ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

UNDER FLOWER NIGHT! @ 渋谷クラブクアトロ

f:id:airgyan:20070603015418j:imageUNDER FLOWER RECORDS 15th Anniversary Party。UNDER FLOWER NIGHTへ行っていました。第一弾発表のZEPPET STORELOVE LOVE STRAWの再結成がまずすごくて、会社の音楽の趣味が近い人と「これはすごいね」なんて話してはいたんだけれど――僕の場合、UNDER FLOWERは好きだったし、LLSもCDとか持ってた(る)けれど、でもやっぱ一番大きいのはSHORTCUT MIFFY!。だから今回の4組の並びだと…まぁそこまでピンと来てなかったところがあって。特にゼペットやN.G.THREEに関しては、ゼペットを知ったのはメジャー・デビュー時だし(「hideが見出した」みたいな売られ方をした時)、N.G.THREEも、新井くんはNORTHERN BRIGHTで知ったので。この辺は後追いをしなかったから全然アンフラだって知らなかったんだよなー。

てな感じでぼやぼやしている間にチケット売り切れていたので普通に「行けないな」とは思ってた。上の話をしていた人はチケット買ってあって「行くんだよね?」と聞いてくれていたので、行けないことに対してちと申し訳ない気持ちではありながら、買えなかったもんは仕方が無いから気持ちは全然切替わってた(笑)んだけれど、今週になって会社とは別の知人とメールしてたら「アンフラナイト行きたかったけどチケット取れなかった」というのがあって。

それでちょっと思い出したところがあり、金曜にふと会社の人でアンフラと(仕事と関係無く)繋がりがある人に「行くんすよね?僕チケ取れなかったんですよ」なんて話をしたら「え、んじゃお願いしておきますよ」と(笑)チケ代は勿論払っておりますが、そんな枠で行かさせて頂きました。申し訳ございません、ありがとうございます!しかし冷静に考えると、普通にこんなに周りにUNDER FLOWERの話が通じる人が居ることはすごいことなんだろうな。

クアトロ着が18時ちょい過ぎで、SOFT TOUGHはもう始まっていました。SOFT TOUGHはリアルタイムでもさほど詳しく知らなかったんだけれど、何かの番組(BREAK OUTかJ-ROCK TOP 30かどっちか)で、UNDER FLOWER特集をやっていたのを覚えていて、その中でソフトタッチとスタッドマフィンか何かのライヴをやっていたんだと思う。それで知っていた曲があったんだと思った。

2番手がLOVE LOVE STRAW。僕の中でUNDER FLOWERと言えばMiffy!とこのラブストだと思う。と言ってもリアルタイムでCDを買ったりしたわけではなくって、CDを買ったのは01年、02年頃に「懐かしいな」とか思ってUNDER FLOWER時代のアルバムをDisk Unionの半額で安く買った…とかそんな感じだったんだけれど――でもやっぱMiffy!と並んで印象が強いのは、僕がMiffy!を聴き出して、UNDER FLOWER周辺を探り始めた中でやはり当時活躍中(メジャー移籍)だったのと、この周辺について教えてくれたりしていた人がLLS推しだったからかな?

記憶を引っ張り出してみると、"Kiss Me Again"って曲だけ何故か持ってて「LLSの中では印象違う曲」だって言われていたことや、上にも書いたJ-ROCK〜でデビューシングル、"Every Single Day"が15秒ぐらいだけ流れて「すげー良い!」と思っていたこと(でも買わなかったからフルの音源は結局聴いたことが今でもなかったりする)、でも2nd Sgの音は持っていたこと、んでもって上のLLS推しだった人がビークルを僕に吹き込んだ人だった気がする、とかそんなところ。(うーん、でもビークル推しの人は何人か居たかな)

ああ。あとは先の元会社の人がやっぱLLSが好きで再結成ライヴの時の話をしていたからかな。それでやっぱ印象ってのが強かったんだと思う。それプラス名前自体は僕とあるIDにこのバンドの名前を使っているので、絶対名前は忘れないんだよね(笑)てな感じで。今回一緒に行った人もLLSが始まった途端前へ行っていた(笑)今回来るにあたってアルバムを聴き直したりしなかったので、曲と曲名はあまり一致しなかったけれど、わかるのはわかるしいややっぱ懐かしい。

