ガーデン・シティ・ライフ・ログ

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか、庭園巡りや町歩き記録。

アルビレックス新潟-ジュビロ磐田 @ 東北電力スタジアム / ぼくらが旅に出る理由は大体百個ぐらいあって【新潟〜吉祥寺編】







11時チェックアウト。3年連続で来たりなんかすると大体市内のスポットは自転車で走り尽くした感があって。なので観光という面では昨日の行動がメインで、今日は割とゆっくりな感じ。大浴場に浸かろうとは思っていたけどホテルの朝食食べたのなんてのはいつ以来やら。天気は予報に反して快晴!気温もあまり高くないから気持ち良い天気。時々天気雨がぱらついたぐらい。駅のコインロッカーに荷物を詰めて、毎年のレンタサイクル。昨日の感じから言って、新潟市内もきっと今が桜の季節なんじゃないかな?と思って古町方面へ自転車を走らせると、信濃川沿いの桜並木が満開。桜と鯉のぼりなんて組み合わせは地元や東京じゃ見ること出来ないよなぁ。この辺で庭園のある場所――白山神社とか桜の木あるかなあ?と思って、古町方面から自転車を走らせると、なにやら神社方面に向かう人が多い。着いてみると庭園も桜が満開、その裏の公園で無数の桜が満開!いいねえ。天気の良さも相まってかなり人出も多かった(例年はもっと多いのかもしれないけど)。










そろそろ試合行かなきゃと思い自転車を南に走らせて鳥屋野潟。昨年の反省を踏まえて左折。鳥屋野潟沿いも桜並木が満開(そのせいか交通量多い)。そしてビッグスワンのある公園も多くの桜の木があって…良い季節に来たなあ、って思った。丁度今週末がピークだったんだろうな。そんな感じで満開の桜に見とれたり、スタジアム外の売店で村上牛のたたき丼を買っていたりしたら試合開始に間に合わず、先制点にも間に合わず。今回特に回るところ無いし30分前には着きたいな、とか思っていたのに…。そんな感じでJ1第7節、アルビレックス新潟-ジュビロ磐田東北電力スタジアムJリーグ再開初戦。間の練習試合とかは見ていないので、ジュビロを見るのは開幕の甲府戦以来。スタメンは川口、駒野、加賀、藤田、パク、小林、那須山本康裕、山田、前田、山崎。開幕戦から入れ替わったのは藤田と山田。山田くんは練習試合の途中からスタメン抜擢されていたようだったけど、藤田は誰かの怪我の代わりだろうか?(カンジンや古賀じゃないんだなあと)

相手の新潟は1節で福岡に完勝したので暫定首位。東口、藤田、千葉、酒井、小林慶、本間、三門チョ・ヨンチョルミシェウブルーノ・ロペス。ベンチに田中亜土夢や内田や菊地や、アジア大会優勝メンバーの鈴木や。今年も主力選手を引き抜かれた新潟だけど、こうして見るとそれなりにメンバーが揃っているように見える。東口、1年前のうちとの試合で(黒河の怪我で)試合途中に出てきたのがデビュー戦だったのに、今や日本代表だもんなあ。わからんものです。そんな新潟で目を引いたのは新外国人、ブルーノ・ロペス。めちゃくちゃ走るし速い。GKへのバックパスに対してほぼ必ずと言っていい程チェイスに行く。だから川口もゆっくり持っていられない。あれは日本人FW見習ってほしいわー。GKがだらだら持っていると試合がだれるし、逆にそれが無いと試合が締まる。ジュビロでそれが出来るのってジウシーニョだけ。日本人の若手育てたい気持ちも分かるけど、でも開幕戦と今日の山崎のパフォーマンスぐらいならジウシーニョの方が全然良いと思うんだよなあ。

