ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

横河武蔵野FC-ニューウェーブ北九州 @ 武蔵野陸上競技場

airgyan2008-06-15土曜はリキッド行く気満々だったのに(あとタワレコとか明治公園とか会社とか…諸々)、風邪をひいて寝込んでおりました。しくしく。良い天気の日曜はお昼から外出してJFL前期第16節、横河武蔵野FC-ニューウェーブ北九州武蔵野陸上競技場JFL及び横河見に来るのは前回のホームゲーム以来、今季Kyuリーグから昇格してきたニューウェーブ北九州を見るのは初。でも随分前から(2002年には少なくとも)名前は知っていた。なんでだっけなぁ。当時からKyuリーグに所属していてヴォルカ鹿児島や現・ロッソ熊本辺りと熾烈な(?)争いをしていたからだろうか…。かりゆしもそうだっけな…?

そんな初見のニューウェーブ北九州ですが、その前の横河の試合の時にも書いているけど、東海大一中〜清水商〜東京V〜湘南の佐野裕哉が所属しているってことで、「V・ファーレン長崎で昇格出来なかったら引退する」なんて昨年言っていた気がしたから、こうして全国リーグでまた見れるのが嬉しい。静岡県民のスポーツ大好きな1982-83年世代としては、佐野裕哉の名前を知らないはずがなくて。もう中学の時から静岡新聞のスポーツ欄に名前踊ってたもの。特に清商1年の時がすごかったのかな。今思えば、僕が中1の時にうちのサッカー部が県大会で東海大一中にボロ負けして(8-0とか)。県大会出ただけでも当時の感覚なら偉いことなんだけど、さすが東海大一中は強いなぁとか思ったんだけど(その年全国優勝したはずだし)、もしかしたらそのメンバーには同じ中1の佐野裕哉が居たのかもしれない。

清商時代の佐野裕哉のプレーはテレビの高校サッカーでは見ていたのだけれど、当時はもう怪我で精彩欠いていたんだった気がする。小林大悟の方が目立っていた。ヴェルディのトップの試合でようやく佐野裕哉を生で見ることになったのだけれど(エジムンドに気にいられていたらしいよ)、スタメンで出た試合もあったけどトップでは結局結果が残せず…。元天才だの早熟だの山ほど言われていたけれど…その後、2年ぶりに佐野裕哉を見たのが2004年11月の天皇杯。正に華麗という言葉がピッタリと当てはまるミドルループ含め、J1新潟相手に2得点で勝利に貢献。

その日のプレースタイルは、正に天才という言葉が脳裏をよぎらせるもので、その日を境にすっかり僕も佐野裕哉に魅せられてしまった…とか言いつつ、今日見たのはその試合以来。しっかしあの年の天皇杯は13日の13時に味スタ、19時に平塚、14日の2時に帰宅、14日の13時には名古屋の瑞穂と、バンドの追っかけを全くバカに出来ない追いかけぶりだった(笑)そんなに格上×格下の試合が好きなのか?っていう(笑)今でも首都圏で天皇杯でハシゴ出来そうな試合があったらしそうだもんなー。(基本的に同じ時間になることが多いから出来ないんだけど)

さて、この日の佐野裕哉のポジションは2列目、というよりフリーマンに近いぐらい相当自由に色んな場所に顔を出していた。右にも左にも前にも顔を出す。…とは言っても湘南の時に見た印象と同じく、運動量はかなり少ない…。ほんと格段に少ないと言っても差し支えないかと。2列目に居るように見えるのも運動量が少ないからまだそこに居るのか…?動いていないわけじゃないんだけど…。まあ湘南の時にも思ったけど、スペースにするすると抜けていくのが上手い。良い位置でボールを貰えるセンス。この辺が上手いのは藤田俊哉もそうなんだけど、佐野裕哉はそういうところのセンスが何だか天才的な感じは受ける(うまくいっている時は)。

でも、運動量が格段に少なくても佐野裕哉が試合に出ているワケ、北九州のチームの中心として機能しているのは、抜群の足元の上手さと判断の速さとキックへ移る速さ。時に判断の速さはピッチ上の11人の中で抜けている部分。ボールを貰う前から次のプレーがはっきりとイメージ出来ているというのかな。それは湘南の試合を見た時もそうだったと思うんだけど…。運動量が少なくてガタイがいいわけでもないから(そこが福西とかとは違う)、当たられたら不利。それを補うための、スペースへの嗅覚と判断の速さ。それがあるから今も裕哉は魅せられるプレイヤーなのではないかなー。一応、守備しないわけではなくって、傲慢な感じではないし。

