季は山崎が土壇場の同点ゴールを多く決めてくれてて…だから今日の涙は重かったなあ…。ポポ、フェルジナンド、チンガという苦しい時にゴールを決めてくれた選手たちの退団は早々に発表された。名波の構想にも合わなさそうだったしシャムスカ色の一掃をはかっているけど、アジウソン色の一掃をはかり苦しんだ内山ジュビロの二の舞になりませぬよう。特にフェルジより良い日本人ボランチなんて居るんかいな(歳が歳とはいえ)。

一応、今季のジュビロ関連のエントリはこれが最後なんだろう。寂しいけど、また来年。

伊豆・修善寺庭園と修善寺の町並み

今回の帰省寄り道。伊豆・修善寺2月に行った伊東・下田とかと同じく、同じ静岡県内だけどあまり行ったことない場所シリーズです。修善寺来たのはMETAMORPHOSE 2010へ行った時以来、でもあの時は駅からすぐサイクルスポーツセンターへ行ってしまったので温泉街へ行ったのは初めて。駅前でレンタサイクルして20分程で温泉街。道は割と狭いのに、人も車通りも一杯。それもそのはず、修善寺がこんなに紅葉が良い場所とは知らなかった!旅館群を見るのも楽しかったし、想像以上に良かった!今回は旅館泊まるとかも無ければ温泉入る時間も無かったので、また行きたい。


















修善寺庭園




修善寺へ行った一番の目的。修善寺庭園の秋の特別公開。お寺は807年建立と古いけど、庭園は明治時代の作庭なんだとか。良い庭園だったけど、温泉街自体に人が多い影響でお寺やお庭もとにかく人が多くて、落ち着いて見れなかったのが残念…。こんな人の多かった庭園は今年初めてだったな…(嬉しくない)。でも、女子大生ぐらいのグループが「癒される~」とか言ってるのとか聞くと、やっぱ庭園って実はキャッチーなスポットなんじゃないか、と思うのです。あんまりふれるきっかけが無いだけで。
oniwa.garden
ところで、今回は帰省タイミングで静岡でキュウソネコカミ×東京カランコロンがあって(当然売切れ)、浜松では上原ひろみがあるってのは調べたんだけど、エコパアリーナではGLAYがあって(愛野からめっちゃ乗ってきた)、極めつけはプレ葉ウォーク(!)でD.W.ニコルズのインストアがあったと!ニコルズ見たかったな~。たまたま姪っ子たちも実家泊まり来ていたり、翌日試合後は友人たちとだらだら飯食ったり…と、試合以外は良い帰省だった。また来年。