ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

Johnny Foreigner (DJ) @ HUB渋谷店 / yuma feat. Jeni Fujita @ Apple Store Shibuya と、エゾ直前

13日水曜日からお盆で夏季休暇。そして16日からは1泊3日(←?)で北海道旅行。初のエゾロックという以前に、初の飛行機だったり初の北海道だったりするので、そんなドキドキのエゾ直前期間の日記。水曜はどこか行こうと思ってたけれどテレビ見ていたら眠ってしまって結局夜になってしまったのでどこへも行かなかった。甲子園で常葉菊川智弁和歌山がすごい試合してた。常葉は戸狩くん投げられないんじゃ、ここまでかなあ。智弁を抑えられる気がしない…けど当然頑張って欲しい!

五輪男子サッカーは途中で眠った。全敗&豊田の1得点のみだけど、まあ誰しもが予想出来た結果だと思う。ナイジェリア戦の視聴率も結局10%にもいっていなかったみたいだし、期待自体そんなもんだったんだよね。一体誰がどこまでポジティヴになればメダルとか言えたのか?監督や選手が、これで悔いはないと言うのは結構なんだけれど、サッカー協会は北京世代の強化費に一体何十億注ぎ込んだのか、まとめて開示する必要があるが、どうか。その成果がこれで良かったのか?と言うところをちゃんと示さないと、期待させるだけさせといて、詐欺じゃんね。これじゃ、今後国立で親善試合をやっても4桁ぐらいしか客入らなくなるんじゃないか。

あとは水曜は掃除をした。久しく忙しくてちゃんとしていなかったので(冬の布団とかも全部出しっぱなし)、4時間ぐらい掛かった…。春に色んなポスターをもらったんだけど、でっかいのを二つぐらい貼ったらもうスペース無くなっちゃって。ハイラマズとかはともかく、Bloc Partyのポスターとかきっと探せば欲しい人居るんだろうな。捨てるのも勿体無いけど多分捨てる。木曜は暑さで目覚める。髪を切りにいく。いつも行っているところがお盆休みで行けず、でもどうしてもこのお盆休みに切りたかったので、別のところで切った。すっきり。その後、吉祥寺、下北、久々に茶沢通りを歩いて三茶、渋谷。とそれぞれ歩く。最高気温35度と暑かったけど…。

お盆休みとは言え、一般的には仕事かもしくは休みを利用して帰省や旅行をしているのか、街が適度に人が少なくて楽な気がした。夜、元会社の人を誘って、サマソニで見たJohnny ForeignerのDJを見に行く。その前に、Apple Storeでやっていた表題のもう片方のライヴを見た。クラブジャズみたいな感じでした。ロッキングオン誌上で渋谷さんが「ブログを初めてから、ブログの為に日常生活の中にネタを作るようになった」みたいなことを喋っていたんだけれど、そう考えると僕も(表題とする何かが欲しいが為に)別に見る必要の無いライヴも見ていやしないか、という気もする。Apple Storeに寄って見るライヴはそういうことが多い気がする…。

その後、British PavillionというUKロックのイベントへ初めて行ってみた。先日Summer Sonicを終えたJohnny Foreignerにインタビュー的なことをして、(通訳さんを介して)「16日にライヴがあるけど来てくれるかい?」「ごめんなさい、16日は東京に居なくて…」「じゃぁ、14日にDJやるけどそっちはどうだ?」「その日なら…」みたいなことがあり。応対して下さった方が「今回の中で一番楽しいインタビューだって言ってたよ」なんて言って下さるものだから、せっかくだから行きたいよなぁと思って。でも友達居ない僕なので一緒に行く人居なくてものすごい迷ってたんだけど(笑)元会社の方が仕事を終えて来てくれたので。非常に助かりました。

何度か書いている通り、あんまりこういう“イベント”ごとは好きじゃない。せっかくだから、と思っていったけど、やっぱなんか苦手だ。勿論掛かっている音楽は好き。ビールだって美味しい。でもやっぱゴミゴミゴチャゴチャした空間が得意じゃないんだろな、そもそも。うるさいのとか。音楽のそれよりも、人と一緒に野球を見て一喜一憂していた方が多分楽しくて。それがあったから「苦手だなぁ」って部分を上回ってプラスにはなった感じ。まあでも普通のスポーツバーは、それはそれで、そっちのごちゃつき感があるわけなので、UK/USの好きな曲が流れながら、人と一緒に野球を見れた、みたいなバランスが多分良かったんだと思うけど(笑)

