ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ap bank fes'06 2日目 @ ヤマハリゾートつま恋

静岡県は掛川にて行われたap bank fes'06へ行ってきました。昨年の1日目3日目に続いての参加。地元浜松在住だった昨年はボランティアスタッフとしての参加でしたが、東京へ引っ越した今年はお客さんとしての参加。昨年会場で過ごしていて、会場の雰囲気、景色、空気とも素晴らしく、一般のチケットを持たないお客さんもステージ裏のフードエリアで音楽を楽しんでいたのが印象的で。「あ〜、来年はチケット無くてもつま恋来てステージ裏で大きな音聴きながらビール飲んで寝転がってよう!」とか思ったのが参加動機(笑)

実際チケットも買っていなかったのですが、「今年もチケット無くてもフードエリア入れるのかな?入れなかったら帰る意味無いし…」と言う不安と、その翌日(先週)に渋谷の金券ショップで1枚6,000円と安いのを見つけたので、結局今回はチケットを買って来ました。しかも当初は1日だけで良いつもりだったのに、2日目、3日目と購入したので2日間参加。2日目は一人で参加、3日目は友人と参加です。でもチケット無くてもやっぱりフードエリアは入れたので、来年はやっぱりチケット買わずに来よう(あえてそうしたい!(笑)その理由はまた後述?)。

当日は12時に起床。…当初は9時や10時に起きる予定だったのだけれど(笑)遅れても10時ぐらいに起きれば余裕持って間に合うかな、せっかく帰って来ているんだからちょっと早く起きて…浜松をちょっと歩くだとか、磐田に少し寄るだとか、掛川のCD屋さんに立ち寄るだとか…地元を満喫しようかなあ〜って思ってたんですが、全くそれどころではない。ただそれでも全然焦って準備したわけでも無く、今日は一人だし、HYは…見れればそれにこしたことはなかったけど、特別見たい!!!って程でもなかったので。比較的ゆっくり準備してた。

f:id:airgyan:20060716162637j:image13時48分に最寄駅を出る。浜松に到着した後、明日の帰りの新幹線のきっぷを購入してから浜松を出る。それが14時16分。掛川に14時42分着。すぐシャトルバスに乗って、10分程でつま恋のシャトルバス乗り場に到着。そこからは少し急ぎ気味で歩く。この時間は通路もクローク周りの道じゃなく昨年と同じのゴーカート横の坂を使えたようですが、新しくなったところを確認したくって僕は遠回りになるクローク周りでライブエリアの方へ。画像はクロークを過ぎた場所にあったゲート。

ただ昨年はゴーカートの方の坂しか使わなかったから気付かなかったんだけれど、こっちの道も相当良いね。昨年もちょっと歩いてみて「いいなあ」って思った、大きな芝生の山がね…こっちから見ると更にすごい!登りたくなるし寝転がりたくなる!実際登って超疲れたけど。クロークは普通にROCK IN JAPAN FESみたいな感じだったかな。多分スペース無いんで置けませんと言うことはなさそう。こっちの通りも実際は20分も掛からなかったんじゃないかな。この辺にもうap bank fesのチケットは持っていなさそうなお客さんもちらほら。

確か15時からBank Bandだったから、それに間に合えばいいなあ〜…って気持ちで居て、15時はちょっと過ぎちゃったんだけどとりあえず間に合いました。でも最初はライブエリアは行かず、フードエリア周辺をふらふら〜っと歩いていました。今年はフードエリアは本当に大きく変わった!昨年は「つま恋フードエリア」とかそんな名称で完全に一般の出展しか無かった「piha」。今年はこちらからライブエリアへ一般のお客さんも出入り出来るようになり(昨年はスタッフは可能だったんです)、ライブの合間のフードエリアへの移動が近く容易に。そこの階段も昨年は頼りないものだったのが、今年は何か広く新しく良い感じになってました。

