ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

FC東京-ジェフユナイテッド市原・千葉 @ 国立霞ヶ丘競技場


J1第6節、FC東京-ジェフユナイテッド市原・千葉国立霞ヶ丘競技場。2チームとも先週の試合ぶりですが、別にどちらのサポというわけでもありません。井の頭公園にもいつもの穏やかな週末が戻ってきました。過ぎてみると束の間の喧騒なのかなぁ、と。結局今年も誰とも歩けませんでした。渋谷で降りて代々木公園でのEarth Day Tokyoに立ち寄ってからスタジアムへ来るつもりでしたが、吉祥寺を出る時間が遅くなってしまったので結局中央線で国立まで。前半10分頃に入場。今日はバックスタンドが全域ホーム自由席だったので、ホーム自由席の一番アウェー寄りの方で観戦。

僕個人としては別にFC東京を応援しているわけでもないし(だからいつもアウェー側で見るわけです)、かと言ってジェフに勝って欲しいわけでもない。何故なら、残留争いのライバルだから。むしろ勝たれると困る(笑)なのでアウェー寄りで見ながらも、別にジェフを応援するってよりは…まあベストな結果は引き分けかなあ…とか思いながら。しかしFC東京が先手を取ると、あくまで“引き分けかなあ…”なんて思っていたわけなんで、徐々に気持ちジェフを応援し気味での観戦になりました。FC東京先制点の石川のゴールはお見事。左サイドへ流れて、個人技で2、3人を交わして、右足で逆側へ浮かせての、“上手い!”と唸らせるゴールでした。

前半はFC東京ペース。後半もジェフが谷澤を投入して3トップ気味になるまではFC東京ペースだったんじゃないでしょうか。試合の流れが徐々に動き出したのはジェフがボランチの米倉を下げて谷澤を入れ3トップ気味にし、FC東京が先制点の石川を下げて鈴木達也を入れた後半20分頃から。いや、この時点では鈴木達也もカウンターでスピードを活かして機能していたし、惜しくもオフサイドとなった幻のゴールもあったか。後半25分の段階でもお互いボランチを入れ替えただけだった。なんかそう考えていくと、“流れが変わった”と言うよりは、FC東京に“今日は逃げ切れる”と言う気の緩みが、終盤の一気の逆転劇に繋がっただけなのかもしれない。

試合終盤、相手陣内深くのスローインからアレックスが受け、マイナスのグラウンダーを中に入れるとフリーで待っていたのは巻。左足でズドンと決めて、試合は同点に。この得点こそが、試合の流れを決定付けた。ホームのFC東京はこのままで終わっていいわけがない。ロスタイムは4分。思ったよりも長い。が、そのロスタイムで神様が微笑んだのは、ジェフ。カウンター気味にFC東京陣内へ攻め込むジェフ。スルーパスに抜け出したのは、深井。ボールを受ける時のフェイドアウェイ、トラップ、受けた後の切り込み、GKを冷静に見て、利き足の左足でふわっと浮かせるシュート。もう全て完璧過ぎると言える流れでのゴールで、見ていて痺れました。

深井を先陣に4人、5人とスタンド前へ。ていうか別にゴールを決めたわけじゃない巻が一人で全然違うところで看板越えてスタンド前まで来て派手なガッツ・ポーズをしていて、ちょっと笑った。巻らしいけど。いや、こういう人が居るからきっとこのチームが愛らしかったりするんだろうな。試合はそのまま終了。ジェフが劇的な逆転勝利。ジェフサポにとっては昨年の最終節を思い起こさせるような、FC東京サポにとっても昨年の最終節を思い起こさせるような(笑)、そんな試合だったんじゃないでしょうか。スタンドの喜びぶりの、巻の喜びぶりもほんと激しかったのだけれど、これが今季初勝利では無理も無い。ようやく、待ちに待った美酒。

…これでジュビロは取り残されたわけで、正直痛いのですが(笑)いや、でも良い試合だったので満足です。深井は先週の試合でもジェフで一番輝いていたプレイヤーだと思っていたから…まあ鹿島時代にも駒大時代にもジュビロは深井には痛い目に遭っているんだけど(笑)、「やっぱ深井は良い選手だなあ」と思える結果となったのは嬉しいことだし。巻と深井のデコボココンビは良いよねえ、なんか。FC東京も負けはしたけど…石川のゴールは素晴らしかったので。というか今日は3ゴールとも目の前で見られたので楽しかった。しかし石川はあっさりと替えられちゃうもんだなあ。前からだけど…。石川獲れば、もれなくスカパラもついてくる?(笑)

いやしかしサッカーは良いですね。今、他の趣味性の強い市場の仕事をしているだけに、スタジアムの人々というか客層というか、そこにはすごく癒されます。Jリーグは見るからにレベルが低い、と言われようとも、でもやはり僕はこのスタジアムの持つ魔力のような何かに、引き寄せられてしまうようです。今日の国立の雰囲気はすごくよかった。…でも普通、その雰囲気の良さを“ホームの観客と自分を一体化させること”で見出すのだろうけど、どこ対どこの試合にしても(ヴェルディでも川崎でも横河武蔵野でも)、“アウェー側”で見る、そして“アウェー側を応援する”ことの多い僕は、やっぱちょっと変わっているのかもしれないけど。

