ロアッソ熊本-ジュビロ磐田 @ うまかな・よかなスタジアム / 熊本旅行。水前寺成趣園、熊本市の町並みと二本木遊郭跡~世界遺産・三角西港の町並み~旧八代城主浜御茶屋庭園(松濱軒)と八代の町並み など
ロアッソ熊本-ジュビロ磐田 @ うまかな・よかなスタジアム
ロアッソ熊本-ジュビロ磐田@うまかな・よかなスタジアムへ行きました。熊本アウェーは昨年来れなかったので初めて。今年行った遠方アウェーの中で、愛媛とか本城とかは昨年も行っているので、完全に初めてというのは金沢に続いて。ちなみにこれで今年のJ1・J2全40クラブのうち、38クラブ目のアウェー観戦となりました。残り行っていないアウェーのスタジアムは今年(も)行けなかった岡山と徳島。来年は行けないとして(として!)、いつか行きたいなあ…。あとビッグアーチはジュビロと関係無い試合だったから、来年はジュビロで行きたい。さて、うまスタことKKウイングは傾斜がキツめ(国立競技場よりもキツいと思う)で陸上スタではかなり見易い部類だと思った。好みです。
ジュビロを見るのは大宮戦以来、ロアッソを見るのはおそらく昨年ヤマハで見て以来。試合は2-0で完封勝利!大宮相手に快勝してそこから連勝中だったロアッソは決して弱いチームじゃなかったと思う。なんというか、攻撃のリズムに違和感があって、かつ絡んでくる人数が多かった(危ないシーンも少なくなかった。決定力に助けられた)。大宮相手に3-0で勝利するのはまぐれではない――実力があるチームに対して、アウェーでの勝利は大きい。到着がギリギリ過ぎ&入り口を迷って先制ゴールは見逃してしまったのだけど…(今日の自分は間が悪い)、でも2点目の吉彰の浮かせた得点はゴール裏側で最高なゴールだった!し、今日はそれ以外にも崩したシーン多くて見てて楽しかった(相手GKが当たってた)。
この日配られたMDPに両チームの今季のスタッツが載ってた。インターセプト、クリア、タックルではロアッソはリーグ上位、ジュビロはリーグのだいぶ下。「うーん、うちの守備陣…!」と一瞬思ったけど、成功率じゃなくて数ならば攻めている時間が長いジュビロは下位で当然か。そんなロアッソの守備陣、この日当たってたGKのシュミット・ダニエルも妙にアウトに掛かるけど正確なフィードを蹴っているなあと思ったし、CBの鈴木翔登って選手のことをよく存じ上げてなかったけど、高さもあるし強し左足のキックも良いし、良い選手だなあと思った。ああいうCBほすぃ…。
でもそんなクオリティの高い相手に多くのチャンスを作り出し、快勝できたジュビロの調子は今絶対良い。完封した守備陣も、守備を怠らなかった前線・中盤の選手たちも良かったんだけど、特に目を見張ったのは川辺。最近毎回そう思う。どんどんゲームを知って更に巧くなっている。元々巧い選手だけど、攻撃・守備・組立て、一番顔を出す=運動量も多い。良すぎて川辺の才能に頼り過ぎていないか怖くなるぐらい…(来年居る確証は無いし…)。うーむ、何をどうしたら川辺はジュビロに残ってくれるだろうか。家とか買うかどうかは本人の意思ですからね。サポーターから担ぐことで何か刺さることはないのだろうか。…とか考えてたらもうモテキの神輿しか思い浮かばなくなった。頼むジュビサポ女子。
この日の観衆は1万人越えで、ロアッソサポも多かったと思うんだけど、思ったよりジュビロサポ来てるなあ、と思った(キャンプ地鹿児島の弾幕も!)。先月の北九州戦の時にも書いた気がする?けど、今年は昨年より確実に遠いアウェー来てる人増えてる。J2・2年目なのに(見限られたかと思ったのに)――いや、J2・2年目だからこそ(ある意味、J2の心地良さ、愉しさを知った)。だから今年のジュビロのアウェーの雰囲気は良い感じだなあと思うし、ゴール裏もチームも今の雰囲気の良さなら――行けるんじゃないか、って。そう思えるんだよな。そんなゴール裏が沸くのを上から見るのが好きだから、うまスタの傾斜は好きで今日の吉彰の得点はそれもありすごく気持ち良かった。
J2も終盤。2年間のJ2の集大成である一ヶ月が始まる。
