ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ぼくらが旅に出る理由は、だいたい百個くらいあって【浜松〜大阪〜神戸〜広島編】

今回の一連のエントリは全日共通のプロローグから。今回の旅行は、昨年RISING SUN ROCK FESTIVAL 2008への参加の為に行った札幌という都市と、Jリーグ入替戦の観戦の為に行った仙台という都市を、当初の目的とは全く違う部分で観光したことがこれまでの僕の人生において本当に新たな価値観を吹き込んでくれたと言っても過言では無かった新鮮味や刺激があり、「来年は今まであまり行くことのなかった西日本の都市へ行きたい」と思ったことがまず一つ。そして転職を控えせっかくの有給を充実したものに使おうと思ったこと、その理由として(入替戦と同じように)“ジュビロのアウェー”を利用しよう、というのが二つ目でした。結果的に本当に自分の思った以上にまた新しい価値観を吹き込んでもらえた経験になり、そして一緒に時間を過ごしてくれた素敵な音楽ピープル、音楽×サッカーピープルには感謝の気持ちでいっぱいです。そんな初日。

初日は浜松の実家を8時前に起床。普段もこれくらいの時間に起きたいな、と思いつつ(笑)9時に最寄駅を出発(普段もこれぐらいの時間に電車に乗りたいな、と思いつつ…)。乗換えて浜松駅を出たのが9時28分。豊橋で大垣行きの快速に乗換。本当は新快速や特別快速の方が早いけれど、一番スムーズに乗換が出来て時間が掛からないのは今回はこの乗換だった。…で、今回は乗換の駅毎に駅標を写メで撮ろう、と最初思っていたんだけれど、浜松、豊橋と割と余裕なく乗換だったので、すっかり忘れていて…(笑)最初が大垣の駅標から。電車の中では割とぐっすり眠ってしまい、大垣までの景色は殆ど見ていませんでした。

何気に名古屋駅より西へ各駅で来るのって初めてで。関西本線は乗ったことあったけど、東海道線で名古屋より先まで行ったのが今回が初めて。何気に。東京へは何度も18きっぷで行ったことがあったけど、西は名古屋までだった。朝早い時間にJRで名古屋駅に着くこの感覚はやはりちょっと懐かしさがあったりして、ちょっと降りたくなったり(笑)大垣の乗換から空気が冷たい。岐阜の方が北側だからかな〜。大垣〜米原間は電車がゆっくり。でも今回のような旅行は乗換感覚が空くのは問題ではないのではないか?と思った(時間調べる時、つい乗換時間短くいけるように考えてしまうんだけれど…)。その時間、駅の外に出れば良いのだし。

そんな電車の中で、前の列に座っていたイケメンな外国人と超ベッピンさんの4人組がフランス語を喋っていて、なんだこのコントラスト(笑)と思った。京都にでも行くのかな、なんて思ったり。関が原、とか言われてピンと来たりするのかな、なんて思いながら。で、米原で新快速の姫路行きへ乗換。ここから電車の外もまた街っぽくなり、電車の中にも人が増えた。そしてその乗換時にそのフランス人に「(この電車は)キョウト?(へ行く?)」って聞かれたので、イエ、と答えた。ここからは最初の約束の為に大阪まで行くだけなのだけれど、「次は彦根」なんてアナウンスを聞くと、つい他の駅でも降りたくなる…。野洲ってあの野洲かあ、とか(笑)






大阪着が13時43分。大阪へ来たこと自体は4年半ぶりぐらいかな?前の会社(浜松のシステムの会社)の頃に出張で何度か来たことがありましたが、それが2004年の秋頃までだったかな。多分ピロウズが15周年迎える前だった気がする(どんな覚え方だ)。当時は新幹線で新大阪まで来て地下鉄でなんば…という感じだったので、大阪駅や梅田の構図や地理は全くわからない。だから友人にも「13時45分には着くけど、多分14時ぐらいになります」みたく伝えていたんだけど(笑)、思った通り…。とりあえず(次回来る時の為に)案内所みたいなところで路線図やパンフレットをもらった後に「とりあえず外へ出よう!」と思って外へ出たんだけれど、なんか全然何も無い口に出てしまった…。再開発中みたいな感じで。とりあえずぐる〜っと回る。どこら辺が栄えているかもわからないので、今居た場所に友人に来てもらう。