pihaも昨年のつま恋フードエリアと比べて全然広くなった印象があり(昨年存在したイベンターのスタッフ用の大テントが無くなったのが大きいのかな)、ここだけでも「昨年の(ap bankの)フードエリアよりも多いんじゃないの?」ってぐらい、各出展のブースが多かった。A Seed Japanの拠点も今年はこっち。チケット無いんだけれどap bank fes目当て…みたいな人がこの辺に寝転がってライブ中音楽聴いてました。うんうん、そういうのしたい(笑)

f:id:airgyan:20060716162825j:imageそして昨年ap bankのフードエリアだった「koti」。こちらは飲食物のお店が増えた。そして何より、トークテントが物凄く大きくなった!昨年の2倍ぐらい大きくなったんじゃない?RED MARQUEE…程は無いかな。今年大きく変わった点は、とにかく椅子(座れるところ)と日陰(テント)が増えたよね。トークテントだけじゃなくkotiにはもう二つ中ぐらいのテント+ベンチがあったし、奥のTOWER RECORDSのブースの先にももう一つ小さな休憩テントがあったし。でもこれはゆったり心地良く過ごすのに重要なことだし、非常に良かったと思います。画像はトークテントの中の最前列。ライブ前だからもう誰も居ない。

f:id:airgyan:20060716162717j:imageで、その休憩テントの先が…昨年は入場禁止だった気がするんだけれど、今年は「休憩エリア」と言う風になっていて。その先と言うのが、一面の芝生の斜面!ポツンポツンと芝生で寝ている人が居て(そこに住んでいる人ではなく(笑)、ap bankの来場者だと思われる)。うわー、すごいいいわこれ。こんなロケーション、他のフェスには無いよ!それを登って登って辿り着いたのが、「見晴らしテント」。画像はそこからライブステージ側を撮ったものです。ここなら音もバッチリ聞こえて、何か割と一般の来場客っぽい人がくつろいでいたので…「良いなあ!」と。

こんなことしている最中にBank Bandのライブ開始。でもライブが始まってからも僕はフードエリア周辺をふらふらしていました。色々見てた気がするけど会話した記憶があるのがgreen bird、think energy、パタゴニア、A Seed、あとはap bank & Partnersの中の幾つかの人と話したような。何か昨日超人見知りだわ、とか書いていたばっかりなのに。普通にもうハイネケン飲みながらふらふらしていたからだと思います。最初「あれ、リユースカップのブースが見当たらない!」って思ったんだけれど、今年は各出店でドリンクを買ったらリユースカップで渡してくれました。まぁそうじゃなきゃ絶対混むもんね。

Bank Bandが始まって数曲目までは、天気予報が雨だったのに快晴でなにより…だったものの、急ににわか雨が降り出す。丁度まだpihaに居たからテントの下に避難していたし、出展の人と話していて丁度時間も潰れたけれども、でもちゃんとポンチョも持っていたから被害は全く無かった。しかしライブエリアでは「さっきまで晴れてただろう!」みたいなMCがあったりしていた。

ライブの話。こちらは17日のライブが終わってからアップしていますので、ネタバレと言うか曲名もそのまま書いています。で、まずBank Band。最初の曲はわからなかったのですが、2曲目はThe Boomの"星のラブレター"。ゆるくていいなー!この辺りで僕はkotiからpihaへ移動したんだった。この辺までは空も快晴だったのですが、ゲスト1組目のスキマスイッチが登場した途端急にそれなりに強い雨。「さっきまで晴れてたんじゃんよ〜!」的な桜井のMCが聞こえたような。

この時まだ僕はpihaに居たからテントの下で避難しながら、ブースの人にプロジェクトについてお話を伺ったりしていました。スキマスイッチは今回は2曲とも知らない曲だったな(昨年は全力少年をやったんだっけ)。1曲目は聴いたことあったからシングルだと思うんだけれど。で、3曲目はミスチルの"シーソーゲーム"のカヴァー。イントロが全然違ったから最初分からなかったんだけれど、「愛想無しの君が笑った♪」と歌いだす。昨年も"虹"をやってんだから、本当にミスチルが好きなんだな(笑)