ジュビロはいつも通り後ろで回し、中途半端にパスカットされカウンター、という展開。アルビレックスはブルーノが裏を狙い、ミシェウがその後ろで組み立て、チョや他のサイドの選手が積極的に仕掛け、という役割分担が分かり易い。前半はアルビレックスに惜しいチャンスが多かった。ジュビロはイマイチ攻撃の形というか得点パターンが見えない。山田くんが二人の間を割ってゴールに迫ったプレーとか、個々では「おお!」と思うシーンがあるんだけどねえ。1-0で前半終了。後半は徐々にジュビロペースへ。何が変わったというのも無かったと思うんだけど、新潟の前線が徐々に疲れていった…って感じかな。そうなっていくとムダにポゼッションだけはするジュビロのペースになっていくというか(笑)後半20分過ぎ、山田に代わってジウシーニョ。ここで攻撃の段階が一つ上がった感じがした(相手の右SBが攻撃的な藤田から守備的な菊地に代わった影響もあった?)。そこからすぐの後半24分、右サイドからのクロスにファーからジウシーニョが飛び込んでヘッド、同点!

完璧だった。ああいう“3人目の飛び込み”が、山田くんや山崎にはまだ出来ないというか、出来るようになって欲しいプレーだと思った。その後もいつも通りの激しい運動量で前線から相手の攻撃の芽を摘む。ほんと頼りになるなあ。スタメンで使わない手は無いと思うのだけど(前田とのコンビネーションもまだまだ山崎より良いと思うんだよね)。あと、旧8番の菊地に対して激しいタックルにいく現8番ジウシーニョを見て複雑な笑いを浮かべたジュビロサポはきっと少なくなかっただろう(笑・ちょうどサイドで対峙していたので)。いやしかし菊地…なあ。新潟へレンタルしていた時代、評判良かったので大きな拍手で迎えられたのも納得いくけど、でも…あんな事件さえなければ今頃ジュビロの8番もキャプテンマークも彼の元にあったはずだろう、それぐらい期待していた。あの後ずっとボランチのやりくりに苦労して、挙句本職じゃない那須がやっているような状況で(だいぶ板についてきたけど、でも今日はサイドチェンジミスり過ぎ)。やっぱりすごく複雑な気分だ。

試合はその後一進一退の展開もお互い追加点は無く、1-1のドロー。これで新潟遠征は3年連続ドローです。負けよりはいいけど。新人が3人とも出場、暫定首位新潟相手にドロー。練習試合でボロボロの噂を考えれば上出来でしょうか。内容も…前半攻撃の形が見えにくかった(まだ西の不在が大きいかなあ…)以外は「全然ダメ」って感じでも無かったので、まあ今後も残留目標にゆるく見守りたいところ。GW期間中の試合は見に行けないので、次回の観戦予定は5月のアウェー仙台戦。最大余震が起きた頃は少し迷っていたけど、最近テレビで「東北に来てほしい」みたいなことやっていたりするので、行くことに意味があれば…みたいな気持ちです。今のところホームに行く予定が全くの未定。ap bank fesの週末にレッズ戦があるのか。丁度良いかな…って一瞬思ったけど、東海道線がカオスなことになりそうなのが心配(例年駐車場がフェスに利用されるとか色々要素がある)。大丈夫か?絶対そこまで考えてないぜ…。そして出来ればヤマスタの試合行きたいなー。

試合終了後は公園内を自転車で走りながら桜を満喫。多くのサポーターが桜と一緒に写真を撮っていた。良い風景。ほんと良いタイミングでの新潟アウェーだったなぁって気がする。そういえば今日の観客数は33,000人。雨の昨年の試合からは1万人ぐらい多いのかな。事前では全券種余っていたけど、でもさすがに多くのお客さんで(天気良かったのもあったかな)、ロスタイムの新潟のチャンスの時にはやっぱり迫力があった。試合終了後、外国人選手の退団セレモニーみたいなのをやっていた(地震の影響で退団が決まった選手?)。そしてその後、外で募金をしていて多くのサポーターに囲まれていた。駅に戻って自転車を返したのが16時半頃。今回は特に新潟でやり残したことはない、と思ったので、その後すぐの長岡行きの各駅停車で新潟を出る。やり残したことはないけど新幹線でパーッと帰っちゃうのも味気無いかな…と思って景色を見ながら長岡まで各駅でいったけど、結局長岡からMaxとき。長岡では駅のスーパーで洋風カツ丼を買っただけ(笑)長岡を越えて雪景色、越後湯沢を過ぎて一眠りしたところでもう大宮。湘南新宿ラインで新宿、中央線で吉祥寺って感じで帰宅。昨日のツーデーパスで新幹線の乗車券としても使えたので、新潟から乗っちゃえば――まだ選挙投票に行ける時間に東京帰ってこれたかも(笑)次回の新潟遠征ではまた違う路線の各駅停車の旅をしたいなあ。


