ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ナビスコ杯決勝 大分トリニータ-清水エスパルス @ 国立霞ヶ丘競技場

airgyan2008-11-01今年もナビスコカップ決勝も行って来ました。今年もサッカー観戦日和の良い天気!2005年以降は4年続けて、今年で6度目の決勝観戦。お隣の神宮外苑でのTokyo Designers Week/100% Design Tokyoとのはしごも同じく4年連続(でも去年は中に入ったのはその翌日だっけ)。今後もきっと毎年お決まりのコースでありたい。本当は午前中にTDWを見てから国立へ行こうかと思っていたんだけれど、起きたのが11時半とかで…もうとてもそんな時間は無かった。本当は中央線の各駅でもうそのまま千駄ヶ谷へ行ってしまいたかったんだけれど、試合以降の行動のことを考えて井の頭線で自転車の置いてある渋谷へ。今年も自転車で246を駆け上がって青山、しいては国立方面へ。

これまた一昨年昨年と同じようにいちょう並木の方を遠回りして、Daily Casa BRUTUSをもらってからスタジアムへ。入場したのが前半10分ぐらいかなぁ。こういうタイトルマッチは試合前のセレモニーが面白いから試合開始前に来たかったんだけれど…(ナビスコ決勝で試合開始に遅れたのは初めて)。そしてチケットも完売だったから試合開始前に行かないと席見つけるのに苦労しそうと思っていたけれど、案の定。最上段で立って見るのでもいいんだけど、もう最上段自体がギッチリ人が詰まってたから、一人分なら頑張って席を探す方が良いと思った。割とあっさり見つかったんでよかったけれど、アウェー側買ってたけど座れたのはホーム側。

初めて首都圏勢のチーム不在だったらしいナビスコカップ決勝ですが、チケットは完売。48,000枚売れたという報道に対して44,000人の入場者数だったけれど、その数も一昨年と同じぐらいだからその程度は毎年来れない人や金券ショップやヤフオクに残るチケットがあるということかな。去年は関東勢の川崎が居たけど41,000人か。それより入ったと考えればやっぱりよく入ったよね。清水サポはこれぐらい来るだろうと思ったけど、大分サポは本当によく集まったと思うよ。皆飛行機や新幹線やバスや…色んな方法で来たんだろうな。カードがどうあれ、11月第一土曜はナビスコカップ決勝へ…みたいなものが根付いている表れでもあるんだろうし。

大分を見るのは9月のヴェルディ戦以来、清水を見るのは5月のこれまたヴェルディ戦以来。リーグ戦の順位は現在大分の方が上位だけれど、先週書いていた通り先週大分は下位チーム相手に完封負けし、清水はガンバ相手に快勝したことで、勢いとしては清水が有利だと思っていた。大分の先発は、下川、深谷、森重、上本、高橋、ホベルトエジミウソン、藤田、金崎、高松、ウェズレイ鈴木慎吾が出場停止で、代わりに左に入った藤田は守備的な選手。清水は山本海人、岩下、青山、高木和道、児玉、伊東、兵働、枝村、山本真希、岡崎、原。今更ながら、若いなあ。タメの兵働がこのチームではテル、和道に次いで上から3番目なんだもの…。

さて、試合。前半は一進一退という感じで、でも比較的試合を支配するのは大分、カウンターでチャンスを伺う清水という大勢。大分がコーナーキックのこぼれ玉から、がら空きのゴールに詰めたホベルトのシュートはポストを直撃、というビッグチャンスがあったりしたものの、前半は0-0で終了。後半も一進一退ながら、岡崎の早い動き出しを徐々に大分ディフェンスが対応出来るようになり、ペースは大分へ。そして後半20分過ぎ、均衡をやぶったのは大分。右サイドにフリーで抜け出した金崎の高いクロスに合わせたのは、高松!DFもちゃんと対応していたけれど、ファーサイドから高い打点のヘディングでボールを叩き付け、1-0で大分が先制。

今日のスタメンの中で大分がJ2だった時代に在籍していたのは高松だけ。そのエースが決めたということにチームの想いが詰まっていたんだろう…と感じる。そのシーンもそうだったけれど、大分は清水の左サイド、児玉の部分から崩しに掛かっていた。清水は児玉に代え、市川を投入。市川を右SBに入れ、岩下が左SBへ。ここから清水も右サイドの市川を積極的に使い、攻撃を展開。その後お互い交代があって、時間も終盤へ。ロスタイムが提示されるかされないか、大分が交代の準備をしているところで、金崎が前線のチェイスから清水DFのミスを誘いボールを奪う。中央でフリーのウェズレイがパスを受け、それを決め2-0。勝負あった。

そしてそのまま試合は終了。大分が初のファイナリストで、そのまま初のタイトルを獲得!(ロスタイムに、高松と同じくJ1昇格に貢献していた西山が出てきたのにはちょっと感慨深く。)大分サポのみなさま、おめでとうございます!表彰式も、その後の写真撮影も、スタンド前でのファンへのアピールも全部見たけれど、本当に良かったなぁと。選手スタッフみんな、ピッチから離れるのが残念そうで長々とサポーターの前に居たのが、初々しくてよかった、ほんと。そういやトリニータのマスコットは初めて見たけど、亀のキャラクターとは言え本当に歩くのが遅かった…。歩きづらそうだし。王冠もポテポテ落ちまくっていて…それがかわいいんだけれど。

知り合いに大分サポって多分居なくて、でも19の頃に…知っていた人に大分サポの人が一人居た。その人もきっとスタジアムに居たんだろうけど。嬉しかっただろうな。決勝って良いものだな。今年もそう思いました。清水は残念だったけれど、まだ若い選手が多いからこの経験も絶対糧になる。サポーターもいざという時、やはり多い。今日は清水を応援出来なかったけど、どうせ今後色んな場面で応援するから。中部の人はどうやら後発の磐田を敵だと認識しているらしいけど(笑)、僕は清水も好きだし応援しているからね。さて、夜のすぽるとでは何故か上本が高松、金崎と共に代表者の一人として出演していたけど(笑)ジュビロでも期待していた選手の一人だからなあ。こうして外で(そして地元九州で)大きくなったのはすごく嬉しいことだなあと思いました。本当に大分サポのかた、おめでとうございました!