ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

EGO-WRAPPIN' @ 東京キネマ倶楽部

エゴ・ラッピンのライヴへ行って来ました。木曜から体調を崩して、金曜は会社をお休み。土曜も夕方近くまでぐっすり眠っていた感じで(せっかく気温が高い予報だったのになー…)、ライヴの為に外に出るもふらっふら。一応もう悪いところは無いと思ったものの、日光は浴びなきゃ駄目だなあ。なんというか。お休み中に喜ぶべきお知らせも一つあったのだけれど、それどころじゃなく布団に包まっていた。うーむ。そんな感じで40時間ぶりぐらいの外出でライヴ。エゴを見るのは今年のライジングサン以来ですが、あの時は途中で野球行ったり戻ったりだったので、まともに見たかと言うとそうでもない。なのでまともに見るのは、2年前のNHKホール以来です。超久々!

そのNHKホールが自分のその年の5本の指に入るぐらいではあったので、今日のライヴも期待大で。その時が“Midnight Dejavu Special”だったけど、今回は(普通の)恒例のMidnight Dejavu。キネマ倶楽部は今年でもう8年目だそう。エゴを見るのは合計では6、7回目ぐらいでしょうか。そしてキネマ倶楽部は初めて行きましたが、最寄駅の“鶯谷”が読めなくて(笑)思わずWikipediaの「山手線」を見てしまいました…。前々回のエントリの中で、浜松から帰ってくる時に「山手線でも乗降したことない駅はある」みたいなこと書いていましたが、その時名前も思い浮かばなかったぐらい、馴染みのない駅。勿論、今日初めて乗降しました。

キネマ倶楽部は駅から徒歩2分と近かったので…まあ迷わないだろうと思ったけど、駅を出て…他の山手線の駅を降りた時とは全く違う景色に多少戸惑い(笑)でも迷わず到着出来てよかったです。でも急げなかったりで、結果的に開演から10分程遅れて到着…。入場して、何かの間違いで最初2階席に入ってしまって(自分も違いに気付かなくて)、会場の景色を眺望。舞台には備え付けの階段と扉なんかがあったりしてそういう雰囲気を感じさせるし、その時に居た2階にはテーブル席もあったです。両国国技館で(相撲の時だったら特等席であろう)テーブル席に案内されたことはあったけど、キネマ倶楽部のこういうところもいつか座ってみたいなあ。

丁度入場したのが"PARANOIA"の時。調べたところによるとこれは一曲目だったようで。なら良かった。序盤に笠置シヅ子さんカヴァーの"買い物ブギ"や"老いぼれ犬のセレナーデ"、"a love song"や"The Ruling Class"など。よっちゃんが衣装チェンジをしたものと思われる後半(序盤の悪魔みたく尻尾が上向いたような衣装、あのセンスがかっこいいなあ。)、"Flowers"から終盤に掛けて"GO ACTION"、"サイコアナルシス"、"くちばしにチェリー"とドカンと持ち上げて終了!("Mother Ship"はやらなくてちょっと残念)アンコールで"かつて..."、"色彩のブルース"等を演奏し、最後はよっちゃんが階段上の出口から退場。"GO ACTION"、最初シングルとして聴いた時は、ん〜、ちょっと変な曲かな〜とか思ったけど(笑)こうしてライヴで聴くと本当にかっこいいよなあ。そして踊れる!

で、期待通り素晴らしいライヴでした。今年見たライヴの中でも勿論上位に来るぐらいの良さだったと思うし、エゴのライヴはほんと外れがないなあ(外れを感じるほどの頻度で見ていないとも言えるけど。でもその方が健全だと思う)。ほんといつも中納さんがパワフルでファンキーで最高です。で、来年2月にはニュー・アルバムがリリースされるエゴ・ラッピン。オリジナル・アルバムとしては2006年の5月ぐらいに出た"on the rocks!"以来だから約3年ぶり。この間のベストもオリコンのアルバム・ランキングで4位ぐらいだったと思うけど、前作も3位ぐらいまでいってた気がするから…オリジナルとしては久々のリリースとは言え結構売れるかなー。