"シーソーゲーム"の頃に丁度雨が上がる。ハイネケンを補充した後ライブエリアへの階段を昇るところで桜井にBENNIE Kが紹介され、登場。スキマスイッチは昨年も聴いた(見てはいない)けれど、BENNIE Kは今回が初か。あ、昨年のCOUNTDOWN JAPANで動くの面倒になって見に行かなかったんだっけ。地元FM局、K-MIXで本当によく流れていたので…相当数流れるアーティストに対しては大抵「どこがいいんだ?」って思うような人間なので(笑)、別に好きなわけではなく。この時ライブエリアに行ったのは、たまたまなところはある。

BENNIE Kも3曲。"Dreamland" "Sky" "サンライズ"。あれ、3曲とも知ってる(笑)本人達も「バンドでやるのは初めてなので」って言っていたけれど、"サンライズ"は超盛り上がっていて、普通に見ててかっこよかったので…本人達も病みつきになるんじゃないか(笑)何か普通にかっこよくて、何かそれが…見ていて、ap bank fesいいなあ。って思った部分の一つ。他のフェスでは無い形には違いないから。"サンライズ"はこの日の一つのハイライトだったかもしれない(僕の中では)。

そういえば、若干地元トークになるんですが…スキマスイッチBENNIE Kも前日のレミオロメンK-MIXのMEGA PUSH TRACKになっていたっけ?(くるりもだっけ?)。やっぱ大きくプロモーションされるアーティストは売れるものなのかな。または、大きくプロモーションされるのはやはりそれだけ良いからそうされるのかな。別にK-MIXどうこうと言う話じゃなく、刷り込まれるものなのかなあ…と(笑)あ、あとK-MIXのタイムテーブルのフリーペーパーが何故か渋谷のタワレコにあったのですが。6月ぐらいに。なんでだろう。まだあるかも。

ライブの話に戻る。大きく盛り上がったところで「局の順番を考える中で、暑い中皆立ち続けるのも疲れるだろうから、ここからは皆座って聴いてもらえるような女性シンガーに登場してもらいます」と言うような桜井のMCで、Salyuが登場。"風に乗る声"と言う曲をやっていました。深夜にテレビを見ていると菅野美穂の梅酒のCMで散々Salyuの声を聴くので(笑)、あの曲とかやるのかな〜と思ってたけど、違った。Salyuはこの1曲のみ。

そして続いて一青窈。"ハナミズキ"、そしてap bank fesの為に作ったと言う"天道虫"と2曲を披露。この一青窈Salyuの二人をコーラスとして迎え入れ、佐野元春の"Someday"。そう言えばこの頃の僕なのですが、E-2の後ろ側辺りの斜面に座り込んで、時には寝そべったりして見ていました。斜面もちょっと急で、若干PAに遮られて反対サイドは見えないような位置だからあんまり人も居なかったんだったかな。見ていたと言っても肉眼では全く見えないし、メガネしても動きが分かる程度なので、ほぼビジョンで見ていたんだけれどね。

"Someday"に続いては、小田和正が登場。どんな紹介で登場したのかは忘れましたが、小田和正は想像と違って相当パワフルなおじさんでした(笑)特番で桜井と共演したのは確か見ていたはずで、だからもっとしっとりして落ち着いた方なのかと思っていたら…登場と同時にもうステージの隅から隅までガンガン走るし。曲中走りっぱなし。しまいにはステージから降りて通路を走り出すし。なんだこれは(笑)桜井も虚を突かれたような感じで「打ち合わせにはないんだぁ」とMCで一言。

そんな1曲目は"ラブストーリーは突然に"。"伝えたいことがあるんだ"、"愛を止めないで"と続く。MCを挟んで、急に"Tomorrow Never Knows"をピアノで弾き語りし始めて、会場が沸く。でも最初のフレーズだけで終わって「僕もミスチルの曲歌いたいって言ったんだけどね、桜井君からNOが出ちゃってね」なんて。桜井「だって"愛を止めないで"をやめるって言うんですよ!」とそんなの有り得ない、とも言いたげな反論。桜井、普通のファン視点(笑)