JFLという下のカテゴリであれ、なかなかこういったプレースタイルの選手は日本サッカーに居ないからさ。それこそ限られた…小笠原とか中村憲剛とかそれぐらいかな。憲剛も厳密には全然違うし、運動量少ないと言っても名波や福西もまた全然違うし。なんかほんと、佐野裕哉は見ていて面白いなって思う。とはいえやっぱこんなカテゴリですら運動量が少ないのでは…そう遠くない未来に北九州も脱・佐野裕哉するのかもしれないけれど。うーん、でも佐野裕哉のプレーはまた見たいな。今季はもう東京勢との試合はないけど…うーん、天皇杯で上がってこないかな?

試合は前半は1-1、後半に北九州のFWがゴールを決め、2-1で勝ち越し。終了間際に北九州の選手が一発退場になるも、守り切り勝利。佐野裕哉も守って守備してた(彼に預けると、クリアの仕方とプレーの切り方が上手い!)。ところでGKの水原(元名古屋、横浜FC、東京V)が痛んで(そのため、ロスタイムは6分と長かった)、そこで準備していたGKが元ジュビロ磐田の船津でした。おー!船津はヴォルカから今は北九州へ行ったのか!交代枠余っていたから出てほしかった気もしたなあ。その辺、横河と比べると北九州は元Jリーガーは多いんだよな。水原然り、ゴール決めた宮川然り藤吉然り。元広島の桑原や横浜FC小野信義も居るのかぁ。

ところで。スタンドは北九州側にも結構人が多く座っていた。声出しサポーターはまあ十数人というところなのだけれど、そうじゃない観戦者が結構多いというか。カターレ富山もそうだったけど…やっぱ東京だと出身者の人が集まるのかな?ここがね、アクセス劣悪の都田と違うところで(笑)都田じゃ声出しサポしかほぼ来ないものね。ていうかせっかくあそこまで来るなら一緒に応援するだろうから(笑)あと、背中のスポンサーがZENRIN。カタカナで書く方がしっくり来るけど、あの地図のゼンリンで(本社が北九州だそう!)。なんかやっぱ大手企業がついているところは安心出来る感じがする。そしていつか胸スポにはスペースワールドを…。

あ。あと東京だと、東京にある大学でサッカーやってた選手とかだとその同級生と思しく友人が応援に来てるんだよね。この辺も都田ではなかなか有り得ないことかな(無いわけじゃなかったけど)。そだ。あとこの日も前に食べて美味しかったおからドーナツを食べようかと思ってたけど、売り切れていたよ。残念。でも売っている若いお兄さんに覚えられていたのは、ちょっと照れるなこういうの(笑)覚えられるのが得意じゃないというか…今更何言ってんだって話だけど…覚えられ易いようなインパクトのあるカーディガン着て行っているわけだしな(笑)でも代わりに買ったシーザーサラダも美味しかった。ヘルシーで一人暮らしに優しいなあ。

試合の後に中道通りを通って吉祥寺の方へ戻っていたら、見覚えのあるドーナツの売っているお店がありました。見てみると店員の子が前にスタジアムでそれを売っていた子。へー、全然知らなくて偶然通り掛ったんだけどここにあるお店がスタジアムに出していたのか!これまたやっぱ覚えられていて、なんだか恥ずかしいなあと…「今日はスタジアム行かなかったんですよ。行って来たんですか?」なんて会話をしたり。どうやら豆腐メインのお店のようで、各種豆腐や、豆腐で作ったアイスとかその他色々、大豆類が好きな僕にはグッと来るものが売っておりました。

そのお店、お店のデザイン自体もポップで、紺×白のベースカラーとか、黒板の看板とか、たぶんその女の子のバイトが書いたであろう文字とか、すごい若者向けというか…所謂、オシャレなカフェっぽい創り方をされているなぁと思って。キャッチフレーズが「ニュー・トウフ」。一人暮らしの若い子向けに大豆/豆腐をアピールする意味では非常に良いなと思った。検索してみた。一響屋っていうんだって。このホームページ見ている限りだと、やっぱちょっと年配っぽい硬い感じがする気もするけれど…(ロゴとかも)、店舗はほんと若者意識したものだったと思う。

