ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

dip / KAREN / THE NOVEMBERS / LITE @ 代官山UNIT

前回、今回とエントランスの画像とかを撮っていないので土曜に撮った画像を設定してしまおう。というわけで今日から下期。土曜の約束通り今日は朝ちゃんと行けたから仕事もある程度スムーズにこなせたし、今後もこのリズムを続けていきたいところ。ただ、朝霧まであと1週間、というところでテンション上がるかと思いきや、表題のライヴへ足を運ぶ頃には本当に物凄くイライラしていた。これはまた別項として、結局ライヴ後には会社に戻って終電まで仕事してってな感じで。期が変わろうが今後まだ暫くはわたわたしてるのは変わらんね。その中で楽しいことを見つけて、自分の為になるように。

でも、ライヴ見てそんなイライラが吹っ飛んだのが結構意外でした。という感じで表題のライヴのお話。2日連続の恵比寿からUNITへ向かって走っている時には、音楽なんてロクなもんじゃないよなぁ。みたいなこと思ってたんだけれど(笑)、ライヴ終わった頃には…音楽ってやっぱいいなあってのと、(久しく意識しては聴いていなかったけれど、)本質的にはやっぱり僕ってUK PROJECTの音って大好きなんだなって思いました。さて、今回はいつもながら取材と称して。招待を頂き。

今日は出る直前になって、一つシステムのバグが解決しなくって…「仕方無い、戻ろう!」と決めて会社を出た。でもやっぱり本職システム側としては、バグがあるの分かってるのに出るなんて…許されないことだし、辛いよな。とは言え、今はライヴ会場へ足を運ぶのも一つの仕事だから言ったからには行かなきゃいけないなと思うし、それぞれが別のこと過ぎてやっぱ間挟まれるとすっごく難しい。「今年は朝霧の最中にトラブルがあっても帰らない!」とは言っているものの、でも実際そうなったらマジ辛い気持ちになると思う。そんなこと考えながらUNITへ。

UNITへ到着したところでだいぶ先に会社を出ていた会社の子が前で受付をしていて「追いついたんですか?早いですね」と言われ。飯食うのは極端に遅いのに移動だけは早いんだよな、自分(笑)プライベートで来てるんだなと思ったので追わないでおいたのだけれど(あんましそういうの探るのは好きでも得意でもないからな)、というよりは前述、後述の通りイライラしていたからというのもあるのだけれど…でも普通にちょっと会場の中に入って暗いと人がよく見えず。…フジでは一体どうしてたんだっけ?覚えてないや。結構裸眼で過ごしていた気もするんだけれど…この分だと朝霧は夜は殆どメガネだろうな。不本意ながら。

今回は予め順番が分かっており、LITEはこの間見たので…↑の関係で出るのをそこまで遅らせたので、2番手のTHE NOVEMBERSから。UKP推しの新人バンド。僕個人としては日本のインディーの(こういう感じの)ギター・ロックから長らく遠ざかっていたので、他の音の近いバンドとの比較が出来ない(知らないので(笑))。ただ、このバンド単体として、そして僕の現時点の日本のギター・ロック・シーンの知識、印象からすると、このバンドは本当に相当かっこいい。

ボーカルの歌い方と言うのが結構好き嫌い分かれる気がするというか、僕は多分CDで聴いたら「そんなに…」って思いそうなところではあるんだけれど、ライヴの音は間違いなくかなりかっこいい。楽曲も申し分ないと思う(特にボーカルの奏でるギターがすごく良かった気がする)。UNITみたいな天井の高いハコだったから余計に良かったんじゃないか。まー暗い音で、見た目も暗そうなバンドだったので(笑)、雰囲気に合うかはわからないけど…来年の夏のロック・フェス辺り出るかな。ブランド信仰のつもりは無いけど、でもUKP期待の新人なだけあった。