オフコースと言う…そこそこのバンド(笑)をやっていたのですが、その頃は全然他のバンドも人も信用していなくって、拒絶していて。ソロになってから…こういう風に誰かとやるようになって、あ、やっぱ人とやるのっていいと。桜井君には本当に刺激を受けるし、こういう場で歌わせてもらえて感謝している」と言うようなことを話して、最後"言葉に出来ない"をしっとりと歌い、小田和正終了。いやー…すごかった(笑)なんか、RIJFRSRからもオファーありそうだよなあ。普通にすごく良いと思う。

桜井がこの人には叶わない、と言うようなことを言ったんだったか、その流れで「もう勢いだけでいきましょう。僕の友人を紹介します、GAKU-MC!」とかそんな感じでGAKU-MCSalyu一青窈を両手に引き連れて登場。ここで披露するのは"手を出すな!"。なるほどなー。リリースしたタイミングは、W杯前ってこともあったけれど、このイベントのことを考えても良いタイミングだったんだろうなあ。桜井が参加してたってことで売れたしさ。

元々アップテンポな曲だけに会場は盛り上がる。Salyu一青窈もコーラスとして参加し、時には昨年のように水鉄砲を客に向けて打ち放す。曲間で桜井、GAKUはサッカーボールを客席に蹴り込む(ライナー性の弾道では無いけど(笑))パフォーマンス。そしてGAKUが「手を出すな、頭を使えって歌ったら…最後の最後に頭を使った選手が居ましたね」なんてMCをして、笑う。会場を暖めてGAKU-MCは終了。

そしてこの日最後のゲスト、ASKA小田和正と違い、どちらかと言えば落ち着いた感じで…歌でメッセージを伝える、ような感じで曲が進む。最初の曲は知らなかった。そういう人が多かったのか、ASKAが始まった途端にブロックから出てどこかへ行く人が多かったような…(笑)"はじまりはいつも雨"と続き、3曲目が"晴天を誉めるなら夕暮れを待て"。おおお。僕が丁度音楽を聴き始めた頃にオリコンで1位になってた楽曲だからよく覚えている!これ普通に超かっこよかった。

この頃のチャゲアスってこういう音だったなあ、って感じの音なんだけど…僕みたいな音楽遍歴だとあんまり居ないじゃない、こういう音やってる人って。当時(とりあえず何でも好きだったから)普通に好きではあったんだけど、今聴いても新鮮でもあったし「かっこいいなあ!」って。歌詞も結構覚えてた。カラオケ一人で行った時にでも歌おう(笑)「曲でメッセージを伝えたい」と言うようなMCがあって、最後"同じ時"と言う曲をやって終了。でも客はあまり知らなかったのか…桜井が歌詞のフォローをしながら「一緒に歌おう」としてました。

そしてBank Bandに戻る。「ここでサプライズが」と桜井。再び小田和正が登場し、一緒に小田和正の曲?をカヴァー。最後もう1曲あって(多分知らなかった)、Bank Band終了。うーん、今年は"ストレンジカメレオン"はやらなかったか…期待していたのだけれど…。多分最後の曲の前には僕はまたフードエリアに移動したんだったかな?pihaとの連絡の階段を使用してそっちへ。

この休憩時間中にはハイネケンとベジ坦々麺。うーーーん、やっぱ食費が無駄に掛かってしまうな…って殆どアルコールだけど…。フジでは抑えるよ。ほんと。そう言えばap bank fesのアルコール販売は全店18時まででした。pihaに戻ってきた頃にMr.Children開始。でも17時40分どころか18時は過ぎていたはずだけれど。また元居た位置辺りまで戻る。以下、セットリスト。

