ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

山陰旅行⑤。天皇杯・ガイナーレ鳥取-ファジアーノ岡山ネクスト @ とりぎんバードスタジアム / 鳥取・観音院庭園〜仁風閣・宝隆院庭園〜山陰本線の風景

8/27 天皇杯ガイナーレ鳥取-ファジアーノ岡山ネクストとりぎんバードスタジアム



因美線ダービーはJ3ガイナーレの快勝。

その4・米子〜倉吉編はこちら。博多からスタートした山陰旅行。⑤だけど日数で言うと博多を出てから3日目の夜。この日は翌朝鳥取市内を観光するために鳥取に宿泊。そのついでに天皇杯1回戦、ガイナーレ鳥取-ファジアーノ岡山ネクストとりぎんバードスタジアムへ行きました。ファジネクを観るのは初めて、ガイナーレを観るのは味スタで見たFC東京戦以来5年ぶりでした。ジュビロサポ的にはこのスタジアムで思い出されるのは高原の2ゴール!ジュビロも昨年までJ2に居た身だし鳥取もJ2在籍時期があるので、いつか行けるかな〜と思っていたけどこんなきっかけでの初バードスタジアムでした。

J2に居たクラブなのに現在はJ3で最下位争いをしているガイナーレ。選手は知ってる選手が結構いる。フェルナンジーニョに宮市弟、小谷野に片岡、中島。あとは出てないけど前俊や黒津…このメンバーでJ3最下位争い…選手の衰えなのか柱谷哲二の手腕なのか…(水戸の時はどうだったっけ)。方や今シーズンで活動終了するファジアーノ岡山ネクスト。方やJ3でも苦しんでる(=存続問題も他人事ではない)鳥取。この日も決して観客数は多いとは言えなかった――けど、でもある一定数の、この両チームを応援している人たちがスタジアムには来ている。なんかさ、いいなあ、って思うんです。

試合は。FW宮市弟が前半に2ゴール。相手がJFLと考えればそんなにレベルが落ちる相手ではない、と考えれば、宮市良い選手だなーJ3には勿体無い、というパフォーマンス。フェルナンジーニョもこのレベルでは格が違う超巧いプレーを見せるけど、運動量とか見てると上ではもう苦しいのかなーと思う。(でも結構子供のお客さんが多いこと考えると、この地でプロのプレー、特にフェルナンジーニョみたいなプレーを観られるのは、これこそが日本サッカーの未来の為の財産なんだろうなーとか思う。)

後半フェルナンジーニョの蹴ったCKがそのまま決まり3-0。偶然でもそういうの決まると楽しい!そしてフェルナンジーニョに代わって前俊が投入!ファーストプレーで別の選手のゴールが決まって、前俊自身も頭でゴールで5-0!倒されて喜んでた。以上5-0でガイナーレ鳥取の快勝。ガイナーレの次の相手は大宮。もしそこで金星を上げたらその次ジュビロと当たる可能性も。もし実現したらこの試合を観たことが「ちょっと出来てる偶然」になるので。頑張ってほしい!なお、とりぎんバードスタジアムから帰るバスの中で一番注目されていた他クラブの結果は「町田ゼルビアが負けてる」ということだったのが面白かった。

「(引分けで喜んで)いつからそんな弱小クラブみたいなマインドになったの」
ジュビロは攻撃的なサッカーじゃなきゃつまらない」
「外国人頼みのクソサッカー」
全部知らねーよ。おらが町クラブがあって見に行けるだけで楽しいじゃん、幸せじゃん。J3でもJFLでもそこにあることが全て、だと思う。なんかそんなことを思ったので、遠くの地方でその土地のクラブを観るのって楽しいなって思いました。あと生ビールのピッチャー売りって羨ましい…!

以下から翌朝の鳥取観光です。鳥取市4年前の初めての山陰で下車して以来。あの時はもう日が暮れた中で電車を待つ間の1時間ぐらい町を歩いたけど、観光といえたものではなかったので今回ほぼ初めての観光を楽しみにしていた町。鳥取でも勿論レンタサイクル。でも今回も鳥取砂丘には行っていない。

観音院庭園



観音院庭園。国指定名勝。鳥取市からは徒歩20分ぐらい。岡山藩から鳥取藩へ転封された大名・池田氏によって築造されたとのこと。背後の借景含め福岡の清水寺本坊庭園と雰囲気が似ていて(そして余計な物音も聞こえなくて)とても好き。江戸の元禄時代の作庭とされているけど、清水寺本坊庭園も(雪舟作庭説があるので当初は室町時代なんだろうけど)その時代の改修だったっけな。
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興禅寺庭園


興禅寺庭園。鳥取市指定名勝。江戸時代初期に作庭とされる、鳥取藩主池田家の菩提寺の庭園。先の観音院庭園よりも鳥取城跡に近い。
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仁風閣・宝隆院庭園


仁風閣は明治時代に鳥取城跡に建てられた、山陰を代表するルネッサンス様式の洋館。東京の旧岩崎邸に負けず劣らず美しい建物だった!建物の中にあったLEGOも素敵です。



そしてその仁風閣にあるのが宝隆院庭園。鳥取市指定名勝。仁風閣が建つ前にあった御殿の池泉回遊式庭園。今となっては洋館と日本庭園の組み合わせが美しい。(桑名の六華苑を思い出す)
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鳥取市登録有形文化財と町並み

五臓圓ビル

岩田家住宅

やはり砂丘の印象が強い鳥取だけど、元は城下町だったというわけなので歴史を感じる建物も多い。以下は有形文化財以外のもの。




鳥取衆楽園遊郭

鳥取遊郭跡は駅から近い…とは見ていたけど、駅から思った以上に近くて逆に瓦町の全然違うところ探してた…なのであんまり見られず…。

すなば珈琲

そして「すなば珈琲」。朝一に行ったんだけど店内はほぼ満席。店内入り口にあるコールマンのテントは一体?と思ったけど、11時にはお店の外に列が出来てた。そうした人用の日除けかー納得(観光客ばかりだろうけど)!鳥取は駅からすぐ近くに温泉が湧いているのも良いのでまた来たいな。



山陰本線の風景


そして鳥取を出て、山陰本線鳥取から京都へ(6時間…意外と掛かる…なお因美線智頭急行経由だともっと速い)。このルートは4年半前初めて山陰行った時も乗ったけど、鳥取〜福知山間は暗い時間だったので、明るい時間にもう一度乗りたかった。日本海香住海岸の風景を眺めながら進む。鳥取から兵庫県に入るまでは意外とすぐなんだけど、そっこから長い。そして京都府に入ってから京都市内まで行くのも長い。改めて進んでみると、京都府って市内から外れるとずーっと山中の田舎なんだなあってこと(そして山陰街道の古い町並みが沿いに残っている)。福知山とかもまた滞在したいなー。

京都・亀岡駅前。ここに京都サンガの球技専用スタジアム建設予定地。京都駅から快速で20分…て時間はそんな長く感じないけど、地元の人は「京都市外」ってだけで別物なんだろうな…って感じる(特に都である「京都」の人にとっては)。アウェーサポ的には京都駅から(電車の場合は)四条に行って乗り換えなくてよいし、嵐山に寄って観光できるから悪くない気がする。

そして関西まで戻ってきました。一応締め括りの山陰旅行⑥・大阪の登録有形文化財巡り編に続く