西国庭園巡り・和歌山編(後編)。粉河寺庭園、根来寺庭園、林昌寺庭園「法林の庭」など
西国庭園巡り・和歌山編(後編)。前半はこちら。和歌山市内を午前中自転車で走り回った後、午後は和歌山線で粉河寺と根来寺へ。
粉河寺庭園
国指定名勝。粉河寺は奈良時代からの古刹。和歌山市内と同じく2014年以来2度目の訪問です。本堂の前、左右に構成された枯山水庭園。作庭者は不明…かと思ってたら上田宗箇のWikiに手掛けたと書いてあるなあ…。参道の雰囲気含めて好きなお寺。あと阿波国分寺で見せていただいた雑誌の中に「重森三玲が選んだ10の名園」みたいなページの中にこの庭園が含まれていました。
oniwa.garden
根来寺庭園
粉河駅から岩出駅へ移動して、バスで根来寺へ。根来寺は今回初訪問。室町時代には一大宗教都市だった寺院とのことで現在も境内はとても広い。国指定名勝の庭園は小堀遠州作庭説も(来たタイミングがあったのかな?)。またひときわ目立つ「大塔」は国宝。
oniwa.garden
根来の町並み
根来寺は岩出駅から5km程離れているのでバスで(レンタサイクルもあるので迷ったけど、そのまま大阪方面へ抜けるバスがあったので今回はバスで)。根来寺最寄のバス停(岩出図書館)の手前、「根来」で降りると古い町並みが。「根来街道」というのが大阪側からある位なのでかつては参拝者で賑わったんだろうなあ。 金田家のなまこ壁の長屋門は地図にもスポットとして表示されている。んで根来寺は駅から遠いし決して周りが栄えている訳でもないのだけど、根来の町並みを現・根来街道に抜けると、ビジネス旅館が複数、更にはラブホが4軒ぐらい立ち並んでいる。近くに高速のJCTがあるからなのか、昔の門前の宿(飯盛旅籠?)の名残なのか、どっちなんだろうなー。面白い。
岩出図書館
林昌寺庭園「法林の庭」
当初は根来寺の後は岸和田城の「八陣の庭」を見に行きたいと思っていたのですが、和歌山市内を切り上げたのが予定より2時間遅れだったのでもう全然無理で。まー仕方ない、この日は根来寺で終了かなと思っていたんだけど、根来寺から大阪方面へ向かうバスの停留所に「和泉砂川駅」があった。ここから徒歩20分のところに重森三玲の庭園がある!とは知っていたので、ここで降りて林昌寺へ行きました。バス停のあった駅東口から最短ルートを行くと、地図に案内された道はド林道で夕方だとかなり不気味だったので、東口方面から紀州街道に沿って行くのが良い…と思いました。初訪問の林昌寺、重森三玲作庭の「法林の庭」。ツツジやサツキの花が咲く5月頃が見頃なんだろうなあ。紀州街道を駅に戻ります。
oniwa.garden
この日の宿は京都。大阪から京都へ移動。京都は相変わらず外国人が欧米の方含めて多い。でもこうした方々が今は京都に居るけど、今回瀬戸内の島や高松にも割と居たように、四国八十八箇所霊場とかにも興味を持っていくのかな〜と思った。京都編に続きます。