ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

九州旅行その4。鹿児島キャンプ2014・練習試合 ジュビロ磐田-京都サンガFC @ 鴨池陸上競技場 / しょうぶ学園へ行ってきた

鹿児島キャンプ・練習試合 ジュビロ磐田-京都サンガFC鴨池陸上競技場




九州旅行最終日。昨年に続き今年も鹿児島キャンプの練習試合観戦。ジュビロ磐田-京都サンガ鴨池陸上競技場の練習試合です。Twitterに書いた感想のコピペ中心ですが多少追記。着くなりカトQGMが目の前を通りかかった。ノボリさんも観戦してた。あと今まで見に来たキャンプに無く、コアサポの方がコールしていたのが印象的だった。賛否あるかもしれないけど、まあサポーターが目を光らせていること、あとは上へ行く為に周りを巻き込んでいくこと、は大事なことだと思う。

主力組。2列目のコンビネーションで期待を抱かせる圧勝

まずレギュラー組。ジュビロはGK八田、DF駒野、駿哉、伊野波、宮崎、MFフェルジナンド、藤田、2列目右から山田、松井、ポポ、ワントップは阿部(!)。前半20分ぐらいに阿部ちゃん、ポポと立て続けにゴールして2-0。京都も背番号見てる限り主力組?工藤とか福村とか駒井とか。サンガの仕上がりがまだまだなのかもしれないけど、1本目から昨季J2三位のサンガを圧倒した印象。

主力組後半。松井が自分で得たPK決めて3-0。ただその前のプレーもワンタッチで繋いで、松井のヒールでの落としから山田がフリーで抜けてポスト直撃って感じで崩してたし、ポポも同じく上手いし、言うてもJ2だけど今年は無茶苦茶面白いサッカーが見れるんじゃないか…と感じさせる。てかやっぱこの2列目はJ2では反則級なのかも。阿部の追加点があり、4-0で主力組戦終了。

感じたポイント。2列目からDFラインまでのプレスが引き締まった印象。昨年の山田一人で走ってる感じじゃなく、松井もポポもフェルも中盤の前から前から良く守備をする。また、昨年みたいな待つ守備ではなく自分で向かう守備。昨年のような「後ろを見る」サッカーではなく、藤田も奪ったら自分で出ていくし、フェルもバックパスでなくちゃんと前へパスを供給してくれるボランチっぽい。良い。

あとは昨年は少なかった「選手の裏への動き」がかなり活発で、阿部主力組もそれがポイントなのかな。前田や金園みたいな高さがマストでなけば山崎とかもそういう動きが出来るようになれば2列目でなくワントップというのもあるんじゃないか。しかし前田、金園、松浦、山崎が控えって…豪華すぎる。

まあサンガも引くチームではなく自分達の繋ぐサッカーをするチームだから、J2特有の?引くチームが相手になった時にうまくいくかはまた別なんだろな。ちなみに主力組のキャプテンマークは松井だった。松井とプレーすることで山田や松浦はすごく刺激受けてくれそうだなー。

控え組も負けないパフォーマンスで圧勝

GKガヤさん、DF桜内、木下、田中、俊、MF康裕、上村、2列目右から38番、松浦、山崎、ワントップに金園。あれ前田居ない?アップから戻ってくる時も姿見なかったか?(前田は風邪で鹿児島ユナイテッド戦も回避してたのに続き、この日もそうでした。)京都は宮吉が控え組なんだな。京都のトリックセットプレーからの崩しをガヤさんナイスセーブ!しかしその後先制点を許す。中盤の繋ぎをプレスで奪われて失点。裕人が本職でないCBで仕方ないところもあるけど、割とボランチより後ろが危なっかしかったというか狙われていた印象。しかし終了間際38番(タカフミってコールされてた)のゴールと金園のPKで逆転。

後半。左SBが37番に替わり(前半下がってくる時、俊と秀人コーチが話していたのが印象的だった)、中盤は上村が下がってペクが入った。2列目が下がって守備のフォローしてるけど康裕ワンボランチ。山崎のキレキレなドリブルからPKを得て自ら決めて3-1。その後、金園と38番の追加点で5-1で控え組終了。終盤はカウンター炸裂しまくり。控え組で金園、松浦、山崎、ペクってのが反則な気もしたし(相手も山瀬とかも居たけど)、仕上がりの差が大きいのかもしれない。

てことで試合の感想終了です。主力組のレッズ戦の結果楽しみだなあ、去年と全然違う感じがするから(なんだかんだ見たかった。とか最後に駐輪場で自転車の前でこれ書いてたらガヤさんがホテルまで歩いて帰るっぽかった。その後も少しその場に居たんだけど、てか歩いて帰る選手結構居るんだなあ)。この練習試合、サンガはキャンプ2日目で今季初戦だったみたい。そう思うと走り勝ってたのもあのスコアも仕上がりの差が大きい。とはいえ昨シーズン前のジュビロの走れていなさ、内容の悪さを考えれば、「早く仕上がっている」ことは1シーズンで戻る決意を感じるし良い事だと思う。

