ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ロンサムダイヤモンド

どんな形であれ、今年もフジロックが終わってなんだかんだで一つの節目としてあったのかなぁと、何か自分の気持ちと生活を繋いでいた糸が切れたような、そんな感覚がある。一応その時々の心理状態も残しておきたいが為の日記なので、最初っからこれは痛いなあ、と思っていることも書き残しておきたいと思います。フジ前後とかそんなものは全く関係無く、3週間連続して徹夜をすることになった今週。2週間前のようにサウナで短い時間ながら仮眠(電車に乗る時間すら眠りたいし風呂に入りたい)。とても悲しい夢を見た、今朝目を覚ます前にね。とは、ピチカート・ファイヴの"悲しい歌"ですが、夢の中で、とても悲しい感情になって、目が覚めた。1時間半の睡眠の終わり。

芝生があって。僕は、一人でさっと芝刈りを片付けてしまって、休んでいたところ。隣の芝生を、ゆっくり、男女二人が、協力し合って芝刈りをしていた。本当はもっと細かい描写があったんだけれど、その景色を見た瞬間、すごく悲しい感情になって、目が覚めた。涙がこぼれていた夢なんて相当久々で。起きて冷静になれば、なんでそんなことで涙がこぼれるの?なんて気にもなる。だけれど、夢が深層心理を表すものなのだとしたら、やっぱり僕にとって悲しさを生み出す要素が、詰まっていたのだと思う。“隣の芝生は青い”なんて言葉通りなのかもしれないけれど。でも、それが家じゃなくて、サウナで雑魚寝しているところなのがまた悲しい(笑)

朝3時ぐらいから、“仕方がないけど悲しいことなの”っていうフレーズ(これまたピチカート・ファイヴ "連載小説")が頭をぐるぐる回っていて。それで眠ったから、きっとそんな悲しくなるような夢を見てしまったのかもしれないけど…そりゃあ、1年間ずっと描いていた景色を見られなかったわけだから。悲しくて当然なんだと思う。会社に居る最中は、なかなか最近は息を入れている余裕が無いなぁってぐらいなので、そんな悲しくなるようなことなんて頭を過ぎらない。…けど、だから正に、そうは思っているけど、“でもやっぱ、悲しいんだろう”っていう、自分の心の底が夢の中で現れてしまったんだろうなあ。結局、ごまかしてるだけなんだ。

まあ3週連続で、(仕事で)家に帰れないっていうのが、やはり少なからずストレスになっているところはあるんだろうし――それは、頭では「最近一番気分が落ち込む時間は、帰りに公園を歩いている時だから、それが無い日は落ち込む要素が減る」なんて思っていたところで、やっぱりそれもごまかしでしかなくて…。6月の頃からずっと弱音吐きたいな、なんてことは、思っている。でも、結局フェスで人と会っても、その時は楽しいから、楽しいなって話しか出来ない。たぶん、この後もそうだ。でも糸はどんどんピンと張り詰めてきてんなぁ、でも自分で上手く緩められていないなってのはすごく感じる。本当に今は上手くネジが巻かれていない…。

別にね、この程度の徹夜、やっている人は幾らでも居るだろう。まだ足りない、今はそういう時なんだ。…って頭では言い聞かせていられるんだけど――だから、ふっと気が抜けた時、その分の虚しさに襲われて――それがフジロックが終わっちゃったなぁってタイミングであったり、見た夢であったり。苛立ってしまったのは、忙しいことや眠れていないことではなく、そういう部分のせいなんだよ、結局。自分は神経質な人間だからってのはずっと昔から抱えている問題で…だから、O型の人って「そういうところでエネルギー使うのはもったいない」って皆言うから、すごいなぁって本当思うんだよ。会社の人もそう。でも僕は絶対そうはなれないけれど(笑)

