ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

British Music 07 Misson

イギリスの音楽関係者がこぞって来日し、表題のプレゼンテーション/イベントが本日行われたので青山はベルコモンズへ行って来た。さてはて、これを書いているテンション的には昨年(あくまで)個人的に足を運んだDesignTideやTokyo Designers Weekへ行った時のような感覚で書いているんだけれど、それでも一応業界関係者のみご応募下さいなんて書かれていたイベントなので勿論仕事という認識を持って。近頃やりとりし始めた会社さんも来ていらっしゃったので挨拶を含めて…なんだけれど…でもやっぱ、「面白そうだから行く」という感覚は前出のイベントと同じ(笑)久々に外苑前歩きたいなというのもあったし。まあ時間的にそこまで歩けなかったけれど。

でも、こういうイベントへ参加することで自分として「音楽業界に居るなぁ」って…浮かれたい部分もあれば(笑)、実感として気を引き締めたい部分と両方あったし。僕が今回参加してみたことで、他の人にも「自分で動いてチャンスを作る」って伝わればいいなぁとも思っていた。先月WIRELESS JAPANの時も書いていた気がするけれどこういう外のイベントには出て行きたいと思うし、出て行ってほしいとも思うし。そうすることでまた名前って刻めると思うしさ。新しいものへのアンテナは張っておくべきで、…アンテナってのがまんまなんだけれど、自分のはてなアンテナの中のMusicman-NETでこのイベントも知ったんだったりする(笑)

さて、ここからは音楽業界人もどきの僕としてか、何にも無かった音楽ファンとしての僕か、視点が難しいところではあるんだけれど。プレゼンテーションとレセプションと3時間弱居たんですが、色々話を聞いていて(当然通訳や吹き替え有り)率直に感じたことは、実際に日本で流れている情報(テンション)と本国でのテンションは違うんだなと。イギリス音楽産業なんとかかんとかのなんとかさん(メモ取ってたけど手元にないので(笑))が最初に話したのだけれど、(ビジネス規模の話の後に続いた)イギリスの最近のシーンについて話す中、出てきた数少ないアーティストの中でThe Pigeon Detectivesの名が出たことが驚いて。

彼らはフジロックでのライヴも相当良かったらしいですが、でも中途半端な時間のREDだったしさ。なんていうか…会社の人とも話していたし、これは僕が無職の時代にもブログで書いていたことだとは思うのだけれど(笑。これは僕がThe Starletsを延々と激押ししているから。ていうか早く新譜出せと。)、やっぱレーベルの規模や親会社との関係・連携によって評判、条件が違うから…国内のバンドと違って、海外のバンドは情報量の差が大きくなるとは思うんだよね。なかなか海外の評判そのまま日本のリスナーに伝わってはいないのだな…と思った。

その後、色んなレーベルさんからはリアルでまだ日本の誰の手にも掛かっていないのであろう「UKインディー」を紹介されて。中にはSilver Sunみたいな有名なアーティストも紹介されましたが(なんだかアクセントが「汁婆さん」に聞こえて…その上昨年のNANO-MUGEN FES.での映像が流れて、なんか笑いました。でも音楽は素敵!)、でも殆ど知らない真新しいバンドたち。一応このプレゼンは4度目らしいんですが、こういうイベントを経て日本でリリースされるんだなぁと。

結局僕はレーベルじゃないので、レーベル/アーティスト絡みのプレゼンは正直仕事に直接繋がることはないんだけれど、まだ唾の付いていないUKインディーのバンドをこうやって感じられたのが嬉しかったし、その中で良いものを探すのは今後楽しみだと思う部分もあるし。そう、昼間に日テレのところで夏休みの特設ステージみたいなところでライヴをやっててさ。それ見てて…「やっぱり、純粋に音楽を聴けなくなっているよなぁ。」なんて思ったんだけれど、「いや、やっぱり純粋に音楽を聴けるかも。」なんてこのイベントでは思いました。

そうなんだよね、元々僕は洋楽のインディー・ギターポップ、しかもUKやUSをあえて外したようなものも好んで聴いていた人間だからさ。正直、情報が少ない為に評価されないもの…というのに燃えるところはあるはずなんだ(笑)だから今日のこのイベントは…一音楽ファンとして非常に興味深かった。その今回やりとりさせてもらい始めた会社さんに挨拶などもしたけれど、でもプレゼンの後には各レーベルのブースで普通にサンプルをもらったりしていました。

そう、でも僕は海外に行ったことも無いし頭が悪いので英語なんてまともにはわかりません。高校の英語の授業も寝ていた記憶しか殆ど無いし(←大袈裟じゃなく本当に(笑))、TOEICTOEFL?何それEPIC RECORDSの仲間?英語って言ったら英検だよね?とかそんなレベルですよ。今回一緒に以前UKに住んでいたUK好きな方と一緒に行ったのですが、途中で帰っちゃってね。さてどうしたものかと。CDもらいたいが為に通訳お願いするのも悪いし、通訳さんに「こんな風に言えばOKですかね?」なんて確認取って、勇気を出して一人でいざ話し掛けてみる。

