メッセージ・ソング?

ジュビロ(Jリーグ)とか、野外フェスとかアートとか。

ap bank fes'11 @ 静岡県ヤマハリゾートつま恋 / かぼちゃ美術館〜IZU PHOTO MUSEUM〜ヴァンジ彫刻庭園美術館〜ベルナール・ビュフェ美術館〜資生堂アートハウス









例年通りap bank fesに合わせて帰省。今年一番行きたかった日はピロウズの出る3日目で無事チケットも確保。当初は金曜夜から実家に帰って、土日はフェスとは関係無く浜松付近を行動しようと思っていた。のだけれど、その後koti market liveにOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND(以下OAU)が出演決定!これは意外!kotiなので本体への出演じゃないし、オーガニックなアーティストが今までも出演しているエリアではあるけど、果たしてOAUがどんな風に受け入れられるのかなあ?ということにすごく興味があったので、これは是非行きたいと思った。入園料だけで入れるエリアだし。それでつま恋に初日も行くことを決めて――日曜日にエコパ行くとしたら、3日連続で実家からあの辺まで通うのはめんどいなあ。という気持ちになり、金曜は伊豆の辺りで一泊して、クレマチスの丘に寄ってから西に向かい掛川で下車するというルートを決める。結果、湯河原で一泊することに。当日プランで安く泊まったのだけど、温泉含めて大満足でした。

朝9時半過ぎにチェックアウト。まず宿から徒歩数分、かぼちゃ美術館へ。ホテルにあったチラシの「草間弥生に愛を込めて」「湯河原観光の穴場!」みたいなキャッチフレーズ――そのB級感含めて気になって(笑)寄ってみた。現れたのは普通の民家。確かに入り口にハロウィンの人形とかはあるけど――入り口(玄関)を開けると、ハロウィン帽かぶった明るいおじさん(館長?)。このおじさんがよく喋る。草間作品を集めているだけあって着ているドットに強く興味を示すし、色んな作品の説明をしてくれた。ほんと普通の家なんだけど、沢山の草間作品が(草間作品だけじゃないけど)。結構お金掛かっていると思うんだけど、セキュリティとか大丈夫なのかなあ…。昨年松本吉祥寺で展示を見たけどそこでは見たことのない作品とかもあったので面白かった。10分強歩いて湯河原駅。暑い。熱海で多くの人が降りる。皆海へ行くんだろうなあ。休日乗り放題きっぷを買おうと思ってみどりの窓口へ行ったら、「東海さんの窓口へ行ってください」と案内された。取り扱いが違うのね…。

三島着。11時40分の無料シャトルバスでクレマチスの丘へ。なんで今回クレマチスの丘へ行こうと思ったかと言うと、完全に最近読んだブルータスの美術館本だったり、この時も参考にしたブログだったりの影響。どれかと言うとヴァンジ彫刻庭園美術館へ行きたいのが一番だったのだけど、IZU PHOTO MUSEUMの杉本博司建築の見てみたさとか、ビュフェ美術館の今の企画展で奈良美智作品があったり面白そうだったので、結局3つをわたわたと周りました。IZU PHOTO MUSEUMでは“富士幻影 日本人の肖像”、ヴァンジ彫刻庭園美術館では“東海道 新風景―山口晃と竹崎和征”、ビュフェ美術館では“東海道五十三次―広重から現代作家まで”とそれぞれ富士とか東海とかそんなテーマの企画展も開催されていたのですが、中でも“東海道五十三次〜”展がすごく面白かった。歌川広重とかあんまりこういう風に古い絵画を見ることってなかったのだけど、それとの流れで奈良美智さんの“in the floating world”と水木しげる“妖怪道五十三次”を見られるって、面白過ぎる。もう少し時間欲しかった…(常設展あんまり見れず)。彫刻庭園美術館は期待通り彫刻の溶け込んだ庭園がきれいで素敵だった。