ドーナツ(正式名称はアンダギーだそう)を買ったらアイスをサービスしてくれた。んでもってやっぱり美味しくって、うーん今もこっち方面だったら(中道通りが駅までの道なら)、本当に毎朝寄って買いそうなぐらい。いつからあったんだろうなー、今まで全然気付かなかった。やっぱり中道通りはいいなあ、本当はこっち方面住みたかったんだけれどね。でも家賃相場高いって言われて断念したんだった(今回引っ越す前にはじっくり探すほどの時間的猶予は無かったからね)

その日は吉祥寺を歩いて、下北歩いて、バスで高円寺行って、みたいな過ごし方。いいなあと思ったTSUMORI CHISATOのシャツが古着やさんにありサイズも合いそうだったので買ったのだけれど、25歳男としてどうかと思う行動な気もする。昔と違って知っている人が東京には結構居るわけだから(下北住んでいる人だって。)行動には気をつけるべきか?別に気をつける程の行動でもないんだけれど、一体どうなのだろう。こんな年齢の男が女性ものの古着を見ているのとか…。

来週はサッカーが無いなぁ、JFLもJ1も。と思っていたけど、国立でラグビー日本代表の試合があるぽい。金券ショップで相当安くチケットが売っていたので行こうかなあとか考え中。あと今週末は“100万人のキャンドル・ナイト”。これに関連して毎年恒例で行われている代々木公園のGeshiFes 2008!フジで見たいアーティストの一組でありつつ金曜なので見れないSHINGO2が登場するので、是非とも足を運ばねばと思っております(21日にはSUIKAも出る)。雨降らなければいいね。


レビューとはなんなのだろう。(ここで指すのはCDレビューのこと。)若かりし僕にとって憧れの媒体であるとあるメディアに、最近リリースされた僕にとって青春の一つであるバンドのレビューが載っていた。それを書いていたのは、それこそ僕が高校の頃に文章を読んでいた人だ。ともなると、僕は少なからずその人やそのメディアに尊敬の念は抱いている。なのだけれど、そのレビューがあまりにも何を言いたいのかがわからなかった。それ、バンド名と作品名をそのまんま他に置き換えても良くない?正直、ちゃんと聞いたのかなあと思ってしまうし…逆に言うとこれは聴いていなくても書ける文章じゃないか。まあ、聴かずにも書けるのがすごいってことなんだけれど(笑。別に皮肉じゃないよ。これは普通にそう思うので)。

レビュー(文章)は作品性がある、という側面もわかるんだけれどさ。やっぱ僕もそういう世代だし。その媒体を読んで育ったのもあれば、ネット上にはREADME!があって、そこで人が作品性を持って文章を書こうとしていたのも見ていたわけだから。とは言えメディアたるもの、読者/リスナーが読むこと・見てくれることは考えなきゃいけないというか、そもそもその人たちが欲しているであろう“音のイメージ”やそこから見える景色を伝えなきゃ意味が無いんじゃないかなあ。そりゃ、他の会社であっても媒体の環境を知っている立場としちゃ、「正直そんなに聴いていられないよ」なんてその人が内心思っていたとしても、理解は出来るけどさ。

僕はといえば、そのREADME!がある時代も、そして今も、別に文章を飾って書こうとすることもなければ、作品性や芸術性を持たせようとしていることもなく(いや、そんなことないかも?今思えば、当時は憧れていたのかも。でも僕にはそんなにセンスが無いってどこかで気付いたんだよな、多分(笑))。それと同じアルバムのレビューを書いてみたんだけれど(後出しではないけど)、やっぱ素人に毛が生えただけの作品性もクソも無い感想。何回かちゃんと通して聴いてこれなのだから、うーん、センス無いなあ(笑)ネットで検索するだけでも、ブログで僕より良い感じのレビュー書いている方は居ります。…でもまあ、イメージ出来てくれれば何よりであるし、僕の人間性が滲み出ていれば結局僕はそれで満足だったりする。

まあ僕も会社では仕事中に音楽あまり聴いたりしないので(12時間働いて、たぶん1時間ぐらいかな?)、 今は正直そんなに色んな音聴けているわけじゃないだけに(僕はそういう仕事ではないからいいと思うけれども)、まぁでもやっぱ会社に所属しているとそんなものなのかな?そういう時間と環境のしがらみの中で書いているわけだから。書いたもの毎にお金もらってるわけではないし。今の世の中、Web上に優れた文章力を持つ人が多くいる時代。というよりは本当に思い入れを持った人が居て、ちゃんと感情移入して書いてくれているから、すごくリアルなのだ。