そう、多分こういう類のバンドに純粋にハマり込んでいたのは15や16の頃だと思う。17の頃には離れていたんじゃないかな…17かあ。17歳の俺が居たインマイヘッドとか、17歳の僕がいた、花束をかきむしる。とか、そんな歌を思い出したりしつつ、こういう音が(意外と)自然と受け付けられるのは…やっぱり僕は暗いんだよ、結局のところ(笑)17か、ほんと20世紀に大きな忘れ物をしてきちゃったな…。だとかまたそんなことを考えたりしたんだけれど、うーん。

暗いっていうか…やっぱ人と関わっていない季節があって、自分には何にも無くって、っていう感覚が根底としてあって。だからこう…やっぱまず必要とされることって言うのが、単純ながら嬉しいわけでね。だから会社に必要とされている、誰かに必要とされている、と感じられるうちは仕事も頑張っちゃうわけだよ。それと同時に、自分には何も無いので…せめて与えられた“仕事”というもの出来る限り本気になりたい、本気でやりたい、もっと頑張れる。って思っちゃうわけで。

そういうところで、本気であることが馬鹿馬鹿しくないかこの会社では。ということを思ったり、落ち着いたりしているから、この日もすごく浮き沈みしていたし…なんかねえ、「仕事好き」ってよりは、いや、好きなんだとは思うけど、その気持ちが…目標があってポジティブな要素から生み出されている人と違って、僕はやっぱネガティブなところから、そういう要素にすがるしかないっていうか。外に人も居ないし娯楽が無いから仕事しか本気になれるものがないの。

…ま、でもそんな中ライヴ行くことも仕事って言えるなんて、なんて幸せなことなのか!って話ではあるんだけれど、本当の本当にしたいことと言うのは、ライヴ一つ行って完結では勿論無いわけだ。それは自分一人で作り出せるものではない…のだから…なんか自分がもっとビジョンを示せれば別なんだろうけど――音楽っていう多くの人が憧れるコンテンツであっても、なんかこの環境でどこまで本気の人が居るのかな…仕事として音楽に関わりたくなさそうだから。

僕は基本音楽関係者という人種と繋がりがない(なかった)から、そういうことに対してまだ田舎の高校生の頃のようなさ、衝動や憧れがあるんじゃないかと思うんだけれど…他の人は実際やっている人や取巻いている人と繋がりがあるわけだから今更仕事として音楽に関わろうと思ってないんだろうなあ。確かに好きだと疲れると思うし。そういうところが今この環境が中途半端だなーって思うし、今は今で…仕事で音楽に関われていても、時折虚しさやコンプレックスを憶えるのだ。

ていうか、あくまでシステム部だったのだからそんな仕事としてであっても音楽関係者との繋がりを作ろうと思っていなかったと思うのだけれど(笑)中途半端だなーって思っててももう時間は待ってくれんし、自分が満足出来るところまでやると思うしかないんだけれど。そう思うと、自分は自分でもう満足しちゃっているところが大部分あるし、今更本気だとか言って自分を追い詰めんでもという気も。

うーん、でも適当には出来ないよな。“作ろうと思っていなかった”とは言え、仕事とは言え、外の人と関わるのはすっっっごく楽しいから。もっと出来ることがあるはずだ。なんて、またずっと浮き沈み…。まぁなんか…せめてもう少しまともに会社に対して本気さを感じられる環境に居たい…行きたい?と思う。連絡無しに大遅刻してプライベートでライヴ行く為に帰るとか本来は有り得ないよな。罪悪感とか無いんだろうか。週末、本気であろう環境に居る外の人と話したからこそ余計に刺激もあって――自分の環境の停滞感をネガティブに思ったのだと思う。

まー自分自身がそもそもネガティブな存在なのだから、そんな環境がお似合いなのかもしれないけどね(笑)いや、そんなこと言わないで…僕はまともじゃないのだから、同じ環境で構えているんじゃなくもっと動くべきだ。少しずつでも出来るだけまともな人間にになりたいよ。さてはて、3番手はKARENART-SCHOOLのメンバー、downyのメンバー、そしてちょっと前に解散してしまったon button downのボーカルの子によるバンドだそう(今回行く前に調べた)。