ライヴ中にやった新曲を聴く限りでも、きっとまた最高にかっこいいアルバムだと期待しても差し支えはなさそう。ここ2作、ちょっと一時期と比べるとジャズ!って感じじゃなくなってるけど、個人的にはその方向性は決して嫌いじゃないので。今回のベストで"GO ACTION"がCMに曲使われたり、HMVのフリーペーパーで表紙になったり、結構露出してたなーって印象があるけど、今回のオリジナルの方が期待は大です。そう、でもライヴもこんなに楽しいし、エゴも相変わらずこんなにかっこいいのに、なんか最近こういう音楽から離れ気味だったよなぁ。なんか昨年ぐらいからかな…ロックばっかり聴いていて、こういうの聴いていなかった気がします。

なんか、ロック聴かなきゃなーみたいな…必要性が色々あったのもあるけれど。本当はこういうのこそ素直に大好きなんだよなあ。ジャズっぽいの。ピアノとベースがかっこいいやつ。ap bank fes出るからって聴いてみたNatural Recordsが滅茶苦茶良くって、今でもずっとポータブルプレイヤーには入っているんだけど、(今は違うのかもしれないけど)このCD出した時のレーベルはエゴと同じ事務所で。cutman-boocheだってベベチオだってLampだって勿論そうだけど。plantsのアーティストも全部そう。昨年も小谷美紗子さんにハマったりしていたしなあ。サカナクションもいざちゃんと聴いたら"ナイトフィッシングイズグッド"良かったしなあ。

でも…自然と聴かなくなってしまった影響というのは、今更だけどDate Course Pentagon Royal Gardenの活動休止が一つのきっかけじゃないだろうか。そんなことをSaxのGosekkyを見ながら思ってました(笑)DCPRGに取って代わるああいうジャンルのアーティストが無くって。ROVOも渋さも違うし、(元々スカが好きだったとは言えでも)ユアソンやリトテンみたいな南米!って感じのも違うし、エゴや勝手にしやがれやソイルみたいなジャズジャズしたものもまた違うんだな。菊地さんのグループもまた違うし(フジで見たクインテットもかっこよかったけど)、勿論栗原さんの栗コーダーもまた違うわけです(笑)肩を並べるとしたらスペアザなんだけど、スペアザはチケット売り切れちゃうからなー…。ともあれ、来年はちょっと反動で、エゴを皮切りに、ロック以外のものを聴くようになる気が…少しする。わからんけど。

ライヴ後。せっかくなので鶯谷駅周辺を歩いてみましたが…うーん、ホテル街。そんなイメージになりました。キネマ倶楽部の入っているビル自体、ダンスホール新世紀とか、なんかそういう…歓楽街っぽい感じ。せっかくなので駅に戻らず更にそのまま上野まで歩いてみる。上野も、公園で野球をやるか、RIJF行く時にここから特急に乗るというイメージしかないので、駅の外をそんなにちゃんと歩いたことはなかった。最初は上野から銀座線乗ろうと思っていたんだけど、気が変わって更に御徒町まで(“上野御徒町通り”という通りが明るくて目に入ったので)。んー、ここは飲み屋街。そう思ってガードをくぐったら、アメ横。へー!ここがアメ横なのか!

アメ横、という言葉は何度も耳にしたことはあるけど、上野駅からどの方面にあるかも知らなかったし(というか上野駅、大きいね。さすが幾つかの新幹線や特急が停まるだけあります)、歩くのは初めて。もうこの時間じゃどの店も閉まっていて普段どんな雰囲気なのか感じ取ることは出来なかったけど、昼間は多分栄えているんだろうなあ。“東の原宿”みたいな感じなんでしょうか。まあ同じく常磐線の柏も“千葉の原宿”だけど(笑)そして、御徒町から山手に乗ろうかと思ったけど、地図を見て更に気が変わって、上野広小路、更にそれを通り過ぎて千代田線の湯島という駅まで歩いた。全て初めて歩く道。まだまだ知らない東京ってあるなぁと思った。

