ジュビロ磐田-アルビレックス新潟 @ ヤマハスタジアム / 浜松・姫街道 市野宿の町並み〜磐田・「遠州の小江戸」掛塚の町並み、鷲津・本興寺庭園、熱海・起雲閣庭園〜旧糸川カフェー街の町並みなど
ジュビロ磐田-アルビレックス新潟 @ ヤマハスタジアム
降格圏まで勝ち点4差。もうブーイングしている場合じゃない。
帰省してジュビロ磐田-アルビレックス新潟@ヤマハスタジアムを観戦しました。ジュビロ見るのはナクスタのでの天皇杯以来、アルビレックスを見るのは4月のビッグスワンでの対戦以来。ヤマスタは神戸戦以来で、ヤマスタでの試合は今季最後。ビジターの新潟側は緩衝地帯なく今回は一杯だったのに、ホーム側はだいぶ余裕があった。見付での祭りがあったにも関わらず1万3千人入った神戸戦とは対照的。チームの不調にファンはシビアだ。試合はこの日も1-2で敗戦……グランパスが大勝して得失点差も追いついてきたので次節の直接対決でもし負けたら順位で逆転される?
試合後、ジュビロゴール裏全体からブーイング。…気持ちは分かるけど本格的に残留争いに巻き込まれたこの試合でブーイングって、つらくない??てか遅くない??その段階経てもう「一丸になって戦おう!」とか言ってないとやばくない??だから前節までブーイングじゃなく合唱だったのに!「気持ち見せろ」なんて意味でブーイングしたところで、「気持ち」で埋められる程、今季のジュビロは強くない。僕なんかは別に来季J2なら嬉々として長崎の教会群巡りや瀬戸内海の島巡りや北九州の新スタや湯田温泉、草津温泉、天童温泉等々の温泉巡りとかするけど、大多数のジュビロサポは残留して欲しい訳でしょう?泣いても笑っても残り3戦、もうブーイングやめて一丸となって声援送った方がいいんじゃない?
試合の話。対戦相手のアルビレックスはジュビロより下位で監督交代したばかり…とはいえ、1stの対戦時はジュビロは守勢に回った時間が長かった。得点はボスロイドのPK2つ。それを頑張って守り切った…って勝ち点3だった。だから決して新潟は弱いチームでもないし勝ちを計算できる相手ではなかった。そうしたチームに対し――謙虚さが欠けているから、終盤前線の戻りが遅くなり、その中でも交代カードを切れず、守り切れなかった。のかなと思う。別に守り切るサッカーは目指してないだろうけど――と思ったら珍しく名波監督は「勝ち点1でいい」とピッチの選手にはメッセージを伝えていたみたい。引いて守り切れるチームじゃないのはわかっているけど、それにしても山崎の決勝点は中でフリーにさせすぎ…。
交代が後手に回った磐田と対照的に、新潟は山崎、鈴木武蔵、野津田と攻撃的な選手を次々投入した。交代の対象が成岡、指宿、ラファエル・シルバなのだから豪華だし、スタメンでもおかしくない彼らが控えている――90分の戦いの中で本当に勝ち点を得るためにゲームプランを練るとしたら、最後彼らが出てくることは本当に脅威だ。そして彼らが試合を決めた――シンプルに言うのなら『新潟の方が勝ちたい気持ちで上回ってた』。まあ1失点目のPKも旧ルールだったら一発レッド+PKだっただろうなーと思うし、カミンスキーじゃなかったら決勝点の前に鈴木武蔵や山崎にとっくに得点されていたか。
レオ・シルバは相変わらず運動量凄いし、前線のラファエル・シルバも前線での運動量がすごく多い選手。コルテースの積極的な攻撃参加にも目を見張った(急造でポジショニングに迷いがあった康裕には分が悪かった…)。加藤は運動量多いし成岡はその間を埋めるべくスペースへの嗅覚が相変わらずある。キャプテンマークの小林裕紀は今も変わらず賛否両論ある選手だろうけど…レオシルバの陰に隠れているけどオフザボールの所でボール受けられる位置への運動量は結構多かったと思う…そう、期待の大型ボランチだったよな(あとチャントが好き)。この日の新潟は勝つに値するチームだった。一方でジュビロは――可もなく不可もなく。動きが悪かったジェイもやっぱ得点決めて仕事するし、アダイウトンも前線で脅威になっていた――だから交代も遅れた。SBの康裕が全然良くなくて…いくら数年前にもやってたとは言っても、適性じゃないよ…せっかく新潟で2列目で輝いたのに…新潟にまた行くんじゃないかと危惧。
