ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

名古屋グランパス-ジュビロ磐田 @ 豊田スタジアム








今年はもうこれが最後の帰省の予定なので「このままだと今年ヤマハ行かないままだなあ、サテライトとかユースの試合とかやっていないかな」と思って調べたら25日11時からヤマハでユースの公式戦があるってことで、豊田とそれをはしごしようと最初は目論んでいたのだけれど。起きれなかった。実家で予定通りに起きたためしがここ最近殆ど無い気がする。かろうじて豊田スタジアムの試合開始に間に合う時間には起きたものの、確か丁度一年前豊スタ行った時だったか。どこかで豊田市美術館のことを知って…次来る時に行きたいな、と思ったことを思い出して。来年豊スタで試合があるとも限らないし、試合開始そっちのけでまず豊田市美術館へ。

さすが世界のトヨタマネーが落とされている市の美術館だけあって(?)建物周辺から面白くって、入館料も安いし楽しかったんだけど…あんまりゆっくりすると前半終わっちゃうので忙しなく回って、待ってもらっていたタクシーに戻って豊スタへ。うーん、タクシーに待ってもらったという経験は初めて。まあ早起きすればこんなことする必要も無いんだけど(笑)「豊田には徳川家康生誕の地もあるでよ」とタクシーの運転手さんは言っていたけど、徳川家康と言えば岡崎城にも毎回毎回行きたいと思いながら、やっぱり“起きれない”という理由で行けていない。まあ行けた時が縁だなってことで。スタ到着時にちょうど前田の1点目が決まっていた。

グランパスを見るのは国立でのACL以来。ジュビロは今月頭の日立台以来。名古屋はこの間のACLで大敗を喫したばかり、且つ遠征帰りでコンディションも良くない。しかも今日のスタメンは(水曜日の“攻めなければいけない”ことを想定してか?)やけに攻撃的。対するジュビロは先週の試合の内容そのままを発揮出来れば、ちょっとだいぶ良いサッカー出来るようになってるんじゃない?って状態。1年前のグラ対ジュビロではまさかジュビロが勝つなんて思いもよらなかったが、ジュビロが先制することも何ら不思議なことではないし、その後も前線からの厳しいプレスでチャンスを立て続けに作り前田の追加点で0-2という展開も妥当な流れだった。

後半も早々と前田がヘディングで決め、ハットトリック達成。得点王が現実味を帯びてきた!!はっきり言って今日の名古屋のコンディションならまだ点が入ってもおかしくない…得点王獲るためには取れる時にとっておかないと…そう思っていた。でも犬塚が足をつって大井と交代し、茶野が左サイドバックに回り、そして相手が小川を右サイドバックに投入してきた時間から流れが一変。大井の何気ないオウンゴールから試合の流れは名古屋へ。その後ケネディに頭で、玉田にPKを決められ一気に同点。あと1点で逆転…!…ってこれは名古屋にとって何のシミュレーションですか。たしか水曜は4-0ならアウェーゴールの差で逆転だとは思うんですが…。

名古屋にとって幻の逆転ゴールはオフサイド(この時にブルザノビッチは抗議で退場になったのかな?)。相手が10人になってようやくジュビロはペースを取り戻すも時すでに遅し。はっきりと攻撃の意思を示した名古屋の選手交代と比べて磐田の選手交代は効果を生み出すことがなかった。ロスタイムが5分と長かったけれどそのまま試合終了で3-3。ジュビロにとっては消化不良で、名古屋にとっては…疲労もある中…次「攻めるだけ」にしても、何ならバランスが保てて、何ならバランスが崩れるという良いシミュレーションになったんじゃないだろうか?これでまた中2日だから大変だと思うけど、なんとか名古屋に頑張って欲しいと思っています。

ところで、うちとの試合が豊田スタジアムで組まれるのってそれだけの来場者数を見込んでのことだと思うんだけれど、今日の来場者数は15,000人台。こんな人の少ない豊スタは初めて。ってか、磐田サポにとってほぼ最寄のアウェーだと思うんだけど…人少なかったなあ。昨年と比べても結構減っていた。まあ残留争いの昨年と比べて今の中位じゃ盛り上がりに欠けるのは確かだけど…。でも唯一盛り上がれる要素である“前田の得点王争い”ってのが今日のハットでかなり現実味が沸いてきたと思う。岡崎やジュニーニョも決めているからまだまだわからないけど、最終節の神戸で…見る側としてもそういうモチベーションの要素があるといいなあって。