01. HERO
02. Not Found
03. ほころび
04. 彩り
05. 掌
06. ストレンジカメレオン
07. 終わりなき旅
08. 箒星
09. Sign

昨年、Bank Bandとしてのサプライズで桜井が涙を流したと噂の"HERO"をミスチルとして今年1曲目に持ってくるとは。リベンジなのだろうか(笑)続いて"Not Found"と懐かしのシングルへ続く。いやあでもミスチルやっぱかっこいいわ。"Not Found"もいい曲だなあ。「お耳に新しい曲をやります」「昨年のつま恋の芝生と青い空をイメージとして書きました」と言うMCがあり、最新シングルのC/W曲"ほころび"と続く。でも僕最新シングルまだ聴いてなかったのでここで初聴。

この曲の歌詞が"ビールなんか飲んで 手を繋いで" "広い芝生に横になって青い空を見ていた" "気持ちがよくてウトウトして まぶたを閉じた" "夢から覚めると独りぼっち 君はもう居ない 寝転がってる君が居ない"と言う歌詞で、「居なくなっちゃうんだ、切ないじゃないか」と思いながら、寝転んで雨雲の消えて飛行機雲の掛かった青い空を見ていたのだけれど、もし誰かが居たら多分それで生活の中にある殆どのことに対して現状に満足してしまうんだろうな。本当は多分それじゃいかんのだけれど、でも本質的に求めているものは、そこから来る安心であったり、平凡で幸せな日常なんじゃないかなあ、と思う。

続いて披露された新曲の"彩り"が、「ただ繰り返しの毎日だけど、少し工夫を加えることで、様々なものが見えてきてほんの些細な幸せに気付いたりする」的な歌だったんですが、今回のap bank fesで最高だなあ、良いなあって思ったのは…特別なものではなく、「何となくの幸せ」なんだろうな。それは、チケット買わないで、ライブは見れないけど、寝転がりながら大好きな曲を大きな音を聴いて…人の賑わいと、その後のゴミの落ちていない芝生を見て、何となく幸せな気分になる…と言うのがしたくて、チケット買わずに来たいと思っているんだと思う。

まあ今これ書いている段階では、本当に何でそういうことを思ったのかは忘れちゃったけど(笑)、でもステージ上のミスチルを僕の場所と視力では見えなくても、寝転がって空をぼーっと見つめたり目を瞑ったりしながら、大好きなミスチルの曲を聴いているって言うのが…なんか本当に幸せと言うか良い気分だったし。気持ちよかった。隣に誰かが居て手を繋いで二人で寝転がって聴いている…だとかそんな妄想をして何が悪いというのか!!(笑)いや本当にさー。

"彩り"に続いて"掌"。これまた意外な曲。最後の方は「あれ?こんな展開の曲だったっけ?」と思ったんだけれど、「それで素晴らしい、それで素晴らしい」なんて歌いながらポジティブな終わり方をしていた。そしてそしてそして!それに続いて披露されたのがなんとなんとなんと!ス、ス、"ストレンジカメレオン"!!!今年はBank Bandやらないのか〜と思って残念だと思っていたばかりだったので、イントロが鳴って本当に驚いた。まさかですよ。Bank Bandの時の桜井の「もう一つサプライズがあります」って言った時に、「あ〜、山中さわおが出てきてストレンジカメレオンやんないかな」とか内心思っていて…いや絶対そんなの有り得ないんだけれど(笑)

言わずと知れた(そんなことはないか(笑))、the pillowsピロウズ)の大名曲。ミスチルピロウズトリビュートでカヴァーしてたアレンジで今回そのまま演奏されました。わざわざピロウズトリビュートまで聴いたミスチルファンって…ピロウズファンの僕が思っているよりかなり少ないんじゃないかって気もするし、ミスチルのかなり力のこもった演奏と比べると(CDより早くて、物凄くロックだった。むしろ僕の中ではパンクチューン。)、盛り上がり/反応はイマイチだった気もする。

まあ、まさかライブで演奏されるだなんて思わないものね…。こんな曲もやってしまうのが、アルバムリリース後のライブとも違うap bank fesの特別なところなんだけれど…それにしても本当に驚いた。"掌"の「キスをしながら唾を吐いて」ってフレーズが「なんかさわおっぽいなあ、桜井とさわおって通じるところがあるのはこういう部分なのかな」って思ったことがあったんだけれど、掌がまさかストレンジカメレオンの布石だったとはね…こんなの誰が気付けるだろう(笑)

