ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

クラムボン @ 日比谷野外大音楽堂

髪の色が抜ける程(違う)、失意だった25歳の夏の最後を飾るライヴは、WIREやWind Blowや昨年行ったa-nationSWEET LOVE SHOWERではなく、クラムボン。フェス好きな僕としては前出のようなフェスは非常に魅力的な存在であるわけだけど、(年に何度も無い)朝のチケット争奪戦や、ライヴ前の友人との行動、ライヴの3曲目を聴いたところで、なんかすごい…きっと僕はこの日をこういう風に過ごすことは最初から決まっていたんじゃないか、これが正しかったんだ。って気がしました。よくわからないけど。

昨日の話から。お昼に日比谷公園オープンカフェでオムハヤシを食べていたら(緑溢れてて気持ち良過ぎたので今後通い詰めたい。今後は弁当持っていっても外に食べようと思っている)、どっかで見たことのあるアーティストが来て二人でビール飲んでた。誰だっけな…。ほんと公園好き。朝いつも通り井の頭公園を歩いていてさ。いつもの猫が居て。向かいから歩いてきた親子連れのハーフの2歳ぐらいの子供がそれを見つけて、たたたたたって走ってきて…猫が逃げ出して(笑)でも猫が、その子を許して触らせてて。ああなんでこういう画って良いんだろうと思う。僕の向かいになんで誰も居ないんだ!って切なさは永遠のテーマです。

この日は昼間は良い天気でフットサルも開催されたものの、開始20分ぐらいから雷と豪雨。せっかく人の集まりも良かったのに!って勿体無いからそれでもやってたけど(笑)、危険という判断が下り全額返金のもと中止。助かったような、そうでもないような…何よりフットサルがしたかったわけだから残念には残念過ぎる。その代わり早く終わったから少ない人数ながら飲みに行き、朝3時まで親会社の新人の子と二人で飲んでいた。すごい変な組合せ。でもこのぐらいの距離感がやっぱりちょうどいいんだろう、というのは思う。3つ下なのに渋谷系好きという変わった子だから楽しかったのもあるけど。似たひねくれ感は持っている…けど、僕よりまとも(笑)

そして朝に朝霧JAMの一般発売!10時からe+操作してたけど…取れませんでした(泣)友人は取れたって。そっか、まあ…当日までにはどうにかするさ…!…でもどなたかもし余りそうな方居ましたらご一報を…。同時操作のピロウズは取れました。うーん、嬉しいけど、肉切ったけど骨断たれたような気分というかまだ複雑ではあり…。当然ピロウズのライヴは純粋に楽しみなんだけど(19周年からすぐのタイミングも!)、2枚取っといて…基本的に一人でライヴへ行く人間だからさ、人を誘おうと思って2枚チケット取ったのなんて10年ぶりぐらい?(笑)高校生の時に1回したぐらいしか記憶に無いから、そりゃ…高校生みたいな気持ちになるわけ(笑)

純粋にお互い好きなアーティストだからじゃん、意識するな自分!とか思っても、これで断られたり連絡来なかったら何もかも覆るぐらいショック受けそうで…。で、「意識すんな自分!」って再び言い聞かせるんだけど、それならば従来の僕なら別に1枚チケット取ればそれで良かったわけ。いつもと違うことをしている時点で、駄目だというか嫌だなあと思う。全然慣れない、逃げたくなるわけだわ(笑)全然プラスのイメージ沸かない。傷付くって分かっていることはしたくない…けど、リスク冒さないと前へ進めないしなあ。そういや、「そういうの嫌だから一人で行くんですよねえ」「それすごいわかる!」みたいなこともこの間分かり合っていたっけ。

そういや朝霧のチケットに関して友人とメールしていたら「今日はWind Blowへ行く」という内容のメールがあったので、メンツ見てたらSPECIAL OTHERSが出るのね。…あれ?スペアザって今日SWEET LOVE SHOWERにも出るでしょ?移動すんのかな…この大雨で渋滞しそうなのに?たしか去年か一昨年もメタモとWind Blowをハシゴしてたバンドだけどさ…意図してダブルブッキングしてるんだろうけど、大丈夫かね。見たかったスペアザはそんな風に見れないわけだけれど、9月中旬もそんな忙しくならなさそうなので、Sense Of Wonder行こうかなあ。誰か行く人居ないかな…。「一人でも行けんだろ」って、そりゃそうだけどさー。