最後についでに選挙の話。20歳で選挙権を得てから、選挙という選挙は全て足を運んだ。投票へ行かなかったことはない。けど、今日の市長・市議選で初めて選挙へ行くことが出来なかった。今までも投票日と旅行(ライブでもサッカーでも)がかぶったことはあるので、そういった時は前の週末に期日前投票に行っていた。のだが。今回投票用紙が届いたのが平日!「来週だっけ…」と思ったら今週だとそこで知り。今週丁度忙しかったので期日前投票に行ける筈も無く、土日も東京に居ないので行ける筈が無く。でもせっかく今の今まで全て投票に行ってきたわけだから、日曜は間に合うように帰ろうかなあ。と正直迷っていたんだけど、(都政や国政選挙じゃなく)市の選挙でその為に帰るってのもなー…と思い、結局そのようには動かなかった。でも、旅先にも投票用紙は持参していた(笑)んー、こんなことでも続けていたことが途絶えるというのは少し淋しい気持ち。僕みたいな地方出身者で東京独り暮らしだと、割と市や区を越えて引っ越しちゃうもんじゃん。だから国政・都政と比べてあんまり市政は気にしてない…って気はする。結婚したりして子供が居たら別だろうけど(その頃までこの街に居たいぐらい、武蔵野三鷹は好きだけど)。

こないだの都知事選の話に飛ぶんだけど、投票率が57%。でも年代別の投票率で見ると、20代や30代って全然投票行っていない。Yahoo!ニュースのコメント欄でもTwitterでも、政治不信東電不信、世の中への不信に溢れている。こんな国が不安定な時だから、若い世代がもっと選挙に行くんじゃないかと思ってたけど――全然そんなこと無かったんだよね(笑)なんでなんだろう…?都知事選の前の週、ライブの後に飲んだ友人に「逆になんで選挙行くの?」と聞かれた。理由は単純で、高校の頃に好きだったバンド――多分Kemuri伊藤ふみおPotshotのRyojiだったりすると思うんだけど、「ロックやパンクって言うと未だに大人は“良い加減”なイメージで見る人も多い、だからこそ普通のことをちゃんとする。選挙にも行く」みたいなことを言ってて、なるほど!と思って。森首相が失言を繰り返していた時なのもあり、ドント・トラスト・オーバー・サーティーだからこそ、選挙へ行くのが手段だというか…選挙権持ったら必ず投票へ行こうと決めていた、という単純な理由。

震災の後の朝まで生テレビ片山さつきが出ていた。僕の地元(静岡7区)の現衆議院議員城内実だけど、その前が郵政選挙で担がれた片山さつき。ちょっとは政治家としての経験を積んでいるんだろうけど、その番組での民主党・大塚議員とのやりとり。原発への対応について理不尽な批判ばっかりしてて、大塚議員が「でも原発は全て自民党政権に作られたものですよね…」ってボソっと言ったら、「あら、そんなこと言ったら協力体制はどうなるかしら?」なんつって、ぷんぷん、みたいな表情していて…うわあババア気持ち悪ぃよしねよ、みたいな気持ちになって(笑)なんだそりゃ、それで政治だって言えるの?ってすごく怒りを覚えた。こんなのを政治家として国民が選んでいるって時点でなんかやっぱ連帯責任なんだよなあって思う。たとえばこのエントリ。「原発の安全性について何も考えていない」なんて言っていた政党をずっとのさばらせてきたわけだから。そこに責任を問わないのは全くおかしいし、その政党が責任を持って現政党に協力しないのは国のことを考えているんじゃなく、自分たちの面子のことしか考えていない愚行だと思う。…本当はもっとそういう声ってあるべきだと思うんだけど、表立って出てこないわけだから――メディアも連帯責任があって、それを自覚しているから何も言えないんだろうな。…なんかだいぶ話が飛んだけど(笑)まあでもそんな感じです。