ところで、会社の後輩の子にせかされて心理テストをやってみた。何かわからず進めたらnonnoのSM度チェックだったんだけれど(笑)、S度100%という思いも寄らぬ結果が出ました。“どちらかといえば絶対Mだ”、と以前ここにも書いたことがある気がするし自分ではそう思ってたんだけれど、でも読むと「あー、たしかになぁ」と思うところはあって。相手を困らせることを言いたいとか、期待された答えは絶対答えないとか(テスト自体がそういうものだった)、あえて傷付けたり嫌われるようなことを言いたがるとか。Sっつうかひねくれ度100%と言った方が正しいんだけれど(笑)今自分がそれだけ刺々しい状態であるということでもあるんだろうけど。

そんな話、山中さわおが“音楽の人”で話していた。すっごい、あー、わかる。って思ったんだけれど。「孤独もそう。受け入れて、飼いならすことが出来るよ。でも時々顔を出すんだ」(略)(――でもそういうの面倒くさいと思わない?)「思うよ。だって、この子に好かれたいって思っているのに、その子が望んでいないことを口にしたりするしね。(略)それで、さわおさんといてもつまらないです。って言われちゃうんだ。そういう性格は、しょうがないな、ってあきらめている」って答えている部分。残念ながら、僕は歌にして表現出来る人間ではないから、誰かに言葉で寂しいって、伝えたくて仕方がなくて仕方がなくて仕方がないんだけれど。

でも、人をそこまで信用出来ていないのが現状なんだと思う。心開けないかなぁ、と思っていた人すら嫌いになれるぐらいの振り幅があることすら知ったから。けど、後から絶対ものすごく後悔するみたいなね(笑)救われないよな。それで居て良いことなんてきっと一個も無い。でも、誰か分かってくれないかな、誰かにこの心開けないかな、なんて考え続けているんだけれど。今週のmu-moのダウンロード・ランキングで、"崖の上のポニョ"と、RIP SLYMEのシングル先行配信に挟まれて、何故か"Funny Bunny"が2位だった(見た時偶然)。なんで!?しかも今更。と思ったら、ジャンプでやっている漫画の中で使われたそうで、漫画効果は大きいんだなぁ。

“世界は今日も簡単そうに回る そのスピードで涙も乾くけど”なんて、本当に今感じているものかもしれない。僕がこんなに顔を突っ込むことなんてきっと無くって、自分で問題解決しようとしちゃうから、問題が顕在化していないのかもしれない。そこで顕在化させた方が、本当は全体の最適化に繋がるのかもしれない。その方が良いのかもしれない。僕はもっと手抜いた方が良いのかもしれない。僕がそうこうしている間にも、誰かが誰かを好きになって、嫌いになって、また誰かを好きになっているというのに。“今頃どこでどうしてるのかな 目に浮かぶ照れた後ろ姿に 会いたいな”なんてフレーズはきっと空虚感を煽るだけのフレーズしかないのだけど。

そんなことを思う中、ピロウズの中で(歴代のアルバム2曲目の中では比較的)地味な曲かもしれないけれど、"ロンサムダイヤモンド"には、すごく励まされる。徹夜明けで終電でリアルに手足が痺れ出して泣きそうだわと思うんだけど(笑)暗いトンネルの先を信じていなけりゃ、生きてなんていられない。…(仕事の)スケジュール引いてて、9、10月にまた山があって、息なんて抜けねぇじゃん、SLSやSense Of Wonderも下手したら朝霧JAMも無理じゃないか?…ってのもね、辛いところだけれど、それは頑張るとして…せめて朝霧だけはね。でも、このまま仕事頑張るだけで、朝霧なんて、来てほしくないなぁ、っていうのが今の気持ちかも…。

丁度良い傘がない コートはズブ濡れで
どこにも入りづらい 座れる椅子がない
可笑しいね 何だか おかしいね

ものすごいスピードで 辺りは乾いてく
キミ独り立ってる まだ独り待ってる
寂しいね なんだか さびしいね
寒くて 疲れて 消えそうな夜も

キミは間違ってないのさ ありのままでいていいのさ
もうすぐキミの出番だよ とぼけた世界を踏んづけて
Singin' in the rain

丁度良い靴がない カカトはグラグラで
どうにも歩きづらい 頼れる杖もない
悲しいね なんだか かなしいね
痛くて しびれて 泣きそうな今も

キミはニセモノじゃないのさ 変わる必要はないのさ
暗いトンネルを抜けたら 望んだ世界と踊れる
今はSingin' in the pain

キミは間違ってないのさ ありのままでいていいのさ
キミは輝いているのさ 僕の目にはまぶしいのさ
もうすぐキミの出番だよ とぼけた世界を踏んづけて
Singin' in the rain