最近のジュビロのサッカーは本当に何を目指しているかわからなくなってきた。今日も「良くも悪くもなかった」だから交代も遅れた。でもだんだん守備や切替がルーズになってきたところで、右サイドの裏にスペースありすぎて鈴木武蔵、山崎、野津田に活き活きとやられた――。現状の名波サッカーは厳しい――けど、自分は前も書いた通りもし降格しても続投でいいと思っている。サブ含めてこのチーム状態は監督の指導力が十分ではないから起こっていること――だと思うけど、外部から関塚やシャムスカ招聘しても駄目だったクラブだから。それなら「名波監督の成長」の方に賭ける。何も試合中の采配ばかりが監督の仕事ではない。…けどやっぱ現状の名波サッカーは厳しい(選手の能力に合わせたサッカーを選択できてない、そして意地固になっている)。ゴール裏でブーイングをした人々は名波にどうしてほしいだろう?
3週間後の名古屋との直接対決。本当に大事な戦いになる。今のこの状況をただ「つまらない」とブーイングするのではなく、多くのジュビロサポーターが最寄のアウェーである豊田に駆けつけてくれたらいいな…と思います。僕も勿論行きます――旅行メインで(笑)
試合後。名波監督のインタビューを読む。「勝ち点1で良かった」のなら今日サブに良い後ろの選手が居なかったのが交代が先延ばしになった要因か。「守備へのバランス」と言ったメッセージを伝えられる控えが居なかった。天皇杯見ても高木和道は正直J1では無理(なぜ大南にしなかった…)。普通に石田を右SBで使って康裕か康太が控えに居ればなあ。その起用法含めて監督の責任だけど…。で、今日の控えで正しい試合の締め方をするとしたら誰だったのかな(たらればを言う)。昨年なら松井はもっと速く投入されていた気がする。松井や森島なら前線から守備をしてくれる。運動量が落ちていたアダや痛んでいたジェイを早く代えてもよかった。あとは今日の康裕の出来ならSBの守備は普通に本職の石田の方が良かった。
昨季J2で一緒に戦ったアルディージャや昨季のベルマーレ、例年のアルビレックスやサガンなどなど、「戦力がJ1では厳しい」クラブは他にもある。だけどトレーニングで鍛えられ、試合でハードワークして、毎年残留を果たし時には上位争いをする。采配よりそうした指導ができてないことが監督の力量。「選手が育ってない」としたらそれは日々の練習、トレーニングの問題で、「それを監督してるのは誰なの?」という話。「選手の能力が十分ではない」のは今季前どころかJ2に居た2年で思い知ってる。そこから成長どころか今季どんどん悪くなっているのが問題…。
ただ、出て行った前田や脩斗、今回の小林(そして昨年の康裕)が「ジュビロ時代に出来ていなかったこと」が出来ている――消極的なプレーが目立っていたのが、積極的なプレー――前田だったらくさびで受けるプレーが確実に増えているし(もともとそれが上手い選手)、小林もトラップで前を向いて前向きなパスを出す回数が増えていたし、脩斗もジュビロ時代には上がらなかった位置やPA内まで顔を出すようになった。山崎や成岡はまだ「今の方がいい」とは言い切れないので保留だけど、そうやって出ていった選手が試合の中で活き活きと積極的なプレーをしている所を見せられると――なにも名波監督だけではなく、「ジュビロの指導の仕方、ジュビロの目指すサッカーに問題があるんだな」と感じてやまない。無意味で効果的ではないポゼッションサッカー。
