ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

a-nation'07 @ 味の素スタジアム

日本最大級の野外音楽フェスティバル、エイネイション・フェスティバル・ゼロセブン(とか書くとちょっと違う感じがするとかしないとか)へ行って来ました。昨日朝霧JAMチケの支払いが終わって気分はすっかり朝霧へ切替わっておりますが、フェスがあるのなら行きたい。今週末はまだ各地でフェスが目白押しで、地元静岡ではMETAMORPHOSEにWind Blow、東京ではSlow Music Slow Lifeに高円寺阿波踊り麻布十番祭り、四国ではMONSTER baSHとか色々あるわけですが、その中で初めてa-nationへ行って来ましたよ。お盆に地元帰った時に「…なんでその中でa-nation?(笑)」なんて話をしたんだけれど、金無い、近場、招待。というところで。

でもなんか普通に…米米クラブも見たかったし、フジとかRIJFで別に興味があるわけではないアーティストを見ていった中で…でもどれも普通にすごい良かったわけだよ。だから今年の僕ならa-nationも楽しめる気がしたというのもある(ライヴ以外のエリアに興味があったのもある)。せっかく今年こういうことで行けるのであれば…来年以降こうやって行くことってきっと出来ないんではないかと思っていたし、タイミングとかそういうきっかけがあったかな。メタモやWind Blowはメンツ次第で来年とかも普通にお金払っていくことは考えると思うからね。

僕が代表者なのに待ち合わせ時刻に遅れる。これだから友達が居ないのだ。ではなく、友達が居なくて一人でずっと行動しているからそうやって遅れても成り立つんだよね基本的に。…まあ、気をつけなければいけないね…。最初は公共交通機関(バス辺り)で行こうと思っていたものの、そっちだともっと遅れそうだったのでチャリで三鷹通り〜東八をかっとばしていった。ま、いつもサッカー見に行く時と同じですが。暑いのにこんなんだから到着までにかなり消耗…。

a-nationではいつもサッカー見る時に停める駐輪場には停められず。ユーロスポーツのところの駐輪場に停めた。アリーナ席入り口はちょっと遠かった(バックスタンドのホームゴール裏寄り)。普段はスタンドから見下ろしているグラウンドエリアに入れたことには少なからず興奮を覚えたね。すげえ、って…普段味スタ来ている人間で昨日今日来た人間がどれだけ居るかはわからないけれど、でもこれはそういう人じゃなきゃ覚えられない感覚ではないかな。

こうしてスタンドを見上げるものなんだって思ったり。歓声もグラウンドで浴びるものは違うと思った。…まあでも、この2日間で相当芝傷んだだろうなとは思うけどね…ただでさえ傷んでたのにね。アリーナ席には水しか持ち込めなかった(食べ物やアルコールは×)のはそういう絡みもあったか?席は、相当前だった。ほんとかなり前。良過ぎ。前の方、その周辺は…殆ど関係者席か招待席だったんじゃないか?ノリを見ていても、行動を見ていても、なんかそんな気がした。空席も結構あったし…来なかった方とかが結構居たということな気がするなあ。

そんな感じなので、前より後ろの方が絶対盛り上がっていたと思う(笑)なんか正直、来れて見れただけで僕らは満足なところがあったので、こんな良い席じゃなくて普通にスタンド席で良かったんじゃないかと…。なんか申し訳なさというか、立ち上がらなきゃいけない感じとか、気まずい感じがあった気がする(笑)そうか、指定席のフェスってのは初めてだからね(あっても他はブロック指定だからさ)。ライヴ見ていてのる時も結構窮屈な感じはあったりした。

a-nationで感じたことは、席ありだからなのか文化の違いなのか…普通好きなアーティスト見る時って席があっても大体ずっと立っているものじゃん。ま、疲れたら座ったりするけれどさ、ある程度継続的に立ち上がっているものだとは思うんだよ。一度上がったりしたらちょっと落とした曲が来ても立ったままでいるでしょ。でも、今日のa-nationは違った。結構1曲1曲立ったり座ったり。ガン!と盛り上がった後でも、スローな曲が来たら普通に座るんだよね。そうなのか…と。

ライヴのお話。mihimaruGT。"気分上々↑↑" "俄然Yeah!"ではとりあえずこの日の為に持っていった(普段のフェスには持っていかない)うちわをパタパタと掲げていた。なんかこの夏にmihimaruGT見たんだよねー、ってのはフェスに行った感じがする気がします。でも"俄然Yeah!"は本当に秀逸なタイトルだと思うんだよね。すっごい頭にくっついてる、最近。あとボーカルの子かわいかった。←もう自分の方がアーティストより年上だというのが悲しい…。

