ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

ap bank fes'09 2日目 @ 静岡県ヤマハリゾートつま恋

金曜の夜から帰省中。コンプマートもなくなっていて、平日の街中の寂れっぷりが尚心配。親は「東京は政局政局行っても地方のやばさはわかっていないはずだ」と言っとる、そんな浜松です(そういう意味では、都議選の結果以上に、衆院選では変化がおこるんじゃないかという意。「都議選の総括を、とか言っているけど、小泉も安部も福田も総括なんてしていないじゃないか」と言ってたけど)。帰ってきた日の静岡新聞の一面は「イグノ磐田復帰へ」でしたが(笑)契約に合意したから出て行ったものと思っていたのに…韓国のエージェントは全く…。

この3連休。今帰省しないと帰るタイミングが無いと。次は10/17の鹿島戦かその翌週の豊田スタで考え中。モザイカルチャー展なるものがやっている間にでも。久々の浜松は蒸し暑い。3連休前とあってか金曜の新幹線は(平日最終では初めてくらい)混雑。土曜日は結局サッカー見に行くようなこともなく、市内をチャリでぶらぶら。なんか、昨年までは思わなかったけど――26にもなってこれはどうなんだ、とさすがに思った(笑)きっとずっと地元の同年代なんて、車どころか結婚、子供、家。とか普通にそんな年齢だろうに。帰ってきて会うような同級生の友達にそういう人が居ないから実感が薄いけれども…。東京へ行って今の会社に入れてたことが、ある種僕のアイデンティティ的なものになっているところがあって――そういうところに引け目を感じないところはあるわけだけど、でもねえ、ちょっと考えちゃうよなあ。25と6で変わるもんだな。

学年で一人進路未定だった時は、心配よりも野望の方が大きかったような気はするけど、浜松帰ってきた後は人より欲も野望も目標も夢も無いつもりだったし、勿論そういったものが持てる状況でもなかったし。そういう僕が今さも当たり前のように、この業界とかこの会社に居られるってのも、本当に変な話だなって思う。東京に居ると「あの会社落ちたんだけど」って話をよく聞くけど、僕自身結局一発で通ったわけで(というか採用とか面接とか自体落ちたことがない。これは大学生のような就職活動をしたことないからだけど、面接で落ちる気がしない)、たぶん地元の仲間は僕があまりに順調にいってるものだから、なんか“そういう当たり前に行くもの”と思われるんじゃないかって気もするけど(笑)でも倍率聞くと、やっぱ決してそうではないという。本当に不思議。と、田舎でチャリに乗ってて考える26歳。

東京には近くにないスポーツオーソリティーでアウトドア用品などを見て、背もたれつきのチェアーを買いました。コールマンのやつとかは見た目で欲しいと思わなかったんだけど、今日見つけたのは見た目で欲しいと思って、座ってみたら今まで使ってたチェアから劇的に座り心地の良さを感じたので買いました。マミー型シュラフで荷物圧縮したいけど、どうせ今年は一泊だしなあ…と思ってそれ以外は一新せず。でもたぶんこのチェアのおかげでまた荷物が増えるんだから、工夫しないとな。チケットまだ買ってませんがにわかに気持ちは高ぶってきました。月曜は遅くならないうちに帰って、準備し始めようと思ってます。明日はap bank







日曜はap bank fes。ハナから開始時間に間に合うつもりもなく、Bank Bandの後半に着けばいいかなぐらいに思っていたけれど、浜松で友人とお茶したり掛川着いた後に掛川城なんか行ったりしてたら、全然余裕でBank Bandにも間に合わなかった。噂ではSpecial Guestで桑田圭祐が出るなんて言われていたらしいけどどうだったんだろ。

初回から5年連続で来たということになるわけだけれど、5年前から毎年毎年自分にとっても状況が変化している。当たり前のことだけど。でもなんでもいつでも、5年前には自分がこうなるだなんて全く想像出来なかったよなあという。んでもねー、2005年という年はapでのボランティアもそうだったし学校もそうだったしもしかしたらお花見もそうだったかもしれないし上京したということも勿論そうだったんだけど、結果的に多くの出会いがあった年だったなあと。ネガティブな状態で退職したところから始まった1年だったけど、結果色んなところへ飛び込んで色んな出会いでもって、自分の殻を破った年だったな、あの年は。

