ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

渋さ知らズ / WRENCH / QuO @ 下北沢BASEMENT BAR

表題の件の前に、日本代表-ペルー代表の試合。前後に外出したりしたんで後半の2、30分ぐらいしか見ていないのですが。相手がどの程度のレベルかとか考えずに見ていたので、いやなかなか良いサッカーをしていたなぁと。オシムはなんか「相手のあることだから」としてあまり良いものとしていなかったけれど、確かに海外組が入って結果が出て、よく考えずに浮かれてしまうところを引き締めに掛かる、「確かに」と思わせられる状況をちゃんと把握している発言なんだろうなと。直接的には海外組の影響はあるにしても、それでもジーコジャパンの時よりもチーム全体のバランスは良くなっているような。

そんな中、一時代表引退を表明しながら、何も無かったかのように(笑)ピッチ内で活き活きとプレーしている中澤を見て。ジーコの時は選手に(丸投げに近い)自由を与えられて、結局そこから来る(「自由」と背中合わせの)「責任」を…中田は重圧を背負い過ぎ、中澤もある程度背負い込んでしまった部分があるんだと思う(その辺宮本は責任感がハンパない人間なんだと思う(笑))。

中澤も一選手である以上に、キャプテンマークの順番が回ってきたこともあったからのし掛かっていたものは小さくなかったと思う。そこから開放される為の引退表明だったんだろうけれど、一度休ませて、今こうして戻って来て。やはり頼りになる選手なのは間違く、今回は余計な責任(足かせ、蓋)から開放されている感じがあると思う。海外組に対してもそうだけれど、誰か一人に重圧を背負わせることのないようコントロールをしているオシムは…やはり懐の大きいマネージャーなのだろうなあと。メンタルがプレーに与える影響は少なくないわけだから。

昨年終盤批判の的にされがちだった愛弟子の巻に対しては、そんな中でも今回もスタメンとして起用し、結果(偶然とは言え)結果を出させてしまう辺り。マジックなのかなんなのか。中澤が居ることで巻のセットプレーでの負担が減る部分が少なからずあり、結果を出したことで巻の重圧も軽くなる部分があるだろうし、巻が居ることで(流れの中での)高原への「潰れ役」へのバランスが軽くなる部分がある(相方が柳沢とかじゃ高原に空中戦とかへの期待が掛かるから)。

海外組を呼び過ぎず国内組を核に据えて(経験の足りない)アテネ世代の自覚を促し、キャプテンマークは(あまり重要でないことを言いながらも)年長で経験が一番豊富で元々責任感は強く、且つ国内組で皆のことを把握し易い川口に与えて(これ、何気にすごい大きいと思う。他の選手の無駄な負担を軽減出来ているのではと)。巻に矢野、中村に藤本という上手い具合にスペアを用意しつつ、下の世代の経験も積ませている。なんか見ていてワクワクするんだよねー。

水野は使って欲しかったから嬉しかったし、あのイエローを奪ったシーンもよくあそこで勝負してくれたと思う。あの上の世代だからって動じないところが水野の魅力だよね。ここ数年同じ世代の選手ばっかりだったから、ようやく久々に「若さ故の勢い、キレ」が魅力のカードが出てきたって気がする。他のU-22の選手(特にカレン)はほんと気持ち入れてほしいよ(笑)本田も(これだけ呼ばれてるんだから)使われてもおかしくない選手なんだけれど、現状出す場所が無いのかな。でも徐々にチームに馴染ませている段階なのだろうな。

今年最初の代表戦を見て、改めて断固オシム支持。ほんとオシムはサッカー、Jを良く見ているよなあ。記事やダイジェストだけ見てるんじゃわからないこと、各チームのサポでしかあまりわかっていないことも、結構知っている(まだ太田には呼ばれない理由が何かあるのだろう。今年中には絶対呼ばれるとは思うけど)。家でどれだけ映像をチェックしているんだろうね。スタジアムに足を運ぶのも週1ってことなく複数見ているようだけれど、家でも1試合ごとを何試合か見てそう。知識は勿論、経験もある。知識の蓄積を怠らない。説得力あるよ、この人には。

で、表題の件。下北のBASEMENT BARというハコの渋さ知らズ、WRENCH、QuOの出るイベントに行って来ました。一応ライヴ取材。と言うか最近は取材で行けるものしか行っていないね…。どうせ忙しい(し、サッカーを優先してしまう(笑))のでそれ以外のライヴ情報は全くと言っていい程チェックしていませんが、渚もチケット買わずに外でメインステージだけ眺めようとか思ってるし。でも今後のフェスシーズンのことを考えるとね、今からライヴにお金使うのはかなり躊躇うのだ。やっぱ僕はライヴ好きってより野外音楽フェス好きなとこあるからね。

この日のライヴスケジュールってのが、とりあえず開始が21時半。でもオールナイトでのイベントではないってことで、ハコに電話しても「基本的にエンドは24時までには終わる」ってことだったんで、終電までには帰ると踏んで今回のライヴへ行くことにした。予定通り21時半頃にBASEMENT BAR到着。初めて行くところだったけれど道がわからないところではなかったから。カクヤスの辺りだったかな。

今回はSSTVのサイトの、ブライアンバートンルイスがMCをやっている動画コンテンツ(番組)と連動したライヴってことで、この日のライヴの模様はリアルタイムでネット上で放送されたそうだし、会場内でもプロジェクターで映像が流れていた。こんな小さなライヴでもさすがSSTVが入ると編集がプロでそれらしかった。

登場順は渋さ知らズ、QuO、WRENCHの順。渋さが最初とは意外。この日の渋さは14人ぐらいの編成だったかな?なんかもうあんまり覚えていないんだけれど、最高だったとしか言い様がなかったな。最後が"ナーダム"だったかな。でも渋さが思ったよりも長くやってて…1時間ちょいやったのかな。他のバンドのファンと思われる人に「これ、何バンド目ですか?」って聞かれたりして。

確かに終わりの時間が段々読めなくなってきた…。そんな感じで予想より時間は押し押し。QuOはドラムレスの…デジロックかな。WRENCH開始時間が0時頃だったので、最後はかなり終電の時間を気にしながら。99-00年頃、所謂日本のインディー・パンクシーンが大好きだった僕としてはWRENCHも好きな存在だったけれど見るのは初めて。それなりに楽しみにはしていたものの、時間の方が大切。

結局WRENCHは開始3曲ぐらいで切り上げて会場を後にし帰りました。微妙に駅まで遠いな、と思って走って駅まで戻ったよ。さすがに翌日が会社の引越しだったから無理は出来なかった。渋さはまた絶対見るだろうし、これを書いている時点でフジには出演決定。是非見たい。ていうか、ツアーで焼津市民文化会館が決まってるんだよね。なんで焼津なんだ!客入るのかな(笑)

f:id:airgyan:20070325023419j:image f:id:airgyan:20070325023540j:image f:id:airgyan:20070325023628j:image

とりあえず一旦バイバイ外苑前。好きだったなあ。