これだけうるさいと会話もままならないからなあ。誘っておいてあんまり話せないと、やっぱ物足りないなあ。たぶん僕もその人も好きな曲は一杯掛かっていたのだろうし、野球も勝ったからよかったけれど。藤川の三者三振も良かった(そこでお店を出た)。メンバーやマネージャーも(髪を切っていたけど)覚えていてくれて、ハイタッチとかした。でも英語で話されても通訳さんが居ないと、僕固まる。マネージャーの人も酔っ払って「(次の店)行こうぜ!」みたいなこと言われたけど、何て返したらいいかわからないので笑顔で手を振った。もう会えない人なのかもしれないけど、なんだかんだでこうして人の暖かみに触れて生きてんだ、って気がする。

っていうのは、イベントごととか、こういうコミュニティみたいなものが苦手だ、とか言っていたからで(笑)生活の為に仕事というものは必要だからまだ会社ってものに属しているけれど、大きかれ(日産スタジアムでも)、小さかれ(50人100人200人のハコでも)、人が誰かに群がったところで、教祖と信者みたいな関係性は少なからずあるわけじゃん。逆に、小さな規模の方がその要素って強いと思うの。だって、出るバンドを知らないのに見に行ったりしちゃうわけでしょ?別にどっちが良いとかどっちが悪いとかじゃなくて、僕はそういうものには一定の距離感を持っていたいなあ。たぶん僕は純粋にバンドが好きで見たいだけ。今後もずっとそう。

まあ…コミュニティとか苦手、とかいっておいて、エゾは現地では人を頼るわけだから、本当に心強い話で、ありがたいものだし。2人というのもそれも一つのコミュニティなのだと思うから、野球を誰かと見たのが久しぶりな気がしたからそれも嬉しかったし。人をご飯に誘っただけでも、何かあった?と心配してくれたり(僕ってそんな心配されるような人間なのか。笑)、別に何かあるわけじゃないけど(でも何も無ければ誘いもしないかな。)それって有難い話なんだよなあと思ったり。僕は狭い人間なので、本当はそれもこれも、フジもap bankもエゾも朝霧もSeaside VillageもSignも野球も味スタも、誰か一人で完結させられるようになりたいのだけど。

金曜。この日も暑さで目が覚める。部屋の中は確実に昨日より暑い。37度という数字を見るだけで心が折れそう。でも午後から外出。東京にいる3日間のいずれかの日に会社へ行こうとは思っていたんだけれど(せっかくの休みなのに、落ち着かない…)会社へ行ってみたら親会社の人が結構出ていて、空調もガンガン掛かっていたので非常に快適だった。来てよかった。しかもメールサーバーが一杯になっていたので、ほんと来てよかった…。その対処に結局時間食っちゃったけど(だからテープおこしとかも全然出来ていない…)、北海道に帰ってきた後気付くよりはマシだろう(笑)嗅覚が働いたか…?まあ、帰ってきたらやること一杯なのは違いない…。

金曜の段階で、行きの飛行機の株主優待券、ホテルの予約、帰りの飛行機の支払いまで完了。17日は丁度札幌ドームでJ1の試合があるみたい(14時〜コンサドーレ札幌-京都サンガ)。せっかくなのでこれも観戦しに行こう!17日のうちに帰って来れたら等々力でのジュビロ戦に行きたかったんだけれどね。まあ、ジュビロは来週も埼スタで試合があるからいいか。そんなこんなで明日から北海道。もう何もかもが初めてなのでほんとドキドキです。果たしてちゃんと羽田空港に辿り着けるのかから心配だ(笑)ちゃんと飛行機乗れんのか。でもきっとエゾは、今までの中で一番面白い夏フェスだった、と思えるものになってくれるだろうと、期待!(期待し過ぎか。)予想気温を見ると、最高23度、最低19度。今日の東京から15度ぐらい違う…。寒いはずだ。本当に3月、4月に着ているような上着持っていかないと。