「Hi! あー、そーりー…あい、うぉんとぅー、でぃすさんぷるしーでぃー…ぷりーず、おーけぃ?」とかそんな感じで(笑)で、どの方も心置きなくCDをくれるんですが、当然そこから会話が続きます。絶体絶命。名刺交換も…ていうか僕の名刺日本語しか無いぞ(笑)名前もスペル載ってないや。多分意味通じるのE-Mailだけだ。なので「Sorry, This Card Japanese Only...」みたいなこと言ってたよ。あとすぐ「Understand English, Little...」とかジェスチャー付きで言ってた(笑)

「君の会社は何してるんだい?」的なことは必ず聞かれるので、「We Have なんちゃらかんちゃら」と。他にも色々言われたし、色々返せた。文法なんて知らないし片言なのは間違いないとしても、意外と返せて自分に対してビックリしました。自分の口から無意識にbutとかmaybeが出てきただけでもすごいと思った(笑)ただ、一回全然意味が理解出来なくて通訳さん呼んだけれど…。でも本当に向こうの方も分かろうとしていてくれたり、slowlyってお願いしたら遅く喋ってくれたからね(笑)有り難かった。なんだかちょっと人として成長した気がします!

まあ僕はこんなんですが、周りの来場者の日本人の方々は通訳さんなんて介さずにペラペラとやりとりしてますよ。当然そういう部分の(洋楽の)交渉担当の方なんだろうけれど、でもそういう人がこれだけ集まっているのがすごい。ていうか普通にこれだけ英語喋れる日本人の方が集まった場所に居たのは初めてだろうしなー。それも日常会話とかじゃなく、ちゃんと交渉していたっぽかったし…。すごい!

胸の名刺を見る限り、大手含め色んなレーベルさんが来ていらっしゃいました。んでもってその中の英語に強い方々でしょう。僕浮いてるよー。つーかそもそもフジもそうですよ、僕と比べる対象でも無い程英語を通常のものとして使える方がうちの会社も何名もいらっしゃるのに、なんで僕がこんな場に居るのかと(笑)まぁ僕が身の程知らずで出たがりなんだってことなんだけれどね(笑)んー。でも以前(昨年ぐらいかな)何かのタイミングで、英語喋られて本気で何も言えなかったことがあった気がするんだよな。2005年の100% DESIGN TOKYOでもがっつり通訳してもらった記憶があるので、うんやっぱその時と比べたらなんか成長した気持ち。

CD貰う時にそれぞれ名刺渡したものの、全編英語のメールが来たりしても読めないよ…無責任(笑)さてどうしたものか。何も考えてない。でも今回名前を知ったアーティストは今後気にかけていければなあというか。本当に今回のイベントは面白かった。タダで水ももらえればコーヒーもお茶も飲めたし、タダ飯も食えたし。基本今のところやりとりさせて頂いているプロモーターの方も邦楽ばかりなのでこういう場には一人も知合い居ないから…「こんな飯滅多に食えないぜ」と思って、ひたすらというわけでもないけど…食べてた(笑)昼食べてなかったしね。

ということを思いつつCDもらうべく彷徨い歩いていたら、向かい合った人が「あ、どうもこんにちは!」と。僕自身は知合いが居ると思ってないわけで、大抵こういうのは僕の後ろに誰かが居てその人に言っているんだろう、なんて思ったのだけれど。その人の視線を見る限りどうやら僕っぽい。あれ?僕?え?と思ってその方の胸の名刺を見たら、ああ!つい先日というかフジロックの日曜に初めてお会いし紹介頂いたレーベルの方でした。おぉ、すごい…繋がりって出来るもんだなぁと!

フジではお互いフェス仕様の格好だったので(笑)変な感じだ。僕はフジでも帽子かぶってなかったから、それで分かり易かったかもしれない。向こうは帽子かぶっていたからなー。本当にこんな風に知合いが居るだなんて、すごいと思ったし嬉しかったよ。「うちみたいなレーベルはこういうところでどんどん探さないと!」なんて言ってらっしゃっていて、実際その方が英語で交渉してらっしゃるのもその後見掛けました。うーん、すごい。本当、僕は甘ちゃんだと思ったよ。

こういう機会はもっと他の方とも話していってもいいのかもしれない。けれど、なんかまだそこまで場数踏めているわけじゃないなぁと…目的のCDをもらえたら退散(でも予定よりも長く居ました)。来年のUK-Japan 2008も非常に面白そうだし、今回のことは継続して色々追えたらいいなあとは思っている。会社にどう還元するかって何でも難しいと思っていて、目的としては挨拶だったんだけれどそれにしては脱線し過ぎた感もあり…そこで刺激を受けたり、モチベーション高まったり、足を運んだ実績を作った自分が、還元出来たらなあというところなのかも。いやでも本当に面白かったです。来年以降も行けるような立場であったら面白い。