三島を13時44分に出る。車内ではくったり眠る。気付いたら静岡。掛川には15時49分到着。つま恋へ――ではなく、資生堂アートハウスへ。今まで美術館の建築自体の見た目には興味あったりしたけど、それを設計しているのは誰かとかは藤森照信さん以外はよく知らなかった。のだけど、前述のブログを読み始めてなんかそういうことも気になり始めて…まあそんなことも含め、またアートハウスに来たいと思ったのでした。1年4ヶ月ぶり。今回はレンタサイクル。ねむの木美術館に行った時にも使ったやつですが、なんかあくまで「レンタサイクル」というサービスではなく「貸自転車」なのだそう。だからあんまり表に出してないのかな…。もう時間的には夕方だけど陽射しが厳しいし暑い。美術館は涼しい…。“げんだいびじゅつをのぞいてみませんか”展を見る。その後は掛川城付近を自転車で走ったり。自転車の返却期限は19時。他のこの規模の地方都市を考えると(17時が多い)、遅い方だとは思うんだけれど、でもap bank fesで使うには期限が早いんだよね。残念。









で。ようやくつま恋です。17時20分ぐらいに掛川駅を出たのだけど、まだまだ乗る人が多かった。皆ミスチルに合わせて来たのかな。10分後ぐらいにつま恋着。なんかクレマチスの丘もそうだけど、比較的長く乗るシャトルバスに最近慣れていたからか、こんな近かったっけ?という感覚。そして入場券を買おうと思ったら――もう通常営業は終わっている時間だからか、「もうそのまま入場してください」という感じで通される。この時間に来れば完全に入場無料で楽しめるのかー…。飯を選んで食ったりしていると程無くしてMr.Children開始。内容に関してはあと2日あるので省略(3日目の時に書く)。ご飯食べ終わったところで、例年チケット無しの人が集まる丘の方へ。昨年よりも更に人が集まっている…!昨年から場内のゾーンが変わってチケットが取りづらくなった。だから昨年、今まで比べても丘住民がかなり増えた印象があった。でも「今年は昨年と比べてチケットの譲りますが多い」みたいなことがmixiに書いてあったので…今年更に増えるとは予想外だったなあ。

でも昨年も思ったけど、この光景はすごく好きだし面白い。この光景ってこのフェスならではの光景なんだと思うんだよね。まず丘というロケーション。丘に登ればステージ上こそ見えなくてもステージの骨組みは見えるという距離感。この規模を売切れさせてしまう、けどそれでも来たい人が居ると思わせるアーティスト。こういう条件が揃っているのはap bank fes、つま恋だけなのだ。初年度から毎年参加してきて――今年のテーマとか考えると、来年どうなるんだろ?つま恋じゃなくて東北とか――とか少し考えたりしていたのだ、行く途中。ただ、今年更に規模が拡大された――まあキッズエリアや丘の方なんだけど、ミスチル演っている時にフードエリアや丘に居る人の数の多さを思うと、本当にあまりにつま恋の夏の風物詩として、ap bank fes=つま恋というエリアならではのものとして、成り立っている。後述のOAUに集まっている人の多さもそれの一つかもしれない。初年度からもう6年も経ったのかあ、って考えたりもしてしまった。たぶん初年度の時の日記読み返せば丘のこと書いてあるんじゃないかなあ。2年目の時かもしれないけど。今の仕事のこと考えても、色々な物事があの2005年の夏から動き出したんだったと感じる。

さて。そして個人的な本日のメインアクト、OAU。ミスチルが終わる直前ぐらいに向かったのだけど、思った以上に人が集まっていた(今まで見たkotiのライブと比べて)。まあそこはさすがにOAUというか…途中の歓声(男声率高め)を聞いていても、なんだかんだでap bank fesの客の1/15ぐらい?は居そうな「ロッキン好き」みたいな人が集まったのかな(正にRIJFのタオル持つ人やCDJのTシャツの人が居ました)。あと頂とか行く層。前の方から埋まっていっていたので、マジでTOSHI-LOWとかそうそうこんな距離で楽しては見れないもんね…って考えていた人が他にも居たんだと思う。MARTINの「コンバンワー、スピッツです」のMCの反応が何とも言えない反応で、その後の「みんな不安だと思うけど俺たちも不安なんだよ(笑)」という序盤のTOSHI-LOWのMCで、なんかお互いの緊張感がとけたような。「(客)トシロウ!」「(TOSHI-LOW)そう、そういうメンズの声はいい!」みたいなやりとりがあったり、なんか考えられないぐらいトシロウが喋っていた(笑)コークヘッド(COKEHEAD HIPSTERS)の小松さんが桜井とクラスメイトだったという話とか(これ初めてじゃなく以前聴いたことある気がする)。