・仕事は徐々に忙しくなり始めました。夏に向けてまた更に忙しくなるでしょう、いやならなければいけないし、僕はそれを望んでこの道を選んだ。憧れとかそんなことより、もっと上の理想を持てたからこそ、この道を選んだわけです。
・その分、今は高くないつもりだったけど折られている鼻がある状況ではありつつも、それでも尚自信がある状況ではある。
・というか、日々この会社に通えていること自体がどんどん自信になっているところがあって…。行ってから知った色々なことで、尚更に“期待されてたんだ”と分かることは色々あるし…。
・それはすごくいいことなんだけれど。

・でも変なもんで、そんな“前向きな自分”が、上手く機能していない。何て言うんだろ?前回書いていた“突っ走ってないか不安だ”的なところが、的中してしまっている感が少しある。
・自分なりに前向きさや気遣いを持っていたつもりだったけれど、でも上手くいっていない、正直。文字で書くほどムードが悪いわけじゃないと思うけど、でも無駄に僕は“微妙な距離感”に敏感だ。
・なんだろうねえ…ほんとはちょっと心配されるぐらいが丁度良いし、かわいいのかもしれない。それもわかってる。わかる。わかるんだけど。ダメな振りが出来るわけでもない。
・変な話、“ダメになれない自分がダメ”みたいなさ(笑)
・自分は自分の駄目過ぎた時を知っているし、そういうことがあって“駄目とか不安とか言いたくない”自分が居る。
・たとえば、自分は人見知りなんでー、みたいなことも言いたくない。たとえそうであっても。
・だからさ、かわいくないんだよな。あいつ、かわいくないよな、みたいな。(キャラとかじゃなくて。)
・そこで上手く気遣えたらいいんだけど、それが出来ていない。
・でもやっぱり僕は、自信家でここまで来たわけでもないんで、弱音の振り幅ってのが当然ある。
・何でも後から“あれ良くなかったなあ”ってうじうじ悩む。今、社内ですーーっごくポジティヴに積極的に行動しようとしてしまう分、帰り道には悪いことばかり考えてしまって心苦しい。
・だから相変わらず寝付きも悪いしすぐに目が覚めるし悪い夢を見ることが多い。睡眠時間が短くなっているわけではないけど、なんかどうも心は晴れない。
・AB型らしい振り幅というか躁鬱ぶりなんだけど(笑)、人に「そんな、すごく前向きな状態なのにそう思うのはなんで?」と思われるような…そんな時こそそうなりがちで。
・でも仕事に入っちゃうと遠慮が出来ないんだよなあ。とことん仕事依存症。周りとのコミュニケーションが取れていないわけじゃない、けど、その積極さが逆にうざい、みたいな(笑)
・なんというか、自分で自分が憎く思えるんですよ、帰り道になると。

・でもねえ。Webとかネットとかシステムってことに対して…僕は直感的に、好奇心が旺盛過ぎるんですね、きっと。
・仕方ないじゃん、ネットで人格形成されちゃったんだから(笑)時代がネットだったからじゃないし、
・なんというか…時代がそうだったから、ではなく、本当に当たり前のように時代を泳がさせてもらった。
・今の自信があるモードで言ってしまえば、申し子みたいなもんだと思うもの。仕事があるからとかお金があるからネットなわけでもないし、今後ネットが来るからネットだったわけでもないし、ある程度、根底がインターネットなんだよね(笑)
・んで…音楽にしてもライヴにしてもフェスにしてもスポーツ系の趣味にしても服やデザインの趣味にしてもアクティヴさにしても、言ってみれば“ネット、システムが身にしみついている自分”に対するカウンターでもあるわけです。語弊があるかもしれないけど、“オタクに見られらないための”じゃないけど。
・で、ポジティヴで楽観的で、仕事をちゃんとする自分というのも、“ダメな自分”に対するカウンターであるとも言える。
・“オタクで、ダメで、そんな人間、受け入れてくれるはずがない。”根底にはそんな部分がきっと少なからずあると思います。まあ別にネットにハマる前から音楽は好きだったけど…でもなんかやっぱラジオが情報源というのが…なんか変に後ろめたい気持ちがあったかな…。
・今となっては、逆に“僕みたいなのがシステムとかプログラム大好きみたいなことが意外”なキャラになってきているんじゃないかなーと時々思うけど。でもそんな意外性…見下されそうなものに愛を持つ…僕は多分そういうのが好き。
・その拡張として、“システムしかわからない自分”から、もっとロジカルなことやお金のことも知っている自分になろう、とし始めている。
・前の会社に居た頃はあんな面倒くさいと思ってたMBAアカウンティングの本とか、電車の中で読んでてすっごい楽しいもの。
・でもそれは、“若いからって舐められたくない”みたいな変な反抗心がやっぱりどこかにあるから、だと思う。
・(そう、今まではほんと若い会社で多く働いてきたけど、今の会社も割と若い層は多いですが、でも直属の上司が50歳ぐらいなので。そういう人と今まで一緒に仕事したことがないから、すごく新鮮で心地が良いです。えー、と思うこともあるけど(笑)、そういうの含めて新鮮。)

