ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

仙台カップ国際ユースサッカー U-19日本代表-U-19ブラジル代表 @ ユアテックスタジアム仙台 / ハイスイノナサ / mudy on the 昨晩 / THE NOVEMBERS @ 仙台MACANA / 定禅寺ストリートジャズフェスティバル










仙台最終日。もしもう1泊にすることに決めていたらどこかへ行こうと思ったと思うけど、表題の試合とライブに行くことは当初の予定通り。せっかく仙台みたいな土地に来て、それってどうかなあって前日ぐらいに考えちゃったけど、予定通りは予定通り。あとのこの日のテーマはレンタサイクルをすること!毎回どこかへ行く時は大体レンタサイクルがあるかどうかの下調べはするんだけど、前回来た時に仙台には無いと思ったんだよね。今回もそう思ってたんだけど…平泉のレンタサイクルに関して調べてる最中にたまたま見つけて。じゃあ借りて走りたいなーと。大体レンタサイクルって行政だったり観光協会が主導で行うものなんだけど、今回見つけたのはそうじゃなく完全に一般企業。だから規模も小さくて、借りれるか不安だったけど…無事借りれてよかった。仙台ぐらい規模の大きい街(&名所が点在)だと自転車があると本当に助かるんだけど、それでもレンタサイクルを推し進めないのは自転車の通行や駐輪に関して気を尖らせているからなのかなあ?とか推測。

で、来る前は知らなかったんだけど、ちょうどこの週末仙台の街では定禅寺ジャズストリートフェスティバルというフェスがあると。街中に数十のステージが設置されるというから、それを自転車で走りながら眺めるのも面白いかなと。そんな風に考えていた。チェックアウトして荷物を送る。そこから街を歩いているだけで、徐々にお祭りが近付いている感があってよかった。レンタサイクル。まずあんまり行動する機会が無い東口をチャリで走ってみる。せっかくなので昼間のクリネックススタジアムにも。こちらも14時から試合開始で、少しずつ人が集まってきている。西口に戻って、こちらもあまり徒歩で歩く機会が無い道を走ってみながら、徐々に一番町〜国分町方面へ。この頃にはもうすっかり街には音楽が鳴り響いていた。誰か名前を知っている人が出るわけではないけど、あちこちで音が鳴っているのって、いいなあ。あ、あと途中晩翠草堂にも寄った。このレンタサイクルに気付くのが早ければ、もう1日これに乗って宮城県美術館とかにも行ったり出来たかな…と思う。

そして街を北上しユアスタへ。調べたら大体中心街から6km強だったので、じゃあ行けるなと。昨日の厳美渓が8kmだからそれと比べれば大したことない、という気にもなったし(笑)しかも道も分かり易くて、仙台駅前の広い道をひたすら北上すればユアスタに辿り着く。行きはゆるやかな下り坂だったから20分ちょいで着いてしまった。時間的に泉中央駅周辺をうろつく余裕が無かったのだけ残念…。で、U-19日本代表-U-19ブラジル代表。日本代表のスタメンでJリーグで見たことがありそうな選手を挙げていくと、DFの酒井(新潟)、平出(FC東京)、MFの宇佐美(ガンバ)、FWの重松(FC東京)と小林(ヴェルディユース)。あとはMF風間ジュニアはテレビでは何度か見たことがあるのと、10番の田口(名古屋)も名前が見覚えあるなあ。もう出てる?あとFW杉本も年代別で名前は知っているなあ。

んで試合の感想。日本代表は最初はパスが繋げていたんだけど、途中からガンガン中盤でパスカットされるようになる。単調過ぎて読まれているのかな?ブラジルの出足が良いのかな?宇佐美が左MF、小林はFW登録だけど右MFみたいな位置。宇佐美はまだ活き活きするシーンもあったけど、小林はこの間の天皇杯のイメージからすると…沈黙もいいとこ。歩いているシーン多過ぎ。攻撃のシーンもすぐ止めてしまう。けど、そもそも右MFが合わないんじゃね?大体左利きなのにわざわざ右で使う意味って何?確かに俊輔は右やってたかもしれないけど。船谷が右で使われる時に「切り込んでシュートというパターンもある」とか言うけど、その時点でもうバレバレなわけじゃん(笑)効果的なそういうシュート見たことないし、もしその為に右で使うとしたらそれ以上に犠牲にしているものが多いと思う。宇佐美も小林も本来中の方が良い。けどじゃあ田口や風間がダメだったかっていうと、うーん。パスカットされまくったのは小林のポジショニングの悪さとかもあるわけだしな…。