大宮が京都相手に引き分けて勝ち点4差に縮まり、でもアビスパも勝利したので勝ち点2差のまま。もうこっからは根競べだ。大宮がちょっとバテ気味とはいえこのまま崩れるとは思えないし、ラインコントロールしてるだけと言われればそんな気もしますし、そしてアビスパはちょっと負ける雰囲気無さそう。ここからはほんと気持ちだ。4試合中3試合は行く予定で居たけど…全部行くか?…てことで、自分の頭の整理がてらJ2の昇格争いについてまとめてみる。まずは上位3チームの勝ち点:前4戦の成績:残りの対戦相手。
大宮:76:△●●△:長崎、讃岐、大分、金沢
磐田:72:△△○○:東V、長崎、横F、大分
福岡:70:○○○○:横F、群馬、愛媛、岐阜
アルディージャが独走するシーズンかと思いきや9月から失速気味で、首位を含めた昇格争いとしては近年稀に見る大混戦模様を呈しはじめてきた。昨年は湘南は別格としても山雅も抜けてたし、その前年もガンバと神戸が、その前は甲府、その前は東京辺りがなんだかんだ抜けていた。残りの対戦相手、このうち2クラブと対戦するのがV・ファーレン、トリニータ、横浜FC。ここらも鍵を握っている。長崎も激しいプレーオフ争いの真っ只中、現在21位の大分も前節勝って20位集団(京都、讃岐、水戸)と勝ち点差3。まだわからない。両方とも最後まで負けられない戦いが続くのは同じ。
10月の勢いのままいくと残り4戦でどんな結果になってもおかしくない(大宮がこのままとも思えないけど。11月の大宮は強いはず…!)。正直アビスパはもう負けない可能性も高い。簡単じゃないけどジュビロも「全部勝つ」しか無い。(相手の残留の掛かった)最後の大分戦までもつれてほしくない…けどもつれるんだろう。…そう思うと、味スタのゴール裏はなんだかんだ関東サポ多いからゴル裏埋まるとして、最終節の大分は…まあ新幹線+ソニックでどうにか来てもらうとして、ホーム2戦も満員になってほしいなあ~。マラソンの週は帰る予定だったけどその前週も帰るしかない気がしている。
大仰なタイトルですが、早い話、自己憐憫コラムです。
https://t.co/FS1FQBcORe
— ele-king (@___ele_king___) 2015, 10月 20
野田努さんのエスパルスJ2降格に関するコラム。面白かった。2年前の今頃の自分の心情を思い起こさせる。でも“たかがサッカー”なのに、“我が人生最悪”とか“最高”とかいう言葉を引っ張り出させてくれるのが、サッカーだからなんだよねえ。でもチバユウスケのエルゴラのインタビュー見出し『J2のころが一番結果を気にしていた』でそうだなと思ったけど、「J2って本当の愛情が見える場所」でもあると思う。エスパルスサポーターはなぜかJ2降格を世界の終わりみたく言う人が多いけど(新設クラブで下部の経験が無いからなのかな?初年度に昇格したジュビロとは違う)、J2良いとこですよ。
…でもこのコラムを見てて違うと思うことは「チーム状況」。どっちがマシということは無いけど(降格は同じだから)、ジュビロが降格した年は「勝ちきれず引き分け、1点差での負け、ロスタイムでの失点」みたいな“取りこぼし”が延々と続いて、とにかく煮え切らない年だった。その「煮え切らなさ」が多くの主力の残留に繋がった――まあそれでも一年で上がれなかったけど。あとは降格時期がエスパルスの方が一ヶ月速い。2年前のジュビロは、正にエスパルスとのダービーに負けた時点で降格は決定的だったけどそこから試合が2週間空いて、ある意味覚悟を決める時間があったんだよなあ。
試合中に来た、悲しいお知らせ
熊本旅行。熊本市編・水前寺成趣園や二本木遊郭跡、アートな交番など
熊本には先月9月にも来たのですが、それより前とすると昨年2月。どちらにしてもそんなに昔ではない(笑)今回の10月で4度目になりますが、今まではいずれも滞在時間は短かった(夜に来て、泊まって、翌朝すぐ出ていく)感じだったので、ここまでちゃんと歩いたのは初めて。
熊本空港と阿蘇山
今回は飛行機で熊本空港へ。初めて来た熊本空港、空港ではあまり見ない木目調の建築。おしゃん。上空からはうまかな・よかなスタジアムも見えたし、この日は天気も良くて、出発してから富士山の火口の雪化粧、豊田スタ、万博にその隣の新スタ、豊島美術館、ビッグアイ等々も見えた。なぜこんな中心街から遠い場所に…なんて思ってたけど、上空から阿蘇山の風景眺められながら降下していく感じは超楽しかった!