昨年は3月のナビスコカップエスパルスを5-1でボコったことにより、エスパルスは危機感が芽生え立ち直る一方、ジュビロは処置が手遅れになった。だから練習試合の結果で一喜一憂するべきもんではないし7月の西京極ではこのような結果になることはないでしょう。でも怖さは植えつけられたのではないか。ちなみにモリゲさんは京都のコーチになっていたわけで、今日も服部(強化部長だけど現場と同じジャージ着てた。カトQさんもだけど。)と談笑する姿がありました。

トップ下のポジション争い。松井と松浦について

感じたことは、控え組の方が昨年までのサッカーみたいな感じ(パスする相手を探す感じ、バックパスの選択数)。主力組は松井ポポフェルの新加入組でそれだけ変わってるってことか。で、そこで松井と松浦という二人のトップ下について思ったことがあったので書いてみます。松井が正直思っていた以上に良いコンディションでJリーグに復帰していると感じたこと(J2じゃ勿体無い。と僕はこの日思ったけど、シーズン通して他のサッカーファンにも思わせてほしい)、そして松浦はそんな松井とポジション争いをするわけだけど、やっぱり地元出身で最も期待している選手の一人だから、というところで思うところがあった。

まず松井。パフォーマンスの良さは主力組の試合の感想の中でも書いていますが、主力組戦の後に先頭で駒野と談笑しながら戻ってくる姿を見て、なんか松井が加わって中心に立つことによって「そういうタイプじゃない」駒野や「若くして背負い込む」山田の負担がかなり減るのではないか。比較的熱い部分があるけど、(昨年は移籍一年目で)チームの中での地位が難しかった伊野波も同じ鹿実出身だし、ゆってもジュビロの大黒柱である前田とも当然アテネ五輪世代でやっていた間柄(新加入同士、ガヤさんともそう)。なんかチームに芯が通った感じがしたんだよなあ。

松井と松浦の差、違いを考えると、プレーの選択の幅なのかなと思った。松井はほんと色々やるから守る側からしたら読みづらい。テクニカルなプレー、シンプルなプレー、時には遠めからでも自分でシュートを打つ。それに対し、松浦はドリブル出来るテクニックもあるのに、この試合においてはパスの選択が多いし、ミドルシュートもあまり打たない。パスが多い、ミドルをあまり打たないというのはこの試合に限らず最近「リズムを作るプレー」に片寄ってきていないか(元々そういうプレーをする選手ではあるけど)。

たとえばこの日の試合、終盤カウンターから左サイドを抜け出したシーン、自分でゴールへ向かうことも出来たのに、中の山崎への折り返しを選択した(ギュンが外してゴールならず)。松浦のJ初ゴールはミドルだし、入替戦の全得点も色んな形だったし、今ももっと狙えばとれると思う。でも割とストレートにシンプルに、パスを選択しがち。たとえば山田はもうちょいエゴ強いし、松井や(居ないけど)西は何するかわからない感じがする。アシストが本人の美徳なのかな。

スパサカのサイト調べだと、この2年間の成績を合計するとちょうど90分にシュート1本ぐらいのペース。昨季は途中出場が多かったから、そういうシチュエーションによるものはあるけど…。このペースが4-2-3-1的なトップ下として足りているかどうか、というのは感じるかな。アビスパ時代は(カウンター主体だったからか)もう少しシュート数多かったみたいなんだけど。

まあでも松浦にせよ金園、山崎にしろ決して状態が悪いわけじゃないと思った。やっぱJ1でも輝きを放った試合がちゃんとある選手たちだし、絶対シーズン中にオファーあるわこれ。その時出ていくかどうかは、彼らの挑戦心とムスカ大佐の人身掌握次第なんだろうなあと。前田はやっぱ体調不良での回避みたいだけど、そこで金園がスライドするのではなく阿部で、そしてチームが機能し阿部2得点、そんで金園も2得点というのは今のとこ良い競争が働いている感じがする。なんとなーくシャムスカって選手を固定してゆく監督なのかなーって気もするけど、でも若手も積極的に起用していた印象があるし、切磋琢磨してほしい。

しょうぶ学園へ行ってきた





練習試合の前、午前中はしょうぶ学園(http://www.shobu.jp/news.html)へ行って来た。しょうぶ学園を知ったきっかけは昨年渋谷パルコのロゴスギャラリーでやっていた展示(これ)。すぐ何か調べたりしたわけじゃないけど、結構強く印象に残っていて。んで今回の鹿児島旅行で――「鹿児島の行きたいところもだいぶ行ったから試合見るだけになっちゃうなー」とか思って他に行きたい場所を考える中で、そういえばしょうぶ学園どんなところなんだろう、って思い出して。展示見た時にも引き合いに出していますが、掛川のねむの木学園も建物だったり空間が穏やかなので――どんなところだろう、と。

