ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ギラヴァンツ北九州-ジュビロ磐田 @ 本城陸上競技場 / 福岡旅行その1。旧藏内邸庭園、江口寿史“KING OF POP”展 @ 北九州市漫画ミュージアム / 八幡・村野藤吾建築群 など

ギラヴァンツ北九州-ジュビロ磐田本城陸上競技場

ギラヴァンツ北九州-ジュビロ磐田本城陸上競技場へ行ってきました。本城は昨年も来ましたが、J2で最も設備が良くないと言わざるを得ないスタジアム、そして雨の中での負けもあり、今年一番行かないでいいアウェーだと思っていた。けど…結局都合が合った(笑)今年は秋晴れ。「J2で一番良くないスタジアム」と言いつつも…晴れてみるとスタンドの向こうに見える工場が見える感じ、この街ならではと思うと悪くない。ジュビロを見るのはつい先日のザスパ戦以来ギラヴァンツを見るのは開幕戦での対戦以来

試合は3-2で勝利しザスパ戦に続いて連勝。結局2失点するところに文句ある人も居ると思うけど、個人的には昨年の本城での負けがあるから勝利が何より。贅沢は言わん。小松塁原一樹が途中から出てくるんだもん。怖いよねえ。守備に関して、入りはそんな悪くないと思うんだけどなあ…ってザスパ戦も思ってた。そしてザスパ戦同様、前半から後半頭までは森島と祐希も随分守備をしてくれて、そして時に前線で奪ってくれる。彼らがバテる位の時間でやはり失点してしまうので、あとは監督の決断なのかなー。

昨年の雨ではあまり周りの人気にする余裕無かったんだけど…今回気付いたこと。川辺見に来てるサンフレサポがちょいちょい居るなあと思った。か、返さないもんね…(つよがり)。あとスタンド前でウォームアップする松井や駒野が地元ライトファンに大人気。次から次へとアップ中の写真撮りに来る人が。なので松井と駒野が途中出場したのも地元のサッカーファンにはどうやら喜ばれたよう。負けてたら松浦、勝ってたら松井というのが何となくパターン化してきた?実際試合の締め方が下手で失点するわけで、そこで松井のような経験がありタメの作れる選手を入れるのは納得。

なんだけど、駒野は前節の試合を決めたから…的なところだったと思うんだよね。3-1になって余裕が出来たから。それが無ければ、守備固めなら他の選択肢があったのではないか。結果最後1点差になって、相手はパワープレーが続いたので、なかなか甘くないというかそんな余裕を持って戦える程戦力差はJ2は無い、と思った。攻撃に関してはボスロイド不在の2試合で3点ずつ、色んな形で取れたんだから充分な結果。今回2点取ったアダイウトンは素晴らしいけど、2本ともパスも良かったし、3,4人と絡んでいるプレーだったのも良かった。しかし1点目は川辺が逆選択するとは、僕も騙された(笑)

感想はそんな感じかな?とにかく勝利が大きい。昨年この時期流れが悪かったことを思うと余計にそう思う。康太がゴール裏でトラメガ持って話す位なんだから来週も選手の気持ちが入ってない訳がない。でも、ここからはどんな結果になろうとも気持ちを切替て、一つ一つ…かなと。…的な話を同じく小倉泊だった友人と飲みながらだらだら話していたのであった。このサッカーがJ1に通用するとかしないとかどうでも良い。ボスロイドカミンスキーが居る今年上がれなかったらもうムリぽ。プレーオフもやだよう。

…試合の話はそんな感じなのですが、2年後にオープンする北九州の新スタジアムは今から小倉駅の柱でPRされたりと力入っているなあと。そしたら北九州漫画ミュージアムにはシティーハンターとのコラボ画もあって北九州市なりの頑張りを感じる。海沿いの新スタジアム、来たいなあ…(J1でね!)。なんか、漫画ミュージアム(の入っているあるあるCITYアニメイトまんだらけ等、そういう店舗も集結してる)にしても、スタジアムにしても、方向性が正しいと思うかは人によるけど、『コンテンツで人を呼ぼう』としている市の意向をとても感じるし、そして健全だと思う。環境が出来れば人が育ち、そこからまたコンテンツも育つと思うので。(少なからず怖いイメージがあるだけに(笑))


以下から今回の北九州アウェー旅行で見たもの色々。まずは北九州市とそれより東のエリア。その2は福岡県の博多以南。9月の頭に、飛行機の遅れで成田空港で一晩明かさざるを得なかった時があり、その時はしんどかったのに、舌の根も乾かないうちに(航空券の安い始発に乗るために)今回また成田空港内で仮眠。朝8時に福岡着いてから動き回りました。(北九州戦後、そこからじゃ間に合わない時間で天神でハナレグミのフリーライヴがあったというのが…悔しい!)