今回で初聴だったのですが、これまた正直かなり良かったです。何度か書いているけど、「2001-04年頃のJ-ROCKバンドは通っていない」、これには当然ART-SCHOOLも含まれており、ART-SCHOOLに関しては結構早い段階で勧められた為…それが丁度ネガティブな音楽が急に聴けなくなったタイミングだった為…なんだか「聴いてやるもんか」みたいな意識が特に強かったバンドではないかと思う(笑)実際ほぼ全く聴いたことがない。

ってな感じなので今回はメンバー全員見るのは初めて、というとそうでもなく、ドラムの人は多分昨年のカジくんのライヴで見ており、木下利樹も確か歩いているところを2度ぐらい見掛けたことが。こう書いているとちょっと斜に構えているんだけれど、でも実際は前のNOVEMBERSがすごくよかったのですごく自然とライヴに入っていけたかな。そして、新曲って言った曲からの流れからなんかすごいハマり込み始めて、正直感想としてはめちゃくちゃよかったです。

単純に音が好きなんだと思うけど、そもそもon button down自体は今年も聴いていたから…普通にすごく歌が大好きだし、新曲の次の曲はなんかadvantage lucyみたいだった("bambi"って曲を思い出した)。最後の2曲に参加したトランペッター?の方の吹く音色がね…GROUP(っていうP-VINE〜Weather系の今年僕がかなり聴いているインスト・バンド)のトランペットの音色にすごく似ていたんですよ。いやーこういうの弱い。全く以って好きでもおかしくないんだと思ったし、変に斜に構えているような既成概念なんて、壊すためにあるのだ絶対。

そうそう、NOVEMBERSの時も思ったし先日のLOST IN TIMEでも思ったんだけれど、幾ら僕が聴かず嫌いみたいなこと言っていたとしても…どのバンドであっても(UKPとかインディーって括りじゃなく、もっと幅広く…それこそavexだとか、ビーイングだとか、K-POPだとか、もっと広い範囲で)、ちょっと切なくてテンポの速めの曲、スネオヘアーで言うと"セイコウトウテイ"とか…ああいう曲をやられるともう絶対弱いんだよ(笑)そういう曲だけ集めたコンピ誰か作ってないかな(笑)

そんなこんなでラストはdip。高校生の頃、Coaltar of the Deppersが大好きだったんで、COTD好きの人に「dipは絶対好きだよ」みたいな感じでちょこっと聴いていたはずです。でもCOTDと比べるとハマらなかったなぁ。シューゲイザーっぽいのが好きで、サイケっぽいのはそうでもなかったところがあったからかと。今日もかっこよかったんだけれど、なんかそういう感じで来ていたから…今回初見だった2組の「新たな発見!」って感じと比べると、普通にかっこいいなあ。みたいな感覚でした。そう、今もそんなサイケっぽいのは滅茶苦茶好きってわけじゃないからかも。今も当時もゆら帝とかはそんなに聴いちゃいないし。

22時頃ライヴは終了。外に出ると雨。駅(恵比寿)まで走る。どうせまだ会社に戻るつもりだったので急ぐのは構わないんだけれど、でも帰りぐらい歩くつもりだった…。まあなんか後ろ向きなことも書いているけれど、ライヴ見て晴れたからよかったです。ほんと。NOVEMBERSは水曜辺りから改めて聴いていますが、すっごく良いや。水曜の夜はずっとリピート。火曜はスピッツばかり。今作いいよーとは言われていたものの、マジで良いです。"スーベニア"より個人的には好き。今年の個人的にアルバムベスト3には入ってくるかな。スピッツ、スペアザ、□□□、The Go!Team…辺りか。4組挙げちゃってるけど。以下、好きなフレーズをたらたらと。