・結局何が言いたいのかよくわからなくなってしまったけれど。
・仕事に関して、えらい会社に入ってプレッシャーもあるけど、それも心地良いし、楽しいし、今後が更に楽しみだし、自信もあるし、どんな波が来ようが望むところだし、心配されたいようなこともない。ほんとなるようになるし、そう仕向けていくのは自分自身だし。ほんとね、すーっごくポジティヴな状態なのです。
・…でもそんな自分が今自分にとってすごく重荷になってしまっている。プレッシャーは別に無いけど、そんな自信を持っている自分が、憎い。嫌だ。もうちょっとダメなぐらいがかわいいのに。どうしてそうなれないんだ。だから人に好いてもらえないんだ。だから僕はダメなんだ。人に対してなんでそんな自信家みたいなことを言ってのけられるのか。僕はそんな自信家じゃなかっただろう。ずけずけと土足で踏み込んでるんじゃないか。
・そんな風に内心すごくうじうじ湿ってるのに、でもすごく表面ドライになってしまう。し、明るくなってしまう。こういう人、きっと疲れるんだよね、外から見てると。
・でもねえ、自分の人生史上、今が一番人間として自信を持てる状態ではあるのです。モテ期は来ないけど。
・変に今は色々考えてしまうだけの余裕がまだあるのかな。とにもかくにも“難しい”です。ただ言えることは、僕が上手くいっていたって、それがチームの人たちにとって、全体として上手く言っているとは限らない、ということ。
・その辺のバランスやテンションで、やっぱ僕はちょっと突っ走ってしまっている気がする。“これぐらいで”って僕が思うとしたって、でも僕がどうなんて大事なことじゃなくて、やっぱ大事なのはチームなのだから。
・そういったバランス感覚はもっともっともっと磨かなきゃダメなんだよなあ。別に和を乱しているわけじゃない…と思うけど…でもまあ、面白くないやつだと思うし、やっぱそう思われて得することも良い風になることもないのだ。どうしたらいいんだろう、とほんと悩んでいる。

・今ここへ来て、“やっぱ僕はベンチャー!って環境で育ってきたのかなあ”なんて思った。前の会社も、その前の会社も、両方の影響があるけど。
・根底がアンチ巨人で、アンチメジャーで。インディー志向の強い僕が、こんな会社に入って仕事すること自体、おかしな話なんだけど。
・でもやっぱなんかそういう根底は色々相変わらず現れている。周りが思ったよりおとなしいからこそ、自分が積極的にアクションをつい起こしてしまうのだし。周りがもっと主張してくれるのなら、僕は逆にこんな“自分の名前を出すことの価値”が高い会社で、名前を出さず別の可能性を追求したいのだし。
・難しいなあ。表面的には上手くいっていないわけじゃないかもしれないけど、いやでも僕の中でも、きっと他の誰かの中でも、上手くいっていないのだ。でもどうすることも出来なくて、僕が前向きになればなる程、逆撫でしてしまうのかなと思うから、どうにも出来なくてもどかしい。
・うーーーん、ほんとここ1週間はそんな悩ましさをずっと抱えて過ごしていたし、金曜もそんなことを思いながら帰路につこうとしていたんだけれど。
・偶然にも、井の頭線のホームで前の会社の人二人とすれ違ってビックリ。ていうかなんでそっちから帰ってくるんだ、と思いながら。でもこんな時だったから、元居た会社の人と話せたっていうのが、何気にすっごい救われた要素になった気がする。
・でもねえ、ほんとねえ、前向きなこと話そうと思えばもういっくらでも話せる状況です。だからこそちょっとした後ろ向きなことを、誰かに話したい。そんな時だったから、丁度よかった(笑)
・今は今でほんと色々刺激があるし勉強だから後ろ振り向くような要素は一切無いけど、でもそんな風に仕事のキャパシティが広がったのは前の会社のおかげなので。頑張りたいですよ、ほんと。

・でもとりあえず今後はライヴの予定は一切ありません。廃校フェス行きたいけどなあ。帰省するかもしれないし仕事かもしれないしなあ。
・でもサッカーの予定だけはきっちり決めてます。
・先週末はフクアリ行ったし、今日は国立行って、来週は日産行きます。
・先週末は元親会社の人たち(超大手ゲーム会社)とフットサルして、そしてそこの別の人たちと土曜はスタジオ入って。その足で、ギターとエフェクター抱えてフクアリまで行って(笑)
・自分のキャラ設定がどんどんよくわからなくなっていますが、それが面白いんじゃないかなあと僕は思ってます。モテ期は来ないけど。(2度目)
・GWは帰省しなければ退屈なはずなので、東京で同じく退屈している人が居たら会いにいきたいところです。