ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

栃木SC-ジュビロ磐田 @ 栃木県グリーンスタジアム / SANAA建築「古河総合公園カフェテラス」と古河の古い町並み

栃木SC-ジュビロ磐田栃木県グリーンスタジアム


下位相手の連続ドローの不安を払拭するアウェーでの完封勝利。

栃木SC-ジュビロ磐田栃木グリーンスタジアムでした。ジュビロを見るのは先々週の愛媛FC戦以来で、栃木アウェーは2年連続(宇都宮はその間も来たけど)。試合も昨年に続いて2-0の勝利。好調松浦のゴールも素晴らしいし、2点目の駒野→ボスロイドのゴールも完璧だった。そして何より完封! やっぱボスロイドとアダ(怪我が軽傷でありますように)のマークが厳しくなるとMF陣のゴールを求めたい。なので松浦の好調ぶりはほんと大きい。アダが怪我でなければ貴文じゃなく松井や祐希と言う交代の手もあったかもだけど…ま、後半苦しいのは変わらずだけど、大きい完封勝ち。

今日はゴール裏ではなくメインのアウェー寄りで見てたんですが(グリスタはゴール裏だとちょっと遠い、というのがあるので)。アウェー中心に見てる個人的には愛媛に次いで連勝で今季8勝1分1敗。この前の試合まではホームで格下相手に2戦連続引き分けで、決して雰囲気は良くなかったと思うんだけど——やっぱアウェーだと守備が良いんだよなあ…とも思うし、人が言ってた「ゴール裏の雰囲気がアウェーの方が良い」という話は実際そうかもなあと思うし(メインで見ててよく声出ているなって思っていたから)、難しいなー。今節はジェフが敗け、ツエーゲンが引き分けた(相手がそれぞれ群馬と讃岐。お互い様だ…!)。次節のジェフとの上位対決、勝ちたいなあー。でも去年も今頃は松本に2ゲーム差ぐらいあった、と言われれば確かにそんな気がする。そゆ意味ではジェフとの直接対決だけじゃなく翌週の調子上げてきたセレッソとの直接対決も無茶苦茶デカい。ごめんさすがに僕は苗場からのワープはしない!けど頑張れ!

試合後だらだらして少し遅めに宇都宮駅に戻ったら、駅でボスロイドと遭遇して浮き足だった我々フジロッカー組。そう、ボスロイドは事前にTwitterにも書いていたけど翌日陸前高田に向かうために一人別行動で仙台方面に向かうべく駅に現れたのでした(カトQGMと一緒)。Picture OK?と聞いたら快く応じてくれた。試合にも勝ったし最高な週末でした!んで、一緒に居た下りの新幹線に乗る子に「今ならホームに居るよ、行っちゃいなよ!」とけしかけたら無事話せたようで。よかったよかった。オッサンな僕は宇都宮餃子と一杯呑んで終電で帰京。以下は今回の栃木アウェーついでに見たもの。

SANAA建築「古河総合公園カフェテラス」と“茨城の小京都”古河の古い町並み

昨年宇都宮市内や日光の方へ行ったし、アウェーの時以外にも古い町並みが有名な栃木市や(群馬だけど両毛線沿線の)桐生へは行ったし、まだ行っていないところとしたら足利ぐらいか…?と考えていたんだけど、家を出た時間的にもう無理そうで(小山から意外と遠かった)。それ以上に、てことで、SANAA建築にいずれ行きたかった古河で途中下車。駅前でレンタサイクルして行動。

“茨城の小京都”古河の古い町並み






古河の古い町並み。宇都宮線で栃木県と埼玉県に挟まれているので——感覚的には栃木県なんだけど、茨城県。そして「ふるかわ」ではなく「こが」です。駅から徒歩圏内で行ける「茨城の小京都」(とはいえ駅前のレンタサイクルは無料だったので、レンタサイクルが良いけど)。かつては城下町+日光街道の古河宿で、武家屋敷街もその面影をだいぶ残しているし、あとはとにかく蔵が多い。今回、西口の方しか散策できなかったけど東口の方も少し動いてみたかったな。またいずれ。

篆刻美術館

蔵が多い中でも篆刻美術館の蔵は三階建。三階建の蔵なんて初めて見た!

SANAA建築「古河総合公園カフェテラス」


古河駅から2km程にある古河総合公園(なので徒歩で行くにはちと遠い)。その中にあるSANAAの初期作品「古河総合公園カフェテラス」。直島の海の駅に似ている感じ。関東の数少ないSANAA建築の一つで、いつか来たいと思ってたので。結果的には古河で途中下車するには丁度良い時間だった(まあでも、SANAA建築の中で「見るべき」度はそんな高くないかなあ、とは思うけど)。

久々にSANAA建築見ながら思ったこと…ザハの新国立競技場の問題に関連して時々「SANAA案にすれば良かった」みたいなこと言う人居ると思うんですけど、でも実際のところザハ以外の案だと幾らになったんだろうなあ。特に一番ユニークだったと思う古墳スタジアム案が幾らになるのか興味ある。んで確か「開閉式屋根」は誰が言ったかザハ案に限らず全て前提条件だったはず。あと結局人件費、資材の高騰は同じなので、あの新宿と青山に挟まれた一等地に大規模建築を建てることそのものが法外な値段なんだろうと思う。特に一番バカにならないのが「都心の宿泊費」なんだろうなあとか思ったりして。新国立を建てる人たちがどこで生活するのだろうと思うと、山谷なはずは無く、千駄ヶ谷や外苑前に行き易い場所だろうと。地方を旅行してると思うけど、ほんと東京の家賃やホテル代は高くって。まして国立の近くとか、昔外苑前に勤めてた頃に「会社の近く住みたいな」と思って調べたことあったけど、新しくもない狭い1Rでも8万とかそんな場所。そういう場所に4年ぐらい何百?という人を拘束するってだけで、人件費がちょっとした地方の3倍とかになっちゃうのかな、とか思ったりする。わかんないけど。

…とかこの頃は思ってたけど、翌週にザハ案が見直しになる急展開。コンペがやり直しになるからSANAA案自体どうなるかわからないし、SANAA案は元々2位の評価だったけど、割と傾斜ゆるそうだったから見づらそうだな〜と思ってたんだよね。ザハにしてもSANAAにしても「建築が好きな人」の評価が高かったのかなあ、という気がしていて。それよりも競技の見やすさの方が本当は大事だと——サッカーファンとしては思うので。そうしたアスリート目線、お客さん目線でスタジアムが決まればいいな、と思う。