ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

Scoobie Do / bonobos / etc... @ 代官山UNIT

f:id:airgyan:20060917000138j:image国立を自転車で出て、色々寄り道したりしながら代官山まで。夜通った時はわからなかったんだけれど、週末のこの時間に通るとkurkkuの場所ってすごい良い(合っている)んだなって感じた。山手通り〜旧山手通りから行こうと思って代々木公園を通ったらbabamania、IN-HI等が出ていたらしいフリーライブをやっていた。本日のUNITのイベントは17時開場・開演だったのだけれど、DJ〜一番手とある時間を考えればbonobosは多分18時過ぎだろうし、それに間に合えばと思いながらの行動だったので結構ゆっくりしながら向かった(試合中…16時半頃に友人から到着メールが来てたんだけれど。マイペースだ)。

18時ちょっと過ぎぐらいにUNITに到着(しかし曇り気味とは言え、もう18時になっちゃうと暗いなー)。UNITへ来るのは3月にHoliday With Maggieを見に来た時以来。入場してすぐアルコールに引き換え、その時に右手側の奥(DJブースの手前)は比較的スペースがあるって感じたので今日もまずそっちへ行く。タイムテーブルの存在に気付いたのは後だったんだけれど、それによると18時20分からbonobosで、だから到着してから少し待った後にbonobosという感じでした。

今日のイベントはScoobie Do主催のイベント。サマソニの時に友人が「来月もスクービーで東京来るから」と言ってたのでチェックしていたのですが、bonobos出るの知った後に前日のワンマンではなく今日の方へ行くことを決定。Scoobie Doを見るのは…野音以来と言うか、ROCK IN JAPAN FES以来と言うか。bonobosは同じくRIJF以来で、CDJの年越し含めると今年4度目か。何だかんだ言ってもうそれだけ見てるんだな。DJが終わり、MOBYの紹介でボノボ登場。

01. GET UP (Scoobie Doのカヴァー)
02. Thank You For The Music
03. 衛星
04. 運命の人
05. Standing There
06. 愛してるぜ
07. ライフ (with コヤマシュウ)
08. 光のブルース
09. Mighty Shine, Mighty Rhythm

今日はハカセ無し。蔡くんが登場時にギターを持たずハンドマイクだったので割と盛り上がる曲をやるのだろう(MOBYが「今夜はグルーヴミー!ボノボー!」みたいな紹介もしてたし)と思っていたら、イントロのギターが鳴った瞬間に(まんまだったので)もうビックリ!えー!ワンフレーズだけのネタかと思ったら一曲通して演奏。サビだけbonobos流と言うか、ラテンなリズムでフロアも皆手を振る。bonobosで一番盛り上がったのは多分この曲だろう(笑)

そんでこの大盛り上がりの次に更に"Thank You For The Music"が来るのだから、この日のbonobosの勢いが思い知れるのでは。と言うかね、以前この曲が2曲目に来るようなライブを見てみたい、とか書いていた気がするんだよ。もうその期待通りで。早目に"Thank You For The Music"から解き放たれたことで勢いが加速したんじゃないかというかもう最高だったな。

続いて披露された"衛星"がこれまたかっこよくて、これまで2度ライブで聴いたのよりこの並びの方が個人的には映えて聴こえた。その後"運命の人" "Standing There"とミドルな歌モノが続いたのがまた良くて、そして最後アッパーな4曲で一気に加速。素晴らしかったです。"ライフ"も久々(昨年1月ワンマン見た時以来?)に聴けたし(この時のコヤマシュウもかっこよかったし、会場の盛り上がりも良かった)、"光のブルース"で終わるかと思ったら、これまた久々の"Mighty Shine〜"が最後に披露されてもう大大大満足の今日のbonobosでした。

今年何度か「すごい良いんだけど――あんまり満足出来なかった」的な感想をbonobos見た時に書いているんじゃないかと思うのだけれど、元々演奏が良いのは分かっていて、ただ好きな曲をやらなかったり曲目だったり曲が少なかったり、仕方無いんだけどそういうところで足りてなかっただけなので、それらがクリアされたどころか意外性が幾つもあった今日のライブはもう本当に最高としか言いようがなく。