重松や杉本の前線での動き出しが良かった分、まだ前線が蓋にならずによかったけれど(それでもそこからシュートまでいけるシーンが多くは無かったか)。難しいところだねえ。対するブラジル代表。登録名がざっくりしていて、アランが2人居た(笑)でもさすがだなあって思ったのが、FWが取られても最後の最後までDFに対してチェイスする。Jリーグで言うとエジミウソンジウシーニョや…かつてのエメルソンもそうだったけど、取られてもDFが嫌がる守備を最後までする。この年代に限ったことじゃないけど、日本人FWってそれが少ないんだよなあ。日本代表でもJリーグでも「前線から守備してくれて助る」って言うけど、でも多分ブラジル人選手のするそれとは全然異質のものな気がした。逆にブラジルFWはどの年代でもそれが出来るんだな、って(フランサとかの例外は除く)。それが当たり前なんじゃないの?って感じた。もし日本のチームがチェイスが無い中でのビルドアップの練習をしているとしたら、そりゃこのチェイスの中で組み立てるのは至難の業だと思う。

あとは「簡単に倒れない」というところも。W杯後の西村審判のインタビューで「Jリーグでは選手がすぐに倒れるけど、海外の選手は倒れない。だからアドバンテージを取ることが自然と多くなった」というようなことを答えていた。で、今日の試合もブラジルの選手は少しバランスを崩しても、倒れずに体勢を持ち直すし、そうとする。前線からの守備にしてもこういうところにしても、若い時から叩き込まれてるんだなーと思った。試合はブラジルが1点を先取し、その後一人を欠くも守り切って1-0で勝利。ハーフタイムからすっごく眠くて、後半は半分ぐらい寝てしまったのであんまりちゃんとした印象が無い…(前日からの自転車疲れと、この日は思った以上に蒸し暑くって、試合中は適度な気温で気持ちよくてうとうとしてしまった…)。負けているのに守備の選手の投入が多かったのは色んな選手を試すためだろうか。引かれた相手に宮市、宇佐美の2トップじゃ厳しい。前線にボールが入らず後ろでパスを回すばかりになってしまった。パワープレーのオプションが欲しい。

あとこの世代はCB不足なのかな?選ばれているDFが全員180cmに満たない。中澤闘莉王後は今から心配されているけど、思った以上に深刻なのかもしれない。北京世代の若いの世代はまだ永田を始め、徳永とか大井とか…菊地とか…背丈のある選手は居たもんなあ。正直北京世代のCBじゃ心許ない。あんまり人材不足だったら、平山とかマジでセンターバックにコンバートした方が良いんじゃないかと…。さて、試合はこの試合だけ見たら仙台の街に戻ろうと思っていたんだけれど、試合の終盤から大雨が降り出す。どうりで今日蒸し暑いわけだ…。16時からの2試合目を見て時間潰せばいいんだけれど、17時までには返さなければいけないからあまりゆっくりもしていられない…。少し頑張ればSELVAとイトーヨーカドーがあるけど、それも躊躇う程の雨。とりあえず戻って返す時間を逆算して、前半10分だけ見ることにする。そのうちに早くもフランス代表が先制。そしてちょうど前半10分ぐらいで雨がやんでくれたので、無事17時までに自転車を返却。しかし蒸し暑かった…。