明日オールナイトだし早く眠らなきゃと思う時は決まって眠れない。そして頭の中はロクなこと思いつかないなあ。去年も8月は気持ちがすごく疲れていたっけ。

ジュビロ磐田 ミーツ UK・インディー・ロック

高校卒業後、2年間の空白を経て、グレーな仕事もして、22歳なのにまた無職になって、性懲りも無くまた東京出てきて…と紆余曲折があった僕が、本職のシステム屋のかたわら、アーティストへのインタビューみたいなことを始めてはや一年。その間、思いも寄らぬ超大物から、正にピンと来る人の限られる僕の得意なインディー・ポップ〜ロックから、普通にファンです大好きですなアーティストまで、色々な人にインタビューすることが出来ました。システム業に専念するつもりが、結局またこの2ヶ月で6本ぐらいこなします。システム業も忙しいのに(幸い、フジ以降は落ち着いてはいるけれど…)。

イギリスのアーティストにも何度かインタビューしました。その時はほぼ決まって地元のサッカークラブの話を振る。こんなことを始める前、このブログで「サッカーと音楽のクロスしたエントリを書きたい」みたいなことを書いていました。それは、鹿野淳さんがやっていた“STAR☆SOCCER”に少なからず影響を受けていた部分もあり、あの雑誌自体は別に全然読まなかったし、「イギリスのバンドにサッカー語らせるとか、アイデアが滑稽過ぎるよね」なんて思っていたけど(笑)、でもW杯で日本が惨敗して、あの雑誌もあっさり終わって、日本のサッカー熱が下火になって…という状況で、やっぱり僕はサッカーも、地元のクラブも、そして音楽も好きで。

そんな中、イギリス人(欧州の人)には、日本人のそれとは違う、根っからのサッカー好きが血が流れているなあと、ある時に思って。となれば、色んな人にサッカーの話を振らずにはいられない。そしてきっと、また日本代表に冷めてしまった音楽好きが、あの時の感覚を思い起こさせてくれるなら!…と、まあ別にいつもそこまで思っているわけではなく、質問の数埋めだったりもするのだけれど…こんなことを思いついたのはSummer Sonicでのイギリスの若いバンドへのインタビュー。正直、本題のインタビューはあっさり終わってしまった(荒れるよりはよいけれど)。ありがとうございました!というところまでいったものの、最後向こうからこう口を開く。

「そのタオルは、フットボール・クラブのかい?」(実際は通訳してもらってます。)その時僕はバッグにジュビロ磐田のタオルマフラーを縛り付けていた。「うん、そうです。僕の街のクラブです。」(実際は通訳してもらってます。以下同)「僕、グランパスエイトが好きなんだ」「ええ(笑)、本当ですか?なんで知っているんですか?ちなみに、○○(一緒に出ていた他のバンド)の○○(ボーカル)も名古屋グランパスのシャツを持っていると言っていました(笑)」「アーセナルの監督が、昔監督をやっていたんだ。だからさ」「なるほど、アーセン・ベンゲルですね!あなたはアーセナルが好きなのですか?」「うん、そうさ!(アーセナルの話が続く)」

ぶっちゃけそのアーティストの出身地のクラブが、イングランド3部とかで、話振れないなあとか思っていたので(笑)まさかこんな風にサッカー話が広がるとも思っていなかった。見た目も、日本でいうと「サッカーなんて汗臭いもの嫌い」なんて言いそうなタイプだったし。それがすごく面白くて。僕の何気なく持っていたタオルマフラーにこんなに興味示してくれるだなんて。そこで思った。それまでも、何かアーティストにプレゼント出来るものはないかな?なんて考えていた。でも「そんなの、僕があげなくても誰かかわいい女性があげるだろう、その方が喜ぶだろう」なんて思った。そして、これなら僕しか居ないだろうと思ったものを思いついた。

こんなに日本を楽しんでくれていて、サッカーが好きなイギリスのバンドに、思い出として残りそうなもの。それは、僕が大好きな地元のフットボール・クラブのタオルマフラー(笑)僕がお土産で海外のタオルマフラーをもらって、何となく取っておくように、これなら僕しか出来ない、記念品になるのではないか?タオルマフラーなら他の用途にも使える(笑)でもいつか「TOYOTA CUPで対戦出来ることを祈っています!」なんて言ったら、どうだろう?もしそれが何十年後かなったらどうだろう?そう思うと、今までにしたアーティストで、あの人にプレゼントしたかったなあ、なんて人も居るんだけれど、過ぎたものは仕方がない。とりあえず今後やることだ!