綺麗事になってしまうけども、もうここへきてのブーイングは意味をなさないと思う。中盤戦とかなら奮い立たせる意味のブーイングはありだけど、ここまできたら鼓舞して支えるべきだと思う。見捨てはしない。見守る。見届ける。ちなみに親指を下に向けるブーイング大っ嫌い。
— たか (@takahiron_1228) 2016年10月1日
名波解任とかそういうんじゃないじゃん…
— ひろ (@ma_1213jb) 2016年10月1日
采配に疑問はあるし結果出てないけどさ。
でも名波監督のもと太田上田コースケ大井とジュビロ愛で復帰してくれて、みんなでまた黄金期をつくろうって。
それがすごい楽しみで、俺はまだ信じたい…
今季の目標、J1残留へ何とか踏ん張っていこうよ。
あれだけ「ボールロストが。。。」とか「判断」とか名波監督が言うのであれば、まずそれが分かっているのならばトレーニングで課題を解決してほしい。使える選手が足りないとかいうのではなく、練習を通じて試合で使える選手を1人でも育ててほしい。まずそこから。#jubilo
— KEANE(きーん) (@KeaneKea) 2016年10月1日
名波監督については、基本的なプレーモデルが明確でない、そのうえ普段のトレーニングで選手を養成できていないところかなと。そこに尽きます。
— KEANE(きーん) (@KeaneKea) 2016年10月1日
特に攻撃ではトラップが浮く選手が多過ぎる、そこをトレーニングで矯正している様子も見られない。守備ではマークする選手との距離を離す。練習している
名波監督は会見や試合後のインタビュー公然と選手のプレーが悪いと選手批判するけど、それよりもその選手たちを普段から鍛え上げて判断ミス、技術ミスを減らす練習をして結果を出す方が「監督」としての正しい姿ではないかなと思う。こういうのを「言うだけ番長」っていうのかなと思う。
— KEANE(きーん) (@KeaneKea) 2016年10月1日
戦術的な瑕疵(トレーニング上の瑕疵とも)のために届かない相手ボール、届かないポジショニングをしている相手ボールホルダーに「届くように走れよ!!」「届かない、届いても効果的なプレーできないのはおまえが悪い」と選手たちが繰り返し責められている状況。
— 五百蔵 容 (@500zoo) 2016年10月1日
なんで裕紀にこんだけ縦パス入れられるかというと、前の選手が食いついたときに後ろの選手がそのプレッシングの距離を勘案して縦パス切るか自分も前に出てレシーバーに食いつくか判断できないまま前に出るので、その後ろの選手(FW)へのコースを自分から明け渡すため。
— 五百蔵 容 (@500zoo) 2016年10月1日
@risingbluelotus されてると思います。ヤンツーの時からそうですが、裕紀がもったら新潟の選手は信頼してちゃんと走ってますね。だから出せる。新潟の試合飛び飛びで観ても磐田時代より前にきちんとパス出せてるんで、やっぱ彼を活かせないのは磐田の問題だったと思います。
— 五百蔵 容 (@500zoo) 2016年10月1日
磐田もセレッソも、気持ちMAX守備をして、終盤ヘロヘロになって失点パターン。そして、監督には選手が悪いと言われる。体力は有限なんですが、、、
— Shizuoka Brain (@gorilla_soccer) 2016年10月2日
たぶん、日本のペップになるくらいの意気込みだっただろうし、理想と現実のギャップに苦しんでいるはず。でも、必死に自分は悪くないと言い聞かせ、それを選手のせいにしてしまうという悪循環。降格が濃厚な湘南の監督は、あれだけ負けてても選手のせいにはしていなかったのに、、、
— Shizuoka Brain (@gorilla_soccer) 2016年10月2日