上に書いたような妄想段階(ちょっと感傷的)に居て、そしてこの曲が始まっての相当な驚きがあり、考えてみれば僕"ストレンジカメレオン"をまともにライブで聴くのって初めてなんだよね。原曲のピロウズのライブ行った時は聴いたことないし、昨年のBank Bandの時は「あれ?これまさかストレンジカメレオン?」って感じだったし。まあそういうのもあってですね、「汚れた川を 汚れた僕と泳ぐ…」のフレーズのところから涙腺プツンと来ちゃって(笑)うわあ、今日は友人と一緒じゃなくて良かったな(笑)やっぱ本当に僕にとっては特別な一曲なんだなあ…って思った。サビとかもう本当に駄目だよ(笑)もう曲中涙流れっぱなし。駄目。弱過ぎ。いやでも本当にここ最近までは全然泣くようなことなかったんだけどな。

"終わりなき旅"も結構特別な1曲なんだけれど(そういう人多いだろうね)、まあ聴くの初めてじゃなかったのもあってか、まあこの頃には戻ってた。続いて最新シングルの"帚星"。CMでは何度も聴いてたけどフルではまだちゃんと聴いてなかったから、こういう曲なんだと。いやでもミスチルってすごいなあ、って改めて思った。良い曲であるのは勿論として、ちゃんと違う曲だから(笑)ヒットメイカーってすごいなあと…。(嫌いな人が聞いたら全部一緒なのかもしれないけれどね。)

「最後にふさわしい曲をやろうと思います」とMCがあって、内心「あれ?もう最後?早くないか?」と思いながら、"Sign"。ただこの時は翌日のシミュレーションも兼ねて?帰ることにする。pihaのところの階段から降りたかったけれど、19時以降は使えないと言うことだったのでパターゴルフコース側の通常の通路から出る。リユースカップを返す。それ以降の退場後の話は下記。アンコールの"to U"は見晴らしテントの近くの斜面で、聴きながら下っていました。

ライブの感想としては、個人的なハイライトを幾つか挙げるとしたらBENNIE Kの"サンライズ"、小田和正の"ラブストーリーは突然に"、ミスチルの"ほころび"〜"ストレンジカメレオンと言うところかな。いやでももう、兎にも角にも"ストレンジカメレオン"ですよ!もう早くこれを誰かに伝えたい、でも明日行く人には伝えらんないし。…なんて考えていた。まあ誰にも伝えなかったんだけれどね。良いとか悪いとかじゃないよねー、もう。この曲に関しては。最高。

pihaとライブエリアが繋がっている階段は19時以降は出入り禁止。なので退場はパターゴルフコース側の通路から。今日はアンコールは聞かずに退場。19時20分過ぎだったかな?退場時はkoti側の通路から坂を下っていっていいらしい。シミュレーションとしてわざわざクローク側から回っていったんだけれど…ショートカットと思って芝生を突っ切って、斜面を下ってたら…ずるずるずる〜っと滑ってしまい、下のコンクリートへ辿り着いたところでケツを強打。数時間経った今でも痛い。

その後もどうにか歩き、シャトルバス乗り場に到着したのが19時40分ぐらいかな?「バスの数は沢山備えております、焦らずごゆっくりお進み下さい」と言うスタッフの案内通りで、バスに乗るまでにも殆ど時間が掛からなかった。45分には出て、55分には掛川駅に到着したと思います。この調子でいけば(出口の方で聞くようにしたりすれば)明日も20時05分に間に合うんじゃないか?少なくともよっぽどゆっくりしなければ(規制退場前には出てしまえば)、40分にはまず間に合いそう。

