ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

大分旅行(1)。ジュビロ磐田J1復帰。大分トリニータ-ジュビロ磐田 @ 大銀ドーム

2年前の大分アウェーとは比べ物にならない程多くのジュビロサポが詰めかけた最終節

2015年J2最終節・大分トリニータ-ジュビロ磐田大銀ドームへ行ってきました。このエントリを書き始めているのは試合から一ヶ月後(本当はもっと早くまとめたかったんだけど…)。試合後Twitterでつぶやく時も何から書こうかなと思ったけど、今回も何から書こうかなと思う…というか時間が経ちすぎてもう思い出せないことも多いけど…。基本的にはいつもツイートを貼り付けた後、少し文脈直してるだけなので大体そういう感じにはしつつ。とりあえず、ジュビロ磐田、J1昇格。全ての磐田サポ、関係者の皆様、おめでとうございます&ありがとうございます。また来年、J1のスタジアムで楽しみましょう!

ジュビロを見るのは前節の横浜FC戦以来トリニータを見るのは2年前のこの大銀ドームでの対戦以来。2年前の大銀ドームでの試合はとても退屈な試合だった。17位対18位というカードにふさわしい、テレビで見ていたジュビロサポの多くが「眠くなる」とつぶやいていた、ぐっだぐだな試合だった。あの試合を思い出すからこそ、迷いのある・臆病な戦いが一番見たくない!と。悔いなく力を出し切ればおのずと結果もついてくるはず…と言うときれいごとだけど、『選手たちに悔いのない戦いをしてほしい』。そう思っていた。「絶対J1」とは言わない。それよりも悔いなく力を出し切ってほしいと思っていた。

ただそんな思いも裏腹に、前半は今季僕が観た試合の中ではワーストに近かった。GKがカミンスキーじゃなかったら絶対先制されていた試合だったし、強行出場した1トップのボスロイドがやはり動けてなくて前線にボールが収まらずチームは機能不全。前線のスペースへ労を惜しまず走る荒田を起点に勢いに乗るトリニータとは対照的だった。言い換えるとトリニータも決してJ3との入替戦が控えているチームとは思えなかった。そんな前半だったから、正直「勝てる」と実感を持てる試合ではなかったし、かと言って別会場の3位福岡が岐阜を相手に勝ち点落とす…とも思えなかったから、本当に緊張感のある90分だった。

ジュビロ磐田、J1復帰!サッカーで初めて泣いた

後半ボスロイドに代わって森島が入って前線が活性化した。伊野波の先制ゴールぐらいから記憶が曖昧(笑)かじりつくように見てたんだけどな。後半ロスタイム、決してジュビロは守りに入っていたわけでもなかったし、試合運びが悪いとは思わなかった。そこで生まれた大分・パウリーニョの同点ゴール。あのゴールはスーパーだった。あれは仕方ない…。

ジュビロサポも他サポも、「またか」と思った人も居たかもしれない――けど、だからこそ、ジュビロの選手は集中力が研ぎ澄まされ、大分の選手には隙が生まれ、すぐに祐希のゴールが生まれたのかもしれない。ベンチ入りしてない選手も全員が、走ってゴール裏へ祝福しに来た(笑)なんかもうこの祐希のゴールが劇的過ぎて、その時からもう周り泣いてて。僕もだいぶきてたけど耐えた。けど、もうチャント歌おうと思っても声が震えて音程が取れない。そこから程なくして終了のホイッスル。もう涙腺崩壊。以前の優勝でも降格でも、昨年プレーオフの結末も涙は出なかった。初めてのことだった。

元々旅行体質になってきてたけど、降格した2013年から行ったアウェーを書くと――札幌、仙台、山形、群馬、栃木、水戸、柏、千葉、大宮、埼スタ、味スタ、三ツ沢、横国、平塚、松本、富山、金沢、豊スタ、岐阜、京都、長居、丸亀、愛媛、北九州、福岡、鳥栖、長崎、熊本、大分(新潟や鹿島は2013は行かなかった)。あと鹿児島キャンプもね。ジュビロ関係無くビッグアーチや万博も行った。日本全国津々浦々。こんなことはこの後の人生でもう無いだろう。走馬灯のように――てことはないけど、本当に色々行ったなあ。色んな土地に色んな思い出があります。鳥栖の夜から2年。あの時の喪失感を九州で取り戻せて本当に嬉しいです。またいずれ――早ければ再来年J2でやることになったとして、旅行はするだろうけど(笑)、今度は泣く程の思い入れを感じる時間では無いだろうな――多分。