今年bonobos見た中では一番踊ったし歌ったし…勿論今年一番良くって、11回目?の中でもROR'05の同等か次ぐらいには来るんじゃないか。久々に爆発したから、そう言いたいだけって気持ちもあるんだけど(笑)でもやっぱbonobosのライブって良いなぁって思った(とか言いつつ野音のDVDとか見たりしたら「最後の"Thank You〜"が嫌だった」とか言うと思うが(笑))。「bonobosは野外だと更に最高」なんて昨年は書いたが、屋内でも良いです。そりゃそうだ。

コジロウサイドだったけど、久々になっちゃんかわいいって言いたくなった。しかし上に書いた11回目という数字を見て思ったんだけれど、多分僕のライブ履歴の中で一番多い回数見てるアーティストはbonobosなのかな?意外な気もするし、ライブ見る回数が本格的に増えたのは昨年から(で、且つ何かのアーティスト中心に動くことはあまりない)と言うのを考えると、妥当な気もするし。

あーそうそう。bonobosの時に隣で踊ってた女の子の、踊っている雰囲気がすっごい良くってちらちら見ていたりしたんだけれど(笑)、その後ろに居る男性がライブ中に何度かタバコを吸っていて。UNITはフロアでも煙草吸っている人が居るイメージがあったからそれ自体に云々というわけではなくて、屋根が高いからあまり煙たく無くて僕の身体的にあまり嫌気が差すようなことは全く無かったんだけれど。

何が気に掛かったかと言うと、その人が携帯灰皿は使わずに、灰を直接床に落としていて…しかも結構上の方から下に落としていたので、その前に居る女の子の服が焦げないかと密かに内心冷や冷やしていた(その二人が関係あるのなら別に良いんだろうけど、他人だったようだし)。その辺は比較的スペースも有るところだったので…(MOBYがよく後ろに出入りしてた)、床に落とすならせめてもう少し人が近くに居ないところにして欲しい気がするなぁと。

bonobos後、HALFBYの人のDJ。ライブが終わったところで一旦フロアから人が減るはず、そして多分友人はフロアから動かないだろうから探せば見つけられる、と思いDJブースの前から離れて友人を探す。見事に発見。大体予想通りの場所(笑)見つけた後、トイレに行ってもう一杯アルコール買って、友人の元へ戻って会話しつつ待ち時間を過ごす。でもDJの音が大きかったのであまりちゃんと話せず。

このトイレへ行く時かな、タイムテーブル見つけてHALFBYの人は50分やるって分かっていたんで、それなりに過ごした。あ、でも最後の方はKT TUNSTALL、PhoenixYour Song Is Goodと分かる曲が続いたので楽しかったかな。あと右上の画像はバーカウンターのところにあった花。SPITZからなんだ、というのが意外だったので。ロックロックこんにちはに出たことあるんだっけ?

んでもってScoobie Do。"A Chant For Bu"と共に人が前に押し寄せる。暗い中、何となくメンバーが現れたなーとは思っていて、少し背伸びをしてボーカルのところを見たら…あれ?帽子?友人と「蔡くん!?」なんて言いながら、照明が付いた時真中に立っていたのは、bonobosのボーカル蔡忠浩!なんだそれ(笑)面白過ぎる。「ファンキーメロウフェロゥー…」「ウィーアー!スクービー・ドゥー!」といつものやつを蔡くんが言って、ライブスタート。

01. 夕焼けのメロディー (feat. 蔡忠浩)
02. FLASH!
03. アフィルグ
04. The Thing
05. サンセットグルーヴ
06. Thank You For The Music (bonobosのカヴァー)
07. Parade
08. Tighten Up
09. OH YEAH!
10. やっぱ音楽は素晴らしい
11. Funk-a-lismo!