そう思い立ち、8月12日、早速実践。思いついたのが前日の22時過ぎだったので、当日の朝に新宿で降りてサッカーショップ加茂に立ち寄る。しかし、ジュビロのタオマフは在庫切れ。予定が崩れた。夕方のインタビュー前に渋谷店に電話し、5本在庫があることを確認。全て購入し、インタビューへ向かう。そしてインタビューの最後に、あなたの好きなクラブは?という話を振る。バーミンガム出身だけど、リヴァプールだって。ただ、3人中2人は興味が無いとのこと。イギリス人でもそうなんだなあ〜と思うのは別に今回が初めてではないけど、今回は5本中1本減りました。ていうかヤマハFCより、名刺のバンダイのロゴの方が喜んでるし(これは絶対ブログじゃ書けないな(笑))。「徳川家康が好きなんだ!」とか何故かそんなこと言っていたので、「家康の街のチームなのさ」と言えばよかったかな(笑。磐田も遠江ですから!)

ジュビロが世界を見据えて「羅針」というスローガンを立てたのが何年か前。それは全くかなわなかったけれど、勝手に世界へ普及活動。しかしこれは序章。次のターゲットが8月末に控えている。スコットランドグラスゴーの雄のあの轟音インストバンド。「サッカー大好きらしいので、サッカーの話振ってあげてください」なんてもう言われていて、これはもうプレゼントせざるを得ないでしょう!こんなこと(インタビュー)、いつまでやっていられるかわからないけれど、とりあえずあと4本、消化したいなあ…。remixの“浦和対清水”に負けないよう(勝手に一人で混ざりたいと思っている)、業界の片隅または狭間で、ジュビロ磐田を熱狂的に愛していたいと思う。

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イギリスの若手バンドのインタビューも、Bloc Partyから始まり、Los Campesinos!、Johnny Foreigner…と徐々に一般的なバンドの知名度は低くなっているけど(あともう何組か居るけどおいておく)、Bloc PartyはJohnny Foreignerが大好きで、Johnny ForeignerとLos Campesinos!は相思相愛で、Bloc PartyとLos Campesinos!はレーベルメイトで、Johnny ForeignerはSubwaysと仲良しで、山中さわおはLos Campesinos!とSubwaysに片思いをしていて(笑)こんな風に繋がっていくとは思いもよらなかったし、面白いよなあと思います。

でも、この日一日で「もっとインタビューとかやりたくないんですか?」と別々に二人から言われて「いや、でも別に僕が求められているのはそこではないですからね。だからそうでもないですよ。」と謙遜しているようなことは言うんだけれど、でもやっぱそうだと思うから。勿論楽しいけど、僕みたいに英語喋れない人間が海外のバンドのインタビューし続けるのはどうかなあ、って思うし。でも、僕でなきゃ思いつかない質問やインタビューは、きっとあるとは思うし、僕じゃなきゃ引き出せないバンドもきっと居ると思うから。難しいよね。何がベストなのかなあって。だって僕も引く時は引く、なんて思っていても、結局インタビューするの楽しくて仕方ないし確実に大きなモチベーションになっているもの。複雑だなあ。

今後の予定は、MogwaiTahiti 80。キャンセルになってしまったBen Foldsと合わせて、“空白の時代に最もよく聞いていた洋楽バンドの3組”!(笑)それは昨年のPeter Hookさん(New Order)もそうだったけど。本当に夢のような話だよ。でも、夢から醒めて7年9ヶ月前に時間が戻るのならきっと戻すのかなあ。僕はどこまで辿り着きたいのだろう?山中さわお桜井和寿?それとも椎名林檎?無理だって思うけど、夢ならいつ醒めたって同じだから。見られるだけ見てみたい。明日醒めちゃうかもしんないけどね。例年通りリストバンドぐるぐるで(現在9本…?)、相変わらず狂ったシャツなんて着てスパイラルライフなんて聴いてるのにね。