続いてシークレット・ゲスト。マツケンパラパラ。松平健DJ OZMAみたいなことやっていた。ど、どうなのだろう…。面白かったけれど。次いで小さなステージで高杉さと美があって、メイン・ステージで夏木マリ。この人こそなんでまたa-nation?って感じが…。ていうか僕、夏木マリさんのアルバム持ってますし。きっかけとしては、Pizzicato Five好きになって、トリビュートで"私のすべて"歌ってたじゃん。あれがかっこよくて好きで…そこからアルバム買うまでには期間があるんだけれど、小西康陽プロデュースのジャズ・アルバムとかレンタルしていたし、そして買ったし(それには菊地成孔提供楽曲もあったはず)。

avexからシングル出したんだっけなあ、とは思って…多分その中の曲をやったんだけれど、最初の曲は滅茶苦茶ロックでファンキーでかっこよかったし(フジとかに出てたら普通にすごい盛り上がるんだろうなあ、とか)、2曲目は"リンダリンダ"。こっちは割とゆるいアレンジだから1曲目の方がよっぽどかっこよかったな。「持ち歌これだけしかないけど」って言っていたけれど、その小西さんと組んでた頃が好きだったから「いやいやそんなことないでしょ」とは思いつつ。

東方神起は1曲だけ見て、会場散策。東方神起はファンが強烈そうだった。考えてみると僕はこういう男性ダンス・ポップ・グループは見るのは初めてだなって思ったのでそれはそれで新鮮だったなー。ジャニーズとかもこういう感じなんだろうか。そう、ここまではアルコールが入ってなかったのでこれだけ前で乗るのはちょっと気恥ずかしさがあったんだけれどね…プレミアムモルツ出してるところがあったからそれを少し飲んで、ちょっと開放された気がします。ゲームをやってa-nationのあの青いテディベアのぬいぐるみをゲットしたりしていた。

米米CLUBの途中ぐらいに席に戻る。座席指定に慣れていないからか迷うね…。"君がいるだけで"はやけにあっさりしていたな。イントロはすっごい暗いコードで歌ってて面白かった。"浪漫飛行"もやった。当然有名な曲はこうやってわかるんだけれど、でも大人数で大きなステージを目一杯使って、見ていても楽しいし曲も当然かっこよくって。真っ当で明るい渋さ知らズオーケストラ的に思うわけだよ(笑)これは昨年のRSRで見れた人は羨ましいし貴重だと思ったよ。なんだかんだ言って今日はa-nationセットだったとは思うし、RSRはまた違ったんだと思うから。

小さなステージでmink。見えず。次いでメインステージでバンドセットの大塚愛。やった曲は"PEACH" "恋愛写真" "ユメクイ" "フレンジャー" "CHU-LIP"辺り。"さくらんぼ"とかはやらず最近のシングル中心。今日のメンツの中では一番普通のギターロック〜ポップなのでなんかすっごく良かった。"ユメクイ"もこんな良い曲だったかな、なんて思って…"フレンジャー"とかも跳ねたね。これだけ近くで見ると、やはりかわいかった。もうこんな距離で大塚愛を見ることはないだろうねえ。

次の倖田來未の時間でもう一回会場探索。席を離れてちょっとしたところでもう暗くなってライヴが始まって「早!」と思っていた。そう、a-nationの特長としては…セットの入替が早い!人数が掛かってる(笑)あとは裏でもう準備が完了していたりね(この時は、多分これ)。他のフェス見たくステージ終わったら移動や休憩、って感じじゃない。殆ど間髪無くどんどん進行していった。だから休憩も「このアーティストの時に休憩だな」という考え方をしなきゃいけなかったな。

それが倖田來未だったんで、最後の方だけ見たんだけど…かっこいいなあとは思った。We will rock youの拍手の大きさが屋根で反響してすごかった。てか、やっぱ後ろの方がよっぽど盛り上がっているよ(笑)縦長だから後ろじゃきっとそんなに見えないよね(僕がスタジアムライヴは好きではないのって、初めてスタジアムでライヴを見た時に本当に豆だったから…楽しくなくって行かないってのがある。今回は別にどっちでも良かったからいいんだけれど、ミスチルを見る為にスタジアムへ行きたいとは思わないのよ)。やっぱり申し訳なさ。

TRF。"Boy meets Girl" "EZ DO DANCE" "Survival Dance"は一緒に行った子と普通に跳ねて手挙げていたね。割とアンチ小室系だった僕としては(←だからバンドサウンドが好きなのであって、今の僕の音楽の趣味へ繋がる)、まさかtrfを見る時が来るとは思っていなかった…けど、でもやっぱ歌詞覚えてるんだよね(笑)DJ KOOがハモってるメロディラインとかも覚えているんだよねえ。でもそれよりも、それまでは割と大人しかった(多分同じく招待の)方たちも、TRFのこの辺の曲はガンガン歌ってるんだよ。それが面白くて仕方無くて。やっぱ皆通っているんだよね(笑)僕よりちょっと年上ぐらいの方がもっとリアルなのかも。