午後から外出。朝はあんなに快晴だったのに、風呂に入っている間にザーザーでビックリ。レインコートもちゃんと持参。ライヴ前に有楽町で友人とご飯。この頃は暑いなあってぐらい晴れていたのに、徐々に空が暗くなり…雨が強くなり始める。その後も強くなったりやんだりで…でもライヴ中の降雨は覚悟。ところで、(前回エントリの内容の話で)先週ぐらいに初めて人に「実は(会社に居た)あの子が好きだったんです」みたいな話をして以降、(社外の)ごはん食べる人・食べる人と「社内恋愛ってどうなのだろう」みたいな話をしている…雪崩のように(笑)それは強く否定派である僕の考えは果たしてどのぐらいの位置なのだろう、という風には思って。

逆に、今までは「それを気にするってことは…」ということすら思われたくないから、一切そういう話をやはりしてこなかったんだけど…まあでもやっぱ、僕には信じ難いほど(笑)、当たり前のものとして言う人も居れば、「絶対誰一人にもバレるようなことはしない」という人も居る。まあやっぱ会社の雰囲気や規模によりけりだと思うんだけど、でも、前者みたいな世界があるんだなというのは、ふーんそんなものなのか。と思う部分はあって…だとしたらやっぱり勿体無かったのかもなあ、とも思う…。でもやっぱり僕は人を欺きたいと思う方だと言うか…相手に“共犯者”を求めるんだろうなあ、と思ったから。まあ、面倒臭いことは嫌いだね(笑)

入場前に会場の外を歩いていたら、パッと目に入った人が…あれ、知っている顔…。こういう時、目が悪いからすぐは気付けないんだけれど…今年のフジロックで唯一会うことの出来たJリーグユニの方でした(レッズサポの方)。会えるものだなあ!「先週は悔しい思いをしました…」など一言二言交わし、入場。全体的には雨の影響で客入れが遅くなったか(皆雨の為待機で開演ギリギリに来たのかと)、開演はちょっと遅れ。クラムボンを見るのは昨年の同じ野音以来で、その時と同じく立見。そういえば野音も今年初めて!ライヴ前まで降っていた雨もクラムボンが登場した頃には上がり、レインコートはかなり序盤に脱いでライヴスタート。

31日のライヴも終わったので、セットリスト。

01. GOOD TIME MUSIC
02. シカゴ
03. 君は僕のもの
04. はなればなれ
05. 以心電信
06. 外出中
07. 波よせて
08. コントラスト
09. ホムンクルス
10. トレモロ
11. ミラーボール
12. ハレルヤ
13. ララバイサラバイ
14. 残暑
15. CARNIVAL
16. バイタルサイン
17. サラウンド (別ヴァージョン)

[Encole]
18. id
19. ナイトクルージング
20. sonar
21. Folklore

序盤から人気曲が続く。"君は僕のもの"はライヴで聴くの始めてかも(と思ったけど昨年もこの曲名出てるな。やったんだっけ…)。僕はクラムボンは浅く広く聴いているような感じなのでどのアルバムが出た時期に一番聴いていたってことも無いんだけれど、でも"まちわび まちさび"の中の曲に一番好きな曲が多い。だから"シカゴ"〜"君は僕のもの"のところと、"ミラーボール"も嬉しかったなあ。昨年見たライヴはあくまで"Musical"のツアーの中の公演だったけど、今回は何のリリースがあるわけでもないということで、色んな作品から万遍なく。だからちょっと"Tourist on the 未来'n"聴けるんじゃないかと期待したけど、それは聴けなかった…。

今日はあまりやらない曲も、初めてライヴでやる曲もやります。と言って、"以心電信"からのカヴァー群。"外出中"の前には「SUPER BUTTER DOGにこの曲を捧げます」と言っていた。そうか、SBDは野音が最後なんだっけ。"トレモロ"〜"ララバイサラバイ"のところがすごく良かったんだけれど、"ハレルヤ"の途中から雨が降り出す。でもファンは慣れたようにレインコートを着て「晴れるや、って歌ったのに。」「衣装チェンジも済んだところで…」なんて言うものだから、なんかこの雰囲気で成り立っちゃう。でもクラムボンファンは野外フェス好き率高そうなのに(偏見?)、皆100円ショップで売ってそうな透明のカッパだったからそれは意外に思った。

まあ透明のカッパだと中の本来の服装が見えるっていうメリットはあるんだけれど(クラムボンファンのファッションを見るのは楽しいので)。でもやっぱかなり雨が中に入ってきちゃうだろうし、使い捨てられちゃうと思うとやっぱり勿体無いと言うか。皆、朝の快晴で天気を過信したかな…。個人的には雨がどんどん強くなる中では"CARNIVAL"〜"バイタルサイン"は良かったんだけれど、"サラウンド"の別ヴァージョンやアンコールの曲たちはちょっとだれた。でも最終的には雨もやんで、相変わらずのシャボン玉の大群と照明と夜景とかなり早いスピードで動く雲もセミの声も素敵な情景。今年初の野音ってこともあって、ほんとすごい良いライヴだった!