そんな感じで梅田で2007年のフジロック以来?の友人と会う。知り合って10年以上になる年上の女性で、昨年出産をしまして今回はそのお子さんと一緒。まだ6ヶ月とかそれぐらいの小さな小さなお子さん。まだまだ眠り盛り。この人にもうこんな子供が居るんだなあというのもなんだかすごいなぁと思ったし、「26になったん?もうオッサンやん」という言葉も耳が痛かった(笑)割と「まだ若いじゃん」という人の方が多いので…。あまり過去の話をすると言うよりは、向こうの子育ての話や、僕の仕事の話が主だった。あとは「彼女出来ないんですよねえ」話とか(笑)「ま、全然思っていたのと違う相手こそしっくりいくもんやて」みたな感じでした。

でもなんとなくその人がそれこそ10年近く前の時点で「結婚とかは別にしたくないけど、子供は欲しい」という話をしていたことはよく覚えていて、僕は立場が逆なのだけれど(要は別に僕にイニシアチブは無い(笑))、何故か出来ちゃった婚の話になり(その人は違います。念のため)、基本的には僕は「そうなりたくはない」と言いつつも、「でも今はやっぱ彼女より嫁が欲しいわけで、それはやっぱり単刀直入に言うと、孕ませたいわけで(笑)」なんて話をしていた。そのお子さんは、泣かれるんじゃないかなぁと思いきや、起きてからも相当機嫌が良かったようで、一度も泣かなかったし僕には何度も笑いかけてくれた。いやあ、かわいかったーーー。

そう、で、この時ごはん食べるべくお店入る時に。普通に人数言うじゃないですか。で、二人って言いかけたところで「三名様ですね?」なんて店員さんに言われたのね。その時「ああ、そっか、三人なんだなあ」って思って。こんな…それこそまだ僕と会ってから起きていない、言葉も喋れない人形のような子も“一名”なんだよ、勿論。その“三名”って何気ない言葉が、僕の中では結構衝撃的で(笑)今こそ人とご飯食べる機会は増えているけど、ついこういう時には「二名」だって思い慣れていたから…。なんかすごく、「三名様になりてえなあ」と思った、そんな昼下がり。三名様って言われたいし見られたい、みたいな(笑)新たな憧れというかね…。

それこそ今日の組合せでは、一見僕が父親っぽく見えただろうか……?それは無理か(笑)いや、でも“そう見えないけど父親”になりたいから、別に普通に23や4の頃から子供欲しい欲しい言ってるんですよね(笑)勿論僕は子供大好きだし、今回も玩具メーカーのネットワーク事業とか…そういうの仕事に出来ないかなぁ、ぐらいのことだって考えていたし…。そういうとこなら子供出来て奨励金とかありそうだし。そういうこと、結構考えてます(笑)全然違う業界だけれど…。そんなこんなで約2時間程相手をして頂き、親子で改札で見送っていただく。ただその人と一緒にベビーカーで歩いていて、大阪駅はあまりバリアフリーが進んでいないと思った…。

で、予定していた16時の新快速に乗れず、その一つ後の16時05分の快速姫路行きで再度西へ向かい出す。ここで当初の予定は崩れたので電車の時間を検索していたら、このまま行くと姫路での乗換が48分待ちとかだったので。そんならまた別の駅で降りて時間潰すか、と思って降りたのが神戸駅。神戸の中心はやっぱり神戸駅なんだろう、と思って降りたものの、正直言って…そうでもない…それはさっきの大阪駅の賑やかさと比べても…。もしや別に神戸駅は街の中心ではなさげ?次来る用にやっぱりパンフレットをもらったり地下街を歩いたりして50分程時間を潰す。ちなみに後日人に聞いたところ、「神戸の中心は三ノ宮駅」だとのこと。

まあパンフレット見ていてそんな気はしたけど…。でもまあ神戸も各所に面白いところがありそうだなあ、と。奥深そう。金曜は目的地神戸だったけど、数時間じゃ満喫出来ないわというのはピンと来たので、金曜日の目的地を変更するのを視野に、12月のアウェー神戸戦の時にまた旅行として来て、その時に満喫するのが良い気がしてきました。京都戦は4月なので「3月に来たばかりで、また?」感があったし、広島戦は7月で夏フェス前じゃん、って感じだったけど、神戸戦は…まだだいぶ先だけど…タイミング的には悪くないんじゃないかなぁ、と。まあ出来れば最終節の段階ではまだ降格が決まっていなければいいなあ、ぐらいの気持ちですけど…(笑)