水前寺成趣園
熊本・水前寺成趣園。国指定名勝。5年ぶりに来ました。あの時が初めて九州来て福岡~鹿児島キャンプ行った時で、かつ庭園気になり出した頃。あの時は冬で芝も枯れ気味だったから、ちゃんとしたコンディションで見るのは初めて。大名庭園と言われるものの中で一番好き。もこもこ感。で、これは実際は熊本アウェーの時ではなく9月に熊本来た時に見たものでした。(待ちきれず)
oniwa.garden
“STANCE or DISTANCE―わたしと世界をつなぐ距離”@ 熊本市現代美術館
“STANCE or DISTANCE―わたしと世界をつなぐ距離”展@熊本市現代美術館。塩保朋子さんや大野智史さんなど、見たことある作品もあったけど、好きな作家さんが参加していたので鑑賞。面白かった。熊本現美はこんな街中にあるんですね。以前奈良さん展をやっていたのを覚えているし、またいつか来そう。
世界遺産・三角西港の町並みと三角線
(旧野首天主堂に行っていれば来ない予定だったけど、)世界遺産「明治日本の産業革命遺産」に構成されている、三角西港へ行きました。熊本駅からバスで1時間ほどだけど、行きはまだ乗ったことなかった三角線で三角駅まで(電車でも1時間ぐらい)。『弱虫ペダル』のラッピング列車が走っていたり、そして三角駅もおしゃれだったり、それなりに力が入っている感じは伝わってくる。
三角駅から三角西港まではバスも出ているけど、逃したので歩いて30分程かけて三角西港へ。明治時代にオランダ人のムンドル氏によって整備された港(詳しい説明はこれ)。なので、ヨーロッパ風の洋館や、丸いカーブを描いた埠頭とか、なんか素敵な観光地に来た感じ…なんか神戸っぽいというか。…でも言っても熊本の田舎なので、人は決して多いわけではない(そこそこ観光客も居たけど)。こうした素敵な場所が失われませんように。もう少し、町の隅まで歩いてみたかったな~。
八代編・旧八代城主浜御茶屋庭園(松濱軒)と八代の町並み
八代はこの9~10月に掛けての旅行で行った中では一番遠い場所になります。昨年肥薩線乗るために乗換えた時に駅の外へは出たけど、元々行きたいお庭があったのもあり散策。
旧八代城主浜御茶屋庭園(松濱軒)
旧八代城主浜御茶屋庭園こと松濱軒。国指定名勝。八代へ行った目的はここ。作庭は江戸時代、熊本城で有名な加藤清正も訪れたんだとか。春に行った桑名の諸戸氏庭園みたいな雰囲気を感じる。
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八代市立博物館・未来の森ミュージアム
その松濱軒の向かいにあるのが、八代市立博物館・未来の森ミュージアム。八代市の博物館とか全然スルーしてたんだけど、想像もしなかったかっこいい現代建築!なんと設計が伊東豊雄さんでした。頭になんか乗ってるのは霧島アートの森思い出す。
八代の町並み
遊郭跡以外の町並み。冒頭の2枚は駅から中心街まで向かう時に通る、大きな国道――と並行して走っている小さな道。小さな道といっても、おそらく車でなければ十分に広いと言える程なので、左右に飲食店や商店だったと想像できる建物が立ち並んでいることを考えると旧街道なのかもしれない。元が城下町なのでレトロな町並みもありつつ、川沿いにある大きな河童はちょっと不気味!
千歳湯
八代の「千歳湯」。本日休業の立札が掛かってたけど、見るからにもう廃業。実物で見たら想像以上の黒いタイルの外観のかっこよさ。ちょっと都会なら絶対オサレな人にリノベされる物件だろうなあ…しかし検索すると食べログで喫茶店として出てくる謎。すでにリノベされているわけではなさそうだし。
熊本アウェー旅行はその2、福岡・佐賀・大分編へ続きます。