選手の話に戻ると、今年伊野波と祐希が態度悪い試合もあったじゃないですか…。正直あの時僕はすごくネガティブな印象を持った。…でも、今日はその二人が決めてくれた。「俺がいる」ってゴール裏にパフォーマンスしてくれた。良い時もあれば悪い時もある。なんか、チームって最高だなあ。今年のチームには本当に思い入れがある(正直、黄金期よりも!)。その黄金期でキャプテンを務め、数々のタイトルで涙は見せなかった?服部強化部長が泣いていた(とのこと)。選手でも何人か泣いていた(という話。そこまで周り見えてなかった(笑))。だから本当に今回の昇格ってジュビロの歴史にとっても大きなことだったと思う――チームっていいよねえ。ようやくまたジュビロって「チーム」が愛されるようになったから、今年は観客動員も増えて、あまり馴染みのないアウェーに足を運ぶ人も増えたんじゃないかと思う。

J1での戦いを見据えて。

いざJ1。厳しい戦いになるに違いない。けど、その場に居られることを楽しみたい。勝てなくてもいいよ。「勇気も持ったサッカー」が観たい。来年もあちこち行くよ。さあオフの間は仕事頑張ろう(笑)

翌日から早速補強の噂色々。試合後は「最高のチームだ」なんて思ってたけど、冷静になれば名波の言う通りJ1では最後方のチーム。毎年失点の多いチームはJ1で通用しないし、誰かが書いてたけどJ1では得点数も半分になると考えた方が良い。ベンチ含めてレベルアップが必要。プレーオフ天皇杯もなくオフが早く始まったのはいいことかもしれない。まず守備の補強。CB補強も必要だと思うけど、今年の前からのプレスを継続したいのならより運動量の多い中盤が不可欠。川辺が残ってくれたとしても康太と合わせてポジション争いできるダニルソンはわかる。アジア枠では無いからアダイウトンの交渉の手応えが芳しくない(高い)とも見え隠れするけど…。

川辺が残ってくれると決まった訳ではない中で、となると現状ボランチで2番手は宮崎。左SBの駒野は正直守備に不安がある…中で、やっぱ左のプレースキックが良くアシスト多いジェフ中村は今のジュビロ首脳陣は好きだろう(笑)宮崎が左SB一番手としても良い競争相手だと思う。康裕の復帰は既定路線だったろうけど、今後も2列目なのかボランチに戻すか。仮にアダが川辺が残留できない…となっても、(過度な期待をする訳でなく、)康裕がどちらにも入れる…そして一緒にまたJ1を戦えるのは正直嬉しい。

あとヤンツーさん辞める時にアルビ公式サイト見てたら、選手プロフィールで、大井の尊敬する人が「名波浩」、成岡の宝物が「名波さんのサイン」で。ラブコールしたら絶対帰ってきそうだ(笑)名波がそこまで情ばかりで動く人間では無いと思うけど。ジュビロにハマりそうなJ1からの補強、としてはなくないのでは…。そういう意味では、アダが抜けるとしたら4231気味のシステムの2列目の左で点が取れるヤツ、ってのも一番の候補は山崎なんだけど(笑)、移籍1年目じゃ出ないだろうなあ。彼もアルビ公式サイトの「自分内ベストゲーム」か何かで2010年のナビスコ決勝を挙げていた。正直あの頃のメンバーに思い入れはあるので、戻ってくるのなら嬉しいんだよなあ…。

また大分へ行きたい。

その後、大分トリニータへのJ3降格が決定。ちなみに今回も大分駅からレンタサイクルしてチャリでビッグアイ行ったので(笑)シャトルバスの終バスも関係無いし、今日帰るわけじゃなかったから終電も関係無い、こんな日だからと思って思いつきでバス待ちした。同じく待ってた別のサポと話してたら、段々警備員さんも会話に加わって増えて面白かった…のと、関係者口から出てくるクルマの方々(トリニータのサポや関係者?)に、何度も「おめでとう」と言われたり、デカモリシへの感謝を言われたり。何度もありがとうって言った。トリニータ、今回は残念ながら降格してしまったけど――別府の温泉もレトロな街並みも、大分のアートな建築もとり天も、日田の古い町並みも杵築の城下町も湯布院の温泉もここもあそこも大好きです。大分また来たいから。応援してます。

…というわけで試合の前日〜翌日に掛けて大分県のあちこちを観光したので、大分旅行その2に続きます
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