蔡くんが現れて何を歌うかと思ったら"夕焼けのメロディー"!"Get Up"もそうだったし、コヤマシュウの"ライフ"もそうだったのだけれど、結局二人とも好きなバンドのボーカリストなので、そういう味が出ていたし非常に良かった。フロアもすごい跳ねててすごい盛り上がっていたし、この日の蔡くんは本当に良い所ばっか持っていったのでは(笑)この曲が終わって蔡くん引っ込んで、コヤマシュウ登場。ただ蔡くんにいいとこ持っていかれつつ、それで霞んだりなんてしないところがコヤマシュウであり、スクービーのかっこよさなんだろうが。

結局コヤマシュウが現れてからもう一段盛り上がり、「メロウな曲をやる」と言って"サンセットグルーヴ"が披露された後、聞き覚えのないイントロ…新曲か?と思っていたら「サンキューフォーザーミージック」って歌い始めてビックリ!bonobosが"Get Up"をやった後、「後で怒られるかも」的なことを言っていたので勝手にやったかと思っていたんだけれど、お互いカヴァーし合うって話だったんだね。

MOBYbonobos前に「仙台での約束がようやく叶います!」なんて言ってて、コヤマシュウもその時のエピソードをMCで話していたんだけれど、「カヴァーし合うまではまだわかるとして、ボーカル交換し合おうぜなんて話までしていたら大体スタッフがどこかで止めるものだと思うんだが、狂ったやつばかりだから誰も止めなかったんだよな。で、実現しちまった」と。この2組が競演してたのって昨年のbonobosの"Electlyric"のツアーだっけ。確かどこかでスクービーが対バンで付いていて組合わせが意外だったイメージがある。

でもその後のお互いのブログを見ている限りでは交流があったから仲良いんだな、とは思ってたけどここまで深い仲だとは思っていなかったね。考えてみるとこの2組とも、僕がリアルタイムのJ-POP/ROCKから離れていた頃に聴いていた数少ないリアルタイムで動いていた日本のバンドだ(あとはGomes The Hitmanクラムボンぐらい?)。そう考えると、この2組で良かったな。と言うか、比較的壁が少なくて自然と受け入れられる2組なんだろうと思う。だから嬉しいなって。

ライブに戻り。"Thank You〜"以降は盛り上がる曲が続き、"Tighten Up"ではromancrewを呼んで7人で。その後の"OH YEAH!"では結構僕も歌ったなあ。"やっぱ音楽は素晴らしい"はCDにあるRhymesterのパートにはコヤマシュウの別の歌詞が加えられて披露。"Funk-a-lismo!"で最後一気に上がって、ライブ終了。スクービーメインなんだけど、タイムテーブル通り21時には終わって…アンコールの手拍子にも応えず、DJタイムになってライブ終了。もうちょっと聴きたかったけど、前日ワンマンがあったんだから仕方無いか。

いやー、やっぱしスクービーかっこよかった。本当にこの日は良いライブを見れた、良い日を選んだ!って思う。ハコで見るのは4月のDuo Music Exchangeに次いで2回目になるわけだけど、勢いがダイレクトに来るから良いね。今日も新旧どちらに偏ることなく曲も披露してくれているので、なんかこれぞライブバンドって感じなんだろうな。もうね、今年のCOUNTDOWN JAPANは東京の出演アーティストがまた大幅に増えるわけじゃん?これで出なかったら本当におかしいよ、何か事情やしがらみがあるんだろうとしか言えない(笑)

ライブ終了後は自転車を引きながら友人と恵比寿まで歩いて、飯。ずっと前から名前だけは知っていたFootnikを発見したのでそこでサッカー見ながら飯食おうと思って――でも丁度画面が見れない席だったけど(笑)また何かの機会に来よう。色々刺激になる話が聞けてよかった。いやでも年取るのって本当に早いね。23時半頃友人と別れて、渋谷に戻る。途中、翌日の等々力の試合のチケットを忘れていたことに気付く。500円勿体無い。

その後会社の人がVJをやると言うクラブイベントへ行って(会場が超綺麗で屋根まで高いところで驚き)、「お金無いのでインビでお願いします…」とお願いした分のお金はあっさりアルコール代に消えました。と言うかこの日はトータルのチケット代よりもアルコール代の方が掛かった気がする…。本当に頭悪い。最初知合いが誰も居なくて寂しくて、知らないお姉様方と話し始めて少し寂しさが紛れて、知合いが来た後と帰る前は何か愚痴っぽい口調で話したりしていた。

そんな感じで部屋へ帰ったのは4時頃。いやー、長くてアクティブな一日だった。超疲れた。改めて鹿島に負けたのが悔しくなり。午前3時台の99ショップで店員のおじさんに「その帽子似合うね」なんて言われて明日からも生きて行ける気がしたりしながら。6時過ぎ就寝。3連休初日からこんなんでもう。