せっかく来た外苑前なので、居た頃によく渡っては眺め渡していた歩道橋で黄昏たり(しかし本当に4ヶ月あっと言う間だった。この4ヶ月で一体何が変わったのか?変わったことはものすごいあるけれど、変わってほしいけれど変われないもの、変わっていないものもある。)、ビルの管理人さんに挨拶したりした。たまたまベルコモンズに用事があったんで。また遊びに来ます、なんつったりして。いやはや、正月から出社今年ももう8月だよ、本当に早過ぎる。

ちなみに今回の中で個人的に気になったアーティストの名前を挙げてみると(実際はまだなかなか取り上げるネタにはしにくいんだけれど)、Birds of Wales、Cloud Room。Cloud RoomはイギリスのPEPSIのタイアップだそう。最初聴いた時これはすごい良いんじゃないかと思ったけど、改めて聴くと僕の趣味だからに過ぎないかもしれない。またこれからもらったサンプルをひたすら聴いてみようと思う。

さて、遡ってフジロックその後。月曜は13時間眠り、39.5度あった熱も火曜の朝には36.5度まで落ちて、起きたタイミングも丁度良かったので通常出社。この日寝ながらかいた汗の量が尋常じゃなかったのは途中目覚めた時の感覚で記憶にある。ただ、仕事中にまた熱を計ったらまた上がっていたので、うーん、よくないなぁ。会社の人で咳き込む人が居たりすると、前日は疲れと眠気でだるいだけだと思っていたので、撒き散らしたかもしれんなぁと申し訳なく…。今週末は先週と違い天気も全編晴れ、予想気温も高そうなので。より体調を万全にしなければ。

とは言え火曜も期限のものがあったりもしたので、飯も食わず終電一本前まで。途中フジロックトークで仕事途切れていたところもあるけれど、それでも本当に色々抱えているなあ。難しい話で、何度か書いているけれど…レーベルさんと会って話せる、やりとり出来るからこそ、僕は今そして今後ここに居る意味があると思っている。けれど、その分負荷が掛かっているのは事実。難しい。さて、ある程度片付けたつもりでは居るけれど、これで明日から各種書く仕事へ移れると良いなぁ。そうはいかないと思うけれど、これも溜まる前に片付けないと!

火曜は一日長く居たのもあってなんだか色々なニュースがあった気がする。レーベルさんと複数話したのもそうだし…。何か、僕にとって今年のフジロックがあった後にこうやって色々動きが世の中に見えたりするのも、別にフジロックが云々じゃないけど僕のタイミングとして…そういうものなのかもしれないなと。まあ頑張ると言う前に、まず目の前に次々積み上げられる物事を片付けていかないと…。なんか、難しいなあって思うのは。僕もまだ若いんだとは思うけど…頑張り過ぎるのはいけないとは思う、ましてやそれでペースや体調崩すなんて。でも「頑張らなくてもいい」のなら、それよりは頑張れる仕事をしたいし頑張れる環境に居たい。

水曜は自分にプレッシャーを掛けて、でもちゃんと5〜10分前に到着出来るスケジュールで居たのに、そういう時に限って?中央線が15〜20分程遅延してやるせなかった。この怒りというかイライラを何にぶつければいいのだと…。悔しかった。入り口に他の同じ吉祥寺の方が居て、やっぱなぁと思ったもの。体調は熱は大丈夫なんだけれど咳が再発。マスクしつつ過ごす。今更RIJFの宿探し。もう全く駄目。取れない。キャンプも締め切ってるのか。でも吉祥寺までは帰りたくないよう…と思うので、勿体無いようにも見えるかもしれないけど、上野辺りに泊まる予定。あとサマソニThe Avalanchesがキャンセル。なんだよー!

木曜。相変わらず体調が悪く、咳が止まらず絶不調。また風邪を引いてしまった。また風邪を引いてしまったのー(ピチカートの曲に合わせ)。忙しさも相まってクラムボンは見に行けず苛々があった。時間がたつにつれ体調も下り坂だったけれど、身体も心も咳をしていたかもしれませんな。お前、どの口してそれを言えるかという発言だったにせよ、でもそれがまかり通ることは納得出来ていなかったのは曲げられない気持ちだったので。皮肉っぽい言い方は良くなかったけど、ほんと疲れと体調の悪さと苛々でそうなってしまった。そうなってしまったものは仕方が無い。んで、明日からひたちなか。この体調で大丈夫なのかよ?初日は会社の人と会社の人の親戚の家に一泊。2日目は上野(中途半端)で地元から来た友人と一泊。中途半端でも、吉祥寺までは戻りたくないというのが願い。そんな予定。