ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

静岡ダービー。清水エスパルス-ジュビロ磐田 @ IAIスタジアム日本平 / 静岡・臨済寺庭園の特別公開、清水・龍華寺観富園、清水の町並みなど

清水エスパルス-ジュビロ磐田IAIスタジアム日本平


最高の雰囲気の静岡ダービー日本平でのダービー勝利は気持ちいい!

静岡ダービー清水エスパルス-ジュビロ磐田IAIスタジアム日本平へ行きました。ジュビロを観るのは前節のFC東京戦以来、エスパルスを観るのは春の静岡ダービー以来。日本平でダービーを観るのは2010年以来です!日本平で開催されるダービーは(カップ戦を除けば)4年ぶり。ジュビロ側のサポーターも気合入っていたのでゴール裏は速攻売り切れてしまった。結果チケット(A席)をエスパルスサポーターの友人にお願いさせていただいた。ありがとうございました!感謝。
romitou.hateblo.jpromitou.hateblo.jpromitou.hateblo.jp前半途中から雨が降り出す。レインコートが橙と水色に分かれるこの景色良くないですか。一応A席だったので気を遣ってユニやジュビロのポンチョを持ってこなかったけど、思ったよりA席にもジュビロサポ多かったし持ってこればよかったな。そしてジュビロのゴール裏、ホームの試合より迫力なくないか?(笑)それはダービーという雰囲気がそうさせているのもあると思うけど、単純に日本平のゴール裏はヤマスタよりも(2階ある分)大きいということなのかも。ヤマスタでの試合は今季売切れまくりで手狭だし、2階に改修しちゃおうぜ!一部で言われてるゴール裏写真家多い問題もそれで住み分けられるのでは。

試合。ジュビロは大井が怪我から復帰したのもあり、FC東京戦の4バックではなく3バックへ戻した。前半出足が良かったのはエスパルス(4月の静岡ダービーでもそうだった)。のだけど、先制はジュビロ。裏へ抜け出したアダイウトンがドカンと決めた。ジュビロにとっては大きな先制点。それ以後も追いかけるエスパルスは決して悪い流れではなかった――のだけど、前半終了直前に松原が暴力行為で一発退場。正直この退場が試合を決めたなあ。映像で見直すと祥平もオーバーアクションだと思うけど、松原は肩でぶつかったんじゃなく肘でぶつかって振り上げてるのが印象悪くしてしまった。不用意。

後半、10人でも戦おうと立ち上がり悪くなかった清水を打ち砕いたのが俊輔の直接CK。「雨が降り出してスリッピーだから、あそこに落としたら相手が嫌かも」という場所にピタリ。すげえ。痺れた。キックの精度は勿論なんだけど、その発想が中村俊輔の凄いところ(他の「キックの精度はピカイチ」な選手と違う所)なんだと思う。優しいキックをイヤーなところに。天使のような悪魔のボール……。そして山田の復帰後初ゴール。いきなり決めるのが山田!サイドから崩したシーンだっただけに相手は数的不利が効いた。これで完全に試合を決した。3-0になってから試した4バックはまだまだという感じだったし、この3ゴール以外はそんなに決定機も無かったけど…、気持ちの良い勝利!良いダービーでした。10人にならなかったら3点も取れたかわからないけど、守備は危なげなかった。この11人はバランスが良い。

改めて、おかえり!山田大記

山田の海外移籍前ラストになったのは↑これの次のサンガ戦なんだけどその試合後には何も触れてないや。なんで山形戦でこう思ったんだっけ。この時点はまだ自動昇格圏内だったから「なんでこの時に出て行くんだ」とは全く思わなかった。ましてや山岸に(ry …成績見直すとあんなに苦しかった2013年も山田はMFながら8点決めている。代表にも選ばれていたし孤軍奮闘と言っていい数字。むしろ落ちたタイミングで残留した時点で男気とジュビロ愛しか感じなかった。本当におかえり。(しかしこの頃まではアウェーの時はゴール裏結構空いていた。最近は本当に遠征サポ増えているなあと思う)

試合とは関係ないけどこの記事面白かった。速いボランチ。今年の躍進の立役者・ムサエフは正にそんな感じ。とにかくプレーの切替が速くてそれが観てて楽しい。切替が速いから走行距離より走ってるような印象を受けるし、良いポジションに居る。まず相手を剥がしているので余裕を持ってボールを受けられている。たとえば過去のジュビロでいうと小林裕記や上田康太のような「繋いで組み立てる人=プレイメイカー=ボランチ」像と違う。切替速さにプレイメイカーっぽさもあるのが川辺。川辺がムサエフと組み続けることでこの切替の速さを身につければ、ほんともっと上に行ける。