…中央線に乗っている35分でここまで書けたのだから、やはりフラストレーションが溜まっているんだろうな(笑)楽しいはずのフェスも、反動の要素にしかならないんじゃないか、そんな心配ばかりしている。会社や学校へ向かう道がブルーだ、なんて話はきっと多くあるだろうに、部屋で帰るこの道がこんなに疲れるのは、一体何なのだろう。こんなことで、落ち込んでいる場合ではきっと無いのに。どうしたら解けるかな。夏なのに、七月最後の日に考えているのは、こんなことです。サウナで風呂上りに体重量って、2週間前から2kg痩せてて、さすがに帰ってくる時には気持ちも悪くて、体調だけは崩せないな、ってのはすごく思っているのだけれど。

そんな風に、今は体調だけは崩せない、と思っていたのに、熱出して寝込んでしまった。木曜。弱気になると崩れる。相変わらずひ弱。今は休めない、と思っても、これだけふらついては仕事にならない。一日中、木曜眠った段階から数えれば30時間近く寝転がっていたのだろうから、金曜もふらついてふらついて仕方が無かったけれど(熱もまた戻っちゃったけど…)。でも、部屋で寝込んでいても、頭を過ぎるのはネガティブなことばかり。頑張ろう、と少しでも思っていられるのは、結局そう思える何かしらの根拠や支えがあるからだと思う。けど、やはりこの1年間のそれが崩れてしまったんだろうなぁっていうのが、今このタイミングなのだろうな。

これがこの1年間してきたことの行く末って言われれば、そうなのかもしれない。頭ではわかっても、感情では、でもそれって悲し過ぎる。って思う。きっとこの程度のものなら、コントロール出来るだろうし、立ち直れるだろうけど、でも寝ていると悪循環で、弱気、崩れる、弱気、崩れる。ほら、でも今日だって回ってんだから。って。自分みたいな、忙しなく、切羽詰ったものなんか、プラスになるものなんて一つも無いのになあ。自分だって、疲れてるじゃないか。元凶はこの頭。この脳ミソも、お腹の臓器も全部取っ払って、少しでも頭も身体も楽になればいいのに、それで少しでも高く飛べればいいのにな。そうやってどこかへ行ってしまえたらいいのに。

とかそんなことを寝込みながら考え続けていた。ここまで沈み込んだのはきっと久しぶりです。今が、今年の“底”であればいいな、と願うばかり。こんなんだけど金曜日は普通に仕事はこなしました(しんどくて頭の痛みは戻っちゃったけど…)。さすがに月初、休めない。10月までこんなのもたない、なんて言っていられないのになあ。でもなんか、“望み”となるものが無いかなあ。そういえば、(雷雨だったから行かなくてよかったけど)アルゼンチン戦、見れなかったな。一応、反町ジャパンは立上げの時から、五輪出場決定までずっと見ていたわけだから…最後の国内の試合を見れなかったのは寂しい。なんかほんと今年はどんどん過ぎていくよ。悲しいな。

うーん、RIJFのタイムテーブル見ていても全然楽しみに思えないな。なんだろう。アーティスト云々じゃなくて結局気持ちの問題だよ。今この今日自体が楽しみに思えないのだから。だからとりあえず着いてから考えよう。サマソニもデスキャブとトーポリがかぶってしまうしな。ていうか今年はISLANDは外なのね…。遠いな。でもどうせエゾ終わったら、またずーっと仕事中心に考えなきゃいけないなーって気がするから(そんなんで気持ちが持つのかが不安だけど…)。今のうちでも、楽しめるものは楽しんでおかないとと思うんだけれど。思う程息抜きになってくれないとしたらすがれるものがなくなってしまう。こんなんじゃ追いつけやしないのになあ…。