あとJENと三宿のバーで一緒になって、酔っ払うと面白いって話とか――トシロウ、それあんたが言うか、みたいな(笑)“New Tale”あたりで、座って聴き続けるのもなーと思って隅で踊る(“Bamboo leaf forest”とかも序盤にやっていた気がする)。途中、「ゲストを呼びます」と言って呼び込む。Salyu!そう来たかー。きっとこれ込みのオファーだったんだなぁ…っていう(笑)この頃にはかなり多くの人が居たけど、ぞろぞろ人が前へ集まり出す。おお、さすがap bankファミリー…。毎年ap bank fesへは来ているけど、それでも実はSalyuの曲はあんまり知らない。だけど、OAUの他人の曲アレンジが素晴らしいのはJAPAN JAMとかで実証済み。すんごくよかった!Salyuの“TOWER”って曲はちょうど知ってたので、OAUがやるとこうなるんだなあって。Salyuとのコラボの最後は“Thank you”、そして本編最後トシロウのぐっと来るMCがあっての“夢の跡”。トシロウ、繋がってるって話を色々していたけど、何よりずっとミスチルとブラフ(とOAUとSalyuは)同じトイズファクトリーじゃないか(笑)New Acoustic Camp含め、OAU…TOSHI-LOWの方向性というのは、遅かれ早かれ小林武史とクロスしたんだろうと思う。

アンコール。RONZI+KAKUEI+TOSHI-LOWの打楽器セッションから“A whole new day”。Salyuで集まった人はもっとさーっと引いちゃうかなと思いきや、意外とアンコールまで数多くの人が残っていたし、上半身裸になったTOSHI-LOWが「立て立て」ってジェスチャーしたのもあるけど(笑)、もう大盛り上がりで…。その後の物販の並びを見ても、これはきっと新規ファン獲得したと思う(笑)ゲストもあったにせよ思ったより長くて、90分ぐらいやった(終わったのが21時)。ミスチルより長かったんじゃないか(笑)だからもう大大満足。今日はこんな小さな、しかも無料で見られるステージで見られたけど、この人たち3週間後にはap bankの2倍ぐらい人が入るフェスのメインステージの大トリやるんだよ(BRAHMANとして)。すげえよなあ、ってことと同時に、それでも知られてないもんだなあ…とも思うし(笑)、それでもアウェーを覚悟していたOAUが、ちゃんと今日この場でOAUの音が確かに広がって、繋がっていった、そんな光景を見られた気もするのです。

さて。この時間まで待っていたにも関わらず、バスですごい並んだ。1時間ぐらい。ap bankのバスの並びでは今までで一番並んだ気さえする。オペレーションが変わったからなのか、OAUに思った以上人が居たからなのか…。3日目はNO PROBLEM'Sは見ずにさくっと帰らないと東京まで帰れないな、これは。でも今日のOAUのこと考えるときっとゲストとか出る気がするんだよねえ。気になる…。あとどうも月曜は雨の予報だから、それを考えても早めに帰るのが吉かも(ピロウズミスチルのところはどうにか持ってくれると嬉しい)。23時半過ぎに家に到着。フェスの話で書けてないこと幾つかあるんだけど、また3日目終わった後に書こうと思う。メモだけ。“新潟県中越でも、千葉市でも、横浜市でも、ひたちなか市でも震度3。夏フェスで浮かれモードだけど、何が起こっても変じゃない、そんな時代”“2005年から6歳年をとったということ”“音楽コンテンツへの情熱が5、6年前とは異なってきているということ”“旅行やアートや建築が今すごく面白いのは結局自分にとって新しい知識だから、刺激を受けているだけということ”“音楽の可能性を信じられるか”“衣食住への変遷”みたいなこと。長くなった。明日はエコパへ行きたいつもり。