試合後、清水駅近くの踏切が根元からバキッと折れていてJR東海道線が止まっていた。ギリギリで車が突っ込んだのかなあ。下り・浜松方面の踏切…これがアウェーの洗礼。ただでは終わらない静岡ダービー。駅が混雑してるので魚介食ってから帰った。以下は試合以外の話。静岡・清水の庭園や町並みの話です。

静岡・臨済寺庭園の特別公開へ行きました。









戦国大名・今川家ゆかりの寺院(菩提寺)で、本堂が国の重要文化財安土桃山時代に造られた庭園は国指定名勝。この庭園が年に2回(5月19日・10月15日)しか公開日がない、そして今年は10月の公開が土日に当たっていたので、それが観たくて今回の静岡ダービーにも行きたかったようなもの。庭園は期待通り素晴らしい庭園だったのですが、上の方にある茶室「夢想庵」は整理券制で4、50分待ちだったので断念…。雨なのにそれぐらい(思った以上に)人が多かった。客層的に実はもっと遅い時間の方が人が少なかったりしたのかなあ(といっても15時までだけど)。庭園以外にも、徳川慶喜の書や今川義元・氏真像など、そうした歴史好きには見所の多い特別公開だと思った!




静岡・城北公園 日本庭園






臨済寺(かつ静岡浅間神社)近くの城北公園の中にも日本庭園があります。昭和年代に造られたもので、賤機山を借景にのぞむのも良い感じ。公園内には図書館もあります。

静岡県護国神社


泊まった宿(カプセル付温泉)から近かったので行ってみた。神池はそんなに庭園ぽくは無かった…。

清水・龍華寺観富園









ここから清水の話。日本平スタジアムから1kmも離れていない所にある庭園。ここに寄りたいが為に、天気微妙だったけどレンタサイクルにしたのでした。江戸時代初期に造られたとされる庭園「観富園」は清水市指定名勝(清水区になってどうなったんだろう…?)、大ソテツは国登録記念物に指定。庭園も期待よりだいぶ良かった(天気が良ければ本堂の向こうに富士山ものぞめるらしい!)のだけど、蜘蛛の巣が滅茶苦茶多かった……こんなに蜘蛛の巣多い場所初めてぐらい。寺社によっては蜘蛛は神様だったりするので壊せないのも理解しつつ、それにしても多かった。虫苦手な人にはオススメ出来ない!
ちなみに龍華寺の近くには鉄舟寺というお寺さんもある。こちらも門が立派なので少し気になる。

清水の古い町並み

次郎長通り〜清水港付近の町並み





清水は日本平エスパルスドリームプラザなど何度も来ていますが、レンタサイクルして走ったのは実質初めて。「清水の町並み」と一言に言っても、清水駅付近の「東海道 江尻宿」の歴史を持つ場所と、湊町として栄えた清水という別の顔を持つのだなあ、と今回自転車で走って思った。上の写真は清水港から程近い「次郎長通り」付近の町並み。こぎれいな清水次郎長生家よりも、裏の細い道にある居酒屋やレトロな家々が気になる(特にレンガ造りの建物!)。「清水区清水市)清水町」という町名もこの辺なので、本当の「清水の町」とはこの辺を指すのだろう。あと今Google Map観てて気付いたけど、この付近にある梅陰禅寺というお寺さんに日本庭園があったみたい。来年のダービーはそこに寄ろう!



清水港テルファー。国登録有形文化財清水駅から歩いてエスパルスドリームプラザのMAGROCKへ来たのも10年近く前か〜とか思い出す。

旭町の町並み〜新世界通り


新清水駅近くの旭町は旧赤線だそうで、現在も清水の歓楽街。この「新世界通り」を見てみたかったのです。まだ健在みたい。広い道沿いにあった豆タイルの建物は元妓楼なのかな…。あと「スナックぼったくり」は何をぼったくられるんだろうなあ。笑

座商店街付近の町並み

ここまで来るとほぼJR清水駅です。清水銀座商店街のロゴが良い感じ。先の「清水町」に対してこの付近には「江尻町」という街区表示板が。「東海道 江尻宿」だったのがこのあたりで、この付近にある渋い飲み屋さんなんかは宿場町ルーツなんだろう。

それ以外




庭園巡りは小田原編に続きます。
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