"明日とか未来のことを好きになりたいな 少しでも" "僕はここにいる それだけで奇跡" "優しかった時の心取り戻せ 嘘つきと呼ばれていいから" "ノロマなこの俺も 少しずつだけれど学んできたよ まだまだ終わらない" "ダメなことばかりで折れそうになるけれど 風向きはいきなり変わることもある ひとりで起き上がる" "思い出で散らかった部屋を出ていくよ 言ってたより少し早く" "めずらしい生き方でもいいよ 誰にもマネできないような" "不器用なこの腕で届きそうな気がしてる" "遅い気がしても行けるだけ行ってみようかな" "奴らにも届かない場所がある すぐに狭い抜け穴逃げ込めるような 小さなネズミになる"

火曜は何したっけ。遅刻したら500円を寄付する(どこに?)というルールを自分の中に作ったのと、月初でわたわたしていたのと、帰りにラーメンをおごってもらったのは憶えている。そうだ、インタビューの項目を考えていて――これはまた上の方に書いている本気とかそういうことなんだけれど――大御所の方々と、同じ土俵に立つんだな、ってのは思ったんだよね。格が違い過ぎたって、かなわないってわかっていたって、でも紛れもなくそこに立つのは立つのだ。

やるからには、“勝つ”じゃないけれど、違うことをやらなければ意味がないと思って…自分に一体何が出来るのか――みたいなことは考えていた。僕にしか出来ないこと、僕なら出来ることがあるはずだ、でもそれは一体何だ。でも少なくとも、自分が出来る限り本気でかからなければ、絶対かなわない。かなうとかかなわないじゃないけど、出し切らないと後悔するのはきっと僕だって同じだ。そんな水曜のインタビューは、4度目というのもあり落ち着いて出来たかな?

初めての日本人で言葉がダイレクトなのはプレッシャーではあったけど、それはもう笑った。逆にやっぱり言葉が通じてやりやすかった、そりゃそうか(笑)キャリアもまだ浅いのでやり易かった要素はあるんだと思う…年齢も僕と同じだし、なんかまだ許されるかな…。これはきっと原稿には書かない箇所として「GLAYの"BELOVED"とか皆練習しましたよね」「あー、すごくわかりますそれ!」みたいなことを話してた。楽しかったなあ。僕でしか出来ないことが出来たかな?

長い付き合いになればいいなーって思ったけれど、「今後とも末永く」と言われても…逆に自分はいつまでこの土俵に居られるのかな、ってのは考えちゃうからね…。でも本当に不思議な土俵に立っている。ほんと、なんで僕ここに立っているんだろう?そうそう、そもそも僕は他の人がアーティストへインタビューする姿っていうのを見たことないんですよ。最初からぶっつけ本番で、そして今も。修行期間全く無し。順序を飛ばすと、逆に基礎を知りたくなる…けれど知れないというのはそれはそれで葛藤と言うか。でも結局は経験が自信なのかなあ。

あとSMASHにチケット取りに行った。この日は雨じゃなかったので会社から自転車でSMASHとインタビュー先と行ったんだけれど。麻布辺りへ行ったのは初めてでチャリで走ってて面白かったし、六本木、青山付近をこう走ったのも久々かな。楽しかったです(やっぱり自転車で走るのは好きだ)。SMASHもすごいところにあって、狭い坂道をキュルキュルと下っていく途中。すごく良い雰囲気の建物でした。このオフィスの人たちがフジロックを作っているのか…すごいなあ。

そんな感じでしょうか。前回、前々回の日記も今週中に補完したいな。今週以降、またライヴが立て続けに。でもなんか結局、ストレス発散の対象はフットサルな気がする。本日から目覚まし時計を一台追加します。銀行のカードを再発行したらもらえたので。僕はデリカシーさが無いので?、マックの無料コーヒー券を持っていっては、追加注文はせずコーヒーだけもらっている。でもさすがに同じ店行くのは恥ずかしくなってきた…。そう言えば、この間吉祥寺の99イチバにて、カップラーメンと野菜ジュースを後ろの人が買っていっていた。それは健康なのかそうじゃないのか…男子ならともかく、女性でもカップラーメンって食べたいって思うものかな。豆腐+カップサラダの方が手軽且つヘルシーな気もするけど…。相変わらずローソンのリラックマグッズをコレクトしている。目が点のキャラが好きなのだ。