まだ書いていないフジロック日記にでも書くであろうことなんだけれど、フジの時に入場ゲートの近くの車(の外のスピーカー)で、午前3時とか朝方に…小室系の曲を延々と流している車があったよね。そんでそこを囲んで踊っている人が結構居て(笑)"Wow Wow Tonight"のRemixや、trfを普通に流していて「面白いなあ」なんて思っていたんだけれど、その一ヶ月後にまさか本当に本物のtrfで踊るとはさすがに思っていませんでしたよ。他にはきっと居ないでしょう(笑)「逆にそこまでガチだと引くわ」ってな感じでしょうけど、いやーでも贅沢だった。

大トリが浜崎あゆみ。いやあ、あゆをこんな距離で見ることももう無いでしょう。知ってると言える程の曲は"BOYS & GIRLS"だけで…殆ど最近の曲だったのかな。序盤はセクシーな衣装で、ハードにダンスを踊りながら比較的暗い…というかきつい感じの曲が続いて。最初は牢屋のようなセットに入って踊りながら歌う感じ。表情を見ていても、笑うような隙が無い感じ。どこを見ているんだろう?という表情で、鬼気迫るものがあって…うん、物凄い迫力があった。歌詞から破局のことを連想してしまったりするんだけれど、プロだなと思ったし…正直、別格。

ロッキンオンジャパン載ったのっていつだったっけか。でも載るだけの存在だったなとこのパフォーマンスを見ると思ったよ。隙が無くて完成していた。最初は楽しさが全然無いんだけれど、とにかくすごいなと。女王という表現は全く大袈裟ではない。世界に入り込まなきゃあそこまでのことは出来ないよね。泣きそうになって(泣いて?)、裏に引っ込んでいって…そこから急にTシャツに着替えて超笑顔で台に乗って会場を回るあれをしたんだけれど、あの切替わりもすごい。このパフォーマンスの後にここまでの笑顔が見られるとも想像し難かったよ。

なんていうかまあ。やっぱ当然僕も音楽の遍歴的には、こういうイベントは結構見下しがちではあったんだけれど(笑)ああいう音楽聴くなんて、恥じゃないけど…まあそれに近いことを言ったりしてたわけだけどさ。今回行って価値観変わったところは確実にあるし、少なくとも浜崎あゆみの存在感の大きさは知りました。本当にすごかった。少なくとも好きでいても全く恥ずべきことではないし(←当然!)、そういうところで僕の世界観の狭さを見直せるのは良かったことだと思う。…かと言って別に壁が取り払われたり、極端に持ち上げるようになるわけでもないけど、聞かず嫌い…というよりは、やっぱ見なきゃわかなんなかった。

まぁ、avexって言っても…今年色々動いているから今後も印象とか色々変わっていくと思うんだよ。それっぽい名前上げてみるとさ、安藤裕子AIRV∞REDOMS(←そうなの?)、Caravan、FPM、GANGA ZUMBAGood Dog Happy Men畠山美由紀Yellow Magic Orchestra100sJackson vibeカーネーション(←リリース昨年だからわかんないや)、KEMURI口ロロ、LOW IQ ICHI、渋さ知らズ(渋さもそうなんだよね!)、sugiurumnthe pillows、そして東京スカパラダイスオーケストラ、あとはスチャダラパーソウルセットSly Mongooseもそう。洋楽もJunior SeniorとかMatthew SweetとかRegurgitatorとかFutonとかThe Polyphonic SpreeとかThe Go! Teamとか。一度でいいから見てみたい、そんな“a-nation”(笑)その中に色々コラボしてる鈴木亜美が居たりすると、意外としっくり来…ないか。

あゆの終わり近くで席を立ってアリーナから出たんだけれど(混むの嫌だったし)、その直後に花火が上がっていました。アンコールは無かったのかー、きっちりしているなぁ…。花火は割りと間近で、RIJFの時よりもよっぽど多くの数見れたので。花火見たい!という先日書いた欲求も多少満たされたかな?そして帰宅。今日またフェス(←?)へ行って、なんかまたテンション上がったところは確実にあるし、また今週頑張ろうと言う気持ちになれたかな。

来週山中湖行ったらこれで朝霧まではフェスは空くかな…というところもあるので(15-16の週末の若洲公園の話がちょこちょこあったりはするのだけれど、金が…)、来週のフェスもまた目一杯楽しめればなと。富士山のふもとだしね。プレ朝霧のつもりで!そして仕事も頑張りたい。夏の間出来なかった部屋の掃除などは再来週ぐらいかな。あと髪もいい加減伸びたけれど、再来週だろうな。まず早いところこの蒸し暑さがやわらいでほしい…。森本開幕戦で1ゴール1アシって。すごい。