ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ザ・カスタネッツ / Clingon @ 下北沢CLUB QUE

当日まで行くか迷っていたライブ。向こうに居る頃は「いずれカスタネッツも見たいなあ」と思っていたけれど、案の定こっちへ来たら…向こうに居る時よりライブへ行く気力が無いなあと(笑)選べる状況になると(でも良いライブは気付いたらもう売り切れちゃってるんだよね。東海地方と違って(笑))、結局何が見たいのかな?なんて考えたりして。

有馬記念見終わってどうしよっかなと思って「早めに動いておいた方が動くことが自然になるだろうし、気力も沸くだろうし。後々動きに迷いが無くなってくるかな」なんて思い、行くことにしました。当日券が前売り券より200円しか差が無かったと言うのも当日に行く気になった一つの要因かも。下北をぶらぶら歩いた後、多少遅れて?19時10分頃にQueへ。

Queへ来たのはゴメスのライブ以来2度目ですが…もう1年半以上前なんだなー。今年の2月じゃないんだな。何か意外な感じと言うか…あぁ、1年早かったなと(笑)両バンドとも見るのは初めて。Clingonは予備知識が殆ど無く、持っているTeenage Symphonyのコンピに入っていたっけなーぐらい。カスタネッツは…ハマったのは97、8年頃。一番好きなバンド的な位置では無かったけれど、結構長い間好きなバンド。

まずクリンゴン。予備知識が無いので書けることも特になく、10曲ぐらい、1時間ぐらいやっていました。でもすごく良かったです。ノリも良いし。最後の"君はどうせ雨"って曲は良かったなあ。レンタルにあればCD借りたいな…ぐらいの気持ち(安ければ買いたい。ぐらいの)。こういうのを増やしたくないから…音楽はあまり増やしたくない気があるのかな(笑)

ただ先日「やっぱ普通のロック〜ポップが好きだなあ」って思った中で、ゴメスなんかはもうほぼ自分の中では「好きな〜」ではなく「特別な〜」の領域ではあるんだけど、「結局自分の中でこのバンド(Clingon)と、ゴメスやカスタネッツとの差って何なんだろうな」と思ったりして。勿論それぞれのジャンルなりに、それぞれ好みの差はあるんだけれど、こういう音は他より差が分かりにくい…気が個人的にはした。そうでもないか?

そして20時20分頃からthe castanets。とりあえずセットリスト。

01. Through
02. バックパッカー
03. キャラバン
04. 似た者同士
05. From Scooter To Scooter
06. 忙しいよ
07. リッパ
08. 気分屋さん
09. 青と白の日々
[ Encole ]
10. 冬のうた
11. うたかた

デビューから10年を迎えたカスタネッツ。29の時に好きになればもう39なわけで、そういうお客さんも見受けられるぐらいのバンドなのかなーと思いながら(笑)、10年目にして初めて見ました。一体こんなふとしたイベントで、初めて居た人は僕以外に何人居たのだろう。と思うし、パフォーマンス的にはどうだったのかとも思うけれど…でも、高校の時に沢山聴いていた曲を改めてライブで聴けて、普通に感動してしまった。

カスタネッツを好きになったのは"PARK"の時なんですが、ハマったと言えるのは"MARKET"を買ってから("退屈の花"と同じ発売日で、一緒に買いました)。当時もよく聴いていたし、ロックを聴かなくなってギターポップにハマり始めた02年以降も再びよく聴くようになりました。99年春リリースの"khaki"を最後にメジャーシーンからは姿を消してしまいましたが、"Market" "khaki"共に自分の中では名盤の一つです。

新しい生活になるとカスタネッツが聴きたくなる、と今まで何度か書いているような気がするのですが、今回も例外ではなく。"青と白の日々" "キャラバン"なんかは丁度最近また聴いている曲だったので…嬉しかったなあ。2曲とも本当に名曲だと思います。"青と白の日々"は歌詞がジーンとする…。"冬のうた"はなんか本人は曲名ちゃんと言わないぐらいだったけれど、正に(自分の中の)冬に聴いていた曲なので、聴けて嬉しかった。

正直ちょっと元ちゃんの声が出てなかったから…普段からこんなものなのかもしれないからわからないんだけど…次は是非ワンマンで見たいですね。良かったのは良かったんだけれど、なんだろう。同じくQueで初めてゴメスを見た時より感動は無かったんだよ。それってアーティストのパフォーマンスの面と言うよりは、僕自身がライブ慣れしちゃったのかな…って感じた。

早めに動いたのはいいけど、でも来年はライブをガクンと減らそうと改めて思いました。ライブが終わったのが21時40分頃。もし新幹線で浜松へ帰るような日であれば、アンコールは見れていなかったしダッシュで駅まで戻っていたでしょう…。ライブ後はサクっと家まで戻って来ました。こう考えると近いなあ。と、まだまだ浜松での生活と比べてしまう部分は多々。また来週帰るし、生活が安定し出すのはまだ先、2月〜3月ぐらいかなあ。

何か他にも書こうと思ったことがあった気がするけど忘れた。そうそう、思ったのはこの日じゃなく先週なんだけれど、正にカスタネッツを聴いていた時に「これだけ胸を締め付ける素晴らしい音楽がまだまだあるのに、どんどん新しい音楽を探すのだろうな(笑)」と思ったんだった。本当に…でも音楽っていいものだよね(改めて)。

そうだ、HARCOが浜松へライブしに行くみたいですね。チラシで見ました。それと2度目のQUEは…やっぱカウンター付近が混むからこの構造はあんまり好きではない(笑)何とか途中から奥の方へ行けたけど…。でも今回初めて、微妙に段差になっていることに気付いた。この広さの割に、やっぱ浜松のハコと比べると格段に見やすいんだよなー。飲んだのはシャンディガフ。

最後ここに"青と白の日々"のフレーズを書こうと思ったけど、書かずに漫喫来ちゃったので思い出せないや。また次来た時にでも追記しよ。「意味のなさにたまに救われている かみしめて吐き出している住み慣れた孤独」と言うフレーズが今の気分に何となく合うと思って―でも20になる/ならない頃の自分は「神様がどこかで僕のこと見ていると 信じてることが出来たならいいのに」ってフレーズが好きだったんだな、と昔の文章を今見て思った。