バスケでもサッカーでも「自由に流動的に動け」って言ったらバランス失って失点の種になるし、「ポジション守れ」って言ったら途端に動かなくなって硬直化するのがプレーヤー心理ってやつなんだよね。だから「こういう時はこう動け」っていう約束事が必要で、それこそが「戦術」と呼ばれるもの。
— Nacky@鶴舞鎮守府 (@Nacky_fp_fm31) 2016年10月2日
10月1日土曜日はジュビロ磐田vsアルビレックス新潟ときどきNegicco !!!!!! pic.twitter.com/ZttVG0GVXP
— イタ (@jumboraumen) 2016年9月29日
試合後。ヤマハスタジアムから浜北文化センターまで13kmほど。なんと浜北でNegiccoのライブが開催される――若干枚の当日券ありとのこと…頑張ってチャリこいで50分で到着したのに、当日券売り切れ…。アルビレックスに負けるしNegiccoも見れないしもう新潟なんて嫌いだ…!もう来年新潟県なんて……フジロックなんて……越後妻有 大地の芸術祭の里なんて……行くけど……!15年ぶりぐらいのらーめん貴布祢でネギみそラーメンと餃子をやけ食い。美味しかった。
やっぱり今日はヤマハスタジアム→浜松とアルビとNegiccoさんを回せて、一粒で二度うまい遠征をした人たちの勝利なんだね。最高だろうなぁ。この日程、偶然なんかじゃない。祝・原点回帰!
— みつぼー (@albimitubou) 2016年10月1日
そういや今日のアルビは緑ユニだったな。あれか、ネギちゃんのライブに合わせたな!←
— しゅうせい。 (@holiday_plugin) 2016年10月1日
以下は今回の帰省時に観たもの色々。今季ヤマハスタジアムでの試合が最後なのでチャリでついでの寄り道も今年最後。ヤマスタから浜北文化センターまで1時間切ると思ってなかっただけに当日券売切れは残念だわ…。次回の寄り道は今更だけど笠井あたりの町並みも意識してちゃんと見たいなあ。あと東海道の遺構が残る中野町なんかも。↓今回の道のり。
浜松・姫街道 市野宿の町並み
市野といったらイオン市野SCを中心とした店舗群。何度も通っていたこの辺がかつて宿場町なんて知らなんだ。確かに東西に謎のカーブがあると思っていたけど、当時の名残なんだなー。今回意識して地図見ながら走ってみるとゲオの前の蔵造りの建物や、料理旅館「熊谷館」(廃業?)が往時の雰囲気を伝える。そのまま姫街道をずーっと天竜川の方まで行ったけど、浜松ではあまり見ない石蔵が点在している。まだまだ浜松で知らなかったこと、気づいていないことってあるもんだな…。
磐田・掛塚の町並み
磐田市の南西部、天竜川沿いにあるのが掛塚の町。誰が呼んだか「遠州の小江戸」。二俣の時にも書いた通り、登録有形文化財クラスのレトロな建造物があまり無い浜松近辺において、掛塚には複数存在している。そんな事興味が無く通り過ぎた10年以上ぶりに掛塚の方へ。冒頭、「つるや酒店」さんは主屋が登録有形文化財。他にも格子窓の家や蔵が多くて楽しい…!
…ただ難しいのは実際この辺りの建物とかの写真を撮ってる僕のような大人がいたら、一歩間違えるとただの変質者だと言うこと…。二俣はまだ「昭和の町並み」と観光パンフレットで紹介していたけど、掛塚は観光地化されていない。でも今回「津倉邸」というのを今回見逃してしまったのでまた行かねば…!
鷲津・本興寺庭園
休日きっぷで東京へ戻ることにしたので、ついでに途中下車しつつ寄り道。まずは「遠州三名園」の一つ、鷲津の本興寺庭園を見に行きました。昨庭が小堀遠州と伝わる遠州流庭園。以前来た時は冬場で樹木が枯れていたので再訪。でもこの時期はこの時期で逆に生い茂っていて、池の鶴島・亀島が見えづらいかな…と思った。冒頭の茅葺の本堂は国の重要文化財。以下は鷲津の町並み。