"Every Single Day"もやってたけど、こんなテンポの曲だったっけ?メジャーのシングルの方はもっとハイテンポじゃなかった?気のせいかな。でもやっぱすげー良い曲だと思った。サビがいいんだよ。多分今回の4組の中で一番聴いていたのはなんだかんだ言ってLLSだと思うので…やっぱすごく良かったんだけれど、高校生の頃の記憶であったり、01年、02年の頃の記憶なんて…ロクなもんじゃないので、それはそれでなんだか上手く言い表せない複雑な気持ちに…(笑)

01、02年頃とかの自分を思えば、やはり「一体何をやっていたのかな」って思うんだよね。人と関わる限り他人と比較してしまう部分はあるし、そうなると自分のあの時代って後ろめたさはあるし、今でもなかなか消えるもんじゃないと思うし…。特に今回チケ確保してくれた人が、同年代で、僕がああいう時代を過ごしてた頃から音楽のフリーペーパーに携わってアーティストとの繋がりを作ってたって人だから…どうしても意識で自分を貶めてしまう。とは言え過ぎたことなのでどうしようもないからそんな沈むわけではないけど、でも消せるもんでもないなと。まだまだ自分の中のそういう部分とは上手く付き合わなきゃ駄目なんだと感じた。

3番手、ZEPPET STORE。ゼペットがトリかなと思ってたから意外。一番ファンが多かったのはやはりゼペットかな?4バンドの中では一番解散からのタイムラグが短いし、セールスでも一番大きいのはゼペットっぽいから妥当なとこなのか。復活は2005年のライジングサン以来だっけ…?今回はアンフラ時代(結成時?)でのメンバーとのことで。木村さんが「このメンバーじゃ最高で50人ぐらいしか入ったことない」「それがいきなりクアトロって、すごいよね(笑)」なんて言っていた。

アンダーフラワー時代のゼペットの音源は聴いていないので知らなかったんだけれど、まあ普通に物凄くかっこよく。僕はメジャー以後の印象が大部分だから…初期はこういう音ばかりだったのかなって。んでもってトリが新井仁率いるN.G.THREEで、僕新井くんも見るの初めてなので、新井くんと古閑社長はとにかくモテるとか新井ギャルとか地方妻とかそういう先入観しかなかったんだけれどさ(笑)これまた普通にすごい音がかっこよくて!もう本当に。変な先入観はぶっ飛んだ。

今となってはこの2アーティストも(そしてもしかしたらMIFFY!も)、時代にとって早過ぎたんだろうね。この2アーティストともこんなかっこいい音楽をそんな早くからやっていたのに、日本語ポップスにいってしまったわけで…(新井くんはノーザンブライトとして)。悪くなかったとは思うんだけれど、でも明らかに今日のライヴの方がかっこよかったと僕は感じた。

でも、当時のシーンでは「メジャーでやるには」、ああいう方向性になっていくのは仕方無かったことだったんだろうな。今のシーンなら英語詞でロックやってもかっこよければ売れる可能性を秘めてるし割と表向きに評価もされるけど、その当時は「知る人ぞ知る」の域を出なかったんだろう。インディー云々抜きにしても、今はデカいフェスが沢山あるし、情報網が違い過ぎる。…だからこう思うと、すごく良いのに十分な評価を得ずに眠っている音楽ってまだまだ多いんだろうなと思うし、バンド復活って歓迎すべきことなんだと思う。

最後にアンコールで出演バンドが全員ステージ上に戻ってきて、The Beatlesの"Come Together"をやって終わり。田中社長って存在はずっとカクバリズムの社長みたいな人をイメージしていたんだけれど、全然違った(笑)ビックリした。あんな人だったのか。…あとライヴ中のどのセット入替の最中か忘れたんですが、元SHORTCUT MIFFY!、現taeの沼倉さんと話させてもらった。

