ガーデン・シティ・ライフ・ログ

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九州旅行④。五島列島の旅・小値賀島編その2。レンタサイクルで島を一周。ポットホール(国天然記念物)など

小値賀島をレンタサイクルで一周する。

五島列島の旅・その3。小値賀島の笛吹集落編は以下。
romitou.hateblo.jp小値賀港ターミナルからは↑のような路線バスで島を巡ることもできますが、島をぐるっと周る県道161号線(小値賀循環線)で一周しても距離にして10km強。多少のアップダウンはありますがチャリで走るにも丁度良い距離。ということで小値賀港でレンタサイクルして島をぐるっと。訪れた島の最西の海岸はまさに最果てのような風景が――。

前方郷




長壽寺


平戸藩松浦家ゆかりの寺院。前エントリの旧小田家住宅の箇所で少しふれていますが、今回事前に「ここ以外に島に庭園がある場所はありますか?」というリクエストをしていたところで教えてくださったのがこのお寺さん。早速行ってみたものの――チャイムを鳴らしても誰もいらっしゃらない様子――。残念ながら今回は諦めたのだけど、サイト見ると確かに素敵な庭園あるじゃないの…。観たかったなあ。
chouju1394.jp

地ノ神島神社

野崎島の沖ノ神島神社と対になっている神社だそうで、参道は海から上がってくるように伸びている。沖ノ神島神社と同様に創建も飛鳥時代と古い。現在建つ社殿は新しいようだけど、「肥前型鳥居」と呼ばれる鳥居に特徴があって、ここにあるものは旧平戸藩内のみに分布している形式だそう。

古民家レストラン「藤松」

その地ノ神島神社から近くにあるのが、古民家レストラン「藤松」。酒屋として栄えた藤松家のお屋敷(江戸時代築)をレストランに改装したもの。ここにも当時造られたお庭がありますよ、と事前に聞いていたものの、うーん1人で3,500円のランチを食べるのもなあ…と思って今回は立ち寄らなかった場所。でもいざ訪れると素敵そうじゃないの…(ある大学の「九州の古庭園」のリストにもあった)。また次回!

古民家レストラン「藤松」 | おぢか島旅| 長崎県五島列島・小値賀町の観光情報公式ホームページ

柳郷




島の北側にあたる、柳郷の港からも小値賀町の離島へ町営船が出ています。柳郷の路地をうろうろしていると、なにやら素敵な古民家が…。小値賀島には古民家をリノベーションして宿泊施設にした「古民家ステイ」という取り組みもあります。どうやらその古民家らしい。この中には自分が見たいと思っているような古庭園がある家もあるようなので、次回来る時は是非泊まりたい!

古民家について | おぢか島旅| 長崎県五島列島・小値賀町の観光情報公式ホームページ

姫の松原

笛吹集落から柳集落へ直接向かう途中に現れる松原。

浜津郷

↓なんかすごい木が。モンスターみたい(笑)この地の風の強さを物語っている!

城南山明覚寺庭園


長壽寺で庭園が見られず消化不良だったので…ふと見つけた(参道に古い雰囲気のある)お寺さんに「庭園があれば見せていただけませんか」と聞いてみたら、快諾していただいた。江戸時代に創建された寺院という以外の詳細は不明ですが、五島氏庭園にしても野崎島で見た庭園にしても蘇鉄が植わっていて、それが温暖な地域の庭園という雰囲気がある。緑色。


oniwa.garden

班島郷

浜津郷から西へ。小値賀島からは橋で繋がっている島が2つあり、その中ではそこそこ大きな島がこちら。こちらもこちらで港町という感じの入り組んだ集落になっています。




ポットホール(国の天然記念物)




班島の北西の海岸に国の天然記念物である「ポットホール」があります。矢印が無いと見つけられないような石なのですが、こういう風に岩の裂け目に出来た玉石としては世界2位の大きさなんだそう。
この石はともかく、この最果てという感じの風景は良い…(?)…しかし物思いにふけるにはこの日は風が強くて寒いの!岩もゴツゴツしてるし波も荒い!位置的には完全に日本海沿いなのでそういう雰囲気ある。右手に見える陸は宇久島。その向こう側が対馬であり韓国。


小値賀島では何箇所かで牛を見掛けた。中でも班島へ渡る橋付近に居る牛はのんびりしてて、ああ島だなあって感じがしてよかった。そういえば前日に野崎島で出会った人に「あの場所の牛がのんびりしてて、なんか良い」とオススメされていた場所でもあった。分かるわー。小値賀町ゆるキャラだけでなくマンホールも鹿。野崎島には沢山居たけど小値賀町では鹿を見掛けなかったかな…。

小値賀島の一周旅は以上です。今回目的の庭園を見れなかったのは残念だったけど、次回は庭園目的で来たいなー!そういえば教会の多い五島列島の中でも(野崎島野首教会以外では)小値賀島には目立つ教会が無かった。これは福江・上五島福江藩、小値賀は平戸藩と領主が違った影響もあるんだろうか。
小値賀島からフェリーで佐世保へ戻る。九州旅行は長崎編へ続きます。
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