ライヴが終わって外を歩きながら携帯を見たら20時20分ぐらい。そう思うと結構長いライヴだったんだなあ。考えてみると、ワンマンライヴってもの自体がすごく久しぶり。5月に見たLITTLE TEMPOのライヴ以来3ヶ月ぶりか。一つのアーティストにたっぷり浸かれたとも言えるし…濃ゆかったとも言えるし…何か、“フェスに行き過ぎて疲れた”みたいなバカなことを思い始めた僕としては(笑)、好きなアーティストだけを長い間ずっと見ていられるっていいなと思った。…フェスに疲れたというより…音楽、みたいなものにちょっと疲れ始めているのかなあ。…そう思うのは、僕の武器や軸が音楽ではないということなのかなあ。

それ以外のサッカーの話など。木曜にジュビロ磐田内山監督解任。まあ、もうプチ中断のこのタイミングしかなかったかな。交渉中ってなってるけど(オシムとか関塚とかいう飛ばしもあったけど)次はとりあえずヤンツーかなあ、やっぱし。前回実績はあくまで完全優勝の翌年のものだから、今の戦力状況とは全く違う。とは言え今から外部の指導者引っ張ってくるよりは、チームをまとめられる人だから“残留に向けては”ベターな選択でしょう。実績もマシな方。もし仮にヤンツーで落ちても、その時はフロントの判断が悪いってより、監督の能力が足りないってことだと思う…それぐらい、選択肢としてはヤンツーが一番色んな意味でリスクが少ない。

ヤンツーは去年解説やってる時にアジウソンサッカーを否定していたし、内山監督ともこの1年二人三脚でチームを作ってきた人物。ヤンツーで駄目なら、常勝時のサッカーを引きずっていたファンも言い訳出来ないというか。もうあの頃みたいなサッカーなんて言葉は妄想なんだよ、って諦めがつくんじゃないかね。逆に言うと柳下が最後の望み。下手に外の指導者挟んでその後に柳下待望論になるよりは、今やらせるべきだと思うね。その方がすっきりするじゃん。昨年より強化費も掛けて、もしこのまま昨年より下の順位だったら、マジで内山さんとヤンツーと政くんこと鈴木強化部長(辞任)はアジウソンに謝って身の程を知れってところだと思います。

逆に大分がすごい。今年始めに何人抜けたんだったか…?川崎も追いついてきた。5位だけど勝ち点2差。それ以下は離されてもう難しそうだけど、混戦は面白いなあと思う。「シャムスカ…あ、シャムスカって言っちゃったね。」ってならなければ良いね(笑)最後音楽ネタ。こういうライヴレポはすごく好き。アンティノスって言ったらカスタネッツ。9/20(土)は、ピロウズZeppが取れなかったらカスタネッツ@Queへ行きたかったかもです。明日はどこへいこうかな。一応夏の最後の日なので。

今回は聴けなかったけれど、"恋わずらい"は歌詞が今の自分にピッタリな気がする。ただおしゃべりしたいだけ、なんだけれど、ぎこちなさがあったから軽々しく会えないのかもしれない。“それでも会いたいなら これを何と呼べばいい?”って、ほんとそう(笑)会いたいなあ。最後に歌詞を書いて終わり。“ぎこちないのはいつから あんなにおしゃべりできたのに/騒がしいこの空気は はじまりなの? おしまいなの?/恋をわずらうなんて ひどくわずらわしいこと/恋をしてしまうなんて 思いもしなかったこと/恋をわずらうひとと 恋がわずらわしかったひと/それでも会いたいなら これを何と呼べばいい?/ぎこちないのはどうして ただおしゃべりしたいだけ/黙りこむふたりの続きは はじまりなの?おしまいなの?/恋をわずらうひとと 恋がわずらわしかったひと/それでも会いたいなら これを恋と呼べばいい?”

難しいもので、同年代の女性の親しい友人って居ないから仲良くしたいのに、そういう人が居なかったから好きになってしまって、そういう気が無いのなら純粋に友人として色々相談したい相手なのだろうと思うけど、でもそういう同年代の相手を好きになってしまう僕の傾向があってぎこちなくって…。はー。メールが上手く書けない(笑)以下はせっかくなので撮ってみた。幸せになっていてほしいにゃー。

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