神戸を17時25分の新快速で出る。姫路で乗換えて姫路から各駅停車の三原行き。姫路までまた眠りに入っていたので、乗換の特に階段で寝ぼけて2、3回踏み外してしまって危なかった(笑)さて、中国地方に縁のない僕としては「三原?どこ?」って感じですが、広島の東の方。もう一気にそこまで行ってくれる…のですが、長い!ここからは静岡県、正確には豊橋〜熱海間の「各駅停車しかない」のと同じ状況。昼間ならまだ景色見ていても知らない土地だから割と飽きないんだけれど、もう夜だから何も見えなくて退屈この上無い。姫路から三原まで2時間半ぐらいだっただろうか。その間、相生、岡山、倉敷、福山、新尾道…と5つの新幹線の駅分を通り越し(挟んだ新幹線の駅の数も静岡県内と同じだけの数か。)、三原到着が21時。次の広島行きの乗換まで30分あったのでとりあえず駅の外へ出てみる。




まあ時間も時間なので何も見えないと言えば見えないのだけれど、まあ掛川や三島みたいな感じ。売店で「広島っぽいものをつまみながら残りの広島までの電車に乗って行きたいな〜」なんて思って買ったのがカープくんのスルメイカみたいなやつ。ちょっと辛かった。21時24分とかそれぐらい発の広島行きで広島まで。そして広島到着が22時42分。これぐらいの時間間隔は大体浜松〜静岡間みたいなものかな〜とかわざわざ考えながら。何はともあれ、よーうやく到着!家の最寄り駅を出てから13時間半。電車に乗っていた時間が大体10時間ぐらい。さて、でも広島も当然土地勘が無い。JRの駅も意外と仙台駅よりも小さめ…?駅前も思っていたより映えてない。路面電車文化なんだーというのは前日にホテル探して分かっていたけど。とりあえずカラオケ館のネオンは見えて、ちょっと萎えた(笑)

観光マップ的なものも見つけられず、どうにか路面電車乗り場で路面電車に乗る。けど、今回ホテルを取った最寄り駅への電車は終わってしまっていたので、紙屋町まで行って降りる。広島駅から乗ったお客さんは数人で「そんなもんなのかな〜」と思っていたんだけれど、八丁堀とかその辺から乗客が一気に増え出して「ああ、この辺が中心街なんだなあ」と把握。紙屋町からもホテルは全然徒歩圏内だったので良かった(一瞬迷ったけど)。駅と駅も全然徒歩感覚だなあ、と。札幌の路面電車もそんな感じだったっけ。ホテルにチェックインしたのが23時45分ぐらいで、ようやくそこで市内マップを入手。夜遅くまでやってそうなお好み焼き屋さんとか探したかったけど、知らない土地をこの時間に歩き回っても精度悪そうだな〜と思って(もうラストオーダーも過ぎているだろうと)。近くのラーメン屋でこの日の晩飯。






そのラーメン屋さんは吉祥寺でいうところの一風堂みたいな感じのラーメン。これが尾道ラーメン的なラーメンなのかはわかりません。でもその時間で駅やメインストリートから離れているにも関わらず客入りは結構多かったので、人気だったのかもしれない。食べながら地図を眺める。本当にこの日一日は座りっぱなしでしたが、明日は今日から一転、いっぱい歩くぞ!!と思う。この日の道中はほんとーに長かった割には一度もノートPCを開かなかった。旅の為に買ったのに(笑)車内で寝ている時間が意外と多かったのと、今回は本当に写メを撮りまくっては(携帯にそんなに溜めていられないという事情があって)メールで投げまくったので。bounceとかのフリーペーパー類が多少なりともあったのもあるし、景色を見るのが結構面白かったのもある。姫路〜三原間以外は意外と退屈しませんでした。前日、姉にもらったお菓子が賞味期限書いてないサンプルで、CDのサンプルは中古CD屋に売っているので何度も見たことあるけど、食品のこういうのは初めてで…なんて書いたのはその退屈な姫路〜三原間(笑)という感じで翌日の広島編に続きます。