築上町・旧藏内邸庭園







築上町・旧藏内邸庭園。今年、国指定名勝に選定されたお庭。今回の旅行で行った中では(福岡空港から考えると)一番遠くて、小倉と中津の間(だいぶ大分寄り)の小さな町。駅から5km以上の距離があって、レンタサイクルが無い上でバスも1日3往復。電車・バスの時間をかなりシミュレートして行ったけど、田園地帯に突如現れる豪邸。これは行ってよかった…!(なんでこんな場所に?って感じですが、蔵内氏は福岡で一時代を築いた炭鉱王だとのこと。)

規模が大きく、そして借景も良い庭園も素晴らしかったけど、建物がとにかく広くて。今まで色んな地方の古い家を見てきたけど、(京都の御所や大名関連を除いて)こんな豪邸は初めてかも…!ってぐらい広かった。その上、窓細工もいちいち全部違ってる。大工さんの腕や粋を感じた。素晴らしかった。


ところで行き・帰りとも同じコミュニティバス(ワゴン車)で。地方ならではなのが、運転手さんと地元の方との会話。僕も最初に「蔵内邸に行きたい」と伝えて降ろしてもらったので「どうだった?」と色々感想を聞かれた。例えば「飯塚市伊藤伝右衛門邸と藏内邸とどっちが良かった?」という話。やー今回の蔵内邸の方が良かったです、と答えたら、「みんなそう言うし絶対こっちの方がいいけど、人の多さでは向こうなんだよね」と。まあ博多からの距離の差よね…。毎年秋になると伊藤伝右衛門邸と麻生大浦荘(麻生大臣の「麻生家」のルーツ)のツアーが組まれるとか、あと佐賀の九年庵は何時間待ちとかになるとか、色々話を聞かせてくれた。ちなみにバスの運転手さんと地元のおばちゃんの会話が方言が強くて、意味がわからないところもありつつも…面白かった。むしろ聞いていて楽しい。
oniwa.garden
以下は築上町の町並み。




江口寿史“KING OF POP”展@北九州市漫画ミュージアム

小倉にて。江口寿史“KING OF POP”展@北九州市漫画ミュージアムを見ました。この展示、関東(川崎)でもやるのでの見たいな~と思ってたんだけど、その前の地方巡回が丁度小倉だった(駅で知った)!今までのイラストワークの原画等が沢山。超面白かった。江口寿史さんと言えば吉祥寺。人物のイラストのテイストもさながら、吉祥寺の風景が出てくるのを見ているのも楽しい。自宅が近いらしいと言われたことあるけどそうなのかなー。あと江口さんの地元・水俣市の観光ポスターがすっごくグッと来た。イラストで行きたくさせる、ってすごい。以下は「あるあるシティ」その他。こんなにPonta推しのローソン初めて見た。



戸畑・戸畑区役所とその周辺


戸畑・戸畑区役所とその周辺。この「戸畑C街区整備事業」を手掛けたのは隈研吾さん。マンションも近くで見ると木の格子であしらったような隈研吾さん的な感じ。市役所屋上には庭園も。(池尻の空中庭園みたいな雰囲気)その戸畑区役所の向かいにあるレトロな建物が、戸畑図書館。こちらが北九州市の最初?の市庁舎であり元の区役所でもあるとのこと。戸畑は昨年若戸大橋側は歩いたんだけど、逆側であるこちら側も面白かった。若戸大橋は遠くからでも迫力ある。





八幡・村野藤吾建築群


戸畑の次は八幡駅へ。降りた目的は重森三玲の庭園があるとされる大正寺だったのだけれど(拝観出来ず…)、結果的に村野藤吾の建築群が残っている街だった。

福岡ひびき信用金庫本店、

八幡市民会館

▼八幡図書

そんな村野藤吾建築とは別に目を引く鏡張り?の建物は「国際村交流センター」&「北九州市立響ホール」。この坂を真っ直ぐ登っていくと目的だった大正寺。

北九州市立響ホール

▼龍興山 大正寺

相当キツイ坂を上ったのにお庭を見れず残念だったけど…、街を見下ろせる景観は○。

福岡旅行、北九州編は以上。その2へ続きます