で、検索したらやはり空間が良さそうという評が色々出てくる。ギャラリーとかもあって開かれていることも確認。場所もそんな田舎ではなく鹿児島の中心部から10kmぐらい。これは行こうと。距離的にはねむの木行った時のことを思い出して「やっぱ雰囲気が良いところだと、山の上なのかな」と思って。まあそれでも自転車で山登ってるしな、とか思って行ったら、やっぱ山の上だった!仙巌園の手前あたりから、(車でしか行けない坂を避け、)細くてきつい坂を押して登り、そこからはずーっとゆるい上り坂が続く…越後妻有が頭をよぎった…反省しないな我ながら。自転車で行くような場所ではなかった、絶対に!

しかし辿り着いたしょうぶ学園は期待通り、とても穏やかな空気の中に存在していた。学園内、建物の雰囲気がまずやわらかく、nuiプロジェクトを始め展示も面白かったし、ギャラリーでやっていた高緑和昌さんの“ひかりをつくるひとたち”展も面白かった。他にも学園に訪れているお客さんも居たし、おそらくカフェやパン屋さんにも、地元の方々と思われる人たちがいらっしゃった。なんだかそこで思わされたことについてはもう一つのブログの方にだらだらと。カフェでトーストセットを食べて鴨池に向かう。行きの上り坂のおかげで帰りは下り坂、鴨池へは12kmあったけど、40分というママチャリではなかなか難しいスピードで辿り着くことができました。




鹿児島の街、それ以外





練習試合の後、多少自転車で走ったり街を歩いていたらもう空港行きのバスの時間。なぜかAIR JAMの東北ライヴハウス大作戦STAGEのフラッグが!そんな感じで今回の旅行も終了。宮崎、鹿児島も東京と同じく月曜と比べれば10度気温下がってたけど、まあでも暖かかったのでこのタイミングで来てよかったなーと。3度目だと行く観光ポイントもう無いかな…と思ってた鹿児島だけど、そうでもなくもっと回りたかった(そして最初行った定番コースももう一度見たくなった)。帰りの飛行機、鴨池で見掛けた若い青年が同じ飛行機だった。後輩にすっごい似ていたから珍しく人の顔を覚えていたんだけれど、どっかで見たことある気がするんだよなー…とか思いながら。帰りの飛行機も(到着時間が多少遅れた以外は)不満も無く。LCC、全然良いよ。今後もどんどん使う!(早速高松行きも)

今年のJリーグの日程と遠征計画について

先日発表された今年のJリーグの日程…というかJ2の日程見ながら、今年も色々観戦計画を立てる。まずフジロック週は三ツ沢(しかも日曜でなく土曜。なぜ!日曜なら帰ってもよかったのに)、アラバキ週は味スタ。フジはフジ行くけど味スタは味スタかな…。遠いところでは札幌アウェーは最終節。北九州が4/13と良い季節で、16時KOだと当日の帰京って微妙?それ以降の九州遠征は8月の福岡を皮切りに、8~10月で九州アウェー4つ(福岡長崎大分熊本の順)。KO時間にもよるけどそれなら大分は多分行かないかな。長崎戦は日曜だけど3連休だと思うので行きたい。熊本も行きたい、が…。

GWに愛媛アウェー(飛行機高くなりそ…)、夏の18きっぷシーズンに岡山アウェーと福岡アウェーというのは嬉しい。愛媛はナイターだから行くなら5/7休み(or朝一飛行機)はほぼマストか…。5月の松本アウェーもなんか良い季節(だけどナイター)。京都は7月頭。苔寺行くにも良い季節だし土曜ナイターなら昼間も翌日も動きやすそう(レンタサイクル、日を跨ぎたいな)。

関東では水戸アウェー9月。あと東京から出たくなかった3/22週と4/5週はホーム開催というのも嬉しい。(その前後間が讃岐栃木北九州という行ったことないスタばかりなのは嬉しい) 11月の終盤戦で千葉、群馬アウェーという関東アウェー連発は関東民には嬉しい。

秋の九州連続と、5月の北信越連続と、6末~7頭の山形⇒翌週京都とか一部バランスが悪く感じるところもあるけど、アウェー全部行くつもりで考えていると当然ながら「ひと月に2回旅行する」みたいな感覚としてはバランスが良い。なので帰りたいホームの試合現段階ではあまり無いけど、開幕戦は帰る。詳しくは別のブログに書いている通り、お仕事をお休みしている身で時間はあるので、開幕戦~アウェー讃岐あたりは長い18きっぷ旅行にしたいな、と考え中。

※とか、日程に関してはメモがてら追記する