というのも、僕はずっと最後方で見ていたのですが(クアトロ来るといつもこの辺に来るので)、今日はさすがに同窓会的イベントだということもあってか、僕の近くにやたら関係者っぽい人が居て――同じくMIFFY!、taeそして100sの小野さんや、あとは会話を聞いた限りだと元Elevator Actionの人とかも。友人曰く元サニーデイの誰か(曽我部だったら曽我部って言うと思うので、他の2人なんだと思うけれど)も居たというし。でも内心「あ、○○さんだ」と思っても話したいこともないから逆に居辛い時間もあった(笑)元々アーティストがその辺に居る環境は嫌だ、ステージ上でだけ見たいみたいなことを書いたことあったっけ。

まあそんなことを思いつつ、沼倉さんに話し掛けようと思ったのは――勢い以外には、今回チケ確保してくれた方が仲良さそうな話をよくしていて、その人はMIFFY!時代を逆に知らなくて僕が(まだ持ってた)昔のQUIPを見せてあげたりしたので、そんな話が伝わっているかなと思い。幾つか話が通じて良かったし、偶然話している最中にその子が僕と沼倉さんを見つけてこっちへ来たのでナイスタイミング。沼倉さんじゃなく僕を先に気付いた様子だったのが内心少し嬉しかったりしつつ。

「MIFFY出なくてごめんね」とか言われてしまった。「いやいや全然そんなこと!」と言いつつ、元会社の人に「今回の再発組で、あと出演決まってないのMIFFYだけだよね〜…」と言われて正直期待はしていた(笑)あと再発についても…「残念ながら僕は元々"easy to change"も"NOTHING"も持っているので、再発は買ってないのですが(笑)」みたいな話をした。「また最近すごくよくなってきているから――」なんて話をして下さったので、taeも聴かねばなと。"1989"も違和感無く聴けるし、今はもう日本語詞でも聞けるとは思うし。

…なんかね、色々「複雑な気持ちになったけど」とかちょっと後ろ向きなことも書いているけれど、でも(無理矢理広げれば)僕もアンダーフラワー相関図…に糸一本ぐらいは繋がれているのかもしれない。ていうかだから沼倉さんと話せたのだと思うし。そう考えれば、自分のその当時がその当時だろうが、今はここまで来れたというわけだし…全く悲観する要素なんて無いんだろうなあ。無いこと無いけどさ、この程度かって言い方もあるわけだし(笑)こんなものすぐ消せるもんだし――自信があるわけじゃないからな、でも僕としてはよくやってるよきっと。

ライヴ後は会社の人にお礼のメールを送って友人と飯食ってこの日は終了。元会社の人とは会えなかったな。でももしかしたら他にも昔の知人とか居たのかもしれないな。日曜は浜石まつりへ行きたかったけれど、前売りチケットを買えなかったので――当日券があるか無いかというリスクで行けるのは、その会場をわかっていればの話。今回は断念。結局日曜は長々と眠ったので休めてよかったかなと思う。

んー。ミスチルの"雨のち晴れ"をちょっと改変して、友人との約束もキャンセルして部屋で競馬でも見よう。とか、緊迫しているから僕一人が浮いてる。とか。1K吉祥寺のアパートには、2匹の猫がうろついている。とか。若さで乗り切れるのも今年ぐらいだね。この先どうなるかなんて誰にもわからない。なんて思いながら過ごす。国立の試合を見に行こうかと思ったけれど結局行けず。

育ち過ぎたクローバーを移し替える為の花壇?を吉祥寺に買いに出ただけの1日。誕生日にもらった四葉のクローバー、「品種改良もここまで進んだか」みたいなことを言われたからまさか花が咲くとは思ってなかった。しかし葉が伸びすぎて、長くてへなへななるだけだったから見映えがよくなかったんだよね。これでまたちょっと生き延びるかな。なんかいいことないかねえ(笑)この週末で幾つか自覚したことや、自分の中で気持ち的に楽になった部分もあったと思うし、これからも色々なことが変わっていくんだと思う、つーか変わっていってくれないとね。