そういう人にいかにスポットを当てるか?(スポットを当てる仕組み。)ってのは、既にもう沢山あるかもしれないけど、でもまだ成熟したとは思えないので。そういうことはまだまだ考えられる気がするし、落ち着いたらしたいことって一杯ある…。やっぱ僕も都度都度その時の立場や環境で、何が出来るか・何がしたいかってことをね、考えているのかなあという気がします。…とか思ってたら、そのレビュー、作品名でググッたら僕が書いたレビューが一番上に出ました(笑)別に僕は書くことを仕事としている人間じゃないのに…恥ずかしい話で。…でもこれはね、SEO対策でも頑張ってたという努力が報われたということでもあり…ある意味、僕ならでは成し得られたこと?何の得にもならないけど、自己満足は得られた(笑)

まあでもそれも2日間ぐらいで2位になって3位になってって感じで落ちてっちゃったんだけど。うーん、短い天下だった也。別にね、これぐらいのことでそのライターさんや媒体が嫌いになるわけでも批判的な思いを持つわけでもなくって。せっかくそれだけの能力と環境と信頼があるのだから、もっと音楽ファンに向き合ってくれたらいいのに、って一音楽ファンとして思ったということ。僕は別にどれだけ人に文を見てもらえたところで、メインなことはレビューではなくSEO対策だから(笑)勝負するフィールドが違うから、プレイヤーとしてどうこうってのは無い。

まあSEOもさ、PCのSEO対策は無料で幾らでも調べられるんだけど、モバイルSEOは色んなところが商材にしちゃってるから全然出てこないんだよねえ。とは言えそういうものにお金を使えるもんでもないし、面倒なので…やっぱ自分で調べて実行する。…っていうのが僕が好きな部分でも、得意な部分でも、多分あると思うんだけど。Webのことって、基本は“調べれば何でも自分で出来る”と思うよ、技術的には。その時間と意欲があるかだと思う、やっぱし。フォントの行間のサイズを考えるだけでも、考え出すと時間を食う。…でもそんな時間が無いからなあ、今は。

“見た目は人の心を動かす”というのは、当然、人もそうだし、ウェブ・サイトだってモバイル・サイトだってそう。人の心を動かすメディアを作るのなら、やはりデザインがイケてないことには伝えたいものも目に入ってはくれない。何を良いデザインとするかは時代にも見る人にも素材にもよるのだろうし、様々なものに左右こそされど。でも兎に角、中身が良くても見た目がブサイクでは、中身は死んでしまう。当然、文字だけであることが魅力的なWebサイトも少なくないのだけれど、企業の運営するサイトは言うなれば事務所の看板タレントみたいなもんで。デザインという高尚なものが僕には出来なくとも、読み易いフォント、読み易い行間、読み易い文字の並びとかそういうのは…考えていきたいなと思うところではあり。

あるサイトが閉まることでユーザーが残念だというコメントを寄せていた。それ読んでいると、そういうの置き去りにするのって惜しいよなぁって。そう気持ちが流される気もなんだかすごく分かるのだけれど。でも難しいよな、完全に個人だけでやっているサイトならばそういうの閉めずに済むんだろうけど。今やWebサイトをビジネスとして企画・運営する世の中なのだから。流されるっていうのは、個人ですることであっても、ビジネスとしてすることではないのかなぁと思って。

流されて良い結果が出る物事ってたぶんそう多くなくて、流されて後悔することの方がきっと多いと思う。…わかんないけど、僕は流されない人間だから(笑)…今年感じたのは、押されるとまんま引いちゃうなぁみたいなことを思って。まあそんな風に流されないけど、一つ、もしこれが閉まるんであれば、譲渡してほしいと思っているサイトは一つあって。それの為なら、サーバーを部屋に置くし、システム面の運用もするし、自分で外出て行って営業して取材して、自分でコンテンツ作って、書いて、更新して、なんて風に、外出る以外はずっと部屋でパソコンの前みたいな。そんな覚悟が出来るなあと思っていたりする。本当にそれがそうなるか、実現するかはわからないけど。そういうことも一回やってみたいなって思っている。