ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

天皇杯・グルージャ盛岡-Honda FC @ ユアテックスタジアム仙台 / 大宮アルディージャ-ジュビロ磐田 @ NACK5スタジアム

グルージャ盛岡-Honda FCユアテックスタジアム仙台


Honda FCが2007年以来、JFLJ3勢で唯一のベスト16進出!

前日の宮城県観光編はこちら。旅の目的、天皇杯グルージャ盛岡-Honda FCユアテックスタジアム仙台ユアスタへ来るのは2013年のベガルタジュビロ以来。やっぱこのスタには入替戦以来なんとも言えない思い入れがあります。Honda FCを観るのは松本山雅戦以来、一方でJFLを飛ばしていったグルージャ盛岡を見るのは初めてでした。サガンの谷口とかアビスパの牛之濱とか、出場しなかったけど浦和の林とか元Jリーガーで何人か知ってる選手が居る。でもHondaも山雅戦や先日のソニ仙戦ともスタメンをガラっと代えてきた。メンバー落とした訳ではないだろうけど…古橋、柴田と言ったベテランの起用及び古橋、久野。大町とJリーグ経験者って考え方と。古橋や柴田がまたこの場面で見られてるのはグッとくる…!

前半は大町の松本山雅戦に続くゴールで0-1、Hondaリードで折り返し。内容もほぼHondaペース。後半、向こう側のゴール前でグルージャにPKが与えられる――それまでにも盛岡がPKをアピールするような微妙なシーンがあったので今回は微妙だけど帳尻じゃないか――と思っていたら、GKからボールを奪わったグルージャの選手にレッドカードが。PKを決めて同点とするも盛岡はこれで数的不利――と思っていたら、すでに1枚目をもらっている盛岡の選手が更に危険プレーで警告を受け9対11に。イエロー自体は妥当かもしれないけどレッド出すの忘れてるし――おいおい主審大丈夫か?と思ってたら家本さんでした。

9対11になってからはずっとハーフコートゲーム。Hondaは交代枠を早々に使い切って90分で決めにいった。それでも古橋が痛んだり細貝がつったり盛岡もビッグセーブが2、3度あってなかなか試合を決められない。15時30分の新幹線を抑えてあるので延長になったら見られないぞ…頼む!延長まで見ようかな…と迷っているロスタイムの本当に終了間際、途中出場の左SB中川の勝ち越しゴールでHonda FC勝利!右の細貝と比べて少し窮屈そうだった中川が最後ゴール前に入ってきて、他の選手が散々枠外だった中でちゃんとミートして決勝ゴール。サッカーは面白いなー。

グルージャもこの苦しい試合でよく頑張ったし、審判の判定には納得いかないだろうけど…でも11対11でもホンダが強かった、とは思う。ギリギリ1,000人越えたこの試合、Honda側ゴール裏は明らかにカラフルだった。ヴァンラーレ八戸藤枝MYFCは分かったけど青色はどこだろう。ラインメール青森?福島もいた気がする(J3じゃん)。「JFL連合」は次の試合でも組まれるんだろうか。試合後、八乙女駅から一番近い出口を開けてくれてたので挨拶見届けてダッシュ。無事予定通りの地下鉄→15時30分のはやぶさに乗車。延長いったらどうしよう…と本気で迷ったけど(笑)、Honda FCの勝利を最後まで見届けられてよかった!天皇杯、次の試合も行きたいなー…でもJFLが11/13にあるんだよな。どうするんだろう…。

大宮アルディージャ-ジュビロ磐田NACK5スタジアム

5月のサブ組同士のナビスコ杯からこんなに差がついたのはなぜか。

仙台から大宮まで1時間で結ぶはやぶさは神の乗り物か。てことで16時30分過ぎに大宮に到着しナクスタへ――心配された天気も雨はもうやんでいた――商店街のテレビで2-0になってた。はやくね。そして天皇杯大宮アルディージャ-ジュビロ磐田NACK5スタジアムでした。大宮を観るのはガイナーレとの2回戦以来ジュビロを観るのは17日のアントラーズ戦以来。この日は両チームともサブ組主体――うーん、大宮はサブ組でもペチュニクとか岩上とかレギュラーでもやれそうな良い選手が揃ってるけどジュビロはどうなんだろう?自分たちで掴んだ天皇杯のチャンスだからってことだったのかな。それは良いとして…。