その後また街のそこらで行われているライブを眺めながら(メディアテークのステージはやっぱり雰囲気があった)、MACANA方面へ移動。場所がわからず迷ったけど相当分かり易いところにあった…。残響sound tour 2010とcinema staffのレコ発ツアー。昨年神戸で見たPeople In The Box/ルミナスオレンジもそうだったけど、旅先での残響率が高い(笑)今日の出演はハイスイノナサmudy on the 昨晩THE NOVEMBERScinema staff。一番見たかったのはトップバッターのハイスイノナサ。昨年リリースされたアルバム“街について”がすーっごく好きで。ずっと見たいなと思ってたんだけど、なかなかタイミングが合わず。正直別にわざわざせっかくの仙台の時間を割いて見る程なのかと言われれば、何とも言えないというか…東京で見れるだろって思うんだけど、逆に東京に居るといつでも見れる気で居ちゃうからダメ。んで25分ぐらいの出番でしたが、期待以上に良かった。あの変拍子や濃密な鍵盤のフレーズをライブでも再現していた。すんばらしい!

なんだろう。かつて僕のハマっていたバンドだと、トルネード竜巻から人を食った感を減らして変拍子と暗さを足した感じ?トルネード竜巻をポップでストレートにしたのがschool food punishmentだとすると、まあなんかそういう感じ。たとえば先週見た(洋楽だけど同じ残響の)65daysofstaticの持つ暗さの雰囲気を感じる。今後表舞台に出てくるイメージが全然沸かない(笑)けど、すごく良かったし好きだ。“少年の掌”や“都市の記憶”みたいな曲をライブで再現している演奏の繊細さが本当に素晴らしかった。東京でもまた見たいな…とか言って見に行かないんだろうな…。2番手がmudy on the 昨晩。昨晩はCDでは好きなんだけど、つい先週ポスト・ロックや轟音の特上を味わったばかりなので…まあ。という感じ。THE NOVEMBERSも相変わらずかっこよかった。んだけれど、せっかく街で祭りが行われているのだからもう少しそれを堪能したくて。最初から20時には出ようと決めていて…途中で出た。cinema staffも見たかったなあ…。

そんで、あとは片手にビール、片手になんらかの串を食らいながらあちこちのステージの音に揺れる。面白かったなー。21時終演だったのでもうこの時間ぐらいではトリクラスの人たち…っつってもアマチュアの僕は名前を知らないような人たちなんだけど…でも乗せ方も上手いし、お客さんもちゃんと集まっているし、そんで踊ってるし、すごく良かった。Jリーグプロ野球も街のお祭りも街のライブハウスも体験出来て、良い時に来たのではないだろうか。そのまま一番町からアーケードをずっと歩いていって駅まで。最終の新幹線は21時40分のやまびこなんだけど、金券ショップで買ったチケットが指定席じゃないとあんまりお得感が無かったので、ダメ元で21時26分のはやて・こまちの指定席をとろうと思って早めに駅へ。そしたら余裕でとれたのでその新幹線でシュパッと帰京。大宮まで1時間15分!行きは大宮から仙台までで6時間ぐらい掛かってるのに(笑)そこから宇都宮線埼京線、中央線と乗り継いで23時半過ぎには吉祥寺着。ついさっきまで仙台だったのにな。

久々の長期休暇だったけど、過ぎ去ってしまうとあっという間。期間中も仕事に関する対応はしていたし…けど、本当はもっと仕事もしようと思っていたから、そこまでじゃなかったことを思うと週明け怖いなあと…。だから現実に戻る為に1日残して帰ってきたのは正解じゃないかと。仙台の街は4日じゃまだまだ行けないところも多くあった(まあずっと仙台に居たわけじゃないけど)。街中だけどLoftのビルやPARCOにも入ってないぐらいだし。だから…11月のアウェーもまた来たいなと思う。その時は仙台に2泊とかじゃなくて、もっと北のどこかの街からスタートして、徐々に南下していくようなことがしたい。またすぐどこか行きたいけど、東北方面や新潟以北はまたそういうアウェーの時に考えるとして、常磐線の水戸以北や水郡線は鹿島アウェーの時に考えるとして、北関東や北陸はJ2落ちたら必然的についてくるのでそれまでとっておくとして…(笑)そう考えると、来週の3連休どこかへ行くとしたら…帰省かなあ?それ以降であんまり「このタイミングで!」ってタイミングもあんまり思い浮かばないし。最近の日記はなるべくコンパクトにを心掛けていたけれど、長くなってしまいました。そんな感じで仙台旅行記は終わり。また秋に!