掛川の駅に戻った後は、北口の方にある中古CD屋さんへ寄る。昨年はRoyksoppap bank fes帰りに買ったんだっけ。それ以外にもVincet Atomicsやエストニアシューゲイザー/ギターポップバンドpia frausや、スウェーデンのギタポClub 8、アイルランドのサンシャインポップバンドThe Thrillsを最初買ったのもここ。だから結構信頼していると言うか、でも浜松からでも行く機会少ないのに、東京ではね〜。せっかくだから寄りたいと思って。今回はアルバムは買わなかったけど、マキシを1枚買ったのでこれはまた後日。20時27分の電車に乗って浜松に戻る。友人と御飯を食べた後、23時半過ぎに帰宅。

感想。一人で来てふらふらと過ごしていた今日でしたが、言うまでも無く…いや、言葉にして表す必要があるだろう、最高!でした。先日「もし生活の中で…サッカー観戦と、今個人的に好きなアーティストのライブとどちらかを選べかって言われたら、多分僕はサッカーを選ぶなあ。音楽は良い音楽が沢山あるから、今僕の好きな音楽が全部聴けなくなっても、多分聴かされる音楽があるならば僕は普通にそれを好きになると思う」なんて会話をしていたのです。

だから、多分僕はフジロックサマソニは何かの規制によって行けなくなっても問題無くなるんじゃないんかな、と(今年は行くけどね)。来年は普通にフジロックに行かないと思う、と言うことは何度か書いているけれど…でも!多分ap bank fesには来ると思う。と言うか、来続けたい。あ、あと出来れば朝霧も。静岡県だから〜って言う地元意識もあるとは思うんだけれどね(笑)でも、ap bankにせよ、朝霧にせよ、本当にロケーション良くて雰囲気もゆるくて最高だと思うんだよね。

あとはやっぱり僕はミスチルが好きなんだよねえ。多分、バインやピロウズPotshotマイブラやフリッパーズやゴメスやスターレッツやデートコースやトルネード竜巻…(←プロフィールでFavorite Albumで載せてるアーティスト、かな)その他大好きなアーティストは否定されたって構わないと思う。でも、僕がミスチルを好きなことを否定されたら辛いと思う。何より一番最初に好きになったアーティストだし、そして大好きなアーティストの中で一番有名だからね(笑)

とあるブースの方と話していて「Earth DayやEarth Gardenはヒッピー色が強くて、反社会的から来るそういう部分もあるけれど、こちらは表面的でポジティブな視点からのイベントだから、やる側としての刺激も全然違う」なんて話をしたんです。さすがにミスチルと言う大きなアーティストだからライブメインには違い無いんですが(フジロック程、「メンツ関係無く行く!」と言うブランド力はまだ無い)、それでも他のフェスよりもライブ/メンツの重要度は低くないかな?と僕は思っている。まあ今更「ミスチルを近くで見たい!」とは思っていない僕的にはという感じだけどね。

コンセプトや目的意識がはっきりしていて、「音楽が目的」ではなく、「音楽は手段」だと言うのがはっきりしているからそう思うんだと思う。ブース、出展も所謂「スポンサー」では無くて、限りなく「パートナー」に近いと思うんだよね。これが他フェスと大きく違うところだと思う。やっぱ僕は消費消費なのは好きじゃないから…こういうイベントが最高だと思うんだろう。音楽の為にガツガツ動くような雰囲気は無いから。ゆるくて、緑も多くて、空気が良くて。最高だ。

あー、もうあと少ししか自分のこの部屋にも居られないんだな、と思うと寂しいね。別に大して何かあるわけではないんだけれど、帰って来る度に「ああ、もう何ヶ月か、でも別に何も無いな」って思うから(笑)あ、先日会社にスウェーデンの某パワーポップバンド?がインタビューで来ていて、トイレで「ハロゥ」って言われてしまってドギマギしてしまった。いやー、感動。んー、何も無いことな無いんだろうが。まあ、やっぱ2泊3日じゃ短いわ、今後は金曜最終の新幹線で帰ってくるようにして、3連休ならば3泊4日にすべきだと思った。居られる時間も短いけど、家もフェスも楽しみたいね。ではまた明日。

3日目に続く。