試合は0-5。後半からだったけど3得点も観れた☆…勝利の余韻に浸らず仙台を早々に切り上げた僕は完全に負け組…。いやーしかし気持ち良い負けっぷりだった。雨の中早々にスタに来てた人、本当にお疲れ様でしたとしか言えない。鹿島戦でもそうだったけど別に「やる気が無い、感じられない」とは思わないんだよ。だから野次のような言葉も出ない。完全な「力負け」。今日のプレスの連動しなさは運動量の問題だけでは無いと思う…久々に「取り所がないな…」と思った。選手は頑張って追ってたと思うよ…。控え組同士の5月のナビスコはまだ後半押せ押せでこんなに差がなかったけど、今日同じ控え組同士で「チームの完成度」に大きな差があった。日々のトレーニングの差なんだろうな。

マテウスのゴールも大山のゴールも見事だったよ。でも両方とも打たれる前に寄せられてない。攻撃になっても歩いてる選手が多いしボールを足元で欲しがるのは主力組と同じ。結果横パス横パスに終始。その横パス横パスも足元で受けたがるから相手にカットされ易いし、意思疎通も良くなかったのかパスミスも多かった。普段からゆるいプレスの中で「パスサッカー」の練習をしてるんだろうな――控え組とはいえ2013年の末期のサッカーそのもの。5月のナビスコと比べてこんなに酷いなんて本当にどうしちゃったの…。控え組の守備がこの程度だから主力組のサッカーも甘いのかもしれない。

その中で良かった部分を考える――こういった悔しい試合を小川君、大南君、崚真が体験できたこと。崚真は出足も良かったし攻撃でも右サイドの上がりが一番可能性を感じた(荒木のドリブルも良かったけどね)。小川君は前から頑張って追ってたけど連動しなかったのがきつかった。あと松井はやっぱ収まるなあ。選手も悔しくないはずがないと思うので、この惨敗を糧にこれから頑張って欲しい。「攻撃的なサッカー」「パスサッカー」なんてどうでもいいから。必死で守って必死で走る、それで今季の残りも来季も「J1残留」目指して戦ってほしいです。人が止まってて足元足元でトラップ際もパスコースも狙われてて。あれでパスサッカーが出来る程J1甘くないしジュビロの選手がレベル高いわけではない。本当に2013年の末期のようだった……昨年もジェイとアダ(とカミン)が反則級だっただけだなあ、と実感…。

ここ数戦の大量失点や完敗の試合を観てもなお別に「名波が替わってほしい」とは思わないけど、監督も意地固になるのではなく監督も一緒にこのチームと成長していってくれたら。チームの成長を感じ取れるならもう一度J2だろうが僕は構わないよ。今ではあれだけタイトルを獲得した長谷川健太だって、弱くなったエスパルスを最初はまず堅守のチームにして、アレックスやらなんやらを移籍で欠く中でその後若手(兵働、藤本、岡崎、枝村、青山など)を育てた。別に現実的なサッカーしたって「つまらない」なんて思わないからさ。不格好でも勝利が一番喜ばしいよ。…でも普通に考えて名波に中盤の守備を指導するなんて無理だよなーとも。服部&マコのトップチームコーチ就任待ったなし。

グルージャ盛岡-Honda FC戦での家本主審のジャッジについて。

後味が悪かったグルージャ盛岡-Honda FCの家本主審のジャッジ。こう読むと「そうか妥当だったのか」と思う。サポーター心理って難しいよね。今日の試合どちらにしてもホンダの方が強かったと思うけど、盛岡側は100%審判のせいだと残るだろうし、先週の鹿島磐田もカミンスキーのPKの誤審がなくても試合内容は鹿島>>>>>磐田って内容だったのに、審判のせいだと思い込める人が居たりする。正しいジャッジもそりゃ大事だけど、チームもそれで左右されない実力をつけてほしいよ。昔のジュビロはそれでさえ圧倒できる、ひっくり返せる程強かったんだから…ジュビロはそこを目指してほしいなあ。