大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015・その2【十日町・津南・中里編】
その1、まつだい・松之山編はこちら。津南・中里地区へは行ったことなかったので、元々あった作品でも初めて見られた作品が沢山でした。にしても、「たくさんの失われた窓のために」は何て画になる作品なんだろう。丁度モデルが撮影してた。土曜にやらんでも。「再構築」や青木野枝さん作品見逃したのは残念…まつだい基点にするとちょっと遠いんだけど、またいずれ津南~中里地区は回りたいな。
津南編
中里編
JR東日本取水ダム
十日町編
十日町駅インスタレーション「十日町の道」「音土器」
十日町駅にこの夏設置された、蓮沼執太によるフィールドレコーディングをした作品「音土器」…は大地の芸術祭の出展作品ではなかった。なぜだろう。ずっと展示されるのなら嬉しいけど。十日町駅、2年前とも色々変わっていたなー。頑張れほくほく線!
T303 最後に継ぐ家
中島加耶子さん「最後に継ぐ家」は今回一番見てみたい!と思った作品。廃屋を金継ぎでもう一度息を吹き込む――コンセプトからして好き。しかし、この作品のある枯木又の集落は想像以上に遠かった!うぶすなの家ぐらいの距離かと思ったけど違った!(笑)けど期待通りの良作だったので行って良かった。これを最後に取り壊されてしまう、というのは残念だけど仕方ないんだろう。
T268 枯木又プロジェクト(旧枯木又分校)
上述の通り、枯木又の集落は想像以上に遠かった。こんなに市街地から離れている場所で、そしてだいぶ山の奥だから冬は(十日町の中でも)かなり雪が積もる方なんだろう。そんな場所にも、これだけの家があって、こうした分校も存在していた。人が移り住む歴史って、理にかなっているかどうか――とかそうしたこととは別の部分で成り立っているよなあ、ということを思う。上手く言えないけど…本当に車が無い時代はどうしてたんだろう?
YEN TOWN BAND @ 農舞台と、越後妻有まとめ。
…という感じで、2日間、原チャリで巡りに巡った大地の芸術祭。原チャリの走行距離は2日で200km。走り回った。やっぱ越後妻有は最高に楽しい。原チャリを返した後、電車までかなり時間が空きそうだったので、期せずともYEN TOWN BANDの音漏れを聞くことに。国道側の広場に結構な数の音漏れ客が居たので一緒に座って。Charaだけち(ゃ)らっと見えた。
なぜこんなに大地の芸術祭が好きなのか。やっぱ移動していて気持ち良い。特に農舞台から「最後の教室」までの道が好きすぎる。目にする風景、ベタな言葉だけど、原風景って感じがする。もう少し言うと、今回泊まった越後中里のホテルから越後湯沢までの三国街道の風景や、越後湯沢から上越線で北上していく風景が(越後妻有ハマる前から)好きなんだよなあ。半分は、やっぱフジロックでこの地域来ていたことの影響があるんだと思う。けど今後フジ行かない年はあっても大地の芸術祭は来たい、ぐらい好き。
最後に越後妻有地区のマンホールをマンホール女子に捧げて終わりにします。旅行は翌日の金沢旅行へ続く!