んで、ap。今年はメンツ的にも帰ってくるか正直迷っていたけれど、この日のつま恋は(そもそも僕は遅く着いたので)風が気持ちよかった。そして相変わらず芝生はきれいで寝転がるのにも気持ちいい。偶然声を掛けられた他媒体の人×2とフェス談義。ミスチルは“Simple”という意外な曲をやってくれたのが良かった。あとはエソラ聴けてよかったな。でも途中で雨が降り出して、カッパを持ってくるのを忘れてしまっていたもので…屋根のあるところへ逃げ込むことを優先したので、ライブは実質5曲ぐらいしか見えなかった。まあ金券ショップでギリギリまで粘って3,500円で買ったチケットだからいいっちゃいいんだけど。今年は不人気なのかな、と思っていたけれど、ライブステージ外の丘の方で聴いていた人の数を見る限りでは、決してそんなことはないのだと思った。

koti market areaでのGood Dog Happy Menの頃には雨もやんでいた(いや、その前にも一瞬降ったんだけど)。GDHMを見るのは2年ぶりぐらいかな。2日目を選んだのもこのバンドが出るからだ。なんか、JAPANに出そうなバンドを見たい、みたいなのがあったから。“陽だまりを越えて”は、個人的にはうーんどうなんだろ、と思ったけれど、でも全体的には非常に期待通りのライブでした。シチュエーションとアコースティックセットは絶対合っていたな。たぶんひたちなかのトップバッターとかよりこのシチュエーションのほうが合うんじゃないかなあと思った。GDHMの良さが期待通りで、この日を選んでよかったー!と思いました。この日は23時頃には帰る。この日、バッグにつけていたバッチと眼鏡を落とす。


翌日月曜日は午後友人とごはん食べたりした後、街中を歩いた後17時に浜松を出て東京に18時半着。新幹線。4ヶ月の浜松はどうだっただろう。まだ満喫出来そうなところがあったような気もしつつ、もう十分な気もしつつ。あんだけ頻繁に帰っていたのは、やはり猫が居たからではないかな。今までのような、次回またすぐ帰ってきたいような気持ちがあまり無い。今までは“割と元気なうちに浜松帰るんだろうなあ”みたいな気持ちがあったけれど…、まあ転職の影響もあるんだろうけど、「そうでもないなあ」と今回思った。つま恋の風の気持ちよさは毎年味わいに行きたいけれど、まだまだきっと東京に居るんだろう。いや、居られるように頑張りたいな。そう思うと、また一歩前に進める気がするし、これでまた広がる何かがあるような気がする。その予感が本物になるように頑張る。

進んでゆーくーつもりだよー。いーだろーミスターマイセールフ。東京へ帰ってきてとりあえず眼鏡を新調。家ではフジの荷物まとめ開始。あとテントの鍵と防水スプレーあたりは新たに買う必要があるけれど、大体それぐらい。やっぱなんだかんだで荷物が増えちゃうな。

そして上記、友人から教えてもらった。まさか載るとは思わんかった…

中高生の頃に行っていたような書店にすら、うちの会社の雑誌はあれもこれもそれも積まれている。それなりの規模の本屋には、どこにもあれもこれもある。すごいことだよなあ、なんか。昨日は新しいのを読みながら帰ってきたんだけど、でも思うのは。やっぱ読んでいるとさ、名前載ってるのは羨ましいなあって思うのです。僕はWebの人間で、このテキストをWebで活かすために――みたいな想いと覚悟を持ってこの会社入ってて、どっぷりWebに浸かってきた人間だから、“Webだから面白い”って基本的には思ってるんだけど、でもやっぱり、紙へのコンプレックスってのはあるんだよね。まだWebが小さく見られているのは間違いないし(売上げは勿論)。いくら、“本以上に、Webなら全国どこでも見られるわけだ”とは言っても、でも越えられない壁があるのは、それはやっぱり“憧れ”なんだろうか。

でもそういう“紙へのコンプレックス”があるからこそ、Webを頑張れるんだろうなあというか。ここ数年はずっと何らかのコンプレックスでもって頑張ってきてるんで、今は今で…“今に見てろ”じゃないけど、もっともっと頑張らなきゃなと思えるんだと思う。…Mだなあ、ってことをこういう時に自覚します(笑)フジファブリックの志村が「(バンドで成功して)高3の時、卒業前に別れた彼女を見返せたと思う」みたいなことを新しいのに載ってる20,000字インタビューで言ってて(笑)その前後の依存っぷりが似てて笑ったんだけど、この会社入ったとはいえ、でも別にまだ誰かに何かが伝わっているわけではないだろうし、まだ決して見返せてはいないな。と思った。いつまでもこういうモチベーションだからいかんのだが。

でも前回の恋愛について考えた話の若干続きにもなるんだけど、いつだったか井の頭線でヤクルトのサインボールを持ちながら会話をする老夫婦が隣にいたのですよ。いいなあと。一体こうなれんのかなあと。休日の空いている時間を埋めるための恋愛というのは考え難いし、お互いひかれあうというのは訪れるものなのか。別に出会いがないとは僕は思っていないし(フットサルでまた新たな同業種の人と出会って名刺交換したりしています。基本仕事ライクだけど)、車社会の浜松ならいざ知らず、東京でそんなこと言ってたら自分の行動範囲の問題じゃないかと。いい人がいないとか思っているわけでもない…というかいい人=音楽の話が出来る人、が居過ぎるからマヒしてしまった(笑)まあ所詮、一番いいと思った人へのアクションが上手くおこせなかった人間だからなあ。今年はこのままたぶんしおらしく過ごすんだろう。と思っていたんだけれど、その冒頭の「26にもなってこれはどうなんだ」と思ったのは、結構今までの中では深くって(笑)どうにかせんとなあと思います。