千代田線で表参道まで、表参道から半蔵門で渋谷、そして井の頭で吉祥寺まで。なんでこんな遠回りして帰ってきたかというと、渋谷から吉祥寺までの定期を有効活用することによって、電車代を節約するため。JRで吉祥寺→山手線の東側は380円だけど、湯島→渋谷は190円!さて、これで残りの乗降したことのない且つ駅周辺を歩いたことのない山手線の駅は、新大久保、目白、大塚、巣鴨駒込、日暮里、西日暮里、神田です。職安通り辺りなら何度か歩いたことあるから新大久保は駅周辺を歩いたことがあると言えばあるのかな。今また定期が井の頭線になったので、新宿より上の方とか東の方とかは更に馴染みの薄いものとなったのだけれど、まあいつか東京から居なくなるとしたら、それまでには全部の駅で乗降しておきたいな。そんなの別に明日やろうと思えば出来ることだけど(笑)

それ以外の今週の話をば。まずサッカー。天皇杯。清水、広島、鳥栖と贔屓に見ている西のチームが全部負けてしまった(笑)残念。横浜と東京は別に応援したい感じがしないので、是非柏に決勝に上がってきてもらいたい。しかし、清水と広島が準々決勝まで来ていたからそっちの山の準決勝がエコパになったんだろうけど、両方負けて金町ダービーになるんだったら、こっちのカードが国立で良かったのにねーと思う。もう片方に関西同士のカードがあるわけだし…(名古屋対ガンバ)、関東3クラブの中では横浜が一番静岡に近いわけだし。新横浜から一本だよ(笑)準決勝は名古屋対ガンバの勝者を応援。終盤戦のマリノスの強さは本物かな?

そしてマンU対ガンバですが、当日すっかり忘れていました。ヤフーのトップで結果知っちゃって、帰りにワンセグNEWS ZEROダイジェストを見たとかそんな程度でしか見られなかったんだけど。5点取られることは想像出来ても、3点も取れることは正直想像していなかった。まぁもし向こうが本気だったら山崎も橋本もあんなに簡単に得点シーンはシュートを打たせてもらえなかったと思うけど、その余裕を与えてもらった上で得点した山崎と橋本は偉い(弱いとチャンス与えてもらったところで外しちゃうものだから)。相手がどの程度本気だったかはわからないとしても、少なからずプライドはあるわけだからその中で3点取ったガンバは紛れもなく立派。

だけど、日本代表の強化としてもし考えた場合、「でもきっと本気だったら2、3点差なんてもんじゃ済まなかった。これが世界との大きな大きな溝だ。」ぐらいの認識にならないと駄目なんだと思う…改めて、どの口がW杯でベスト4とか言ってるんだか。と思わされたところで。ともあれ、昨年のレッズ、今年のガンバと、公式戦で世界トップクラブと対戦出来たという経験が何より大きな財産だということで。まあ浦和はその経験を活かせず(プライドだけ高くなって)沈没しちゃったわけだけど(笑)でも、他のチームが“上にいくにはまず浦和を叩くこと”というような基準・ターゲットになったこともまた事実で。来年はガンバがそういう立場になる。

今年はリーグ戦で低迷したけど、もしこれで天皇杯優勝出来ずにリーグ戦専念するようなことがあれば、当然優勝候補筆頭。なんか色々補強の話もあるしさ。来年のCWCはUAE開催なので日本のクラブが参加出来る保証は無いのだけれど、鹿島も名古屋も川崎も天皇杯優勝クラブも頑張ってほしいよ。こういう機会と経験が何よりのものだから。戦わなきゃわからない。それはやっぱりジュビロに大会が潰れちゃった過去があるから。妄想で終わってしまうのは、切ないので。ところで名古屋が天皇杯優勝したら天皇杯準優勝クラブが出場するのかな?まあ、どちらにせよ(準々決勝で名古屋と当たる)ガンバは優勝するしか道は無いわけだけど。

そう、それで明日は3位決定戦でガンバはパチューカと当たるんだけどさ。昨年レッズが勝ったのはエジプトのアルアハリだったけれど、個人的にはずーっとメキシコのクラブ(北中米王者)って気になる存在で。クラウディオ・ロペスとかも出てたし、結構攻撃的で面白いサッカーやっていると思うの、メキシコのクラブって。日本代表もジーコ監督時代にメキシコ代表に試合を完全に支配されて完敗したことがあったよね。そんな骨がある相手だと思うだけに、ガンバは「マンUに3点取りました、良かったです!」で終われない。メキシコのクラブ相手にどこまでやれるか?こそ、日本のクラブの力を試される試合だと思って楽しみに見たいと思っています。