これがいつもだったらこんな内容、腹が立つだろうけど。でもなんか上位争いも残留争いも両チーム関係無いし、まあ楽しかったからいいや。前田ハットしたし。みたいな感じ(笑)でもやっぱせっかくの3-0を追いつかれるなんてお粗末にも程があるよね。試合終了後に“審判くそったれ”コールがあったけれど、確かに家本だし、PKもあったけど、でも追いつかれたという結果はどう見ても自滅そのものだったと思う。0対3からよくわかんないシーンでうちに退場者が出て追いつかれたとかならともかく…あの流れで追加点を別に家本のせいでもなんでもないし、PKもうちが足が止まっていたところから招いたシーンであって。ほんと単純にグランパスの勢いを止められなかっただけで、途中出場の小川にほんとにいいようにやられただけ。しまいには向こうに退場者が出たぐらいだ。でも勝てなかった。力不足。

せっかくの前節からの攻めの良い流れを、自ら摘み取ってしまった。大体、昨日新聞見てたら「犬塚が発熱で出場が微妙、代わりは岡田か船谷」って記事が出ていて、それを練習試合でも試していたらしいのに。何故そこで大井を入れて茶野をサイドに回す選択をしたのか。茶野がうちに移籍してから4バックの左サイドをやったことってあったか?せっかく攻めの姿勢で、相手を押し込むことで、うちの脆い守備陣の負担を減らせていたのに。あそこで守備的な姿勢を示したことで、相手を押し込まれて、J1ワースト3の守備陣がまともに稼動する羽目になってしまった。ほんと自ら流れを逸したとしか思えない。守ろうと思ったらうちは脆いチームだ。そんなの昨年の第32節の柏戦なんかもそうだったけど、今年のこれまでの結果や、ボランチから後ろのメンツの名前を見ても分かりきったことだ。ほんと勿体無かった。

どうせ上田出すんなら、あの場面も上田入れて岡田をサイドに回せばよかったのに。船谷でもいいけど。誰かユニフォーム脱いで準備してたじゃん。なのに何故あそこで大井だったのか。なんか、チーム自体はすごく良くなってきているんだけど…ヤンツーは采配が当たらないなあ…って感じがすごくする(笑)次ジュビロを見るのは浦和戦の予定だけれど、浦和相手に弱気な戦いしようものなら一気につけ込まれるだろうなあ。フィンケ体制があやしいことになってきてるけど、でもやっぱ浦和のメンバーは地力があるはずだし、うちも埼スタでは7年間勝っていないからねえ。なんだかんだで浦和戦の埼スタのあの雰囲気は燃えるので、楽しみにしてます。

試合後は名古屋へ行って歩く。ふと「タワーズが出来たのってもう10年前なのかあ」と思い出す。そっか、10年前の今週が正に修学旅行だったんだっけなあ。あの時はタワーズもでっかい建物だとおもっていたのに、今は更に大きな建物が二つ出来ているからすっかりかすむね。特にあのHALのビルはすごいね、改めて見ると。上にはどんなテナントが入ってるんだろ?絶対怖いよね…。しかしあの頃から10歳年を取った自分の実感の無さをどうしようかと思う。仕事のこと考えると確かに10歳年を取ったから今ここに居るんだけどなあ。どうなんだろうなあ。こんな日にsleepy.abなんて聴くもんじゃないな、せつなくなりすぎて。でもなんか、もしあのまま何もしていなくとも、きっと同じようにすごく頭を使って生きていたと思う。だから…捌け口だとしてもこんな仕事に頭を使えていることは幸せなことなのだと思う。

今節で上位も下位も色々動きがあった。残留争いはほぼ決した。上位も残り4試合で2ゲーム差になったガンバと清水は厳しくなったか。さて、次に西へ来るのは12月の神戸@ウイングスタジアムを予定していたのだけれど…これは3月に関西に来たときから思い描いていたことではあるものの、10月を過ぎても仕事が全く落ち着いていない状態なため…そして11月にまた山が来るため、12月頭に旅行へ行ける程余裕があるか怪しい。少なくとも3月の時みたく浜松にも名古屋にも寄って、みたいなことは無しだなあ。「盛り上がらないカードだしなぁ…」ってちょっと思っちゃったけど(笑)、前田の得点王のチャンスは今後来るかわからないから。取らせてあげたいし、そんな応援の仕方が出来る遠征なら楽しみなのだ。帰ってきたらNHKにアークティックが出ていた。静岡に帰ってきてもロックから離れらんないな。